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2017年3月 3日 (金)

Online BGL セミナー(15)

BGLの「mane(たてがみのようなふさふさした毛)」について、さらに考えたいと思います。

(BGL):A mane is acceptable but not required」をどんな日本語にするのが最も相応しいかという問題です。

今回、「好ましいが、必須というわけではない」と訳してみましたが、やはりポイントとなるのは、「acceptable」の後に「but not required(しかし、必須というわけではない=求められているわけではない)」が続いているという点でしょう。

もし、「A mane is preffered but not required」や「A mane is desirable but not required」と書いてあれば、訳し方に迷うことなどないのですが、「acceptable」になっているところが日本語訳を難しくしていると言えます。

もし、「acceptable」を「容認できる」という意味で使っているならば、その後に「 but not required」など付けず、単純に「A mane is acceptable」だけでいいような気がするわけです。

今後も、みなさんの貴重なご意見を踏まえながら、正確かつ分かりやすい「Standard」の日本語版を作っていければと考えています。

今後も気兼ねせず、お気軽にご意見、ご感想をぶつけて頂ければ幸いです。

※週明け6日(月)からは「Online Toybob セミナー」を始める予定です。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年3月 2日 (木)

Online BGL セミナー(14)

HEADのところで付け加えられた「BGL」特有の記述の後半部分を考えます。

そこにはこう書いてあります。

(BGL):A mane is acceptable but not required.

「mane」はライオンの雄のたてがみのようなふさふさした毛のことを言いますが、TICAの「Standard」において、全猫種を通じてこの言葉が出て来たのは今回が初めてとなります。

そして、「mane」は「acceptableであるが、必須というわけではない(求められているわけではない)」と書いてあります。

ここで注目しなければならないのが、「acceptable」の訳し方です。

というのも、「acceptable」自体、幅に広い意味を持つ英語だからです。

一般的には「容認できる」と訳しますが、その他にも「(どうにか)条件を満たしている」「好ましい」「満足できる」「期待に沿う」などの意味合いも持つからです。

先日のアクトショーの「BENGAL Work Shop」でお配りした、アクト監修「BG Standard」の日本語訳は、ここに出てくる「acceptable」だけ、「容認できる」ではなく、「好ましい」という訳し方を採用してみました。

その理由は、文脈全体を考えて…ということに他なりません。

「acceptable」の後に続く、「but not required」を踏まえると、「容認できる」より、「好ましい」とした方が、文脈上、適切だろうと考えたからです。

もし、この部分の「acceptable」も「容認できる」と訳すと、「容認できるが、必須というわけではない(求められているわけではない)」となって、今ひとつ流れが悪くなります。

それよりも、「好ましいが、必須というわけではない」の方が文章として通りやすいと考えたというわけです。

この点についてはさらに考えてみたいと思います。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年3月 1日 (水)

Online BGL セミナー(13)

最後にHEADのところで付け加えられた「BGL」特有の記述を見てみましょう。

そこにはこう書いてあります。

(BGL):Feathering behind the ears and into ruff, giving a frontal framing effect the head is desirable. A mane is acceptable but not required.

日本語にするのがなかなか難しいのですが、「前から見たヘッドのフレームを印象付ける耳の後ろと首の回りの襟状の羽毛のような毛がdesirableである。たてがみのようなふさふさした毛(mane)はacceptableであるが、必須というわけではない」

まず、前半部分ですが、ここで注目したいのは「framing」という英語です。

「frame(枠組み、骨組み、フレーム)」の派生語で、「framing」も同様の意味を持つ名詞です。

実は、TICAの「Standard」の中で、「frame」あるいは「framing」という言葉使いが出てくるのは、全猫種の「Standard」を通じて今回が初めてとなります。(※見落としていたら済みません…)

そして「giving a frontal framing effect the head」が「desirable(絶対的な価値基準において望ましい、価値がある)」だと言っているわけですから、それなりに重視していることがうかがえます。

ちなみに、この部分が加えられた場所はと言うと、

「The skull behind the ears makes a gentle curvecurve and flows into the neck. Allowance to be made for jowls in adult males」の後、「Overall look of the head should be as distinct from the domestic cat as possible」の前です。

つまり、「BGL」においても、「耳の後ろ側の頭蓋骨は緩やかなカーブを描き、首へと流れている。オスの成猫における顎の部分の肉(jowls)は許容(allowance)される」ことを前提として、その後に「BGL」特有の表現が加わったと言うことになります。

そして、たとえ毛が長くなっても、「ヘッドの全体的な外観はできる限りドメスティックキャットと比べてはっきりと区別できる(distinct from)必要がある」のです。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年2月28日 (火)

Online BGL セミナー(12)

「Ears」の項目の耳の”飾り毛”についても、「BGL」特有の記述が加えられています。

(BGL):Horizontal furnishings are desirable. lynx tipping is acceptable.

日本語にすると、「水平に軽く伸びる耳の飾り毛は望ましい(desirable)。リンクス・ティップは容認(acceptable)できる」となります。

ちなみにBGの方はどうなっているかと言うと、「Light horizontal furnishings acceptable, but lynx tipping undesirable」。

日本語にすると、「水平に軽く伸びる耳の飾り毛は容認(acceptable)できる。しかしリンクス・ティップは望ましくない(undesirable)」となります。

ここで注目したいのは、BGにおいて「lynx tipping」が「unacceptable(容認できない、受け入れられない)」ではなく、「undesirable(望ましくない、好ましくない)」であるという点です。

BGとBGLの対比で考えるなら、「BGL」で「acceptable」なら、「BG」で「unacceptable」を使う方が分かりやすいように思えます。

それを敢えて、「BG」では「undesirable」 としているわけですから、絶対的な価値基準において「lynx tipping」は「望ましくない、好ましくない」という”語感”が込められていると言えるでしょう。

ちなみに、「undesirable」 には「嫌な」「不快な」という意味もあり、熟語として使う際には「有害な」という訳し方をする場合もあることを念頭に入れておくといいかもしれません。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年2月27日 (月)

Online BGL セミナー(11)

Legs」の項目でも「BGL」特有の記述が加えられています。

(BGL):Britches should be medium to short. Toe hair is acceptable.

「Britches」は後ろ足のいわゆる”ニッカボッカ”と言われているもので、TICAでは「Longer hair on the back of the legs in semi-longhair breeds」と定義されています。

この「Britches」が「BGL」の場合は「medium to short」であるべきとしています。

さらに、指の間の毛については「acceptable」となっています。

実は、「acceptable」には色々な意味合いがあって、「受け入れることができる」「容認できる」「許容範囲にある」「満足できる」「好ましい」などがあります。

この場合、とりあえずは「容認できる」と訳しておきたいと思います。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年2月26日 (日)

Online BGL セミナー(10)

BGの配点の大きなものに「Texture」があります。(Patternの15点に次ぐ、10点が割り振られています。ちなみにColorも10点の配点です)

BGについては、「Dense and luxurious, close laying, unusually soft and silky to the touch」となっており、日本語にすると、「高密度で豪華で、体に密着して覆われており、非常にソフトでシルキータッチである」となります。

「BGL」では、この記述から「close laying」が削除され、あとは全く同じになっています。

つまり、「高密度で豪華で、非常にソフトでシルキータッチである」というわけです。

BGについては、目を閉じていてもBGと分かる毛の手触りが特徴となっており、それは「BGL」であっても同じということになります。

そして、そうした被毛がBGより長いわけですから、その手触りの格別さはBGのさらに上を行くということになるのでしょう。

もしかすると、毛が長ければ長いほど、そうした感触は増すでしょうから、この点に関して言えば「medium-long」より「long」の毛を持ったBGLの方が有利になると言えるかもしれません。

しかも、手触りはかなり主観的な判断によりますから、この点で評価が分かれる可能性も出てきそうです。

2017年2月25日 (土)

Online BGL セミナー(9)

昨日の続きですが、ここでひとつ問題が出てきます。

もう一度、Coat lengthについての
19日のブログと、Tailの毛の長さについての24日のブログを読み返して頂くとありがたいのですが、それぞれ「Standard」上の「項目」が異なるのです。

つまり、19日のブログは「COAT/PATTERN/COLORE」の35点の中の話、これに対してTailの毛の長さはあくまで「Tail」という「項目」の5点の中の話であるということです。

仮に、「Standard」の記述通りの「long and voluminous」な尻尾の毛を持っていたとしても、それが「COAT/PATTERN/COLORE」の35点に影響を与えるわけではありません。(※異論、反論はあるかと思いますが、理屈上、そうなっています)

long and voluminous」な尻尾は、「Tail」の5点満点の構成要素のひとつでしかないのです。

昨日も触れましたが、「BG/BGL」とも共通で「Medium length, thick, tapered at end with round tip」とありますから、それも満たしていなければ、「BGL」が「Tail」で5点満点を得ることはできないということになります。

個人的な感想として言えば、「BGL」の尻尾の毛に関する記述は、「COAT」の方に入れた方が良かったように思います。

少なくとも、そうした方がジャッジが審査する上でも、出陳者が理解する上でも分かりやすかったのではないでしょうか。

2017年2月24日 (金)

Online BGL セミナー(8)

【お知らせ】3月11日(土)アクトショーのフライヤーをアップしました!!
http://act.chakin.com/act_57thCatshow.pdf

さて、昨日の続きで毛の長さについて取り上げますが、「BGL」の「COAT」が「Medium to Long in length」だと言っても、例外があります。

それは「Tail」に関してです。

「BGL」の「Standard」には、「Tail hair should be long and voluminous」と書いてあります。

つまり、尻尾の毛についてだけは、「long」で、しかもボリュームがあるべきだとしています。

ここで注意したいのは、「preferred(好ましい)や「desirable(望ましい)」という言葉を使わずに、「should be」としている点でしょう。

「must」や「have to」ほど強い意味ではないものの、少なくとも「preferred」や「desirable」よりは、「long and voluminous」であることが強く求められているということが分かります。

しかも、BGの尻尾はもともと、太めで中ぐらいの長さなわけです。

それを考慮に入れると、「BGL」の尻尾はこれらにプラスして毛が長くてボリュームがあるべきだというわけですから、傍から見るとかなり凄い尻尾を求められていると言えそうです。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年2月23日 (木)

Online BGL セミナー(7)

一昨日の続きですが、私の中では依然として「そうは言っても…」とひっかかることがあります。

「BGL」 推進グループがTICAボードに提出した資料には「LH Bengals are derived from a recessive gene ocuring in the Bengal breed from inception: there is no outcross to profduce a LH Bengal」と書いてあったわけですが、一方で次のようにも思うからです。

第1に、そもそもBGはアジアンレパードキャット(ALC)とDomestic catの交配を通じて人工的に創出され、F4世代以降を「BG」とすると決めました。

つまり、上記の記述はあくまでF4世代以降の「BG」についての話であって、F1~F3については言及していません。

F1~F3の段階で、他の猫種の長毛遺伝子が組み込まれた可能性もあるわけです。(※ALCの長毛は聞いたことがありませんし、ALCの中で長毛遺伝子を持っていたという話も私は聞いたことがありません)

第2に、F4世代以降の「BG」と言っても、発展段階を振り返ると、Pointedの遺伝子を組み込んだり、Silverの遺伝子を組み込んだりしてきたわけです。

こうした過程において、意図せずして長毛遺伝子が紛れ込んだ可能性も否定できません。

長毛遺伝子に関して、最新の遺伝子検査で何がどこまで明らかにできるのか分かりませんが、可能であるなら「BGL」の長毛遺伝子をしっかり検査してみてもいいのではないでしょうか。

ちなみに、「BGL」推進グループが遺伝子検査をしたり、遺伝子検査のデータを公表したりしているかどうかは分かりません。

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

2017年2月21日 (火)

Online BGL セミナー(6)

ところで、「BGL」を創るに当たって、 どうやって長毛の遺伝子を取り入れたのでしょうか…。

BGブリーダーならずとも興味のあるところでしょう。

どんな長毛の純血種と交配して創り出したのか?

公式見解として出されている答えは、「No」です。

「BGL」 推進グループがTICAボードに提出した資料によると、 以下のように書いてありました。

LH Bengals are derived from a recessive gene ocuring in the Bengal breed from inception: there is no outcross to produce a LH Bengal」--。(※下線は原文ママ)

つまり、他の猫種との交配を通じて獲得したものではなく、 あくまで長毛の遺伝子をはじめから持っていたBG同士の交配を通 じて創り出したとしています。

いつごろから「BGL」 の創出が始まったかは定かではありませんが、 少なくとも5年前にChampionship昇格へ向けての動きが始まったそうです。

逆に言えば、 5年という短期間でChampionship昇格を果たしたことになり、それが出来たのも、 もともとBGが持っていた長毛遺伝子を活用して創ったことに由来すると言いたいのかもしれません。

従って、 毛の長さ以外のBGの特徴については基本的に全て受け継いでいるということのようです。

ただ、はじめから長毛の遺伝子を持ったBGから創り出したという話にはちょっと疑問を感じたりもします。

個人的には、NFを使ったような気がしないでもありません。(もちろん、個人的な臆測・想像に過ぎませんが…)

※本日も2本をアップする予定にしています。”夕刊”の配信は18:00の予定です。

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