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2025年4月28日 (月)

SBのStandard変更(案)を知る⑬NeckはShortで「thickly muscular」

Neckの配点は2点で変わらず、しかもSBの配点表の中で最も小さい配点となっているため、敢えて取り上げることもないかもしれませんが、一応、変更が施されているので紹介します。
 
現在は「Rounded, substantial and well-muscled」となっていますが、「The short neck」であること、「thickly muscular」であることが加えられました。(※「thickly muscular」は「well-muscled」の言い換えとみることもできます)
 
Short Neckの猫種は以下の通りで、これにSBも仲間入りすることになります。
 
BS/BL・・・Neck:  Short, thick, heavily muscled, creating the appearance of no neck, blending with the cheeks. Especially pronounced on mature males.
BU/BO・・・Neck: Short, thick and well-developed. 
CX・・・Neck:  Short, strong, heavy-set.
MX/CY・・・Short and thick
PS/HI/ES・・・Neck:  Short, thick, and wellmuscled.
SF/SFL/SCS/SCL・・・Neck: Head should blend into a short neck.
SR/SRL・・・Neck: Short and thick. Curly fur prominent on neck. 
SG・・・Neck: Short and thick.
TB/TBL・・・Neck: Short, thick, with an almost noneck appearance.
 
また、新たに「Thicky」という単語が使われ、「thickly muscular」となっていますが、珍しい使い方と言えるでしょう。
 
「thickly」は「厚い」を意味しますが、「密集していて厚い」という意味合いが強く、草木が生い茂る場合などに使います。
 
TGではEarsのところで「Ears: Rounded.  Small preferred.  Set as much on the side as on the top.  Thickly furred temples and ears preferred.  Lynx tipping undesirable」といった感じで使われています。
 
筋肉も「層が厚く」、筋肉繊維が密集しているという意味で使っていると考えられ、現在の「well-muscled」より工夫が施された言い回しと言えそうです。
Sb-neck
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2025年4月27日 (日)

SBのStandard変更(案)を知る⑫Profileの額は「flat top of the head」「good height」「without doming」

Profileの配点も3点で変わりません。
 
3点というと、かなり低いレベルで、LYの2点に次いで3点低い配点となります。
 
そうは言うものの、Profileの定義は意外にも詳細で、今回の変更案では「SBのProfileがどうあるべきかを明確に説明するために言い換える」として大幅な変更を加えています。
 
現在、「The top of the head」は「almost flat」ですが、これを「The flat top of the head」と言い切っています。
 
その後、現在の現在のStandardでは横から見た形状の説明に移りますが、変更案では立体的な形状を説明を加え「The flat top of the head leads to a slightly rounded forehead of good height without doming」としています。
 
特に「good height」で、「without doming」は特徴的な言い回しとなります。
 
いわゆるProfileの説明のところは現在、「gentle slope from the forehead to the nose and a slight convex curvature before the tip when viewed in profile」となっていますが、「It continues through a gentle curve at the bridge followed by a slight convex nose curvature of the nose before the tip」とし、「slope(傾斜)」を「curve(曲線)」に変更しています。
 
また、新たに「A straight nose tip is also permissible」も加えています。
 
ちなみに「permissible」と似た言葉に「allowable」がありますが、同じ「許される」という意味合いでも、許される程度がより強い表現が「permissible」になります。
 
日本語で言えば、「permissible」が「許容される」、「allowable」が「容認される」に近いかもしれません。
Sb-profile-0
※変更理由
Sb-profile_20250415140301
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2025年4月26日 (土)

SBのStandard変更(案)を知る⑪Muzzleは長さと形状を微修正

Muzzleは10点から8点に減りました。
 
とは言え、Muzzle単独の配点が8点というのは全BreedsのStandardを俯瞰すると、かなり高い水準です。
 
最も配点が大きいのはOCとSR/SRLがそれぞれ10点、次いでAUMが9点で、現在はSBも最も大きくなっていますが、高い水準であることに変わりはありません。
 
なお、Muzzleで8点という配点は、HBも同じです。
 
変更理由のところにも書いてありますが、ポイントは長さと形状についてより具体的な記載に微修正したというところです。
 
長さは現在、「The muzzle is short in length」となっていますが、これを「The muzzle is moderately short」に修正しています。
 
形状は現在、「full and rounded.  There is a slight muzzle curvature, but the transition between the side of the head and the muzzle is gentle and inconspicuous」となっていますが、「full and rounded」の後に、「with a gentle and inconspicuous transition to the head. The lower jaw and chin are a substantial width and depth to complete the full rounded shape of the muzzle」と続け、その代わり「There is a slight muzzle curvature, but the transition between the side of the head and the muzzle is gentle and inconspicuous」は削除しています。
 
下顎と顎(先)のところは「substantial width and depth(十分な幅と深さ)」がありと強調し、これが「complete the full rounded shape of the muzzle(十分に丸みを帯びたマズル形状を完成させている)」としている点も重要です。
 
ちなみに、「with a gentle and inconspicuous transition to the head」のくだりで出てくる「inconspicuous」は、「目立たない(=周囲に溶け込んでいる状態)」という意味で、この単語が使われるのはTICAのStandardsでSBだけになります。
Sb-muzzle
※変更理由
Sb-muzzle_20250415122301
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

全国の4月14~20日の感染報告者数は1医療機関当たり1.77人で、前の週に比べ15.7%減りました

東京都の4月14~20日の感染報告者数は1医療機関当た1.03人で、前の週に比べ14.2%減りました。

2025年4月25日 (金)

SBのStandard変更(案)を知る⑩Color変更に伴いEye Colorも変更

COAT Colorの大幅な変更に伴い、当然ながらEye Colorも変更する予定にしていました。
 
現在、Eye Colorは「There is no relationship between eye color and coat color/pattern」となっていますが、配点表の下のColorのところの変更に沿って、Eye Colorの記述も「Blue eye color is mandatory in the Pointed category. In the Traditional category blue and odd-eye color is ONLY accepted in solid white or ‘with white’ cats. Clear color is preferred. Copper color is undesirable」と変更しています。
 
また、「Clear color is preferred」とする一方、「Copper color is undesirable」としたのも特徴です。
Sb-color_20250415114101
※変更理由
Sb-eyes_20250415114201
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

大阪府の4月14~20日の感染報告者数は1医療機関当たり1.11で前の週に比べ35.5%減りました。

名古屋市の4月14~20日の感染報告者数は1医療機関当たり2.78で前の週に比べ7.3%減りました。

福岡市4月14~20日の感染報告者数は医療機関当たり1.15人で前の週に比べ19.6%減りました。

北海道4月14~20日の感染報告者数は1医療機関当たり1.80人で前の週に比べ25.6%減りました。

2025年4月24日 (木)

SBのStandard変更(案)を知る⑨Eyes:Roundを削除

Eyesの配点は変わりませんが、定義内容は意外に大きく変更しようとしています。
 
まず、Eye Shapeですが、変更提案理由にも書いてありますが、基本的に「round」を削除しています。(※まぶたの形状の説明で「rounded」は残っています)
 
現在は「 Large, almost round, with the outer corner angled slightly towards the base of the ear」となっていますが、これを「Large, moderately oval, with the lower half curvature being more fully rounded than the top lid」に変更しています。
 
「almost round」ではなく、「moderately oval」であり、さらに「with the lower half curvature being more fully rounded than the top lid」を加えています。
 
これはEye Shapeにおける、上半分と下半分の(まぶたの形状)の微妙な違いであり、上まぶたと下まぶたの形状が同じような「moderately oval」ではなく、下まぶたの方が上まぶたよりも丸みを帯びていると定義しています。
 
ここで出てくる「curvature」は直訳すると「湾曲」を意味し、NoseやProfileのところで「shallow curvature(浅い湾曲)」といった感じで使われることはありますが、Eyeではほとんど例がなく、JB/JBLのStandardで「The eyeball shows a shallow curvature and should not bulge beyond the cheekbone or the forehead」と使われているぐらいです。
 
まぶたの形状で「curvature」使われるのはSBが初めてということになります。
 
また、目と目の間隔は現在、「The eyes should be set more than one eye’s width apart」となっていますが、「should be」が「are」に変更となり、「slightly oblique」の後に「with outer corner pointing toward the outer edge of the ear」を加えて、より明確にイメージできるようになっています。
Sb-eyes
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2025年4月23日 (水)

SBのStandard変更(案)を知る⑧Earsは「relatively broad base」

Earsの配点は5点で変わりません。
 
記載内容で変わったのは2カ所で、1つは付き位置に関する「with relatively broad base」が加わったこと、もう1つは許容範囲の対象として、現在は単に「lynx tipping」となっているところが、「Well furnished with lynx tipping allowed」とより詳しくなった点です。
 
変更理由のところを読むと、「Added the description of the ear base to eliminate any perception that a narrow base fits the standard」と書いてあり、これまで耳と耳との間隔が狭くても、恰もStandardに沿っているかのような誤解を解くことを狙ったと説明しています。
 
一方、「The hair over the back of the ear is short and thin. From the middle of the ear, the furnishings become longer and cover the base of the ear」は削除するとしています。
Sb-ears
※変更理由
Sb-ears_20250415104801
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2025年4月22日 (火)

SBのStandard変更(案)を知る⑦HEAD Shape:Low set cheekbones

HEAD Shape変更の提案理由を読むと、「Cheekbones are a key factor in the head shape of a Siberian」と書いてある点に着目したいところです。
 
現在のStandardでは「The cheekbones are neither high set nor prominent」と極めて抽象的で曖昧な言い回しになっていますが、変更案は「They are low set, broad and softly curved, connecting the muzzle to the outer edge of the ear and giving definition to the broad wedge-shaped head」 となり、明確に「Low set」が打ち出されています。
 
また、①「broad(幅広く)」、②「softly curved(柔らかにカーブを描き)」、③「connecting the muzzle to the outer edge of the ear(マズルと耳の外縁部をつなぎ))、④「giving definition to the broad wedge-shaped head(Head Shapeが幅広い修正くさび形であることを明確に印象付ける)」--と具体的にその特徴を並べています。
 
HEAD Shapeにおける配点アップ分の2点が何によるものか、提案理由では明記されていませんが、記載内容から見て「cheekbones」のところと考えていいかもしれません。

※変更理由
Sb-head-shape_20250415102001
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2025年4月21日 (月)

SBのStandard変更(案)を知る⑥HEAD Shapeは2点アップで14点に

HEADにおいて配点が増えたのは唯一「Shape」であり、12点から14点にアップしました。(HEADにおいて配点が減ったのは唯一「Muzzle」で10点から8点にダウンしました)
 
表現で見ると、新たに「trapezoid(台形)」が使われ、この言葉がTICAのStandardsに出てくるのは初めてです。
 
Wedge(くさび形)Shapeにはいろいろなバージョンがありますが、SBの場合、これまでの単純な「Modified wedge」から「Trapezoid-shaped wedge」に変更しようとしたことになります。
 
「Medium/large size」と「with rounded contours」のところは変わりません。
 
ちなみに、HEAD Shapeの配点ランキングを見ると、最高点はRBとTHで15点であり、従来、SBはそれに次ぐ12点となっていましたが、この改正案だとさらに配点が高くなり、RB、THの水準に近づくことになります。
Sb-shape
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2025年4月16日 (水)

SBのStandard変更(案)を知る⑤COLORに制限

配点表の下には「CATEGORY」「DIVISIONS」「COLORS」が並んでいるわけですが、「CATEGORY」と「DIVISIONS」は従通りですが、「COLORS」は変更することになっていました。

理由はこの連載の第2回で紹介した通りであり、「Chocolate」とそのダイリュートカラーである「Lilac」、「Cinnamon」とそのダイリュートカラーである「Fawn」や「Caramel」は認められません。

なお、この部分の記載はMC/MCPと同じで、「caramel」というCoat colorがStandardsで使われるのは、MC/MCPに次いで2番目となります。

また、Tabby Patternに関しては、「Mackerel」「Spotted」「Classic」「Shaded」だけが認められ、「Ticled」は認められません。

そのことも連載第2回の変更理由のところで紹介した通りです。
Sb-002
Sb-color
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2025年4月15日 (火)

SBのStandard変更(案)を知る④配点表の変更は合体が目立つ

配点表の変更におけるもうひとつの特徴は、項目の合体が目立つことです。

★印を付けたところは、それまで別々になっていたものを1つにまとめたものとなり、配点自体も単純に合算となっています。

確かにこうすることでトータルで見る視点が生まれるとともに、あまりに項目別配点が細かく分かれていたために見過ごしがちになっていた点が改善される効果も期待できそうです。

☆印のところはMuzzleが10点から8点に下がる一方、HEAD Shapeが12点から14点にアップしているわけですが、これもMuzzleの2点分を、その重みをそのままにHEAD Shapeに移したと考えられます。

項目別の変更理由や狙いのところを抜粋しておきましたので、参考にしていただければと思います。
Sb-001b
Sb-head-shape
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