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2024年5月 3日 (金)

Online SR/SRL セミナー⑧BODY(Chest、Shape、Width、Feet)Part 1

SR/SRLのBODYはSemi-CobbyでMuscularである点は変わりませんが、その他の主な変更点とその意味するところは以下の通りです。

【追加】①Chestにで「full」に「deep」を追加 →「full and deep」
【緩和】②BODY Shapeが「Rectangular」→「More rectangular than square in shape」
【詳細】③BODY Widthとして「Shoulders and hips should appear to be the same width」の説明を加え詳細に
【強調】④Legs & Feetに「substantial boning」を追加
【緩和】⑤Feetを「Feet should be large and round」に言い回しを変更
【追加】⑥Musculatureに「well--muscled」を追加

①Chestは「full」だけだと「十分な」あるいは「十分な(胸幅)」といった感じですが、これに「deep(深さ)」も加えられました。(※CRのBODY Shapeでも「full and deep rib cage」と記載されており、ほぼ同じ意味合いとなります)

Chestのところで「Deep」が使われる猫種としてはこのほか、CX、CU、MC/MCP、PS/HI/ES、SV、TGがいます。

②BODY Shapeは「Rectangular」だけであり、あたかも「Rectangular」でないといけないかのような記載でしたが、「More rectangular than square in shape」と表現を弱めています。

ちなみにRectangular BODY Shapeの猫種には、ABT/ABS AC/ACL AS/AW CU HG/HGS MC/MCP NF--がいます。

SquareはMuzzleでよく使われる単語ですが、 SGにおいては例外的にBODY:Torsoのところで「Medium to small, neither cobby nor rangy. The body, legs and floor should form a square when viewed from the shoulder blades to the base of the tail. Mid-section not tucked but firm. Rib cage rounded, back slightly arched」と使われています。

③BODY Widthとして「Shoulders and hips should appear to be the same width」が追加されましたが、これはBS/BL(The shoulders are broad and flat at the wither; the hips are the same width)、TA(Shoulders should be the same width as the hips)と同じ意味となります。

④Legs & Feetに関しては、もともとBoningのところで「substantial」と書いてありますから、Legs & Feetにおける「substantial boning」は強調となります。

⑤Feetも、上記②と同じ意味合いになりますが、これまで「Large and round」と断定的になっていたものを、「Should be」を加えることで表現を弱めています。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

大阪府の4月22~28日の感染報告者数は1医療機関当たり2.65人で前の週に比べ17.2%減りました。

名古屋市の4月22~28日の感染報告者数は1医療機関当たり2.80人で前の週に比べ31.9%減りました。

福岡市の4月22~28日の感染報告者数は医療機関当たり3.29人で前の週に比べ1.2%減りました。

北海道の4月22~28日の感染報告者数は1医療機関当たり3.72人で前の週に比べ3.1%減りました。

2024年5月 2日 (木)

Online SR/SRL セミナー⑦EarsとEyesにおける「set well apart」

今回のStandard変更で変わったわけではありませんが、EarsとEyesで押さえておきたいのはいずれにおいても「set well apart」となっているところです。

「well」には「かなり/随分」という意味もありますが、この後に出てくる「wide apart」との比較も念頭に入れれば「十分に」という訳が一番ふさわしいかと思います。

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Ears: Medium-sized, rounded with pointed tip, broad at the base, and set well apart and fitting into (without distorting) the contours of the rounded head.
(和訳)中くらいの大きさで、先端は丸みを帯び、基部は幅広く、(耳と耳の)間隔は十分に離れており、丸みを帯びたHEADの輪郭に(歪むことなく)フィットする。

Eyes: Large, and round rounded and well open, set well apart with no tendency towards oval or almond shape.
(和訳)大きく、丸みを帯び、よく開き、楕円形やアーモンド形のように見える傾向はなく、(目と目の)間隔は十分に離れている
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TICAのStandardsを俯瞰すると、「set well apart」に似た言い回しに「set wide apart」が出てきますが、距離間隔としては「well apart」(十分に離れている)<「wide apart」(大きく離れている)であり、微妙な違いがある点に留意してほしいところです。

ErasとEyesの説明で出てくる「wide apart」の猫種、「well apart」の猫種は以下の通りですので、それぞれの猫をイメージしてもらえればと思います。

【Well apart】
▶SR/SRL:Eyes & Ears set well apart
▶BM/BML:Eyes placed well apart

【Wide apart】*はSR/SRLのPermissible Outcrosses
▶AS*:Eyes and ears set wide apart
▶AUM:Eyes set wide apart
▶BG/BGL:Eyes set wide apart
▶BI:Eyes set fairly wide apart
▶BS/BL*:Ears Set wide apart on the rounded top head, but not extreme or flared. Eyes set wide apart to show width of nose
▶DSK:Ears Set wide apart, about the width of the ear base
▶MX/CY:Ears set wide apart
▶MNT/MNL:Ears Set wide apart
▶PS/HI/ES*:Ears Set wide apart, fitting into contour of head
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年4月30日 (火)

Online SR/SRL セミナー⑥「Ears」「Eyes」の定義もより詳細に

Ears、Eyesともそれぞれ配点は5点で変わりませんが、定義は従来より詳細になりました。

【Earsは基部が広く、HEADの輪郭にフィットする】

Ears: Medium-sized, rounded with pointed tip, broad at the base, and set well apart and fitting into (without distorting) the contours of the rounded head.
(和訳)中くらいの大きさで、先端は丸みを帯び、基部は幅広く、(耳と耳の)間隔は十分に広く、丸みを帯びたHEADの輪郭に(歪むことなく)フィットする。

加えられのは①耳の基部は広く、②丸みのを帯びたHEADの輪郭に(HEADの輪郭を歪めることなく)フィットする--の2点。

カッコ内として「without distorting」という言葉が挿入されましたが、こうした言い回しはTICAのChampionshipの猫種のStandardsでは初めてとなります。

要は、ぱっと見た際にHEADの輪郭を損なうような違和感を抱く耳であってはならないということになると思います。

【HEADにおけるEarsの位置付けはPS/ESに近い】

SR/SRLの「PERMISIBLE OUTCROSSES」では、PS/ESのEarsが「Small and round tipped, not unduly open base. Set wide apart, fitting into contour of head」となっており、これに近いと言えるでしょう。

ただし、Ear Shapeは、SR/SRLがMedium-sizedなのに対し、PS/ESはSmall、耳の先はSR/SRLがpointed tipsなのに対し、PS/HI/ESはround tipsと異なります。

きさ的にはAS(Medium)、BS/BL(Small to medium)と同類です。

【EYE Shapeは「Round」→「Rounded」に変更】

Eyes: Large, and round rounded and well open, set well apart with no tendency towards oval or almond shape.
(和訳)大きく、丸みを帯び、よく開いており、楕円形やアーモンド形のように見える傾向はなく、(目と目の)間隔は十分に離れている。

EYE Shapeは「Round(丸い)」から「Rounded(丸みを帯びた)」に変更されました。

ちなみにEYE Shapeが「Round(丸い)」のはBS/BL、BU/BO、MS、MNT/MNL、PS/HI/ES、SF/SFL/SCS/SCL、SE。(※「Almost Round」はBG、LY、MC/MCP、RB、SB)

「Rounded(丸みを帯びた)」EYE ShapeはAS、CX、EM、KT(fully rounded)、MX/CYです。

Standardsにおいて「with no tendency towards~」という言い回しは今回が初めてであり、わずかでも「Oval」や「Almond」っぽい感じがしてはならないことを意味していると言えるでしょう。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年4月28日 (日)

Online SR/SRL セミナー⑤新たに設けられた「Nose」と「Muzzle」

これまでSR/SRLでは「Nose」と「Muzzle」に関する項目立てがありませんでしたが、今回の変更でそれぞれ独立して設けられ、「Nose」に3点(新規)、「Muzzle」に10点(点数自体は変わらず)が配点されました。

【「Nose」を詳細に定義、「Nose break」はWW→DQ】

「Nose」に関する記載は、変更前のStandardにおいて「Profile」の項目に「nose stop」とあり、「WW」のところに「Nose break」とあるだけでした。

今回の変更で「Nose」の定義は「Short, slightly downward slanting, broad and straight or with a slight convex curve. Set below the eyeline.(短く、わずかに下向きに傾斜し、幅広で、真っすぐまたはわずかに凸状の曲線を描く。アイラインの下に位置する)」と詳細な記述になりました。

また、「WW」における「Nose break」は削除され、「DQ」に移されている点に注意が必要です。

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(参考)TICAにおける「Break」と「Stop」の定義

Break▶An indentation of the nose at about eye level or between the eyes.

Stop▶A change in direction, the short incline between the forepart of the skull and the muzzle. Concave curve occurring in the nose at eye or just below eye level; may be very slight or pronounced.
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【「Muzzle」の配点変わらず、記述は分かりやすく詳細に】

Muzzleは「Short, square, visible beyond the cheeks. curly whiskers.(短く四角形で頬より(盛り上がって)見える。ひげはカールしている)」でしたが、やはり詳細な記述に変更になりました。

Muzzle: Short, and broad with a width greater than its height when viewed from the front, due to well-developed and well-padded whisker pads. When viewed from above and from the side, the muzzle is clearly visible beyond the cheeks. Whiskers made be curly or broken.(短くて幅が広く、よく発達しよく膨らんだウィスカーパッドにより、正面から見るとその高さよりも幅の方が広く見える。上から見ても横から見ても、頬のよりマズルの方がはっきり(盛り上がって)見える。ヒゲはカールしたり折れたりしている)

なお、「well-padded」はMX/CYのコートの表現として使われていますが、今回、初めてwhisker padsの記載の中で使われることになりました。

直訳としては「詰め物をした/パッドを詰めた/パッド入りの」ということになりますが、それが転じて「肉付きの良い/ぜい肉のついた/太った」という語感も伴います。

【求められる「rectangular muzzle」&「curl whiskers」】

「Nose」と「Muzzle」を巡っては、新たにPENALIZEとWWも加えられました。

PENALIZEでは「Lack of rectangular muzzle」、WWでは「No evidence of curl on coat or whiskers」。

ちなみに「rectangular」はTorsoで使われており、 「Muzzle」自体の説明では使われていませんが、PENALIZEに出てくることから「rectangular」が求められていることが見て取れます。(※現在のStandardでは「Muzzle」のところで「square」が使われていましたが、Standard変更に伴い削除されています)
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年4月27日 (土)

Online SR/SRL セミナー④SR/SRLの配点構造は「タイプ」重視

今回、変更後もHEADの40点、BODYの30点という配点は変わらないので、ここで基本に立ち返り、SR/SRLの配点構造を再確認しておきます。

【HEADに対し最大の40点を配点する猫種である】

SR/SRLはHEADに最大となる40点を配点しており、REX系3 Breed Group+LP/LPSでいうと、DR、LP/LPSと同じは配点構造になります。

HEAD+BODY=70点であり、いわゆる「タイプ」重視の猫種に分類され、DRは同65点、LP/LPSは63点、CRは同58点ですから、REX系で最も「タイプ」重視と言えます。

このHEAD+BODY=70点のBreed GroupにはBS/BL、PS/HI/ESが含まれ、同75点にはAS/AWがいますから、SR/SRLのPERMISSIBLE OUTCROSSESとなっていることもうなずけます。

【REX系 Breed Groupで見ても「タイプ」重視は明らか】

一方、REX系 Breed Groupで比べるとCRはHEADへの配点が29点と、全猫種を通じて下から2番目に低い配点構造になっており、SR/SRLと真逆と言ってもいいかもしれません。

SR/SRLは変更前のCOAT/COLOR/PATTERNへの配点が20点と少なく、今回、25点に引き上げられたものの、いわゆる「タイプ」重視であることに変わりはないと言えます。

REX系 Breed GroupでいうとCOAT/COLOR/PATTERNへの配点がCRで32点、DRで35点であり、SR/SRLとは7~10点の開きがあります。

【OHTERの配点は半分、Temperamentは5点→3点】

「OTHER」への配点はこれまでの10点から5点と半分になり、「Balance」と「Condition」はそれぞれ1点に過ぎなくなりました。

一方で「Temperament」はこれまで全猫種を通じて最も大きい5点で、「OTHER」に占める比率が半分でした。

変更後も「OTHER」の過半となる3点を占め、「Temperament」を引き続き重視する姿勢が維持されています。

他の猫種で敢えて「Temperament」という項目を設けて配点しているのは、LP/LPS(3点)、TO(3点)、HB(2点)、SB(2点)、SF/SFL/SCS/SCL(1点)となっています。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

全国の4月15~21日の感染報告者数は1医療機関当たり3.64人でした。前の週に比べ1.9%減りました。11週連続で減っています。

東京都の4月15~21日の感染報告者数は1医療機関当たり2.77人で前の週に比べ14.5%増えています。

2024年4月26日 (金)

Online SR/SRL セミナー③初の「Shape+Profile」という括り方

きょうから変更点についてひとつひとつ見ていきます。

【「Shape+Profile」は全猫種通じて初めての試み】

今回の変更で、HEAD部門の「Shape」は「Shape+Profile」に変わりましたが、「Shape+Profile」という括り方はTICAのStandardにおいて初めてであり、「Shape」と「Profile」を一体として見てほしい(見るべきである)という強い拘りが見て取れます。

ちなみに配点は従来の「Shape」10点と「Profile」5点を合わせた15点となっており、一見、ウエイトは変わらないように見えますが、「Chin」2点の項目が削除され、「Chin」の記載は「Shape+Profile」の中に収められていますから、実際上は「10点+5点+2点」の17点が15点に減ったことになります。

減ったこの2点と、「Neck」における3点→2点の1点を合わせた3点で、新たに「Nose」の項目を設けています。

【HEADの配点は40点で変わらずも記載は詳細に】

変更前の「Shape」の定義は「Round, full-cheeked. Forehead round and broad」、「Profile」は「Rounded forehead, nose stop and firm chin」ですが、これらは次のように変更になります。

Shape & Profile: Rounded, full-cheeked with the head slightly broader than the depth from the jawline to the top of the head. Forehead rounded and broad with a slightly curved top of head from the nose to the back of the skull with no flat planes. Gentle nose stop and firm chin.(※赤字部分は現在と照らし合わせての意味的な変更箇所を私が示したもので、Boardに提出された変更案の赤字とは微妙に異なります)

HEADの配点自体は40点で変わらないものの、記載はかなり詳細になっています。

【HEAD Shapeは「Round」→「Rounded」に】

TICA Japan TDAのセミナーに参加されたメンバーのみなさんは良く理解しているかと思いますが、「Round」と「Rounded」は意味が微妙に異なり、今回、SR/SRLの「HEAD Shape」は「Round(丸い)」という断定から「Rounded(丸みを帯びた)」に幅を持たせた言い回しに変更になりました。

またHEADの幅は単なる「broad(広い)」から「slightly broader(わずかに広い)」に変わり、かつその幅は「the depth from the jawline to the top of the head(顎のラインと頭頂部を結んだ長さより)」という比較対象が加えられました。

【「Profile」の記載も詳細に、「Chin」は変更なし】

「Profile」は「額は丸みを帯び」の部分は変わりませんが、その後に「Profile」本来の記述が加わります。「鼻から後頭部にかけて平らな面はなく、頭頂部はわずかにカーブを描き幅広い」

また「nose stop」は「Gentle nose stop」に変更されています。

ちなみにNoseやProfileにおいて「stop」が求められている猫種は結構いますが、「nose stop」と記載しているのはSR/SRLとBM/BMLで、後者は「definite nose stop」と定めていますから、今回の変更でSR/SRLの「Gentle nose stop」との違いが分かります。

※TICAの「stop」の定義▶A change in direction, the short incline between the forepart of the skull and the muzzle. Concave curve occurring in the nose at eye or just below eye level; may be very slight or pronounced.
(和訳)頭蓋骨の前部とマズルの間に短い傾斜があり方向の変化が見られる。鼻の目の位置または目の高さのすぐ下に凹状の湾曲が生じる。この湾曲は非常に軽い場合もあれば、顕著な場合もある。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

大阪府の4月15~21日の感染報告者数は1医療機関当たり3.20人で前の週に比べ8.9%増えています。

名古屋市の4月15~21日の感染報告者数は1医療機関当たり4.11人で前の週に比べ4.6%減りました。

福岡市の4月15~21日の感染報告者数は医療機関当たり3.33人で前の週に比べ5.1%減りました。

北海道の4月15~21日の感染報告者数は1医療機関当たり3.84人で前の週に比べ1.8%減りました。

2024年4月24日 (水)

Online SR/SRL セミナー②Standardの作り方の根本的な違い

昨年11月5日、18日の「Toyger(TG)ブリードセミナー」に参加された方はピンと来たかと思いますが、TG Standardの作り方と、今回のSR/SRL Standardの作り方では、Breed Committeeの取り組み姿勢がまるで〝真逆〟になっていることが分かるかと思います。

Judgeには釈迦に説法かと思いますが、一般のTICAメンバーにおいても他の猫種のStandardの成り立ちには関心を寄せてもらいたいところです。

なぜなら、Standardに忠実に基づいた審査が行われていることを前提にするなら、相対評価である以上、各Breed Committeeが作るStandardが猫の成績に大きな影響を与えることになるからです。

【Toyger(TG)Standardとの作成方針は理想像ありき】

TG StandardとSelkirk Rex Standardを見比べて、まず分かるのはその分量の違いです。

どうしてこのような違いが生じるかと言えば、TG Standardは理想とするTG像を念頭に置き、理想のTG像に拘ったStandardとなっています。

これに対して、SR/SRL Standardはきのう紹介した変更理由を読んでも分かるように、発展段階に応じたStandardの作り方をしており、だからこそ今回のような大幅なStandard変更となったわけです。

【DQもPENALAIZEもない唯一のChampionshipの猫種】

先日来の「Locket」セミナーではPENALIZEにも着目しましたが、なんと言っても変更前のSR/SRL StandardにはPENALIZEがないわけです。

SR/SRL特有のDQもなく、WWは「Nose break」だけーー。

こうしたいわば〝ゆるゆる〟のStandardの猫と、DQ、WW、PENALIZEが多岐にわたりしっかり定められた猫が審査において〝戦う〟わけですから、その有利不利は歴然でしょう。

【Standardの作り方の方向性のメリット・デメリット】

Toyger(TG)Standardを読めば、誰であっても理想とするTG像が詳細に分かり、TG Breederは目指す方向性に向かって改善努力できる利点がありますが、発展途上であるがゆえに審査においては厳しい成績・評価となることが否めません。

一方、SR/SRL方式だと発展途上における審査の成績・評価がTGのように厳しくなることを避けられる一方、きのうの変更理由を読んでも分かるように、変更前のStandardからはその理想とする〝最終形態〟を描きづらいと言えるでしょう。

せっかく新しいCommitteeとしてStandard Commiitteeが立ち上がったわけですから、こうした点についても話し合ってほしいと思いますし、話し合うべきだと私は思っています。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年4月23日 (火)

Online SR/SRL セミナー①Standard改正の背景を探る

「Spring Board MeetingのAgendaがアップされた今ごろになってWinter Board Meetingのポイント解説ですか?」とお叱りを受けるかもしれませんが、SELKIRK REX BREED GROUP(SR/SRL)のStandardが改正され、5月1日の新シーズンから適用されることもあり、遅ればせながら取り上げます。

Standardはこのほか、Savannah(SV)とDEVON REX(DR)でも変更になりますが、SR/SRLの変更箇所が多岐にわたることから、Online SR/SRL セミナーを連載することにしました。(※これらの猫種のStandard変更は、5月18日に予定しているTICA Japan Members' Training & Development Acatdemy (TICA Japan TDA)主催の「TICA 5月からこう変わる」セミナー〜ルール/プログラム/スタンダード等の変更について〜でも取り上げます)

まずはBoradにStandard改正案が提出された際の理由から振り返ります。

SR/SRL Breed Committeeは以下のように説明しています。

 The breed has developed significantly since the last revisions to the standard and there are now breeders worldwide;
(和訳)この猫種は前回のStandard改訂以降、かなり大きく発展しており、現在では世界中にブリーダーが存在するようになっています。

 Type has developed and become more standardised, and the current breed standard requires more descriptive terms which clearly define the desired look of the breed;
(和訳)タイプは発展(進化)し、よりStandard(の記載)に沿うようになっており、現在のStandardにおいて、この猫種の望ましい外観を明確に定義する、より説明的な用語が求められてきています。

 Additionally, as the breed has developed there is more clarity on what we wish judges to focus on (head type, body structure and texture of coat) and accordingly updates are required to highlight those key features;
(和訳)さらに、この猫種が発展(進化)するにつれ、ジャッジに(審査の際に)重点的に見てもらいたいこと(ヘッドタイプ、ボディ構造、コートテクスチャー)がより明確になり、それに応じてそれらの主な特徴を強調するような改訂が必要になっています。

 The breed standards in other registries have been created amended over the years as the breed has spread around the world and there is a desire to bring the TICA breed standard up to date. Some amendments are to bring the standard in line with other standards and others to clarify what the TICA breed standard requires for these breeds.
(和訳)他の登録猫のStandardはその猫種が世界中に広まり、TICAのStandardを最新にしたいという要望に応じる形で長年にわたって修正されつつ作られてきました。いくつかの改正点の中には、(この猫種の)Standard(の用語や記載、言い回し等)を他の猫種と揃えるためのものや、TICAにおけるStandardとして、この猫種に求めるものを明確にするものが含まれます。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

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