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2024年6月21日 (金)

TICA Asia East Directorの〝通信簿〟⑤役立つStandardの和訳のあり方は?

現TICA Asia East Region DirectorがStandardを〝軽視〟している疑念(少なくともRegion公式サイトで変更の「お知らせ」すら載せない)は、SR/SRLのStandard変更後の和訳を「Printed by TICA Asia East Region」として広く情報提供せず、Judgeにだけ配ったことからも見て取れるでしょう。

【印刷しただけで内容については〝知らぬ存ぜぬ〟?】

「Printed by TICA Asia East Region」とすることで、「印刷しただけですから、和訳が適切で正しいかどうか知りませんよ」と言わんばかりであり、無責任極まりないと言わざるを得ません。

おそらく「印刷しただけ」だから、現Directorとしては和訳が適切で正しいかどうか精査などしなかったのではないでしょうか。

こうしたことを長年しているから、前シーズンのようなBGの「Locket」を判断できないJudgeが〝多発〟し、世界にその恥をさらしてしまうとしか私には思えません。(※疑問を持つJudgeさんがいたからこそ自浄作用を働かせられることができて良かったですが…)

【〝違いが分かる〟Judgeだけに向けた和訳??】

今回の「Printed by TICA Asia East Region」の和訳は、どうやらStandard変更を受けてのようですが、配点の変更は分かるものの、これまでの記載内容と比べて何がどう変更されたかは分かりません。(変更後だけについて和訳してあるようです)

変更前のStandardが一字一句、頭に入っていることを前提にしているのかもしれませんが、本当にこれで役立つ和訳と言えるのか私は大いなる疑問を感じています。

どこがどう変わって、その意義はどこにあるのか--を分からずして「Standardを理解した」とか「Standardに書いてあることを正しく解釈できる」と胸を張れるのでしょうか?

【和訳が〝完璧〟なら役立つ面はあると言えますが…】

翻訳者自身はかなり英語に自信を持っているのかもしれませんが、例えば「Balance」(配点は1ポイント)のところに書いてある「Good proportions」を「比例が良いこと」と訳されても、全く意味が分かりません。(※そもそも「比例」が「良い」とか「悪い」とか普通言わず、日本語能力にも疑問符が付きます)

もう少し英語力が試される部分で言えば、「Color」の項目に出てくる「Clear, intense colors preferred」の和訳はお世辞にも「さすが英語ができるわね」とは言い難いでしょう。

「Printed by TICA Asia East Region」版は「クリアではっきりとした色が好ましい」となっていて「intense」を「はっきりと」と和訳していますが、これでは審査の際に悪影響を及ぼしかねないお粗末な和訳と言わざるを得ません。

辞書を引けばそれこそ〝はっきり〟しますが、「intense」は「はっきりと」よりずっと強い語感を持ち、ある辞書には「(感知できるものの程度が)強烈な、激しい、非常に強い」と書いてあります。

こうしたStandardの和訳に基づいて審査されるSR/SRLは可哀想ですし、審査の公正性や公平性にも疑問を生じかねないと憂慮せざるを得ません。

※参考和訳(赤字は変更に伴う追加/取り消し線は削除/青いマーカーは特徴を際立たせるための重要な変更部分、緑のマーカーはPS Breed Groupとの違いを強調するための変更部分で、いずれもSR/SRL Breed Committee Chairによる)
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

大阪府の6月10~16日の感染報告者数は1医療機関当たり3.10人で前の週に比べ30.3%増えています。

名古屋の6月10~16日の感染報告者数は1医療機関当たり4.26人で前の週に比べ6.0%減りました。

福岡市の6月10~16日の感染報告者数は医療機関当たり5.33人で前の週に比べ12.7%増えています。

北海道の6月10~16日の感染報告者数は1医療機関当たり6.25人で前の週に比べ6.3%減りました。

2024年6月16日 (日)

「SR/SRLセミナー」、ブリーダーさんの貴重な体験談も勉強になりました!

昨夜、TICA JAPAN Members’ Training & Development Acatdemy(TICA Japan TDA)主催の「SR/SRLブリードセミナー」に参加されたメンバーのみなさまにおかれましてはおつかれさまでした。

膨大な参考資料の中からうまくポイントを選択し、メリハリつけて解説していただき、講師の方には感謝しております。

またブリーダーさんも参加され、遺伝学に基づくとても貴重かつ興味深い、ブリーディング上の体験談もうかがえて事務局側も大変勉強になりました。

こうした勉強会をオンラインで開催するからこそ学べる〝利点〟と言えるかもしれません。

次回は7月20日(土)にクラーキングスクールの開催を予定しています。

クラークのみなさん、クラークを目指しているメンバーの方々は参加していただければ幸いです。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年6月15日 (土)

「SR/SRLブリードセミナー」、本日夕方まで申し込み受付

きょうはセミナー内容(後半)の項目立てを紹介します。

夕方17:00まで申し込みを受け付けていますので、急に予定が空いたメンバーの方で興味があれば、まだ申し込みは間に合いますので参加していただければと思います。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

全国の6月3~9日の感染報告者数は1医療機関当たり3.99人でした。前の週に比べ13.4%増えています。5週連続で増えています。

東京都の6月3~9日の感染報告者数は1医療機関当たり4.07人で前の週に比べ20.8%増えています。

2024年6月14日 (金)

SR/SRL ブリードセミナー、明日19:00~20:30

明日15日(土)19:00~、TICA JAPAN Members’ Training & Development Acatdemy(TICA Japan TDA)主催で「SR/SRLブリードセミナー」を開催します。

セミナー内容(前半)の主な項目建ては以下のようになっています。

興味のある内容があればその部分だけでも集中して参加することも可能ですので、全体を通して参加が難しい場合にはとりあえず申し込んでおくというのもひとつの方法かと思います。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

大阪府の6月3~9日の感染報告者数は1医療機関当たり2.38人で前の週に比べ8.7%増えています。

名古屋の6月3~9日の感染報告者数は1医療機関当たり4.53人で前の週に比べ33.2%増えています。

福岡市の6月3~9日の感染報告者数は医療機関当たり4.73人で前の週に比べ10.3%増えています。

北海道の6月3~9日の感染報告者数は1医療機関当たり6.67人で前の週に比べ23.3%増えています。

2024年6月 9日 (日)

SR/SRL ブリードセミナー、登録ルールから紐解きます。

15日(土)19時から開催する、TICA JAPAN Members’ Training & Development Acatdemy(TICA Japan TDA)の「SR/SRLブリードセミナー」では、SR/SRLの登録ルールから紐解きます。

Judgeであれば基本中の基本かと思いますが、「SR/SRLのカテゴリーは?」と聞かれて、瞬時に答えられる一般メンバーは少ないのではないでしょうか。

「登録面のルールはどうも苦手」というメンバーの方は復習の意味も込めて、SR/SRLを例に改めて確認してみるのもいいかもしれません。

また、ショーの審査において、JudgeはStandardに忠実に則って審査しなければならないことになっていますが(建前上は…)、意外にStandardを丹念に読まず、恣意的な拡大解釈で猫を評価するケースが少なくありません。

今回の「SR/SRLブリードセミナー」に参加すれば、そうした点も見抜ける知識を身に付けることができるかと思います。

せっかく一生懸命にStandardを勉強し、苦労に苦労を重ねて繁殖しても、Stabndardに書いていない(定めていない)ようなことを、Judgeの恣意的な主観で評価されては苦労が報われないというものです。

オーナー/ブリーダーが「それは違う!」と声を上げられるようにするためにも、Standardの勉強は欠かさないようにしたいところです。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年6月 8日 (土)

「一石二鳥」ならぬ〝一石七鳥〟のブリードセミナー

TICA JAPAN Members’ Training & Development Acatdemy(TICA Japan TDA)は来週15日(土)19:00~20:30の予定で、「SR/SRLブリードセミナー」を開催しますが、SR/SRLだけでなく、CR DR LP/LPSといったREX系、さらに古典的と言ってもいいかどうか分かりませんが、ASやPS/HI/ES BS/BLまで大まかに学べる、これまでにないカバー範囲の広いBreed Seminarになりますので、これを機に一挙に多くのBreedを学んでしまおうかしら…と思っておられるメンバーにはお得です。

というわけで、通常のBreed Seminarであれば、Standardの和訳2~3ページで終わってしまうかもしれませんが、今のところ参考資料だけで70ページ近くになってしまっています。

このほか、SR/SRL Breed Committee Char.の方から提供を受けた最新のSminar資料が10ページほどあり、和訳をスライド形式で紹介する予定にしています。

いつものように「参加費無料」、参加資格もありません。(Judgeに限定するわけでも、TICAメンバーに限るわけでもありません)
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

全国の5月27~6月2日の感染報告者数は1医療機関当たり3.52人でした。前の週に比べ5.1%増えています。4週連続で増えています。

東京都の5月27~6月2日の感染報告者数は1医療機関当たり3.37人で前の週に比べ13.5%増えています。

2024年5月31日 (金)

6月15日(土)の「SR/SRL ブリードセミナーに備えて

TICA JAPAN Members’ Training & Development Acatdemy(TICA Japan TDA)は6月15日(土)19:00~20:30の予定で、「SR/SRLブリードセミナー」を開催する予定ですが、参加されるメンバーのみなさんにおかれては〝予習〟をしておいてもらえると、より深く、そして実り多く学べるかと思います。

■変更前と変更後の両方分かり、SR/SRL Breed Committee Char.による強調のマーカー付きStandardについてアクト式和訳を無料で配布しています。

■アクトブログでは「Online SR/SRLセミナー」を連載しており、このブログの「カテゴリー」としても同じ名称で入れてありますので、ここをクリックすればこれまでの内容を通してお読みいただけます。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

大阪府の5月20~26日の感染報告者数は1医療機関当たり2.28人で前の週に比べ1.7%減りました。

名古屋市の5月20~26日の感染報告者数は1医療機関当たり3.20人で前の週に比べ3.6%増えています。

福岡市の5月20~26日の感染報告者数は医療機関当たり3.75人で前の週に比べ10.0%増えています。

北海道の5月20~26日の感染報告者数は1医療機関当たり4.84人で前の週に比べ8.7%減りました。

2024年5月30日 (木)

Online SR/SRL セミナー⑭GENERAL DESCRIPTION

SR/SRLの「GENERAL DESCRIPTION」も若干の変更(追加)がありました。

2つあるわけですが、1つはメスについて、「華奢に見えてはならない(should not appear dainty)」というものです。

「dainty」は「優美な/上品な」という意味もありますが、ここでは「繊細な/華奢な」という意味で使われ、SR/SRL以外ではJB/JBL、SN、SXのStandardで出てきます。

▶JB/JBL  Legs: The legs are in keeping with the body, long, slender and high, but not dainty or fragile in appearance.
       Boning: Slender; not dainty. Medium; allowance should be made for females, as they can be smaller than males.
▶SN PENALIZE:Bulky or cobby torso, frail or dainty torso
▶SX GD: The cat should not be small or dainty

もう1つの追加はGDの最後のコートに関する部分であり、「The coat continues to develop until approximately 2 years of age and will change according to climate, season and in entire or just altered cats, according to hormonal changes(コートは約2歳まで発達し続け、気候、季節の変化に応じて、猫全体または一部の去勢・避妊したことによるホルモン変化でも変わる。)」という記載が加わりました。

ここでポイントになるのが「entire」であり、SR/SRLのStandardではCOAT LengthやTexture & Densityのところでも、「especially」を伴って繰り返し出てきます・

COAT Length: The curliness of the coat on the saddle area of the back back and sides of the body is variable due to climate, seasons and hormones, especially in entire cats.(アクト式和訳:体の背中と脇腹側面の毛のカールは、気候、季節、ホルモンによって、(性別や年齢等ではなく)全ての猫において変化する)

COAT Texture & Density: Soft, dense and plush. The volume and density of the coat is variable due to climate, seasons and hormones, especially in entire cats.(アクト式和訳:毛の量と密度は、気候、季節、ホルモンによって、(性別や年齢等ではなく)猫全体で変化する)

要は、この猫種全体として影響があることを言わんとしているということになり、アクト式和訳では意訳しています。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年5月29日 (水)

Online SR/SRL セミナー⑭「DQ」「WW」「PENALIZE」大幅拡充

ブリーダーにとっても、Judgeにとっても「ALLOWANCES」「DQ」「WW」「PENALIZE」はととても大切であり、これを頭に叩き込まずして繁殖も審査もできない…と言っても過言ではないわけですが、SR/SRLは大胆というか、大幅に拡充した点を軽視してはならないでしょう。

またこの背景に、SR/SRL Breed Committee Chair.がコメントしているように、PS/ESとの相違を際立たせる意味合いが強いことを押さえておく必要があります。(※(下図で緑の枠で囲った項目)

SR/SRLのBreed Introductionを読んでも分かるように、SR/SRLはPSとの交配からスタートしたわけです。

そうした象徴例として、「Nose break」が「WW」→「DQ」になったことが挙げられるでしょう。

長期的に発展の歴史を俯瞰して見て、SR/SRLとしての特徴・特色を際立たせる時期に入ってきたと言え、ブリーダー、Judgeもその点をしっかり踏まえる必要があるかと思います。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年5月28日 (火)

Online SR/SRL セミナー⑬Sweet and lovingな性格

今回の改訂でOTHERは半減の5点、うち「Temperament」は5点→3点になりましたが、LP/LPS、TOと並んで最大配点のBreed Groupであることに変わりはありません。

そもそも「Temperament」は全てのStandardの最後に、「Temperament must be unchallenging; any sign of definite challenge shall disqualify. The cat may exhibit fear, seek to flee, or generally complain aloud but may not threaten to harm.(性格は挑戦的でないようでなければならず、明らかな挑戦の兆候がある場合は失格となる。猫は恐怖を示したり、逃げようとしたり、一般的に不満の声で鳴いたりするが、傷つけたり脅かすことはない)」と書いてあり、敢えてStandardの項目として立てる必要はないとも言えます。

ただ、ここで注意したいのは、猫種によって「Temperament」の項に記載される内容がかなり異なることです。

例えば、SBにおいては2点が配され、「Temperament: Must be unchallenging」となっていますが、SR/SRLは同じ「Temperament」の項でも「Sweet and loving」となっているわけです。

つまり、単に「unchallenging」なだけではなく、「Sweet and loving」まで求められているということになります。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

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