猫界の出来事から人生訓を学ぶ⑧「誤った診断をすばやく見つけ、それを直ちに改めることのできる」
医者とキャットショーのJudgeを並べて論じるのはかなり無理があることは承知の上で、敢えて準えてみると、それなりに教訓を見い出せそうな気が個人的にします。
現代経営学の大御所、ピーター・ドラッカーは「すぐれた医者は、正しい診断を最も多く下す人ではなく、誤った診断をすばやく見つけ、それを直ちに改めることのできる人である」と言いましたが、Judgeについても当てはまるところがあるでしょう。
優れたJudgeはStandardに基づきその猫の長所を最も多く見付ける人ではなく(もちろんそれも大切ですが)、「DQ」「WW」「PENALIZE」を素早く見付け、それを直ちに評価に反映させることができる人である--とも言えるような気がします。
中立・公正・公平・平等な審査が行われるためには、審査する猫の長所と短所の両方をしっかり把握しなければならないのは言うまでもありません。
「DQ」「WW」「PENALIZE」を見逃されてしまったら、せっかく「DQ」「WW」「PENALIZE」をなくすように苦労してきたブリーダーは報われないということになります。
自分が誤った審査をしてしまったのであれば、「それを直ちに改めることができる」ことも優れたJudgeの欠かせない条件であることは間違いないでしょう。
※「Online SR/SRLセミナー」は休みました。
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