CFAのBG Standard変更へ! Tail「DQ」が変わります㊦
TICAのJudgeにしてみても、TICAのBGブリーダーにしてみても、「DQ」がなぜ変更になるの?と不思議に思うかもしれません。
単に変更内容を確認するだけでなく、その「理由」もしっかり理解していただきたいところです。
【グリグリグリグリ執拗なまでに確認されずに済む】
全てのBGブリーダーとは言いませんがTICAのショーにおいて、執拗なまでに尾をグリグリグリグリ触り、Tail Fault(KinkやDeformityをはじめとする何らかの欠陥)を確認するJudgeに審査された経験はないでしょうか。
CFAにおいてもTICAにおいても「DQ」ですから、当然、しっかり確認しなくてはならないわけですが、ただでさえBGは性格的なコンディションを維持するのが難しく(そうでないBGも増えては来ましたが…)、必要以上に時間をかけて執拗に尾をグリグリグリグリされてはたまったものではありません。
今回、CFAのBG Breed CouncilもStandard改正理由においてその点も強調していました。
【〝Nervous Kink〟かどうかの判断も必要なくなる?】
今回の改正で、CFAではTailの「DQ」規定が改正され、「PENALIZE」においては特段の改正(※PENALIZEの改選案はBoardで否決)がなかったことから、こうした執拗に尾をグリグリグリグリする審査はBGにおいてなくなるものと期待されます。
「Clearly visible tail kink or tail deformity」が追加されたことから、いわゆる〝Nervous Kink〟かどうかを確認したり判断したりする必要もなくなるでしょう。
なぜなら〝Nervous Kink〟で「Clearly visible tail kink」にまでなるケースは少ないと考えられるからです。
【尾を執拗にグリグリされたくなければCFAへ?】
一方、TICAではこれまで通り、Judgeによっては必要以上に時間をかけて執拗に尾をグリグリグリグリするパターンは残ります。
これによって中長期的にBGのエントリーがTICAからCFAに移行していく契機になるかどうかは分かりませんが、BGにおいては何らかのTail Faultが出やすい猫種であることから影響はあるかもしれません。
ちなみにCFAにおいてTailのDQの規定を「Clearly visible tail kink or tail deformity」に限定して適用するのはBGだけではないことを付け加えておきます。
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