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2024年2月27日 (火)

Clerking School基礎講座:名ばかり〝ペーパーClerk〟にならない為に⑪「Clerks may answer questions」が意味すること

ベテランのMaster Clerkともなれば、TICA全体の健全な発展に寄与する〝人財〟としてのClerk育成に心を砕いていることでしょう。

「鉄は熱いうちに打て」ではないですが、Clerkの基本的な心構えや心得は初めてのClerking Schoolにおいて教えることが求められ、それを忘れて実務だけ教えようというのは名ばかり〝ペーパーClerk〟を〝再生産〟するようなものです。

【出陳者や見学者の質問に的確に答えられるClerkか?】

Clerking Programに則して、この真意を解説すれば、それは「Introduction」の「Clerks may answer questions from spectators and novice exhibitors, but at no time can the clerk's performance suffer」に隠れています。

この文章の後に、「The Head Ring Clerk's primary responsibility is to serve as the executive assistant to the Judge」と続き、本連載ではこの「目的」部分を強調してきましたが、さらにTICA全体の健全な発展にも目を向けるなら、その前の文章も重要な意味を帯びることを押さえておく必要があります。

なぜなら、見学者や出陳者の質問にどこまで的確に回答できるかは、Clerkの能力に大きくかかわってくるからです。
Cp005_20240215150501
【「答えなくても構わない」と解釈するのは低レベル】

誤解なきよう、もう少し詳細に解説すれば、Clerking Programにおいて、①Clerkは見学者や出陳者の質問に答えることができる(答えても構わない)②しかし、それはClerkのパフォーマンスを損なわない範囲で…と書いてあります。

この文章を「答えなくても構わない」と解釈するのは低レベルのClerkであり、Clerkの仕事に託けて答えないのは最低最悪もいいところということになります。

では、Clerkを目指すメンバー、Assistant Clerkになりたてのメンバーに伝えるべきはなにかというと、「あなた自身の知識とスキルで、Clerkの仕事を完璧にこなしながら、いくらでも出陳者や見学者の質問に答えることができ、そのことを通じてあなた自身がTICAの信用と信頼を高め、TICA全体の発展に貢献できるのです」ということになります。

【Clerkとしての腕の見せ所は多く多岐にわたる】

Judgeが依怙贔屓なくStandardsに基づいた審査をし、説明責任をしっかり果たし、Clerkがその「executive assistant」としてその知識とスキル、ノウハウを発揮すれば、そのリングは素晴らしいものになることは間違いありません。

しかし、Clerkの頂点に立つMaster Clerkが不勉強でルールに疎く、Clerkとしての心構えや心得を理解していなければ、いつまで経っても健全に発展しないばかりか、形を変えては致命的なミスを繰り返すことになるのです。

私はクリスチャンではありませんが、この連載の最後を、改めて新訳聖書(マタイの福音書15章14節)の言葉で締めくくります。

「if the blind lead the blind, both shall fall into the ditch」--

(参考①)Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に
2023年6月12日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に①「INTRODUCTION」を軽んじない
2023年6月13日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に②「能力や技能の点で十分な力がある」
2023年6月14日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に③求められる「Professional attitude」
2023年6月15日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に④Judgeのパフォーマンスを上げる役割
2023年6月16日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑤〝お荷物〟Clerkにならないために
2023年6月19日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑥JudgeとClerkは〝一心同体〟
2023年6月20日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑦責任逃れはできない
2023年6月21日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑧ルールの熟知/精通は絶対不可欠
2023年6月22日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑨クラークの「パフォーマンス」
2023年6月27日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑩「目的」をしっかり押さえる
2023年6月27日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑪「confident」と「pride」を併せ持つ

参考②)トランスファーを巡る致命的ミスの原因と正しい対処
2023年4月19日ブログ:「出陳者ファースト」の意識が根付いていれば…
2023年4月20日ブログ:審査記録〝改竄〟未遂、「主体性の欠如」が原因?
2023年4月21日ブログ:ルールは単に知るだけでなく趣旨・狙いの理解が大切
2023年4月24日ブログ:未だ送られて来ない正しい「マスターカタログ」
2023年4月25日ブログ:「訂正」マークドカタログを送る際の説明文
2023年4月27日ブログ:足りないのは「やる気」?「責任感」?「羞恥心」?
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

全国の2月12~18日の感染報告者数は1医療機関当たり10.10人でした。前の週に比べ26.5%減りました。2週連続で減っています。

2024年2月26日 (月)

Clerking School基礎講座:名ばかり〝ペーパーClerk〟にならない為に⑩HHPの審査で掛ける〝青リボン〟㊦

きのうの続きになりますが、私がいい加減な説明をしているのでない根拠をいくつか示しておきたいと思います。

【TICA Visitor Guideを読んだことがありますか?】

TICAには「Visitor Guide」が用意され、次のように書いてあります。

「In the household pet kitten and household pet adult categories, cats are judged on beauty, condition, and personality, not according to a written standard of conformation. What’s more, cats competing in these two categories automatically receive a first place (blue) ribbon for merit if they are presented in good condition. At the end of the show weekend, a composite score for each cat for all the rings is computed to determine the Best-in-Show Cat, Kitten, Alter, Household Pet Kitten and Household Pet Adult」--

Clerkがしっかり頭に入れておきたいのは「a first place(blue)ribbon for merit」というところです。

【TICA Winter Board MeetingのAgendaも必読】

おそらく多くのJudge、ベテランClerkが否決された改正案は読み飛ばしていることかと思います。

ただ、今回のWinter Board Meetingに関しては、HHP&HHPキツンのAwardリボンに関する改正案が勉強になり、Agendaを読めばここまで説明してきたことがShow Rules Committeeメンバーのコメントを通じて改めて確認できます。

今回、私は形骸化している「merit award」をShow RulesやClerking Programに記載しておく必要はないと考え、改正案を提出したわけですが、Boardはあくまでこの〝青いリボン〟が「merit award」の代用であるとの立場を堅持しました。

【Rules/Programの記載として分かりやすく簡潔?】

確かにShow Rulesを読んでもClerking Programを読んでも「a first place(award)」という表現はHHPのところだけにしか使われず、Show Rules Committeeメンバーのコメントにもあるように、HHP&HHPキツンにおいて「Best of Color」のフラットリボンは掛けないということですから、あくまで〝青いリボン〟は「代用」ということなのでしょう。

ですが、現在のShow RulesやClerking Programの記載のあり方が誰にも分かりやすく簡潔であるかというと、私は疑問に感じています。(※TICA Visitor Guideの書き方なら分かりやすいです)

というわけで、今後、どういうRules/Program上の表記のあり方が適切か考えていきたいと思っています。
Cp-hhp-02
(参考①)Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に
2023年6月12日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に①「INTRODUCTION」を軽んじない
2023年6月13日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に②「能力や技能の点で十分な力がある」
2023年6月14日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に③求められる「Professional attitude」
2023年6月15日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に④Judgeのパフォーマンスを上げる役割
2023年6月16日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑤〝お荷物〟Clerkにならないために
2023年6月19日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑥JudgeとClerkは〝一心同体〟
2023年6月20日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑦責任逃れはできない
2023年6月21日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑧ルールの熟知/精通は絶対不可欠
2023年6月22日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑨クラークの「パフォーマンス」
2023年6月27日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑩「目的」をしっかり押さえる
2023年6月27日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑪「confident」と「pride」を併せ持つ

参考②)トランスファーを巡る致命的ミスの原因と正しい対処
2023年4月19日ブログ:「出陳者ファースト」の意識が根付いていれば…
2023年4月20日ブログ:審査記録〝改竄〟未遂、「主体性の欠如」が原因?
2023年4月21日ブログ:ルールは単に知るだけでなく趣旨・狙いの理解が大切
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2023年4月25日ブログ:「訂正」マークドカタログを送る際の説明文
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2024年2月25日 (日)

Clerking School基礎講座:名ばかり〝ペーパーClerk〟にならない為に⑨HHPの審査で掛ける〝青リボン〟㊤

新しくClerkになるメンバー向けのClerking Schoolで教える基礎中の基礎のひとつに、HHP&HHPキツンのリボンの掛け方があります。

その中核は「HHPキツンはDivisionリボンを掛けない」というものであり、これを間違えるJudgeもClerkもいないかと思います。

【〝青いリボン〟は一体何?その正体は??】

しかし、HHP&HHPキツンともに掛ける〝青いリボン〟が何かを正しく理解しているメンバーは数えるほどしかいないかもしれません。

私の遠い記憶を辿っても、〝青いリボン〟を掛けるとしか習わず、その後も「この〝青いリボン〟は何ですか?」と改めて聞くこともありませんでした。

とは言え、新しくClerkになるメンバー向けのClerking Schoolであるなら、正しい知識を伝える必要があるでしょう。

【Best of ColorのBlueのフラットリボンではない!】

例えば、Clerking Schoolなどで説明する際に、「HHP&HHPキツンはBest of Colorの青いリボンを掛け、次にHHPだけDivisionリボンをかけます」と話したなら、それは間違いです。

Show Rules、Clerking Programのどちらを確認してもそんなことは書いてありません。

正しくは「a first place or merit award」なのです。

【〝青いリボン〟が何かを正確に教えること】

では、〝青いリボン〟は何なのでしょうか?

Clerking Schoolで教える際の模範解答としては、次のようなものが考えられます。

「HHP&HHPキツンの審査の際にはまず、『merit award』のリボンを掛けます。クラブによってはHHP向けに『merit award』のリボンを用意しておらず、その際は『first place award』のリボンとして〝青いリボン〟を代用します」--。

つまりTICA Asia East RegionではTICA Asia Region時代も含め、ずっと代用してきたということなのです。
Cp-hhp-010
(参考①)Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に
2023年6月12日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に①「INTRODUCTION」を軽んじない
2023年6月13日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に②「能力や技能の点で十分な力がある」
2023年6月14日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に③求められる「Professional attitude」
2023年6月15日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に④Judgeのパフォーマンスを上げる役割
2023年6月16日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑤〝お荷物〟Clerkにならないために
2023年6月19日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑥JudgeとClerkは〝一心同体〟
2023年6月20日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑦責任逃れはできない
2023年6月21日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑧ルールの熟知/精通は絶対不可欠
2023年6月22日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑨クラークの「パフォーマンス」
2023年6月27日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑩「目的」をしっかり押さえる
2023年6月27日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑪「confident」と「pride」を併せ持つ

参考②)トランスファーを巡る致命的ミスの原因と正しい対処
2023年4月19日ブログ:「出陳者ファースト」の意識が根付いていれば…
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2024年2月24日 (土)

Clerking School基礎講座:名ばかり〝ペーパーClerk〟にならない為に⑧出陳者の正当な権利を侵害しない

日本のTICAショーでもたまにあり、Clerking Programには出て来ないものの、Clerkとして知っておかねばならない審査形式に「Congress」があります。

それなりの資格を持つClerkなら、出陳者から「『Congress』って何ですか?」と聞かれたら、「赫々云々です」と答えられなければならず、「Congress」としての成立要件もありますから、Clerkが知らん顔していてはJudgeもやきもきしてしまうことは間違いありません。

【Congressで誤解を招きかねないルールの記載を見直しへ】

残念なことに…と言っていいかと思いますが、TICAのRules上、「Congress」についての規定というか記載に関し混乱しかねない(※Clerkも出陳者も誤解しかねない)箇所があり、今回のWinter Board Meetingで訂正されました。

「Congress」として成立するためには20頭以上のキャットカウントが必要なわけですが、現在のShow Rule 21.73を見ても分かるように、あたかも25頭以上でないと成立しないかのような記載となっています。

年末の一般メンバー投票で可決すれば適用となりますから、もう暫く誤解しかねないこの記載のままということになりますので注意してください。

【Clerkは出陳者の権利を侵害しないよう注意と配慮を】

「Congress」として成立させるために(20頭以上でないと成立しません)、Clerkが出陳者に呼び掛けて、「Congressはアブセントしようかしら…」と思っているオーナーに「出してください」みたいな場面もあるかと思いますが、アブセントするかしないかはお金を払ってエントリーしている出陳者の正当な権利ですから、〝強要〟はできませんし、してはなりません。

仮にJudgeが「出してもらってください」と指示したとしても、Clerkの立場ではあくまで「お願い」ベースであり、「Judgeが出すように言ってますから出してください」なんてことは言ってはならないのです。

これもClerking Programには書いてありませんが、Clerkとして極めて重要な心得のひとつです。

【アブセントを〝強要〟することも出陳者の権利侵害】

SPリングでも散見されますが、SGCやSGCAを持つ猫にアブセントするよう陰に陽に〝圧力〟がかかるケースがあります。

もちろん、そこには理由があるわけですが、大原則は出陳者の正当な権利は守られるべきであり、出陳者の自由意思を尊重しなければならないということです。

仮にSPリングやCongressの審査を担当するJudgeが「SGCやSGCAの猫はアブンセントすべき」と言ったとしても、Clerkは「アブセントするかしないかは出陳者の正当な権利ですから命令したり指示したり、陰に陽に〝圧力〟をかけることはできません」としっかり指摘しなければならないのです。

これもClerking Programには書いてありませんが、 Judgeの「executive assistant」としてのClerkのあるべき姿は唯々諾々と従うことではありません。

思考停止に陥ってJudgeの言われるがままに従うと名ばかり〝ペーパーClerk〟になり、いつの日かJudgeにも主催クラブにも迷惑をかけ、TICAの信用と信頼を堕とすような〝大チョンボ〟を犯してしまうのです。Congress00
(参考①)Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に
2023年6月12日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に①「INTRODUCTION」を軽んじない
2023年6月13日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に②「能力や技能の点で十分な力がある」
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参考②)トランスファーを巡る致命的ミスの原因と正しい対処
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年2月23日 (金)

Clerking School基礎講座:名ばかり〝ペーパーClerk〟にならない為に⑦Clerking Programの訂正

間違ったテキストをそのまま使って教える(あるいは学ぶ)なんてことはないとは思いますが、例えばTICA Clerking Program (Version A 26-Oct-2023)は間違えが訂正されないままになっていますから、Ckerkがそのまま覚えてしまってはトラブルを引き起こしかねません。

【54.2.2.3はWinter Meetingで改正されました】

会場の広さの都合で審査ケージを横一列に並べられない場合、U字やL字にすることはよくありますが、その際の規定が54.2.2.3です。

54.2.2.3 Adult male or neutered cats shall not be benched in adjoining cages in the judging ring, not even across the corner of a "U" or "L" shaped judging ring. However, an exception may be made if permission is obtained from the owner(s). Male kittens may be placed in adjoining cages and across the corner of a "U" or "L" shaped judging ring (Show Rules, Article Nine).

この規定に従えば、U字やL字の場合にオーナーの了解が得られれば、キャッツ/アルターを問わず、オスを角で隣同士にしても構わない…となります。

しかし、そうしたことができるのはアルター(ニューター)とオスのキツンだけであり、キャッツでしてはなりません。

Winter Board MeetingのMinutes「決議35」に書いてある通りであり、Clerking Programへの反映は遅れていますが、即時適用となっています。
35-00
【Breed Codeは2〜3文字で示されること】

これは細かく小さな改正ですが、現状のClerking ProgamではBreed Codeは2文字で示される、と書いてありますが、一覧を見れば分かるように3文字のものもあり、Clerkはこの2~3文字のコードを覚えておく必要があります。

Winter Board MeetingのMinutes「決議36」に書いてある通り、この部分も改正され、Clerking Program 54.2.3.4.3における注記は以下のように変更されました。

Note: It is helpful to know the two or three letter breed code, assigned by the TICA Executive Office, abbreviation for each breed when making transfers from one breed to another.
36-00
【Standing Rulesは即時適用なのでしっかり確認を】

ClerkだからClerking Programだけを学んでおけば済むという安易で短絡的な発想をしてはならないと強調してきましたが、Rulesの改正の中でClerkが注意深く確認しなければならないのはStanding Rulesです。

なぜなら、Show Rulesの改正はBoard Meetingで可決しても、その後、年末に行われる一般メンバー投票にかけられ可決しなければ有効となりませんが、Standing Rulesは基本的にBoard Meetingで可決した時点で即時適用となるからです。

Winter Board MeetingのMinutes「決議29」はその一例であり、出陳番号の701番以降(For Sale)は削除されています。

日本のショーでは501番以降にお目にかかりませんが、Clerkになる(Clerkである)からには基礎知識として501番以降、700番までが何かぐらいは基礎知識として知っておくべきと言えます。
701up
(参考①)Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に
2023年6月12日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に①「INTRODUCTION」を軽んじない
2023年6月13日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に②「能力や技能の点で十分な力がある」
2023年6月14日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に③求められる「Professional attitude」
2023年6月15日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に④Judgeのパフォーマンスを上げる役割
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東京都の2月12~18日の感染報告者数は1医療機関当たり6.90人で前の週に比べ26.4%減りました。

大阪府の2月12~18日の感染報告者数は1医療機関当たり6.38人で前の週に比べ18.4%減りました。

名古屋市の2月12~18日の感染報告者数は1医療機関当たり11.26人で前の週に比べ30.4%減りました。

福岡市の2月12~18日の感染報告者数は医療機関当たり8.94人で前の週に比べ25.9%減りました。 

北海道の2月12~18日の感染報告者数は1医療機関当たり10.31人で前の週に比べ31.0%減りました。

2024年2月22日 (木)

Clerking School基礎講座:名ばかり〝ペーパーClerk〟にならない為に⑥クラス昇格やStandard変更

このタイミングでの「Clerking School基礎講座」でもあるわけですから、Winter Board Meetingの内容について触れるのは当然であり、もし全く言及しないということであれば、杜撰でいい加減の誹りを免れないでしょう。

というわけできのうは「Current Genetics Research Report」を取り上げたわけですが、Clerkであるからには(Clerkになるからには)、Breedの昇格情報やStandard変更に無頓着だったり疎かったりしてはなりません。

【HG/HGSのChampionship昇格はAnnual Meetingで】

ANBのHG/HGSのChampionship昇格が提案されていましたが、その審議はAnnual Board Meetingへ先送りになりました。(※これにより今年5月1日から始まる来シーズンからのChampionshiphはなくなり、早くて2025年5月のショーシーズンからとなります)

ただし、Standard変更は認められ、こちらは即時適用となっています。

Clerkになるに当たっては猫種の略号を覚えるのも基本中の基本となりますので、覚えていないClerkはしっかり覚えてください。

【Breed記号(略号)の基本をしっかり押さえておく】

この講座のあとでも出てくると思いますが、Breed記号(略号)は頭文字2文字か3文字で示されます。

2つの猫種でそのBreed Groupを構成する場合、出陳番号のようにLH→SHと並んでいるわけではなく、LHが原種で後からSHが創り出された場合はSHを示す「S」を付けた略号が後ろに付きます。(※ABT/ABSがそれに当たります。その逆でLHが後から創られた場合はLHが後に来て、BG/BGLやAC/ACL、BS/BLのようになります)

AB/SOやMX/CYは猫種の名称が異なる短毛/長毛ですし、AS/AWやBU/BOは短毛/短毛、MC/MCPは長毛/長毛ですので、必ずしも短毛種と長毛種の組み合わせでない点も押さえておかねばなりません。

【DRとSR/SRLのStandard変更は可決】

DRとSR/SRLのStandard変更案はWinter Board Meetingにおいて認められ、今年5月1日にスタートする新たなショーシーズンから適用なります。

ちなみにDRのStandard変更は「DQ」に「Blue or odd eyes on cats that are not dominant white, with white or pointed」が追加され、「Weak hind legs. Blue or odd eyes on cats that are not dominant white, with white or pointed」となる改正であり、Clerkは新たな「DQ」の基準で審査されていなかったら、Judgeに注意喚起しなければなりません。

SR/SRLのStandard変更は「ALLOWANCES」「PENALIZE」「DQ」を含め多岐にわたるものであり、名ばかり〝ペーパーClerk〟にならないためにもしっかり学んでおかねばなりません。(※詳細は5月の新シーズンが始まるまでで構いませんが…)Dr-sr
(参考①)Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に
2023年6月12日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に①「INTRODUCTION」を軽んじない
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2023年4月19日ブログ:「出陳者ファースト」の意識が根付いていれば…
2023年4月20日ブログ:審査記録〝改竄〟未遂、「主体性の欠如」が原因?
2023年4月21日ブログ:ルールは単に知るだけでなく趣旨・狙いの理解が大切
2023年4月24日ブログ:未だ送られて来ない正しい「マスターカタログ」
2023年4月25日ブログ:「訂正」マークドカタログを送る際の説明文
2023年4月27日ブログ:足りないのは「やる気」?「責任感」?「羞恥心」?
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年2月21日 (水)

Clerking School基礎講座:名ばかり〝ペーパーClerk〟にならない為に⑤「Corin」カラーの基礎知識

「まずい! Winter Board MeetingのAgendaもMinutesも確認していなかったわ!!」--なんていうClerkはいないとは思いますが、仮にAgendaをひっくり返して、「Clerking Programの改正はどこかしら?」と探すようではあまりに安易で短絡的と言わざるを得ません。

なぜなら、そんなことをしているから「名ばかり〝ペーパーClerk〟」になってしまうのです。

【2024 Winter Meetingで押さえておくべきは…】

Minutesは審議結果しか出ていませんから、改正案の内容も含めて確認するにはAgendaを読む必要があります。

あくまで一例に過ぎませんが、今回のWinter Board MeetingにおいてClerkが確実に押さえておかねばならない改正案に「〇」を付けてみました。

これを見ても分かるように、「Clerking Programの改正」を確認するだけでは不十分であることがよく分かるかと思います。2024w-01
【「Corin」カラーについてもそれなりに知っておく必要】

もしかするとベテランClerkからも「Clerking Schoolと遺伝学は関係ないでしょう…」なんて残念な声が漏れてきそうですが、第1回でも指摘したように、Clerking ProgramのIntroductuionにおいて、「Familiarity with the current TICA Show Rules, By-Laws, accepted breeds, Championship Advancement Classes (Preliminary New Breeds, Advanced New Breeds, and New Traits) colors and competitive divisions is essential」と書いてあるわけですから、無視してはなりません。

とは言っても、Agendaに載っているReportで触れられている全てを理解しなければいけない--と言っているわけではありません。

「Corin」という新しいColorが出てきているということ(※既にUCDでは掲載済み)、それは「Corin gene」によるものであること、そしてそれはどんなColorを言い(Clerkであれば画像を見て「こんなカラーのことを言うのね」程度でも構いません)、どんな猫種のおいて見られるのか--ぐらいは押さえておかねばならないのです。

【Science Newsletterにも目を通していないと…】

現状のUCDには「first found in three native Russian breeds(Siberians, Kurilian Bobtails, and Toybobs)」と書いてあり、Clerking Schoolをするならこの基本は押さえておくべきでしょう。

その上で、今回の新たなトピックスはBS/BL、BG/BLも有することが明らかになったことも知っておかねばなりません。

ちなみに、このことは今年1月16日に配信された「TICA January 2024 Science Newsletter」(※Corinに関してはBS/BL、BG/BLだけでなく、TigerやALCも有することが明らかになっているとのことです)で書いてありましたから、「名ばかり〝ペーパーClerk〟」でないなら知っていなければならないと言えます。
Newsletter-corin
(参考①)Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に
2023年6月12日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に①「INTRODUCTION」を軽んじない
2023年6月13日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に②「能力や技能の点で十分な力がある」
2023年6月14日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に③求められる「Professional attitude」
2023年6月15日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に④Judgeのパフォーマンスを上げる役割
2023年6月16日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑤〝お荷物〟Clerkにならないために
2023年6月19日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑥JudgeとClerkは〝一心同体〟
2023年6月20日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑦責任逃れはできない
2023年6月21日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑧ルールの熟知/精通は絶対不可欠
2023年6月22日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑨クラークの「パフォーマンス」
2023年6月27日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑩「目的」をしっかり押さえる
2023年6月27日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑪「confident」と「pride」を併せ持つ

参考②)トランスファーを巡る致命的ミスの原因と正しい対処
2023年4月19日ブログ:「出陳者ファースト」の意識が根付いていれば…
2023年4月20日ブログ:審査記録〝改竄〟未遂、「主体性の欠如」が原因?
2023年4月21日ブログ:ルールは単に知るだけでなく趣旨・狙いの理解が大切
2023年4月24日ブログ:未だ送られて来ない正しい「マスターカタログ」
2023年4月25日ブログ:「訂正」マークドカタログを送る際の説明文
2023年4月27日ブログ:足りないのは「やる気」?「責任感」?「羞恥心」?
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年2月20日 (火)

Clerking School基礎講座:名ばかり〝ペーパーClerk〟にならない為に④ルールの「学び方」を学ぶ

この連載の初回(17日のブログ)で、「Ring Clerkであっても、Master Clerkであっても、『Clerking Program』のIntroductionに書いてあることを胸に刻み、日ごろからTICA Show Rulesに慣れ親しんでおく」ことの重要性を強調しましたが、もしかすると多くのメンバーから「そんなことやってられないわよ!」なんて声が出ているかもしれません。

しかし、そんな声が出るのは、そもそも「学び方」に疎いだけであり、ベテランCkerkでそんな認識でいるとすれば根本意識を変えなくてはならないでしょう。

【Clerking Schoolで教えるべきRulesの「学び方」】

必要最低限の手順だけ教えるのは、教える側にとって簡単と言えば簡単です。

本当の初心者相手に必要最低限の手順は確かに大切ですが、必要最低限にとどまっていては名ばかり〝ペーパーClerk〟を〝粗製濫造〟するだけに終わり、本人にとってもクラブにとってもいいことはありません。(※短期的に良くても、いつか致命的なミスを犯して大迷惑をかけるリスクを言っています)

今回はShow Rulesだけに的を絞りますが、Clerkを目指すメンバー/Assistant Clerk成り立てメンバーに教えるべきRulesの「学び方」というものがあることを指摘しておきます。

【Clerking Programに書いてないことこそ教える】

これはClerking Programに書いてなんかありません。

書いてないからこそ、Clerking Schoolで教える価値がある(教えなければならない)ものであり、書いてあることだけなぞればいいなら、独学でも十分とも言えます。

Schoolの〝奥義〟は「さかなを与えるのではなく、さかなの捕り方を教えること」にあり、教える側にその認識が欠けている限り、有意義なSchoolにはなり得ません。

【「目次」の章立てを確認しておくだけで…】

だいたい勉強が苦手という人は、勉強の仕方が分からない…というケースが大半で、それは受験勉強も同じです。

Show Rulesの勉強の第1歩は「目次」の章立てだけ確認するだけでいいのです。(※章立てだけなら短文ですし、機械翻訳でも間違えることはないはずです)

どこに何が書いてありそうかが分かるとともに、さらに詳しく学ぶためにはどの章(どの条文)から確認していけばいいか(学び進める際の優先順位)が分かるのです。

いきなり取り掛かるのではなく、まずは俯瞰して見ることで何となくでも分かりそうな感触を掴むことが大切というわけです。
Show-rule-00
(参考①)Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に
2023年6月12日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に①「INTRODUCTION」を軽んじない
2023年6月13日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に②「能力や技能の点で十分な力がある」
2023年6月14日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に③求められる「Professional attitude」
2023年6月15日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に④Judgeのパフォーマンスを上げる役割
2023年6月16日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑤〝お荷物〟Clerkにならないために
2023年6月19日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑥JudgeとClerkは〝一心同体〟
2023年6月20日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑦責任逃れはできない
2023年6月21日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑧ルールの熟知/精通は絶対不可欠
2023年6月22日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑨クラークの「パフォーマンス」
2023年6月27日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑩「目的」をしっかり押さえる
2023年6月27日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑪「confident」と「pride」を併せ持つ

参考②)トランスファーを巡る致命的ミスの原因と正しい対処
2023年4月19日ブログ:「出陳者ファースト」の意識が根付いていれば…
2023年4月20日ブログ:審査記録〝改竄〟未遂、「主体性の欠如」が原因?
2023年4月21日ブログ:ルールは単に知るだけでなく趣旨・狙いの理解が大切
2023年4月24日ブログ:未だ送られて来ない正しい「マスターカタログ」
2023年4月25日ブログ:「訂正」マークドカタログを送る際の説明文
2023年4月27日ブログ:足りないのは「やる気」?「責任感」?「羞恥心」?
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年2月19日 (月)

Clerking School基礎講座:名ばかり〝ペーパーClerk〟にならない為に③Judgeのミスを未然に防ぐ

きのうはHead Ring Clerkの「目的」が第一義的に「The Head Ring Clerk's primary responsibility is to serve as the executive assistant to the Judge」であり、審査記録を正確に記載/転載することなどはその「目的」を達成するための「手段」に過ぎないことを強調しました。

しかし、「目的」にはそれに付随する重要な役割があり、それを忘れてしまっては名ばかり〝ペーパーClerk〟になってしまいかねません。

【Judgeのミスを未然に防ぐ役割を担う】

Ring Clerkは、Judgeの「executive assistant」として仕えることが求められているわけですが、その役割の重要なひとつとして、「Judgeのミスを未然に防ぐ」というものがあることを忘れてはならないでしょう。

ミスしないようにうまく誘導することも一つですし、ミスをしそうになったら注意を促し、仮にミスしたとしても軽微なミスで済むように対処することも含まれます。

単に審査記録を記載したり転載したりするだけがClerkの仕事でないことは、これだけからも分かるかと思います。(※正確に記載/転載することを軽んじて言っているわけではありません)

【ひとつ間違えばJudgeのミスを誘発しかねない】

逆に言えば、名ばかり〝ペーパーClerk〟であると、致命的なミスを犯し、自分だけにとどまらず、Judgeに対してまで多大なミスを誘発してしまうとも言えます。

トランスファーを巡る記載ミスが、回り回ってJudgeによる審査記録の〝改竄未遂〟事件まで発展してしまったのが最たる例でしょう。

Clerkがルールをよく理解していれば問題は起こらず、仮にJudgeがルールに疎くても、ClerkがJudgeの「executive assistant」としてミスを未然に防ぐ役割を全うしていれば起こるはずはありませんでした。

【〝お役所仕事〟のようにこなすだけではNG】

昔から融通が利かず、形式だけの事務作業だけにこだわるような仕事ぶりを〝お役所仕事〟などと言いますが、Ckerkも同じです。

〝お役所仕事〟しかしない(できない)ようでは、Judgeのミスを未然に防げないばかりか、Judgeのミスを誘発しかねないリスクが付き纏います。

Clerking Schoolで教える側は参加者に対し、Judgeの「executive assistant」であるという自覚と矜持を持つように教え、参加者はその自覚を大切にするような内容が求められ、それこそが名ばかり〝ペーパーClerk〟の〝粗製濫造〟を防ぐのです。Cp040
(参考①)Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に
2023年6月12日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に①「INTRODUCTION」を軽んじない
2023年6月13日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に②「能力や技能の点で十分な力がある」
2023年6月14日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に③求められる「Professional attitude」
2023年6月15日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に④Judgeのパフォーマンスを上げる役割
2023年6月16日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑤〝お荷物〟Clerkにならないために
2023年6月19日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑥JudgeとClerkは〝一心同体〟
2023年6月20日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑦責任逃れはできない
2023年6月21日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑧ルールの熟知/精通は絶対不可欠
2023年6月22日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑨クラークの「パフォーマンス」
2023年6月27日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑩「目的」をしっかり押さえる
2023年6月27日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑪「confident」と「pride」を併せ持つ

参考②)トランスファーを巡る致命的ミスの原因と正しい対処
2023年4月19日ブログ:「出陳者ファースト」の意識が根付いていれば…
2023年4月20日ブログ:審査記録〝改竄〟未遂、「主体性の欠如」が原因?
2023年4月21日ブログ:ルールは単に知るだけでなく趣旨・狙いの理解が大切
2023年4月24日ブログ:未だ送られて来ない正しい「マスターカタログ」
2023年4月25日ブログ:「訂正」マークドカタログを送る際の説明文
2023年4月27日ブログ:足りないのは「やる気」?「責任感」?「羞恥心」?
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年2月18日 (日)

Clerking School基礎講座:名ばかり〝ペーパーClerk〟にならない為に②「目的」と「手段」を履き違えない

どんな仕事もそうですが、「目的」と「手段」を履き違えていてはいつまで経っても真の意味でまともな仕事はできません。

それはTICAのClerkも同じで、「目的」と「手段」を履き違えると、名ばかり〝ペーパーClerk〟になって致命的なミスを犯すようになります。

【審査記録を正確に記載することは「手段」に過ぎない】

正式な資格を持つベテランMaster Clerkでも見られますが、Clerking Programに記載してあるClerkとしての仕事や手順などを「目的」と勘違いしていないでしょうか。

例えば、審査記録を正確に記載すること/転載することは「目的」ではなく「手段」に過ぎません。

Head Ring Clerkの「目的」は「The Head Ring Clerk's primary responsibility is to serve as the executive assistant to the Judge」であり、その「目的」を達成するいくつもの「手段」のいち例として「enhance the performance of a Judge by helping set or maintain the pace of judging, preventing distractions and ensuring accurate record-keeping and judging mechanics」があるというわけです。

【「無能」「資質のない」「足手まとい」なClerkにならない】

2023年6月に連載した「Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に」の復習にもなりますが、ClerkになろうというメンバーはClerking Programに書いてある、ある意味で恐ろしい記載を読み飛ばしたり、避けて通ろうとしたりしてはなりません。

仮にClerking Schoolを開催したとして、教える側もこの点を無視したり、避けたりしてはならないのです。

この恐ろしい記載とは「Conversely, an incompetent or unqualified clerk can be a liability, adversely affecting the performance of the Judge and the smooth running of the entire show」であり、敢えてアクト式和訳を示せば「反対に、無能(incompetent)あるいは資質のない(unqualified)クラークは足手まとい(liability)となり、ジャッジのパフォーマンスやショー全体の円滑な進行に悪影響を及ぼすことになりかねません」となります。

【Master Clerkはさらに高いレベルが求められる】

もちろん、上記の記載は主にHead Ring Clerkに関するものですが、Master Clerkともなれば、さらに高いレベルが要求されるわけです。

逆に言うと、その高いレベルに達しないMaster Clerkだと、無能(incompetent)/資質のない(unqualified)/足手まとい(liability)では済まず、Judgeや主催クラブ、ショー全体に大きな迷惑かけ多大な悪影響を与えるトラブルを引き起こしかねません。

重責を担っているという自覚を醸成しない限り、名ばかり〝ペーパーClerk〟を〝粗製濫造〟してしまう悪循環は断ち切れないのです。
Cp030
(参考①)Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に
2023年6月12日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に①「INTRODUCTION」を軽んじない
2023年6月13日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に②「能力や技能の点で十分な力がある」
2023年6月14日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に③求められる「Professional attitude」
2023年6月15日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に④Judgeのパフォーマンスを上げる役割
2023年6月16日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑤〝お荷物〟Clerkにならないために
2023年6月19日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑥JudgeとClerkは〝一心同体〟
2023年6月20日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑦責任逃れはできない
2023年6月21日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑧ルールの熟知/精通は絶対不可欠
2023年6月22日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑨クラークの「パフォーマンス」
2023年6月27日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑩「目的」をしっかり押さえる
2023年6月27日ブログ:Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑪「confident」と「pride」を併せ持つ

参考②)トランスファーを巡る致命的ミスの原因と正しい対処
2023年4月19日ブログ:「出陳者ファースト」の意識が根付いていれば…
2023年4月20日ブログ:審査記録〝改竄〟未遂、「主体性の欠如」が原因?
2023年4月21日ブログ:ルールは単に知るだけでなく趣旨・狙いの理解が大切
2023年4月24日ブログ:未だ送られて来ない正しい「マスターカタログ」
2023年4月25日ブログ:「訂正」マークドカタログを送る際の説明文
2023年4月27日ブログ:足りないのは「やる気」?「責任感」?「羞恥心」?
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

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