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2025年7月

2025年7月31日 (木)

【TICA RD 選挙】TICAとAsia East Regionの将来を誰に託す?⑧「動物愛護」に係る〝理論武装〟も必要

7月15~22日のこのブログを読み返してみても分かるように、TICAにおいても「動物愛護」にかかわる取り組みに本腰を入れています。

それは世界的な動きに対応したものであるとともに、単純に〝守る〟だけでなく、不当なというか非科学的なというか理不尽な取り組みに抗い、反論していくことも含みます。

もはや「明るく楽しい」ショーに興じているだけでは済まないようになっているということであり、TICAメンバーであるなら自覚しなければならないとも言えます。

旧態依然たる感覚で繁殖し、ショーに出陳し、楽しむ時代は終わりを告げているということを胸に刻み込まねばなりません。

その先端に立ち、Regionを導いていくのが本来のDirectorの仕事であり、そうであって初めてTICAのBoard Memberとしての役割を果たせるというものです。

その意味で、「動物愛護」に対する高い倫理観を保ちつつ、しっかりとした〝理論武装〟(言葉は少し物騒かもしれませんが…)もできなければならないということになります。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2025年7月30日 (水)

【TICA RD 選挙】TICAとAsia East Regionの将来を誰に託す?⑦ガバナンスとマネジメント能力

TICA Board Meetingに直接参加しているわけではなく、あくまでAgendaをMinutesを通じて得た感触ですが、TICAのBoardはこれまで以上に、「組織マネジメント」と「ガバナンス構築」の知識と能力に長けていないと、Boardの議論について行けないのではないかと思っています。

これまでのAsia Region、Asia East RegionのDirectorがどれだけBoardで発言してきたか分かりませんが、Board決議ひとつ取っても、単に賛否の票を投じているだけで、これといったコメントをMinutesで読んだ記憶がありません。

ただ、座っているだけ、参加しているだけでは意味がなく、Directorが「Regionメンバーを映し出す鏡にすぎない」ということであれば、私としては忸怩たる思いがしてなりません。

今も、これまでも、TICA Asia East Regionのガバナンスはめちゃくちゃであり、もしかすると歴代のRegion Directorでも「ガバナンス」と聞いても「?」のメンバーがいるかもしれません。

どれだけ小さな趣味の世界とは言え、組織を運営するからにはそれなりのガバナンスやマネジメント理論が欠かせず、それに応じたスキルと能力も欠かせません。

「組織マネジメントとガバナンス構築能力に長けている」人でなければ、TICA Boardでの役割を果たせないですし、Asia East Regionでも健全な組織運営はできないのです。

一般のRegionメンバーにおいてもその点は改めて刮目していただきたいと思います。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2025年7月29日 (火)

【TICA RD 選挙】TICAとAsia East Regionの将来を誰に託す?⑥「政治的」なものに背を向ける

日本では趣味の世界でも、「政治的な人」とか「政治的な動き」などと頻繁に使いますが、海外も同じで「political」と言い、海外のTICAメンバーと話していてもよく聞きます。 

当然、常日ごろから政治的に人を利用しようとする人にとっては、政治的なDirectorはお誂え向きなのでしょうが、多くの一般メンバーにとっては迷惑以外の何ものでもありません。

「私が目指すTICA Regional Director のイメージ」は、「政治的な動きに一切与せず中立・公正・公平に行動し判断できる」人であり、この軸が1本しっかり通っていなければ、政治的とは言えずとも、〝八方美人〟になったり〝風見鶏〟になったりして、やはり解決できることも解決できずに終わってしまいます。

特にJudgeの資格を持つのであればなおさらです。

審査において「政治的な動機」を持ち込むなどもってのほかであり、Regionの組織もショーも腐敗してしまいます。

Directorが「政治的な動きに一切与せず中立・公正・公平に行動し判断」することを貫いてこそ、審査の透明性も確保できるというものです。

完璧な客観性はあり得ず、「グレー」の領域は残るとしても、「黒」に近づくより、できるだけ「白」に近づける努力は欠かせず、そのためにも「政治的な動きに一切与せず中立・公正・公平に行動し判断」することが不可欠であると、私は考えます。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2025年7月28日 (月)

【TICA RD 選挙】TICAとAsia East Regionの将来を誰に託す?⑤「熟知」しているかを厳しく問う

ディレクター選挙は「Judgeの資格を持つ候補者に〝ポチッ〟と」--

3年前のTICA Asia East RegionのDirector選挙では、こんなことを公言して憚らないJudgeがいましたが、おそらく今回も同じようにキャンペーンを張ることと思います。

もちろん民主主義の団体であり、「言論の自由」が保証されているわけですから、その発言や誘導手法をとやかく言うことはできませんし、必ずしも間違っているとも言い難い側面があることも否定できません。

そのことは、「私が目指すTICA Regional Director のイメージ」の1番目をお読みいただければ理解してもらえると思います。

立候補したJudge資格を持つ人が、 「Region において最も全てのTICAのルールやマニュアル、プログラム、スタンダードを熟知している 」のであれば…という前提があるということです。

建前上は、「Judge資格を持っている」=「全てのTICAのルールやマニュアル、プログラム、スタンダードを熟知している 」わけですが、現実的にそうでないことはみなさんご自身が一番よくわかっていると思います。

だからこそ、一部のメンバーは「神輿は軽くて××がいい」とばかりにTICAのルールやマニュアル、プログラム、スタンダードに疎いメンバーを選ぶのです。

しかし、それではいつまで経っても健全な発展は見込めませんし、真の意味で「明るく楽しい」ショーになるはずがありません。(※一部のメンバーだけが「明るく楽しい」ショーを開けても…)

「Region において最も全てのTICAのルールやマニュアル、プログラム、スタンダードを熟知している 」メンバーがDirectorに就けば、不必要なトラブルはなくなり、恥をかく人もいなくなり、全てが丸く収まります。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2025年7月27日 (日)

【TICA RD 選挙】TICAとAsia East Regionの将来を誰に託す?④理想のRDのイメージを描く

今回は、冒頭に「私が目指すTICA Regional Director のイメージ」を掲げました。

なぜかというと、どうもTICA Asia East RegionメンバーにおけるDirectorのイメージと、その他の欧米のRegionにおけるそれが大きく乖離し、特にここ数年、乖離が広がっているように思えるからです。

それぞれのRegionメンバーにおいて、確固たるDirectorのイメージがなければ、真の意味で相応しい候補に投票することなどできるはずがありません。

そのことは5項目の最後のところに※印を付けて敢えて付記したとおりです。

もちろん、この5項目が完璧にDirectorの能力とスキルを網羅しているとは言えませんが、もしRegionメンバーの中で「これも必要ではないでしょうか?」というものがあれば教えていただきたいと思います。

5項目に限定するつもりはないので、必要と思えば加えていきます。

みなさんととともに、あるべきTICA Asia East Region Directorのイメージもつくりあげていければと思っています。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2025年7月26日 (土)

【TICA RD 選挙】TICAとAsia East Regionの将来を誰に託す?③〝恥〟にならないよう

きのうサミュエル・スマイルズの名言を紹介しましたが、それに通じることを前川喜平氏(元文部科学事務次官)がSNSに投稿して〝炎上〟しました。

「◎◎◎◎(△△党代表)は日本の恥だ。(□□党の)◇◇◇◇(氏)も○○○○(氏)も日本の恥だ。それが分からない有権者も日本の恥だ」--

これは極論であり、寅さんなら「それを言っちゃあ、おしまいよ」ということになるかと思いますが、ただ一方で、ある一面の真実を突いているようにも思えてなりません。

小さな趣味の世界においても、Asia East Regionメンバーの〝恥〟になるようなことはしてはいけないですし、〝恥〟になるような人物を送り込んではならないということになります。

それは決して今回のRD選挙だけの話ではなく、Judgeの審査、Clerkの仕事--全てに言えることでしょう。

〝恥〟という概念はアジア的というか、日本的なものであり、それだけにAsia East Regionメンバーは大切にしてほしいと強く願います。

「間違ってもどうせTICA本部の方で直してくれるから…」という安易な感覚でいては、Asia East Regionメンバーの〝恥〟につながりかねないことを自覚したいところです。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

全国の7月14~20日の感染報告者数は1医療機関当たり3.14人で、前の週に比べ30.4%増えています。

東京都の7月14~20の感染報告者数は1医療機関当た2.73人で、前の週に比べ27.0%増えています。

2025年7月25日 (金)

【TICA RD 選挙】TICAとAsia East Regionの将来を誰に託す?②3つの「R」と、「学び」&「気付き」

TICA公式HPの「Ballots & Elections」のページ(https://tica.org/ballots-elections/)でリンクをクリックすると「所信表明」のページが開きます。

私が今回掲げたキーワードは3つの「R」であり、

TICA Asia East Regionを

「Refresh(刷新)」し、「Reset(初心に戻ってやり直し)」、「Restart(再スタート) 」を切る--

ことを目指しています。

TICA Asia East Regionをあらゆる意味で「構造改革」しなければならず、これら全ての方向性と手法はTICA全体のガバナンス強化にもつながっていきます。

サミュエル・スマイルズの名著「自助論」に、「一国の政治というものは、国民を映し出す鏡にすぎない」というものがあり、これは都議選、参院選にも通じるものですが、小さな趣味の世界も同じです。

それぞれの「Region運営は、Regionメンバーを映し出す鏡にすぎない」わけで、そのため私は「『学び』と『気付き』でより高いやりがいと達成感を」を掲げました。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

大阪府の7月14~20日の感染報告者数は1医療機関当たり2.47で前の週に比べ22.3%増えています。

名古屋市の7月14~20日の感染報告者数は1医療機関当たり3.44人で前の週に比べ75.5%増えています。

福岡市の7月14~20日の感染報告者数は医療機関当たり4.53人で前の週に比べ36.0%増えています。

北海道の7月14~20日の感染報告者数は1医療機関当たり1.05人で前の週に比べ64.1%増えています。

2025年7月24日 (木)

【TICA RD 選挙】TICAとAsia East Regionの将来を誰に託す?①2つの役割を担う

きょうのこのブログのタイトル、そしてきのう私が書いた「TICAの将来、TICA Asia East Regionの将来を考えて投票してほしいと思います」のくだりの意味をしっかり押さえていただけているでしょうか?

TICA Asia East Region Director選挙は、2つの観点から選ばねばなりません。

1つはAsia East RegionのDirectorとしてですが、もうひとつはTICA Board Memberとしてということになり、この2つの役割を担える人、資質・能力を兼ね備えている人でなかればなりません。

その意味で言えば、Asia East Regionのことだけしかできない人は、本来、Directorとして相応しくないということになります。

現職や前職・元職であれば、その人物がBoardでどのように積極的に発言してきたか、どのような投票行動を取ってきたかをチェックしなければなりませんし、新人であってもTICAのガバナンスやルールのあり方、不都合・不具合等にどのように取り組み、改善や是正を働きかけてきたかが大きな指標のひとつとなります。

現在のTICA Asia East Regionでは、「セクレタリー」という役職を置いていませんが、いわゆる「セクレタリー」の実務能力があるからといってDirectorに相応しいとは全く言えないということも分かっていただけると思います。

次回以降、立候補にあたっての私の所信表明を含めて細かく綴っていきたいと考えています。

選挙とは別に、TICA 及びTICA Asia East Regionを健全に発展させていくための〝処方箋〟としてもお読みいただければ幸いです。

※下記は立候補にあたっての手続き的規定となります。
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2025年7月23日 (水)

今年はTICA Asia East Region Director 選挙です!

東京都民にとっては、都議選、参院選と大きな選挙が続きましたが、TICAメンバーにとってはこの後、Director選挙があり、このAsia East Regionにおいても3年に1度の選挙イヤーとなります。

立候補の受付は今月末までなので、今後、増えるかもしれませんが、現状は下記のようになっています。

誰かに言われたから、唯々諾々とその人に〝ポチッ〟と投票するのではなく、TICAの将来、TICA Asia East Regionの将来を考えて投票してほしいと思います。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2025年7月22日 (火)

TICAにおける「猫の健康と福祉」のあり方を考える⑦「RACIチャート」を導入

AppendixのBoard資料、特に「Feline Health and Welfare(猫の健康と福祉)」の部分は、マネジメント分野の様々な手法が登場し、「明るく楽しい」ショーだけを志向するメンバーにとっては理解が難しいかもしれません。

きょうは「RACIチャート」について取り上げますが、「RACI」は「Responsible」「Accountable」「Consulted」「Informed」の頭文字を組み合わせた言葉で、それぞれの役割を表にまとめたもとなります。

具体的にはプロジェクトチーム内において(今回で言えば「の健康と福祉」)、誰がどのような役割で関わるのかを示し、それぞれ役割や責任を明確にする効果を見込みます。

Accountable▶責任を持って遂行する役割

Responsible▶それぞれの役割の責任

Consulted▶相談に乗ったり助言をしたりする

Informed▶適宜適切な情報提供
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2025年7月21日 (月)

TICAにおける「猫の健康と福祉」のあり方を考える⑥OKRとKey Resultの手法

きのうの続きになりますが、TICAでは目標管理ツールとして「OKR(Objectives and Key Results)」を取り入れています。

AppendixのBoard資料を直訳しても、逆にわかりにくくなるだけだと思いますので、嚙み砕いて意訳すると次のようになります。

「目標」とそれに対する具体的な「成果指標」を設定し、全てのTICAメンバーが同じ方向を向き(今回の場合は「猫の健康と福祉」に関して)、明確な優先順位を共有しつつ、一定のペースで計画に取り組むということになります。

下段の画像は、効果的な「Key Result(成果指標)」を設定するにあたっての5つの重要な要素を記載しています。

測定可能であること▶定量化され、追跡可能で、進捗状況を客観的に評価できる。

具体的であること▶明確かつ簡潔で、曖昧さを避ける。

期限を付けること▶具体的な期限を設定し、期限内に達成できるようにする。

関連性を持たせること▶主要な成果は、全体目標に直接貢献するものでなければならない。

野心的でありながら現実的であること▶チームが卓越性を目指すよう促しつつ、与えられた期間内に達成可能なものでなければならない。
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2025年7月20日 (日)

TICAにおける「猫の健康と福祉」のあり方を考える⑤「Key Result」を設定する?

ここまでは「何をすべきか?」という項目の洗い出し作業をしてきましたが、AppendixのBoard資料を読み進めると、それぞれの「Objective(目的)」について具体的な「Key Result(成果指標)」を設定する方向であることが分かります。

一番左に書いてあるのが「Strategic Pillar(戦略の柱)」で、一番右に書いてあるのが「Key Result(=成果指標)」となります。

ひとつひとつの「Strategic Pillar(戦略の柱)」について「Key Result(=成果指標)」を設定するのかどうか分かりませんが、もしそうするとなるとかなりの作業量(知的にも体力的にも)になるでしょう。

ただ、こうした取り組手法はTICA Asia East Regionとしても大いに参考になるものであり、私個人としては積極的に取り入れていきたいと思っています。
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2025年7月19日 (土)

TICAにおける「猫の健康と福祉」のあり方を考える④最優先は「教育/啓発」

「重要度」と「貢献度」の両方がともに高い「HH」において、さらに最優先は何か?というと、Boardは「Education」としています。

それが下記画像ということになりますが、それぞれこれだけの項目があり、ちょっと気が遠くなりそうです。

TICA Board Memberがこれらについて本気で取り組もうとしているのか、とりあえず「考えてみました」だけに留まるのかよく分かりませんが、かなり大変だということは間違いありません。

「明るく楽しい」ショーを開催するだけでいいなら、それに越したことはないという気持ちも分からないではありませんが、TICAという国際団体の看板を背負う以上、それだけで満足していてはならないのは当然です。

「権利」と「義務」を持ち出すまでもなく、TICAとしての果たすべき「義務」についても深く考える必要があるということでしょう。
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

全国の7月7~13日の感染報告者数は1医療機関当たり2.40人で、前の週に比べ27.8%増えています。

東京都の7月7~13の感染報告者数は1医療機関当た2.15人で、前の週に比べ30.3%増えています。

2025年7月18日 (金)

TICAにおける「猫の健康と福祉」のあり方を考える③重要度が高く、TICAとして貢献できる分野は?

AppendixではBoardにおける思考プロセスが分かる資料も含まれていて興味深いと言えます。

下記画像を参考にしていただきたいのですが、縦軸に「重要度」、横軸にTICAの「貢献度」を置き、いずれにおいても「低い」>「高い」で分類しています。

ホワイトボードが4分割されるわけですが、右上の「HH」のところが、「猫の健康と福祉」という観点から重要度が高く、しかもTICAとしてインパクトが与えられる(=貢献度が高い)という項目になります。

■Breeder Education(ブリーダー教育)

■Breeder Support of Acknowledgement(ブリーダーに対する知識の情報提供支援)

■Education Tooles(教育手法・手段)

■Policy/Rule(ポリシー/ルール整備)

■Public Education(一般市民への啓発)

■Connections(連携・連帯・連動)
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

大阪府の7月7~13日の感染報告者数は1医療機関当たり2.02で前の週に比べ57.6%増えています。

名古屋市の7月7~13日の感染報告者数は1医療機関当たり1.96人で前の週に比べ21.6%減りました。

福岡市の7月7~13日の感染報告者数は医療機関当たり3.33人で前の週に比べ25.7%増えています。

北海道の7月7~13日の感染報告者数は1医療機関当たり0.64人で前の週に比べ6.7%増えています。

2025年7月17日 (木)

TICAにおける「猫の健康と福祉」のあり方を考える②「MECE」で「漏れなく、ダブりなく」考える

「Feline Health and Welfare(猫の健康と福祉)」とひとくちに言っても、その対象はかなり広範囲になるであろうことは、みなさんも容易に想像できるかと思います。

TICA Spring Board Meeting (Appendix)の資料を読むと、まずロジカルシンキングの基本である「MECE(Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive)」の手法に則って論点や課題等を整理していることが分かります。

※MECE=直訳は「お互いに重複せず、全体に漏れがない」であり、何か大きなテーマで解決策を考える際に「漏れなく、ダブりなく」考えていく方法論を意味します。

AppendixのBoard資料を転載しておきますが、かなり網羅的になっていると思います。

ひとつひとつの項目を和訳はしませんが、本気で取り組むとなるとかなり大変だということがうかがえます。
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2025年7月16日 (水)

TICAにおける「猫の健康と福祉」のあり方を考える①AE Regionメンバーとしてどのような貢献ができるか?

きのうTICA会長のメッセージを紹介しましたが、Spring Board MeetingのAppendixにはTICAとしての「Feline Health and Welfare(猫の健康と福祉)」への取り組み戦略に関する資料が入っていました。

TICAという団体が「明るく楽しく」ショーを開催するだけでないことを改めて胸に刻むととともに、TICA Asia East Regionメンバーとしてどのような貢献ができるのかを考えていただくきっかけにしていただければと思います。

さて、今回のAppendixの中身ですが、それがAppendixに含まれていることからも、何か決まったものではなく、今後、TICAとしてどのような取り組みをしていくべきかをBoardとして戦略的に考えていく〝議論の土台〟のようなもので、それをAppendixを通じて一般メンバーと情報共有することに狙いがあるようです。

他のRegionでどのような扱いをしているか分かりませんが、TICA Asia East Regionにおいても重要なテーマとして、Regionメンバーひとりひとりが考えていかねばならないことだと考えています。

このブログではAppendixに記載された内容をかいつまんでご紹介しますが、興味あるメンバーのみなさん(特にクラブ代表やJudgeを目指すメンバー)はぜひとも原典を紐解いて理解を深めていただければと思います。
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2025年7月15日 (火)

【重要】猫の健康と福祉、そして繁殖を巡るTICA会長メッセージ

Spring Board MeetingのAgendaと同時に公開されたAppendixをどれだけのTICA Asia East Region Memberが確認しているか分かりませんが、最近の猫の健康と福祉、そして繁殖を巡る世界的な動きについてTICA会長がメッセージを発しており、これは日本のTICAメンバーにおいても重要な視点なので、要点を紹介しておきます。

①世界中で(特に欧州において)、猫の繁殖に関する規制がますます厳しくなっていることに懸念を持っている。

②科学的・遺伝学的な正確な情報に基づかず(これには科学的・遺伝学的に合理的根拠を以て反論できるにもかかわらず…ということも含む)、特定の猫種(例えばSX)について繁殖が禁じられ、政府がブリーダーの家を捜索し、猫を押収するという事態まで起きている(例:オランダ)。

③現状では十分な調査なしにこうした事態が起きていると思っており、他の国々がこれらの猫種について十分な調査もせずに、追随することに強い懸念を抱いている。

④TICAとして、WCCに対し、こうした動きにより積極的な姿勢を取り、正確な情報と研究成果を提供する情報源となるよう強く求めている。

日本は総じて遅れていると言われていますが、その日本では今年、「動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護法)」の改正が予定されています。

TICA Asia East Regionとしても、メンバーに対する啓発を通じ、有効で有益な働きかけをしていくことが欠かせないと私は考えています。

単に「明るく楽しく」ショーを開ければいい…という時代は終わりを告げている、2025年はその大きな転換点にあるという認識を全てのRegionメンバーが共有しなければならないのです。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2025年7月14日 (月)

【TICAルール改正案】Add Standing Rule 1014.3.2 (Write-in eligibility):「Write-in」の有効票規定

当たり前のことですが、「Write-in」投票だからと言って候補者以外の誰の名前を書いてもいいわけではありません。

「Write-in」票にも、有効票と無効票があり、それを改めて明記したのがこの改選案であり、全会一致で可決し、即時発効しました。

今年はTICA Asia East Region Director選挙がありますが、「Write-in」投票で有効票になるためには、その人物もまたBy-Law 114.2を満たしている必要があります。

By-Law 114.2を満たしていない
人物の場合、その「Write-in」票は無効になります。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2025年7月13日 (日)

【TICAルール改正案】116.1 Membership Initiatives(メンバーの発意による働きかけ)㊦リコールなどの成立要件は緩和へ

7月2~6日のブログで紹介した内容と関係しますので、併せてお読みいただきたいのですが、いわゆるリコールなどの申し立ての成立要件が緩和されることになります。

例えば、会長/副会長のリコールは現在、①少なくとも3つのRegionから100名以上の正会員が署名し、かつ②各地域の会員数の6名または10%のいずれか大きい方の署名を要件とする、となっていますが、手続きや要件は以下のように緩和されます。

第1に、TICAメンバーの発意による働きかけ(リコールを含む)の手順を整え、一般メンバー投票を求める申請をTICA本部にし、その理由等はTICA NEWS LETTERを通じて公表し、それに対する反論やその反論に対する意見等はその次のTICA NEWS LETTERを通じて公表することになります。

第2に、新たに設ける116.4.1において、その申し立てに賛同する会員数は、直近の会長選挙における投票数の10%以上でなければならない、116.4.2において、1つのRegionからの賛同会員数は全体の25%を超えてはならない--を設けています。

第3に、この改正に伴い、現在の116.4は削除され、新しい116.4と116.4.1~2に置き換わります。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2025年7月12日 (土)

【TICAルール改正案】116.1 Membership Initiatives(メンバーの発意による働きかけ)㊤3人のDirectorは反対

By-Law 116.1の改正が先のSpring Board Meetingで決まり、今秋の一般メンバー投票にかけられますが、改正案そのものの前に、改正を巡る一般的な事柄について少し解説しておきます。

まず、このByーLaw 116.1は、Article Sixteen(第16条)– Initiative and Referendumの中にあり、今回の改正は第16条のタイトルも「Membership Initiatives」に改められます。

By-Law 116.1はTICAメンバーによる「Petition」の手続きを定めたものですが、これを第16条のタイトルをそのまま使い、「Membership Initiatives」に変更するものとなります。

「Petition」は日本語に訳しづらいのですが、一般には署名を伴うような「請願」や「嘆願」を指します。

会長や副会長、Region Directorらの解任の申し立ても「Petition」の手続きに含まれますが、改正後は「Membership Initiatives」となります。

「Membership Initiatives」はこれまた和訳が難しいのですが、「(自発的な)行動/取り組み」という意味があり、メンバーの発意による働きかけの手順を定めたものと理解してもらうのがいいかと思います。

「Referendum」は「一般投票」を意味しますが、今回の改正に伴い削除されることになりました。

Minutes(議事録)をご覧いただくとわかりますが、この改正案は全会一致で可決したわけではありません。

3人のDirectorが反対し、特にそのうちの1人は安易に解任手続きを発動できるようにすべきではなく、現時点で改正しなければならないような特段の事情はない(意訳)旨のコメントが議事録に記録されています。
Bylaw-1161-minutes
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

全国の6月30日~7月6日の感染報告者数は1医療機関当たり1.97人で、前の週に比べ40.7%増えています。

東京都6月30日~7月6日の感染報告者数は1医療機関当た1.65人で、前の週に比べ29.9%増えています。

2025年7月11日 (金)

【TICAルール改正案】Amend Show Rule 217.6.1 and Clerking Program 54.2.4.2.5.1 (HHP Ribbons)

私が以前にルール改正案を提出したからHHP Breed Committeeが動いたのか、このCommitteeでもともと私と同じ問題意識を持っていて、今回の改正案の提出に至ったのか分かりませんが、HHPのリボンに関するルール改正が提出され、Spring Board Meetingで可決しました。今秋の一般メンバー投票にかけられます。

この改正案のポイントを解説すると、

①「Merit Award」という〝賞〟はなくなりました。
②改正後も「show merit」という英語は残りますが、〝賞〟ではなく、「show merit」という一般用語として使われているだけとなります。
③HHPの審査では、「Best of Color award」(=青リボン)を授与することでShow Ruleと Clerking Programでルールの記載が統一されました。

実際の審査で何かが変わるわけではありませんが、「青リボンをかける」というルール的根拠が整えられたということになります。
Hhp
Hhp_20250704113901
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

大阪府6月30日~7月6日の感染報告者数は1医療機関当たり1.91で前の週に比べ63.1%増えています。

名古屋市の6月30日~7月6日の感染報告者数は1医療機関当たり2.36人で前の週に比べ38.8%増えています。

福岡市6月30日~7月6日の感染報告者数は医療機関当たり2.65人で前の週に比べ71.0%増えています。

北海道6月30日~7月6日の感染報告者数は1医療機関当たり0.60人で前の週に比べ3.4%増えています。

2025年7月10日 (木)

【TICAルール改正案】Standing Rule 308.2 (Cattery Name Requirement)

Spring Board Meeting Minutes(議事録)の動議27は、Agenda段階ではありませんでした(私が探した限り見つかりませんでした)が、新たにTICA Asia East Regionで活動するブリーダーにとっては大切なことになるので、各クラブ代表や幹部メンバーは知っておいていただければと思います。

4人のDirectorが反対しましたが、可決し、Standing Ruleの変更ですので、即時発効しています。

308.2 A cattery name must be a single word containing only letters, numbers or diacritical Latin letters (e.g. ö, é, å).
和訳)308.2 キャッテリー名は、文字、数字又はラテン文字(例:ö、é、å)のみを含むひとつの単語でなければならない。

下記にStanding Rulesからの抜粋と、Registration Rulesからの抜粋を転載しておきます。
Standing-rule-3082
Cattery-name
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2025年7月 9日 (水)

【TICAルール改正案】Amend Show Rules(Gender Neutrality)

これは私が提出したものですが、「Gender Neutrality」の原則に基づく表記が統一されていないため、指摘したものとなります。

敢えて一般メンバー投票にかける類いのものでもないと思うのですが、Show Rulesの改正になるため、今秋の一般メンバー投票で賛否を問うことになります。
Gender-neutrality
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2025年7月 8日 (火)

【TICAルール改正案】Add Show Rule 216.12.12(DQ DBE Cats)

きょう紹介するルール改正案は結果としてSpring Board Meetingで否決されましたが、単純に否決されたわけではなく、Show Rulesとして新たに加えることはしないけれど、それぞれのBreedのStandardにおいて反映させる方向になっています。

ですから全く無関心でいいわけではなく、こうした議論があり、その趣旨はTICAメンバーとしても頭の片隅に入れておくべきものと捉えていただければと思います。

ちなみにSpring Board Meetingでは2人のDIrectorが賛成、1人が棄権で否決されましたが、5人のDirectorがそれぞれのStandardで記載されるべきとの意見を表明しました。

なお、JudgeやJudgeを目指すメンバー、Breederは必ず、Agendaに記載のある「提案理由」(下記画像参照)をよく読んでおいてもらえればと思います。

Add Show Rule 216.12.12:
216.12.12 Cats in traditional/sepia/mink categories that are in the solid/tortie/tabby/silver & smoke divisions, that have blue or odd eyes, shall be disqualified. This rule does not apply to solid white cats.
和訳)ショールール 216.12.12 を追加:
216.12.12 Traditional/Sepia/MinkのCATEGORYのSolid/Tortie/Tabby/Silver & Smoke Divisionにおけるブルー又はオッドアイの猫は失格とする。この規定はSolid Whiteの猫には適用しない。
2161212
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2025年7月 7日 (月)

【TICAルール改正案】By-Law 122.2.2のShow Protestのルールを一部変更へ

Show Protestについて、これまでなんでもかんでも「10営業日以内」と思っていたTICA Asia East Regionメンバーが多いかと思いますが、この改正案が通れば、次のように明確化されます。

Award PointやTitle Pointに関わる(プロテストによって変更の可能性がある)ものは「10営業日以内」とする。

ルール改正案において以上のことを明記することで、(明文化はしないものの)、Award PointやTitle Pointに関わらない(プロテストによって変更の可能性がない)ものは「10営業日以内」でなくても構わないという解釈になります。

Spring Board Meetingでは全回一致で可決し、今秋の一般メンバー投票にかけられます。
Bylaw-12222
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2025年7月 6日 (日)

【TICAルール改正】会長/副会長/Region Directorなどの解任申し立て手続き改正(5)改正案の主な根拠㊦RDは60%

なかなか難しいのがRegion DirectorとBreed Section Memberの解任手続きをどうするかです。

なぜならご存じのようにRegionはいくつもあり、しかもRegionメンバー数の幅もかなり差があるからです。

Breed Section Memberも同じで、人気のあるBreedのメンバーはたくさんいて、そうではないBreedや創出されて間もないBreedではかなり少ないという現実があります。

ここまで確認してきたように、投票母集団が大きくなればなるほど、解任手続きに必要な署名数の比率は低くなるのが一般的ですから、会長/副会長の場合のように30%以上ということはあり得ないということになります。

現在のRegionやBreed Section Memberの状況を総合的に勘案して、元会長のヴィッキー・フィッシャー氏は、Region Directorの場合は60%以上、Breed Section Memberの場合は80%以上とし、Breed Section Memberについては署名数の比率だけではなく実数の基準(50人以上)を加えました。

この比率が正しいかどうかは誰にも分かりませんが、この比率を下げれば解任手続きがしやすくなり、上げれば解任手続きはしにくくなるということを理解しておく必要があります。

メンバーによっては、もしかすると、もう少し下げてRegion Directorの場合に50%以上、Breed Section Memberの場合は70%以上とするほうがいいと思うかもしれません。

あるいは10%単位で刻むのではなく、Region Directorの場合に55%以上、Breed Section Memberの場合は75%以上とする案もあるかもしれません。

いずれにしても一般メンバー投票にかけられるわけですから、人任せにせず、メンバーひとりひとりが自分の頭でしっかり考える必要があります。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2025年7月 5日 (土)

【TICAルール改正】会長/副会長/Region Directorなどの解任申し立て手続き改正(4)改正案の主な根拠㊥会長/副会長の場合は30%

次に、解任対象によって署名数の比率が異なることについてですが、元会長のヴィッキー・フィッシャー氏は、投票母数が大きいほど、必要な署名の比率は小さくなるという一般的な〝法則〟を示しています。

Spring Board Agendaでは、研究文のようなもののリンクを張っていますが、現在、そのリンクは無効となっており確認できません。

ただ、常識的にはそうでしょう…と思えるものであり、会長/副会長の解任手続きの開始には30%の署名数が必要としています。

彼女の提案理由の中には「この比率は過半数(51%以上)であるべきという主張もありますが、30%の方がより一般的に使用されている」といったくだりもあります。

過去2回の会長/副会長選挙の平均投票数は約1350票であり、仮に30%以上とすると、会長や副会長の解任手続き開始には405人以上ということになります。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

全国の6月23~29日の感染報告者数は1医療機関当たり1.40人で、前の週に比べ40.0%増えています。

東京都6月23~29日の感染報告者数は1医療機関当た1.27人で、前の週に比べ51.2%増えています。

2025年7月 4日 (金)

【TICAルール改正】会長/副会長/Region Directorなどの解任申し立て手続き改正(3)改正案の主な根拠㊤必要な署名数の比率

どうしてリコール手続きを改正する必要があるのでしょうか。

会長/副会長を含めた解任の手続きですから、濫用されても困り、しっかりした根拠がなければなりません。

また、この改正案は今秋の一般メンバー投票にかけられることもあり、一般メンバーにおいても無関心であってはならないということになります。

そこで改正理由を確認していきたいと思います。(※ここからは英文和文併記ではなく、意訳に基づき日本語だけでつづります)

提案者は元会長のヴィッキー・フィッシャー氏ですが、冒頭、「現在の解任手続きのリコール規定は急速に変化するTICAのニーズを反映していないのではないかという懸念がある」と指摘しています。

具体的にどういうことかというと、彼女がまず例としてあげたのはBreed Section Memberの投票です。

彼女の調べによると、あるBreed Section Memberではメンバーの半数が亡くなっていたとのことです。

どうしてこういうことが起きるかというと、メンバーが終身会員になっていた場合、亡くなってもそのまま会員としての籍が残り、それが有権者としてカウントされてしまっているわけです。

確かにこういう状況だと、有権者の何%の署名を以てリコール手続きを開始できる…としていても実際には無理ということになります。

TICA本部において有権者の大規模調査をするかどうかといった言及はありませんが、こうした背景があることを理解しておく必要があります。

TICA Asia East Regionもメンバーの顔ぶれが大きく変わっているようですが、亡くなられたRegionメンバーの情報がTICA本部に届いているかどうかを確認していく必要があるかもしれません。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

大阪府6月23~29日の感染報告者数は1医療機関当たり1.22で前の週に比べ17.3%増えています。

名古屋市の6月23~29日の感染報告者数は1医療機関当たり1.70人で前の週に比べ21.4%増えています。

福岡市6月23~29日の感染報告者数は医療機関当たり1.55人で前の週に比べ31.4%増えています。

北海道の6月23~29日の感染報告者数は1医療機関当たり0.58人で前の週に比べ7.4%増えています。

2025年7月 3日 (木)

【TICAルール改正】会長/副会長/Region Directorなどの解任申し立て手続き改正(2)集める署名数の違いの「何故」…

きのうの続きになりますが、Spring Board Meetingで可決したものの(今秋の一般メンバー投票にかけられますが…)、私にとっても大いなる疑問のある改正案であり、同じことをDirectorのひとりも指摘し、そのことがMinutes(議事録)に記載されています。

この改正案の動議には3人のDirectorが反対票を投じており、そのうちの1人が署名数の比率(下記)は受け入れられないとの意見を付しています。

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115.3.1 会長または副会長の解任の場合、当該役員を選出した前回の定例選挙における投票数の30%に相当する署名
115.3.2 Regional Directorの解任の場合、当該Directorを選出した前回の定例選挙における投票数の60%に相当する署名
115.3.3 Breed Committee Memberの解任の場合、当該メンバーを選出した前回の定例選挙における議長職の投票数の80%に相当する署名。ただし署名数は最大50名とする。
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もちろん、提案者が何も考えず恣意的に比率を決めたわけではなく、今秋の一般メンバー投票にかけられることからも、TICA Asia East Regionメンバーにおいては提案理由を正しく理解しておく必要があります。
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2025年7月 2日 (水)

【TICAルール改正】会長/副会長/Region Directorなどの解任申し立て手続き改正(1)会長/副会長は容易になる?

TICAの会長/副会長/Region Director/Breed/Breed Group Sectionメンバーの解任申し立て手続きに関するルール改正がSpring Board Meetingで可決し、今秋の一般メンバー投票にかけられます。

簡単に言うと、会長/副会長の解任申し立ては現在より簡単になり、Region DirectorとBreed/Breed Group Sectionメンバーに対する解任申し立ては現在より難しくなりそうです。

可決した改正案は以下の通りです。(※1151.1は削除提案を削除した後のルール、削除部分は下記画像参照)
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115.1 Recall Petition. Members of the Association, a Region or Breed/Breed Group Section may petition to remove a President, Vice President, Regional Director or Breed Committee member from office prior to the expiration of their term. Recall may only be initiated on grounds of incompetency, misconduct or malfeasance in office. Following a ballot of the eligible members of the Association, the Region, or the Breed/Breed Group Section, the President or Vice President, Regional Director or a member of the Breed Committee, respectively, shall be removed from office immediately if there is an affirmative vote by a majority of the voting members.
115.1 解任申し立て。協会、RegionまたはBreed/Breed Group Sectionのメンバーは、任期満了前に会長、副会長、Regional DirectorまたはBreed Committee memberの解任を申し立てることができる。解任は、職務上の無能力(incompetency)、不祥事(misconduct)、または不正行為(malfeasance)を理由とする場合にのみ申し立てることができる。協会、RegionまたはBreed/Breed Group Sectionの資格のあるメンバーによる投票の結果、投票権を持つメンバーの過半数の賛成票があった場合、会長、副会長、Regional DirectorまたはBreed Committeeメンバーはそれぞれ直ちに解任される。

115.2 Notice. Notice of intent to present a petition to have a ballot published for recall of a specified person or persons shall be filed with the Executive Office. Within 30 days of the filing of the notice, the recall petition shall be filed with the Executive Office. The Business Manager/Executive Secretary shall immediately forward a copy of the Petition including the reasons to the person(s) whose recall is sought.
115.2 通知。特定の者(複数可)のリコールを求めるための投票用紙の公表を求める請願を提出する旨の通知は、執行部に提出しなければならない。通知の提出後30日以内に、リコール請願書を執行部に提出しなければならない。事業部長/事務局長は、理由を付記した請願書の写しを、リコールを求める者に直ちに送付しなければならない。

削除)115.3 Signatures and Fee. For recall of the President or Vice President, the petition shall contain a minimum of 250 signatures; for Regional Director, signatures of 150 or one-half of the members of the Region; for Breed Committee, signatures of 50 or one-half of the members of the Breed/Breed Group Section. In every case, it shall be accompanied by the appropriate fee as specified in the Standing Rules.
削除)115.3 署名と手数料。会長または副会長の解任を申し立てる場合、申立書には最低250名の署名が必要である。Regional Directorの場合は150名または当該Regiobnのメンバーの半数、Breed/Breed Group Sectioメンバーの場合は50名またはBreed/Breed Group Sectioのメンバーの半数以上の署名が必要となる。いずれの場合もStanding Rulesに定める手数料を添えて申立書を提出する。

115.3 Signatures and Fee. Recall petitions shall contain the signatures of members in good standing, as follows, and be accompanied by the appropriate fee as specified in the Standing Rules.
115.3.1 For recall of the President or Vice President, signatures equal in number to 30% of the number of votes cast at the last regular election which resulted in the election of that official.
115.3.2 For recall of Regional Directors, signatures equal in number to 60% of the number of votes cast at the last regular election which resulted in the election of that official.
115.3.3 For recall of Breed Committee Members, signatures equal in number to 80% of the number of votes cast for the position of Chair at the last regular election which resulted in the election of that official, subject to a maximum of 50 signatures.
115.3 署名および手数料。解任申し立てには、以下のとおり正会員の署名があり、Standing Rulesに定める所定の手数料が添えられるものとする。
115.3.1 会長または副会長の解任の場合、当該役員を選出した前回の定例選挙における投票数の30%に相当する署名
115.3.2 Regional Directorの解任の場合、当該Directorを選出した前回の定例選挙における投票数の60%に相当する署名
115.3.3 Breed Committee Memberの解任の場合、当該メンバーを選出した前回の定例選挙における委員長職の投票数の80%に相当する署名。ただし署名数は最大50名とする。
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2025年7月 1日 (火)

【TICAルール改正】猫の健康管理を巡る改正案はAnnual Board Meetingに再提出へ

きょう紹介する猫の健康管理の強化を巡る議案は、先のSpring Board Meetingで「Take no action」 として否決されたものの、Annual Board Meetingで再提出されるとのことです。

TICA Asia East Regionメンバーにおいては、こうした動きがあることを念頭に置いておいていただければと思います。

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14.2 Duties. Members of each Breed/Breed Group Section shall sponsor the breed/breed group and be responsible for developing a comprehensive standard, which includes current health concerns and required health-testing, for the breed/breed group and proposing amendments and revisions of the standards for the breed/breed group. The section for current health concerns must be updated at least once every five years.
和訳)14.2 責務。それぞれの猫種/猫種グループセクションのメンバーは、当該猫種/猫種グループのスポンサーとなり、当該猫種/猫種グループの現在の健康上の懸念事項(health concerns)と必要な健康検査(health-testing)を含む包括的なStandardを策定し、当該猫種/猫種グループのStandardの修正および改定を提案する責任を負うものとする。現在の健康上の懸念事項に関するセクションは、少なくとも5年に1回更新されなければならない。

Amend Reg Rule 310.1:
310.1 A litter of kittens must be registered with TICA provided the dam of the litter is registered with TICA. If the sire of the litter is not registered with TICA but is registered with another association, a copy of his certified pedigree from a recognized registering body showing three generations of pedigree or pedigree to the extent of his registration in the other association must accompany the application for litter registration. The copy shall then be attached to the application for a record in the association files.
和訳)310.1 子猫の母猫がTICAに登録されている場合、その子猫のリターはTICAに登録されなければならない。その子猫の父猫がTICAに登録されていないが、他の協会に登録されている場合は公認登録機関が発行した3世代にわたる血統書、または他の協会への登録を示す血統書の写しを、子猫登録申請書に添付しなければならない。この写しは、協会のファイルに記録されるため、申請書に添付しなければならない。

  310.1.1 Both dam and sire of the litter must meet the breed-specific health-testing requirements, if any, designated by the breed standard. A record of these health tests must either accompany the application for litter registration or be recorded with TICA previously.
  和訳)310.1.1 子猫の母猫と父猫は、それぞれの猫種のStandardで定められているその猫種固有の健康検査(health-testing)の要件を満たしていなければならない。これらの健康検査(health-testing)の記録は、子猫登録申請書に添付するか、事前にTICAに記録されていなければならない。
Bylaw-142
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

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