「もっと教育の行き届いたレフェリーが必要だ」…
2月28日のブログ「『ジャッジをしっかり教育してほしい』…で」書いた件と似たようなことが再びボクシング界で起こりました
事態の深刻さという意味では今回の方が深刻ですが、3月1日に行われたこの試合はWOWOWエキサイトマッチで放映されていたため、TICA Asia East Regionメンバーで観た人はかなり少ないかもしれません。
【疑惑の判定で「審判はルールを破った!」という声も】
下の画像にあるように、WBA世界ライト級チャンピオンのジャーボンテイ・デービスは片膝を付いた(付いたように見える)にもかかわらず、レフェリーは「ダウン」とせず(最初、ワン・ツー…と数え始めたが途中でやめてしまった)、立ち上がったデービスは自分のコーナーに戻り、セコンドに目の付近の汗やワセリンを拭ってもらって試合再開となりました。
判定は1人が115-113でデービスを支持、残り2人は114-114のドローであったことから、判定によるデービスの王座防衛となったわけです。
レフェリーが9回に「ダウン」としていれば、挑戦者(WBA世界スーパーフェザー級王者ラモント・ローチ)が勝っていただけに、試合後には、2階級で4団体王座統一を果たし、現在は世界4階級制覇王者テレンス・クロフォードが自身のXで「膝をついた奴をノックダウンとみなさないのを今までに見たことがない」と苦言を呈し、他にもボクシング界の名伯楽が「こんなことは起き続けるべきじゃない! レフェリーはルールを破ったんだ!」と呆れた様子だったと伝えられています。
注)別の報道によると、「目の前で見ていた審判は、デービスがダウンする前にパンチを受けておらず、したがって『ダウンは記録されるべきではない』と判断した」とのことです。
【猫界のJudgeはレフェリーとジャッジを兼ねる存在】
2月28日のブログでは採点を司るジャッジの問題を取り上げましたが、今回はレフェリーが大きな問題を起こしました。
キャットショーのJudgeは、ボクシングのレフェリーとジャッジを兼ねたようなものですから、やはり他人事と思ってはならないでしょう。
「もっと教育の行き届いたレフェリーが必要だ」という今回の〝教訓〟はそのまま猫界のJudgeにも当て嵌まることになります。
【「組織の問題」として認識し自浄作用を働かせる】
猫の審査の手順、猫の審査に当たっての基準はルールやスタンダードで決められているわけで、本来なら差別や依怙贔屓が入り込む余地はないわけですが、なかなかそうならないのは長い歴史を持ち、これだけ世間の目にさらされているプロボクシング業界も同じですから、仕方ないのかもしれません。
しかし、興業的な要素はプロボクシング界より遥かに小さく、自浄作用を働かせようと思えばどうにかなるはずです。
先の件でプロボクシング界の名伯楽は「競技を統括する組織の問題だ」と声を荒げたとも報道されていますが、猫界もしっかり「組織の問題」としての認識を持たなければならないと言えるのではないでしょうか。
※「Standard変更:PS/HI/ESを学ぶ」は休みました。
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【注目ニュース】※随時更新しています。
◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。
◆大阪府の2月24~3月2日の感染報告者数は1医療機関当たり2.85人で前の週に比べ8.4%減りました。
◆名古屋市の2月24~3月2日の感染報告者数は1医療機関当たり5.80人で前の週に比べ8.0%減りました。
◆福岡市の2月24~3月2日の感染報告者数は医療機関当たり4.37人で前の週に比べ32.7%減りました。
◆北海道の2月24~3月2日の感染報告者数は1医療機関当たり5.23人で前の週に比べ11.5%減りました。
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