Judgeも「言語化」を学ぶ必要性あり?
PS/HI/ESのStandard変更を連載中ですが、TICA Asia East Regionメンバー(特にJudgeとJudgeを目指すメンバー)に役立つネットニュースがあったので紹介します。
キーワードは「言語化」です。
【TICA Standardにとってどういう意味か」を自問自答】
記事で紹介されていた喩え話から入るのが分かりやすいでしょう。
「たとえばクライアントが『当社はサステナブルなビジネスをめざしている』といったとします。『持続可能な』という意味だけれど、この会社にとっての『サステナブル』とは何かと問いかける必要があります」--
猫界のJudgeも同じで、Standardで使われている英単語について、常に「TICAにおけるStandardにとってどういう意味か」を自問自答する必要があります。
【「より魅力的に、わかりやすく伝える」重要性】
少し難しく言うと「言語化」ということになり、この記事では次のように説明しています。
「翻訳の世界では、『トランスクリエーション』という言葉があります。『翻訳(translation)』と『創造(creation)』を組み合わせた造語。相手の話を意図通りに正しく翻訳するだけでなく、異なる文化背景を持つ人に対して、より魅力的に、わかりやすく伝えることだそうです」--
Judgeが出陳者に分かりやすく説明するためにはStandardを「正しく翻訳するだけでなく」、広く一般の人たちにも「より魅力的に、わかりやすく伝える」ことができれば、猫界の裾野も広がることが期待されます。
【ファイナルにおける〝プレゼン力〟向上のために】
記事のタイトルは「考えを『言語化する能力』を磨く秘訣は『聞く力』にあった...『相手の辞書を作る』意識で劇的な変化が」というものであり、今回の紹介の仕方は記事の趣旨とはやや外れるかもしれませんが、猫界のJudgeにおいては「学び」と「気付き」を与えてくれます。
私流に換骨奪胎するなら、Judgeの「言語化する能力」を磨く秘訣はStandardを「読む力」にあり、我田引水のようになりますがJudge一人ひとりがアクト式和訳のような〝辞書〟を作ることで、ファイナルにおけるプレゼン力も格段に向上するように思います。
Standardをいかに解釈し、理解するかのその先に、いかに正確に伝え、理解してもらい、ブリーディング向上につなげてもらうかという使命も担うことをJudgeは忘れてはならないと言えます。
※「Standard変更:PS/HI/ESを学ぶ」は休みました。
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【注目ニュース】※随時更新しています。
◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。
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