TICAルール改正案、投票結果を考える④改めてProposal 7 & 8の結果を検証㊤自由裁量と恣意性
改めてTICAルール改正案Proposal 7 & 8の結果を検証してみたいと思います。
Proposal 7は以前の状態に戻すか戻さないかということで、「YES」「NO」に票を投じたメンバーの気持ちは分かりやすいかと思います。
しかし、Proposal 8は改正内容に広がりがあり、特にProposal 7と比べると複雑なため、「NO」に票を入れた人が何を以て「NO」としたのか分かりにくくなっています。
というのも、例えばですが、①キツンもカウント10頭以下は〝漏れなくファイナル〟にしてほしい(キャッツはしなくていい)、②逆にキャッツもカウント10頭以下は〝漏れなくファイナル〟にしてほしい(キツンはしなくていい)と思っていたメンバー)、③Judgeの自由裁量ではなくそうしてほしい--と思っていたメンバーは、もしかしたら不完全なルール改正案であるとして「NO」にしたかもしれないからです。
私がこの改正案で一番引っ掛かったのも、Judgeの自由裁量で決められるとしていた部分であり、これだけは賛同できません。
以前も書きましたが、「自由裁量」と言うと聞こえがいいですが、悪用し放題のリスクがあり、恣意的な運用がまかり通る可能性があるからです。
例えばこんなケースです。
カウント10頭だった場合、トップ5でもトップ10でも、このルールが通ればJudgeが自由にできることになります。
クラブ員の猫や懇意とするブリダーの猫が7頭含まれていたとすると、Judgeはこの7頭ファイナルで終えてしまうこともできるわけです。
極端な話しですが、同様にカウント10頭で、仲の悪いブリーダーの猫が1頭含まれていた場合、Judgeがこの1頭だけ外してトップ9ファイナルにしてしまうこともできてしまいます。
さらにはこんなケースも考えられます。
自分が所属する倶楽部のショーで、10頭全てクラブ員の猫であると想定していたら、実はクラブ員の猫は5頭しかいなかった場合、「漏れなくファイナルにしようかと思っていたけどやめたわ。クラブ員の猫だけのトップ5にしよう」といったこともできてしまうわけです。
これら全てルールに違反せずにできるのです。
Boardでこうした意見が出たかどうか、さらには海外の一般メンバーの間でこうした懸念が出ていたかどうか知る由もありませんが、私にしてみれば考えれば考えるほど問題の多い改正案と思っています。
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。
◆大阪府の11月18~24日の感染報告者数は1医療機関当たり1.13人で前の週に比べ8.8%減りました。
◆名古屋市の11月18~24日の感染報告者数は1医療機関当たり2.06人で前の週に比べ5.9%減りました。
◆福岡市の11月18~24日の感染報告者数は医療機関当たり0.67人で前の週に比べ11.8%減りました。
◆北海道の11月18~24日の感染報告者数は1医療機関当たり5.50人で前の週に比べ15.8%増えています。
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