TICAルール改正案、13 Proposal 全て「可決」??
非公式情報ながら、TICAのルール改正案は13のProposal全て「可決」したとのことです。
【Proposal 7 & 8の両方とも「可決」の衝撃!】
私が提案したProposal 5 - Amend Show Rule 26.1 and Standing Rule 209.1.1.6.1(Caging)も可決したようなので、それはそれで歓迎しますが、問題はきのう紹介したProposal 7 & 8も両方「可決」したことになり、(私の理解が間違っていなければ…ということになりますが)、一体どうなってしまうのか(=どちらの改正案を採用するのか)と不思議に思わざるを得ません。
ある海外の有力メンバー(Directorではありませんが、あるCommitteeメンバー)は「多くの人が投票する前に改正案をよく読んでいなかったからこういう結果になったのだろう」みたいなことを言っていましたが、きのうのブログでも書いたように私にとっては「青天の霹靂」以外の何ものでもありません。
おそらくここには2つの大きな問題があったと言えるでしょう。
【一般メンバーの〝ルールリテラシー〟低下が著しい?】
ひとつは一般メンバーにおいて、ルール改正案をよく読まず、「Boardが可決したのだから…」と安易に考えて全て「YES」で投票した人が相当いたであろうということであり、一般メンバーの〝ルールリテラシー〟の低下が懸念されること。
もうひとつは、TICA Asia East Regionがその典型例ですが、Directorに啓蒙意識が欠如しており、単に和訳を載せれば義務を果たしたかのように勘違いし、一般メンバーの〝ルールリテラシー〟低下に対応するための解説努力を怠ったことです。
これら2つは密接に関連しており、Regionメンバーの〝ルールリテラシー〟がそれなりに高ければ後者の必要性は薄くなりますが、低ければ低いほど解説努力の必要性は高まります。
【Directorによる解説努力の怠慢も問題では?】
「明るく楽しく」などと能天気に言っているからというわけでもないでしょうが、一般メンバーが「明るく楽しく」活動するための土台づくりにかかわる努力や義務を軽視したり、おざなりにしたりしてはならないのに、それを怠ったツケが回ってきたとも考えられます。
和訳を載せるだけで精一杯で、解説する能力に欠けていたのか、あるいはRegionメンバーの〝ルールリテラシー〟が高いと踏んで、解説など必要ないと判断したのか分かりませんが、このままでいいわけはありません。
日本も世界も、あちらこちらで民主主義が劣化している姿を突き付けられますが、まさか小さな趣味の世界、それも国際団体であっても劣化が進んでいることをまざまざと見せつけられたような気がしてなりません。
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。
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