TICAルール改正案、投票結果を考える⑤改めてProposal 7 & 8の結果を検証㊦TICAの「価値」
全13 Proposalの中で、Proposal 8は最も反対票が多かったわけですが(336票で、繁体が300票を超えたのはこれだけ)、Boardはやはりその理由をしっかり分析する必要があるでしょう。
【タイトルや賞を「獲得しやすくなる」→「価値」は下がる】
きのうも検証を試みましたが、それ以外に挙げられそうなのは、TICAのタイトルと賞の価値の問題だと思っています。
「獲得のしやすさ」と「価値の高さ」はトレードオフの関係であり、獲得しやすければしやすいほど「価値」は下がりますし、獲得しにくくなればなるほど「価値」は上がります。
ここで重要なのは、そしてTICAメンバーのみなさんにしっかり考えていただきたいのは、その「価値」というものは過去に遡って大きな影響を受けるということです。
【過去に獲得したタイトルや賞の「価値」まで下がることに】
今回のルール改正により、タイトルや賞を獲得しやすいようになり、「価値」が下がるということは、苦労して獲得してきた過去のすべてのメンバーのタイトルや賞の「価値」まで下げ、その努力を貶めることにつながるということです。
今回の改正案を提出した人たちや賛成票を投じた人のタイトルや賞歴を知る由もありませんが、おそらく苦労して高いレベルのタイトルを獲得して来なかったし、それだけの苦労を払うこともなかったのだろうと思ってしまいます。
「LA」にしろ「IW」にしろ「SGC」にしろ、高いレベルを追い求めれば追い求めるほど努力と苦労は多く、その「価値」を下げることにつながるようなルール改正案に安易に賛成票を投じるとは思えません。
【苦労・努力してタイトルや賞を獲得してきたメンバーは反対?】
私の勝手な推測ですが、Proposal 8に反対した336人のうち、「LA」「IW」「SGC」を数多く獲得してきたベテランメンバーが多かったのではないでしょうか。
「LA」の称号の猫を持つブリーダーで、Proposal 8に賛成票を投じたブリーダーは皆無であろうとも思います。
いずれにしても、Proposal 8の改正案がTICAの今後だけではなく、過去に遡って悪影響を及ぼしかねないものであるという認識を断じて忘れてはなりませんし、そのことを考慮せずに投票することもあってはならないと私は考えています。
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【注目ニュース】※随時更新しています。
◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。
◆全国の11月18~24日の感染報告者数は1医療機関当たり1.81人でした。前の週に比べ4.7%減りました。
◆東京都の11月18~24日の感染報告者数は1医療機関当た0.99人で前の週に比べ22.7%減りました。