〝時代遅れ〟に胡座をかくBreeder、Clerk、Judgeにならない為に④疑われてもならない
「証拠さえ掴まれなければ何をやっても構わない」--。私には小さな趣味の世界で、こんな精神風土が広がっているように思えてなりません。
【「証拠を掴まれなければ何をやってもOK」ではない!】
審査における依怙贔屓や〝出来レース〟をはじめ、「証拠があるなら出してみなさいよ!」と言わんばかりの審査が大手を振って歩いています。
PENALIZE対象の欠点があっても見逃し見過ごし、指摘されても認めず、詭弁と言い逃れに終始しているのもそうした精神風土が根深く巣食っているからに他なりません。
しかし、時代の要請は全く逆の流れで急激に進んでいます。
【たとえ損を出してもインサーダー取引規制に引っ掛かる】
猫界のみなさんでも聞いたことぐらいはあるかもしれませんが、株をやっているメンバーであれば「インサーダー取引規制」をご存知でしょう。
法令に疎い投資家だと、「インサイダー取引をしたという明確な証拠がなければ大丈夫」とか、「仮にインサーダー取引をしても儲けが出なければ(損をしたなら)処罰の対象にはならない」とか思っている人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。
時代の要請に応じ、「インサーダー取引規制」の法令自体、年々厳しさを増し、改正を重ねているのです。
【Judgeは依怙贔屓を疑わしめるような審査を慎むべき】
大手企業の中には社員規定として「インサイダー取引を疑わしめるような行動も厳しく規制する」ところも出てきています。
例えば「従業員は在籍中に知った重要事実等を第三者に漏らしてはならず、また重要事実等を利用しまたは利用したと疑われる取引を行ってはならない」とか「従業員は、その資質を疑わしめるような、またはインサイダー取引を疑わしめるような行動を慎むべく十分に注意しなければならない」ろしています。
猫の審査に関して言えば、Judgeは依怙贔屓や〝出来レース〟が疑われる審査を行ってはならない--ということになりますが、現状はどれだけ疑われようがお構いなしで、「証拠があるなら出してみなさいよ!」と言わんばかりの風潮が蔓延しています。
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【注目ニュース】※随時更新しています。
◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。
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