Standardの学び方講座(基礎)⑫TOと、RB & DSKの配点項目数の違い
Judgeは除いて、TICA Asia East Regionメンバーの中で次の問いに答えられる人がどれだけいるでしょうか?
◆第1問◆TICAの全BreedのStandardにおいて、ポイントが割り振られている個別項目数が最も多いのはどの猫種?
◆第2問◆逆にポイントが割り振られている個別項目数が最も少ないのはどの猫種?
Judgeにとってみれば朝飯前の超簡単な問いかもしれませんが、Clerkやベテランブリーダーにおいて両方正解するのはかなり難しいかもしれません。
しかし、素人判断で比べて見ても、Standardにおけるその詳細な記述は措くとして、これらの猫種が同じように審査を受けるのであれば、有利/不利があっても当然ではないかしら…と思うのではないでしょうか。
ちなみに問1の正解はTONKINESE(TO)で22項目あり、問2の正解はRUSSIAN BLUE (RB)とDONSKOY(DSK)で、TOの半分以下の10項目しかありません。
だからと言って審査時間に2倍以上の開きがあるわけではありませんから、TOは難しい審査となることは想像に難くありません。
また、同じ10項目ながら、RBとDSKを比べると、RBの方はColorとTextureが各20点、このほかTorsoとHEAD Shapeが各15点、Eyesが10点で、これら5項目で80点にもなるわけです。
もうひとつのDSKは配点ウエイトがばらけていて、RBに比べると審査が大変であろうことがうかがえます。
TOについては、配点が細かいと分類できるであろう1~3点の項目がChin、Muzzule、Nose、Neck、Liges、Feet、Tail、COAT Length、Texture、Condition、Balanceと11項目にも及びます。
一方で、配点ウエイトが高い項目もTorsoの11点を最高に、ProfileとMusclature、Body、Points・Nose Leather・Paw Pads、Eye Colorの5項目が8点で続きます。
なかなか難しい猫種であることが実に良く分かります。
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【注目ニュース】※随時更新しています。
◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。
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