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2024年10月

2024年10月31日 (木)

「無関心であることに少し怒りを感じる」…

衆院選も終わり、日本では政局の行方に関心が集まりますが、選挙という意味ではやはり次は11月5日の米大統領選でしょう。

カマラ・ハリス民主党候補(現副大統領)の支援集会に駆け付けたミシェル・オバマさんが痛烈にドナルド・トランプ氏を批判し、「彼のとっぴな行動、明らかな精神的後退、重罪犯としての過去、悪徳地主、性的虐待で有罪判決を受けた搾取者であることに対してわれわれが無関心であることに少し怒りを感じる」と話したとの報道を読みました。

【猫界に蔓延る依怙贔屓や出来レースに対する「無関心」】

小さな趣味の世界の場合、私利私欲と利害打算でまとまった仲間内が大勢を占めるため、お互いに〝甘い汁〟を吸うわけですから「無関心」というわけではありません。

私が言いたいのは、こうした仲間内の外側にいて〝甘い汁〟を吸われているにもかかわらず、声を上げず、あたかも「無関心」でいるように見えるメンバーがそれなりにいるという事実です。

もちろん、泣き寝入りを強いられ、排除されるメンバーもいるわけですが、そうしたメンバーの慟哭を目の当たりにしながらも「無関心」を装うことに、私も怒りに似た感情を抱かないと言えばうそになります。

【あなたの大切な愛猫の審査を本当に委ねられますか?】

ミシェルさんは「どうかトランプのような人々に私たちの運命を委ねないで」と訴えたとも伝えられていますが、猫界において私は全く同じ気持ちです。

平然と依怙贔屓して当然のように〝出来レース〟をするような〝審査屋〟にあなたの大切な愛猫の審査を委ねないで…という思いでいっぱいです。

RulesとStandardsを熟知し、中立・公平・公正に審査できて、はじめて私たちは自分の愛猫を委ねられるのではないでしょうか。

【出陳者自らが誰が真のJudgeで誰が〝審査屋〟か見極める】

猫はJudgeか〝審査屋〟か判断する能力もなく、選ぶこともできません。

出陳者がしっかりした見極める目を養い、自らしっかり勉強し、どの人が真のJudgeでどの人が〝審査屋〟か、そしてどの人がPENALIZEを堂々と見過ごす人なのか、どの人が依怙贔屓をする人なのか、愛猫に代わって峻別しなければならないと言えます。

愛猫を委ねるJudgeに対する「無関心」があっては愛猫に申し訳ないという気持ちでいっぱいになるぐらいでなければ、Breederとしても失格のように私には思えます。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年10月30日 (水)

猫界も「やっぱり『させていただいている』という意識が大事」…

TICA Asia East Regionメンバーでも名前ぐらいは知っているかと思いますが、スーパーボランティアの尾畠さんの言葉が強く胸に響いたので紹介します。

【「審査してやっている」ではなく「審査させていただく」】

ある記事で次にようなことが書いてありました。

「尾畠さんは、ボランティア活動をする上で、決めていることがあるという」「やっぱり“させていただいている”という意識が大事。だから、活動先で物品、飲食など対価は全く受け取らない。爪楊枝一本だって受け取らない。勧められるけど、その誘惑に負けそうになったこともないね。自分で初めに決めたことだから」--。

もしかすると根本的な見解の相違ということになってしまうかもしれませんが、私の考えは、Judgeは出陳者の猫を「審査してやっている」のではなく、「審査させていただいている」と思っています。

【謙虚に審査すれば利害打算や私利私欲の入る余地なし】

出陳者が高い出陳料を払って、愛猫とともにショーに参加してしただき、Judgeはその猫を大切に審査させていただいている--ということであり、その認識なくしてJudgeは務まらないというのが私の信条です。

そう考えられるなら、利害打算や私利私欲の入り込む余地はありません。

無意識であったとしても「審査していやっている」という気持ちがあるからこそ、傲慢不遜な審査になったり、短時間で終わらせたり、心ないコメントがつい口をついて出てしまうわけです。

【Clerkも「させていただいている」という気持ちが大切】

Master ClerkにしろHead Ring Clerkにしろ全く同じです。

そのリングの猫の安全・安心を担う大切な役割を担わせていただいている--という感覚なしにまともなClerkの仕事はできません。

名ばかりClerkにならないため(生み出さないため)に、名ばかりJudgeや〝審査屋〟にならないため(養成しないため)にも、「させていただいている」という気持ちを根付かせる努力を全てのメンバーがしなければならないのです。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年10月29日 (火)

猫界においてJudgeと〝審査屋〟は明確に異なる…

今夏の都知事選で、石丸伸二前安芸高田市長が「政治屋の一掃」を掲げていたのは記憶に新しいところですが、今回の衆院選の結果を受けての報道でも「政治屋(ポリティシャン)は次の選挙を、政治家(ステーツマン)は次の世代を考える」という格言が紹介され、私としても「そう言えば…」と思うところがありました。

【猫界においても「政治屋」のような〝審査屋〟がいる?】

人によって「政治屋」のイメージは微妙に違うかもしれませんが、一般的には「政治に携わり、それによって利権を得たり名誉欲を満足させたりする人」を言います。

これを猫界に当て嵌めると、「キャットショーに携わり、審査を通じて利権を得たり名誉欲を満足させたりする人」ということになるでしょうか。

こうして改めて考えると、あちらこちらに〝審査屋〟がいて、跋扈しているように映ります。

【〝審査屋〟は次のショーを、Judgeは次の世代を考える】

冒頭に紹介した格言を換骨奪胎して当て嵌めれば、「〝審査屋〟は次のショーを、Judgeは次の世代の猫界を考える」とでも言えるでしょうか。

TICA Asia East Regionの最近の動きを見ると、Judgeを育成するというより、〝審査屋〟が新たな〝審査屋〟を作り出そうと躍起になっているような気がします。

これを私はJudgeの粗製濫造と呼びましたが、正確ではなかったかもしれません。

〝審査屋〟による〝審査屋〟の粗製濫造であり、どこまで腐れば気が済むのかと思ってしまうほどです。

【私がこのブログで敢えて「Judge」と表記する意図と狙い】

私が「Judge」と書くことに違和感を覚えるメンバーもいるかもしれませんが、その違和感は間違ってはいません。

なぜなら「Judge」と書けば、通常は「裁判官」や「判事」を意味するからです。

小さな趣味の世界の審査員と言えども、「Judge」のような公平性・公正性・平等性を大切にし、常に自分を厳しく律するようであってほしいという願いを込めています。

TICA Japan Members’ Training & Development Acatdemy(略称:TICA Japan TDA)が目指すのも、Judgeの育成であり、〝審査屋〟の育成ではありません。
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年10月28日 (月)

〝時代遅れ〟に胡座をかいているような政党や政治家はダメでした…

衆院選は与党(自民党+公明党)の惨敗となりました。

分析や今後の政局は専門家に任せるとして、私が強調したいのは、やはり〝時代遅れ〟に胡座をかいているような政党や政治家はダメということです。

【昔のJudgeにはアリだったかもしれないが…】

象徴的な事例はいくつもありますが、そのひとつは「お助けください」という涙ながらの動画が拡散した女性候補でしょう。(※この候補は夫婦ともども落選)

「昔の政治家にはアリだったかもしれないが、泣き落としは今の時代に合わない」なんてコメントが紹介された記事を読みましたが、時代遅れの感覚を自覚できなかったことは敗因のひとつだったと思います。

小さな趣味の世界でも「昔のJudgeにはアリだったかもしれないが…」という審査を続けるようなら、出陳者から見限られることは間違いないでしょう。

【代表と副代表が落選する政党も…】

どことは言いませんが、党の代表や副代表が落選する事態に落ち入った政党もありました。(※この政党の小選挙区での結果は4勝7敗でした)

小さな趣味の世界に目を移しても、クラブ員の数が減り、クラブの組織力も落ちる中で、たとえ会長をを代えたとしても〝時代遅れ〟の感覚を引き摺ったまま〝時代遅れ〟のクラブ運営をしているとジリ貧になることは避けられません。

では、新しいクラブを作れば解決するかというと必ずしもそういうわけではなく、時代に相応しい、そして時代を先取りしたクラブ運営をしなければ同じ轍を踏むでしょう。

【政界も趣味の世界も抜本的解決にはほど遠く】

日本の政治においてカネの問題が常にあるなら、小さな趣味の世界においては、「依怙贔屓」と「出来レース」の問題が常にあり、なかなか根本的な解決には至りません。

今回の衆院選挙でも、派閥裏金問題で何らかの処分を受けた議員のうち、比例重複なしや無所属であっても何人かは当選し、いわゆる「禊を済ませた」ことになるわけです。(※自民党派閥裏金事件に関係した議員だった候補者は小選挙区で18勝28敗)

小さな趣味の世界の場合、なんでも中途半端であやふや曖昧なこともあり、どんな問題や不祥事、トラブルを起こそうが、〝お咎めなし〟で何事もなかったかのように活動を続けることができてしまいます。

それでも少しずつでも良くなれば…という思いを持ち続けることが大切と、選挙結果を受けて思いを新たにしたいところです。
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年10月27日 (日)

〝時代遅れ〟に胡座をかくBreeder、Clerk、Judgeにならない為に⑦負の連鎖をきっぱり断ち切らない限り

きょうは衆議院選挙の投票日ですが、もう投票は済ませたでしょうか?

「勝手なお世話よ!」「TICAと関係ないじゃないの!!」と激しいバッシングを受けそうですが、私の勝手な臆測を綴れば、TICA Japanのメンバーの多くは自民党支持ではないかと思っています。

【行動原理が自民党員や熱烈な支持者と「瓜二つ」??】

いまさら「どこが?」と突っ込みを入れるメンバーはいないと思いますが、やはり既得権益を守ろうとし、カネに目敏く執着し、「弱きを助け強きを挫く」とは真逆の「強きに寄り添い弱きを挫く」みたいな姿勢はとても似ているからです。(※少なくとも私にはそう見えますし、そう思えます)

趣味の世界に露骨に政治や宗教の話題を持ち込むことは、さすがの私もしないので、誰が本当に自民党員か、または熱烈な自民党支持者か分かりませんが、野党寄りでないことは、これまでのショー会場における言動を見ればうかがい知ることができるでしょう。

選挙結果は分かりませんが、小さな趣味の世界において時代遅れに胡座をかき、既得権益を守り、カネに目敏く執着し、「強きに寄り添い弱きを挫く」みたいな姿勢が今後も通用するのかどうか、〝未来図〟の方向性が垣間見られるのではないかと思っています。

【米大統領選挙におけるトランプとも通底する精神構造】

日本の衆院選が終われば、すぐ米大統領選がやってきますが、ここでも私の勝手な臆測を綴れば、TICA Japanのメンバーの間ではトランプ支持が意外に多いような気がしてます。

米国の為と装いながら自分の為に動き、すべては利害得失で判断し、ルールまで都合良く捻じ曲げようとします。

自己愛の塊のトランプを否定することは、自己愛に凝り固まった自分を否定することになるため、どんなスキャンダルや不祥事を起こし、どれだけとんでもないデマを拡散しようが、熱狂的なトランプ支持者が決してトランプから離れることはありません。

小さな趣味の世界で巻き散らかされるデマや臆測、被害者を装った加害者の言動がたやすく広がるのも、そうした精神構造が横たわっているからに他ならないと言えるでしょう。

【どこかできっぱりと断ち切らなければならない】

中東にしろ、ウクライナにしろ、そして北朝鮮や台湾を巡る問題にしろ、世界情勢は予断を許さない綱渡りの状態が続きますが、小さな趣味の世界だけ全く無縁に「明るく楽しく」なんて暢気なこのは言っていられません。

その証拠に、国内に目を転じれば、動物愛護法が強化され、今後もその方向が強まることが予想されます。

英語も話せず機械翻訳に依存して、TICAのRulesもStandardsも正確に解釈できず、名ばかりの資格だけで通用する時代は終わったことを、全てのTICA Japanのメンバーが自覚し、刮目しなければなりません。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年10月26日 (土)

〝時代遅れ〟に胡座をかくBreeder、Clerk、Judgeにならない為に⑥自分やクラブ員の〝懐〟を肥やす?

「宗教と政治の話はお断り!!」というTICA Asia East Regionメンバーも少なからずいることとは思いますが、明日は衆院選の投開票日です。

与党が勝つか野党が勝つか、かなり予測が難しいようですが、このブログで取り上げるのは勝敗予想ではありません。

【「自分の懐を肥やし、利権のあるところだけを潤している」】

ある野党幹部が野党議員の応援演説に入り、自民党候補について「日本の活力や経済成長よりも自分の懐を肥やし、利権のあるところだけを潤している。それが日本の経済そのものを停滞させてきた原因ではないか」と訴えていたのが印象に残りました。

猫界も同じであり、「TICA Asia East Regionの活力や成長よりも自分やクラブ員の懐を肥やし、利権のあるところだけを潤している」と言えるのではないでしょうか。

もちろん、そうしたことが「TICA Asia East Regionそのものを停滞させてきた原因ではないか」と言いたいわけです。

【日本の趣味の世界は日本の政治の世界のまるで縮図?】

この野党幹部は「日本の政治は、裏金や企業献金、世襲を続けた自民党が、新しい人たちを政治の世界に入れることを阻害している」とも訴えていたそうですが、これまたTICA Asia East Regionにそっくりそのまま当てはまりそうです。

〝裏金〟や〝献金〟を使って猫の成績を買ったり、更新テストをやってもらったり、トレイニーになるのに何百万円もかけてトレイニー昇格テストを代行してもらったり--。

新しい人たちがTICA Asia East Regionに入ることを阻害しているのもそっくりです。

【自分の猫に良い成績をくれないならあらゆる協力を拒む】

有権者の投票行動も似通っています。

公平・公正・平等な審査など「クソ食らえよね!」と言わんばかりに、自らの猫を潤してくれそうなJudgeやメンバーを慕い、自分の猫に良い成績をくれなければあらゆる協力を拒むという卑しいやり方まで平然と行われているわけです。

自分の無為無策や不作為等は簡単に棚に上げて知らん顔をする一方で、ちょっと気に入らないメンバーの弱点や隙を見付けようものなら徹底的に叩き、潰そうとするのも同じでしょう。

こうした行動原理が時代遅れであると、国民の審判を受けるのかどうかに注目したいと思います。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

全国の10月14~20日の感染報告者数は1医療機関当たり1.86人でした。前の週に比べ21.8%減りました。8週連続で減っています。

東京都の10月14~20日の感染報告者数は1医療機関当た1.30人で前の週に比べ27.8%減りました。

2024年10月25日 (金)

〝時代遅れ〟に胡座をかくBreeder、Clerk、Judgeにならない為に⑤Judgeは「必死に勉強」できる人でなければ…

未来の猫型ロボット「ドラえもん」、そのかつての声優、大山のぶ代さんが亡くなられました。

【Judgeも「教養が大切」、「必死に勉強」する人でないと…】

なぜ、この話題を取り上げたかというと、大山さんが語っていた言葉がメディアで紹介されていたからです。

「役者は教養が大切。必死に勉強しました」--。

今のTICA Asia East RegionのJudgeで、「教養を大切」にし、「必死に勉強」している人がどれだけいるでしょうか。

【教養なく勉強熱心でないJudgeに愛猫を委ねられない】

TICA JAPAN Members’ Training & Development Acatdemy(TICA Japan TDA)の宣伝をするつもりではないのですが、私がこの活動を立ち上げた大きな理由のひとつに、Judgeを志すメンバーに勉強のツールを提供することがあります。

このブログに対しては「TICAのクラブのブログとして相応しくないテーマがある!」と激しいバッシングを受けることもありますが、敢えて時事問題を扱うのも「Judgeは教養が大切」であるからに他なりません。

一見、無関係に見えるようなことでも、掘り下げ突き詰めていけば、Judgeの能力や資質、スキルと通底するものが多いのです。

【今のJudge陣に「膨大な努力」を見て取れる?】

ドラえもんの声優陣がひとつのチームであったと言うのは有名な話です。

ある新聞のコラムには「こんにちは、ぼくドラえもんです。『この一言だけで喜んでもらえる。こんな幸せはありません』と、大山さんは微笑んだ。だがその背後にある膨大な努力とチームワークこそが、見る者を笑わせ、励まし、時に泣かせてきたのだろう」と書いていました。

しかし、小さな趣味の世界のJudge陣を顧みると、利害打算だけでつながる「チームワーク」が醜いほど前面に出て、「膨大な努力」はかけらも見られないと言わざるを得ません。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

大阪府の10月14~20日の感染報告者数は1医療機関当たり1.01で前の週に比べ29.9%減りました。

名古屋市の10月14~20日の感染報告者数は1医療機関当たり1.94で前の週に比べ26.5%減りました。

福岡市の10月14~20日の感染報告者数は医療機関当たり0.84人で前の週に比べ30.6%減りました。

北海道の10月14~20日の感染報告者数は1医療機関当たり3.78人で前の週に比べ4.5%減りました。

2024年10月24日 (木)

〝時代遅れ〟に胡座をかくBreeder、Clerk、Judgeにならない為に④疑われてもならない

「証拠さえ掴まれなければ何をやっても構わない」--。私には小さな趣味の世界で、こんな精神風土が広がっているように思えてなりません。

【「証拠を掴まれなければ何をやってもOK」ではない!】

審査における依怙贔屓や〝出来レース〟をはじめ、「証拠があるなら出してみなさいよ!」と言わんばかりの審査が大手を振って歩いています。

PENALIZE対象の欠点があっても見逃し見過ごし、指摘されても認めず、詭弁と言い逃れに終始しているのもそうした精神風土が根深く巣食っているからに他なりません。

しかし、時代の要請は全く逆の流れで急激に進んでいます。

【たとえ損を出してもインサーダー取引規制に引っ掛かる】

猫界のみなさんでも聞いたことぐらいはあるかもしれませんが、株をやっているメンバーであれば「インサーダー取引規制」をご存知でしょう。

法令に疎い投資家だと、「インサイダー取引をしたという明確な証拠がなければ大丈夫」とか、「仮にインサーダー取引をしても儲けが出なければ(損をしたなら)処罰の対象にはならない」とか思っている人もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

時代の要請に応じ、「インサーダー取引規制」の法令自体、年々厳しさを増し、改正を重ねているのです。

【Judgeは依怙贔屓を疑わしめるような審査を慎むべき】

大手企業の中には社員規定として「インサイダー取引を疑わしめるような行動も厳しく規制する」ところも出てきています。

例えば「従業員は在籍中に知った重要事実等を第三者に漏らしてはならず、また重要事実等を利用しまたは利用したと疑われる取引を行ってはならない」とか「従業員は、その資質を疑わしめるような、またはインサイダー取引を疑わしめるような行動を慎むべく十分に注意しなければならない」ろしています。

猫の審査に関して言えば、Judgeは依怙贔屓や〝出来レース〟が疑われる審査を行ってはならない--ということになりますが、現状はどれだけ疑われようがお構いなしで、「証拠があるなら出してみなさいよ!」と言わんばかりの風潮が蔓延しています。
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年10月23日 (水)

〝時代遅れ〟に胡座をかくBreeder、Clerk、Judgeにならない為に③厳しさを増す時代の要請に応えられるJudgeの育成

つい最近、人気女性ジョッキーが調整ルームの居室内にスマートフォンを持ち込み、外部と通信していた問題で「騎乗停止処分」を受け、電撃引退するという出来事がありました。

【キャットショーの審査も「公平・公正」が命のはず】

ある報道によると、「JRAでは近年、若手騎手のスマホ持ち込みが次々と発覚している」そうで、「昨年5月に調整ルーム内で使用していたことが発覚し、男女6人が30日間の騎乗停止処分を受けた」とのこと。

「その後も若手騎手のスマホ不正使用に対する認識は甘く、今年5月には、悪質な偽装工作による持ち込みも発覚。9カ月間の騎乗停止処分が言い渡され、「さらに10月に入って2人がスマホの不正使用により騎乗停止となった」ということでした。

海外との比較やルールが時代に付いていっていないなど様々な角度・視点から様々な意見が飛び交っていますが、私が注目するのは「競馬」は「公営ギャンブル」であり、メディアでも指摘されていましたが、「公正さが命」であるという点です。

【依怙贔屓や出来レースの闇は深く〝罪〟は大きい】

解説記事によると、「競馬法ではスマホの持ち込みを禁止することが明記されているわけではない。競馬施行規程第147条19号による『競馬の公正確保について業務上の注意義務に違反した者』の解釈に、スマホの不正利用が適用されているということだ」と書いてありました。

そして、このジョッキーに関し、「こんな形でムチを置くのは不本意だろう。しかし、公平公正が原則の公営ギャンブルにとって、外部との通信が可能となるスマホを持ち込んだというルール違反を隠れて犯していた“罪”は大きい」との指摘もありました。

小さな趣味の世界とは言え、RulesとStandardsが決まっていて、出陳者からお金を取って審査している以上、「公平・公正な審査」を蔑ろにしていいわけがありません。

【厳しさを増す時代の要請に応えることの重要性】

TICA Asia East Regionメンバーの中からは「キャットショーと競馬を一緒にしないでよ!」という激しい非難が出そうですが、今回の件も時代が変わり、時代の要請が厳しさを増す中で起きたと考えれば、強ちキャットショーと全く無縁とは言えないのではないでしょうか。

英語もろくにできないのに加え、TICAのRulesやStandardsに疎く、テストも誰かに代わってやってもらったり、カネの力で丸写しにして資格だけ取ればいいかのようなJudgeでは、これまでは生き延びられても、これからは自滅するだけでしょう。

「神輿は軽くて◯◯がいい」と言わんばかりに、「軽くて◯◯」なJudgeを育成しても、「百害あって一利なし」なのは改めていうまでもありません。
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2024年10月22日 (火)

〝時代遅れ〟に胡座をかくBreeder、Clerk、Judgeにならない為に②不公平・不公正・不平等な「審査」と決別を

猫界の話題とちょっと離れますが、今、私が住む東京都文京区で、区のテニスコートの利用を巡って大きな問題が起きています。

【不公平・不公正・不平等な「審査」は許されない】

竹早テニス倶楽部という団体が、竹早テニスコートを区が定めた利用時間(朝8時~)より前の6~8時に使っていて、しかもコートの予約も区の予約システムを使わずに先行(優先)予約していたのです。

しかも、こうした不公平・不公正・不平等な利用を長年(何十年も)続けてきたことが発覚し、区議会でも取り上げられるほどの大問題となっているわけです。

なんでこんな話題をこのブログで取り上げたかというと、遠い昔は区の有力者や有力団体によるこうした依怙贔屓や差別的な利用が容認・黙認されていたのかもしれませんが、もうそういう「時代」ではないということを言いたいからです。

【常に「公平な審査の観点」が求められている】

文京区側も不手際を公式に認め、「時代の変化」に応じて「公平な利用の観点」から、竹早テニスコートの利用のあり方を見直しました。

小さな趣味の世界においても「公平な審査の観点」が求められることは言うまでもなく、不公平・不公正・不平等な審査に胡座を掻き、一部の仲間内だけが甘い汁を吸い続け、「明るく楽しく」しているようではいつか手痛いしっぺ返しを食らうでしょう。

不公平・不公正・不平等な「審査」と決別をしなければならないというのは時代の要請でもあるのです。

【負の連鎖を断ち切れるJudgeの育成こそ至上命題】

Judgeの育成も同じです。

不公平・不公正・不平等な「審査」で甘い汁を吸ってきたブリーダーをJudgeにしてしまったら同じことの繰り返しになってしまいます。

負の連鎖を断ち切り、公平・公正・平等な「審査」ができ、その審査態度を貫けるJudgeこそ育成しなければなりません。

そのためにも、ひとりでも多くのTICA Asia East Regionメンバーが「学び」と「気付き」を大切にしてRulesとStandardsに精通しなければならないのです。
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2024年10月21日 (月)

時代遅れ〟に胡座をかくBreeder、Clerk、Judgeにならない為に①昔ながらの悪習・悪癖を引き摺らず時代の要請に応じ変化を

20年以上も前の名曲に「時代おくれ」(河島英五)がありました。

【「時代おくれ」に胡座をかき平然と悪習・悪癖を引き摺る?】

世の中の流行に逆らうかのように「時代おくれの男になりたい♪♪」なんて歌っていましたが、もはやそんなことも言っていられないほど「時代」の要求は厳しさを増しています。

当然、小さな趣味の世界も例外ではありません。

「時代おくれ」に胡座をかくようなJudgeであってはならないし、「時代おくれ」に胡座をかくような名ばかりClerkであってもならず、いくら日本だからと言っても、いつまでも〝ムラ社会の掟〟のようなものに縛り縛られ、どっぷり浸かっていてはならないと言えます。

【「唯一生き残るのは、変化できる者である」…】

社会の荒波というか、厳しい社会との接点なく生きてきて、小さな趣味の世界に迷い込んできたからと言っても、TICAは国際団体であり、世界情勢と無縁でないわけです。

「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である」--

こんな名言がありましたが、昔ながらのやり方が通用するほど、いくら小さな趣味の世界と言っても甘くありません。

【小さな趣味の世界だからと言って甘くみていると…】

本人が醜態をさらすだけならまだましかもしれませんが、ここのところTICA Asia East Regionで起きている様々な出来事は周囲に迷惑をかけ、眉を顰めさせ、組織全体の評価や信用まで堕とし傷付けるものに思えてなりません。

小さな趣味の世界だからと言って甘くみていると、いつか必ず足元を掬われ、泣きを見ることは間違いないでしょう。

ブリーダーとしても、Clerkとしても、Judgeとしても日々、研鑽を積み、「時代おくれ」に胡座をかかず開き直らず、常に社会の変化に的確に対応していかねばならないのです。

どれだけおカネを積んで誰かに代わりにやってもらって資格を得たとしても、この先〝名ばかりClerk〟や〝名ばかりJudge〟の居場所はないことを自覚すべてでしょう。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年10月20日 (日)

TICA Japan TDA、無料で個別メンバーの〝学びの場〟を提供へ

昨夜はお忙しいなか、TICA JAPAN Members’ Training & Development Acatdemy(TICA Japan TDA)主催の「MC/SB/NF Breed Seminar」Part 2にご参加いただきありがとうございました。

新しい試みとして、このセミナー終了後、20:30から30分ほど、Clerkの基礎知識と実務を学ぶミニ勉強会を開きました。(※昨夜は講師の方からのご提案もあり協力させていただきました)

30分に限定するものではありませんが、TICA Japan TDAでは今後もTICA Asia East Regionメンバーのみなさまから、1人でも2人でもちょっと教えてほしいことがある/聞きたいことがある/学びたいことがある--といったご要望にお応えする形で、セミナー終了後に講師の方との対話や意見交換の時間を無料で提供させていただこうと考えています。

TDA事務局や講師の方のスケジュール調整もありますので、日時の設定には限界もありますが、できるだけご希望されるメンバーの方のご要望に添えるようにしたいと思っています。

TICA Japan TDAのZoom方式による対話・意見交換のプラットフォームをご活用いただければ幸いです。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年10月19日 (土)

今夜19:00~「MC/SB/NF セミナー」を開催、夕方まで参加申込受け付けています

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本日19:00~、TICA JAPAN Members’ Training & Development Acatdemy(TICA Japan TDA)主催で「MC/SB/NF Breed Seminar」Part 2を開催します。

いつものように参加費は無料、JudgeでなければならないとかTICAメンバーに限るといった参加制限も一切ありません。

Part 1に参加できなかったみなさんも参加可能です。

17:00ぐらいまで参加申込を受け付けていますので、きょうの予定が変わって時間の都合が付くようでしたら見るだけでも聞くだけでも構いませんので、のぞいてみてもらえればと思います。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

全国の10月7~13日の感染報告者数は1医療機関当たり2.38人でした。前の週に比べ22.5%減りました。7週連続で減っています。

東京都の10月7~13日の感染報告者数は1医療機関当た1.80人で前の週に比べ26.5%減りました。

2024年10月18日 (金)

19日(土)MC/SB/NFセミナーPart2に向けに復習⑤HEAD 比較

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今回のセミナーではPart 1~Part 2を通じ、3つの猫種のStandardの違いを見ていくことにしており、9月14日(土)開催のPart 1ではHEADの比較まで講師の方に説明していただきました。

Part 2ではBODY~COAT/PATTERN/COLORまで比較を通じて学ぶ予定にしています。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

大阪府の10月7~13日の感染報告者数は1医療機関当たり1.44で前の週に比べ25.4%減りました。

名古屋市の10月7~13日の感染報告者数は1医療機関当たり2.64で前の週に比べ22.4%減りました。

福岡市の10月7~13日の感染報告者数は医療機関当たり1.24人で前の週に比べ9.5%減りました。

北海道の10月7~13日の感染報告者数は1医療機関当たり3.96人で前の週に比べ6.2%減りました。

2024年10月17日 (木)

19日(土)MC/SB/NFセミナーPart2に向けに復習③「General Description」の「Traits」SB & NF

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きのうはMC/MCPの「General Description」の「Traits」の和訳を紹介しましたが、きょうはSB & NFを紹介します。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年10月16日 (水)

19日(土)MC/SB/NFセミナーPart2に向けに復習③「General Description」の「Traits」MC/MCP

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9月14日(土)開催のPart 1では、「Breed Introduction」の「Traits」の
和訳と、Breed Introductionに掲載されている写真を組み合わせて資料を作り、紹介しました。

特にMC/MCPはStandardが大幅に変更されており、その後のTICA公式HPのリニューアルでは写真が差し替えられており、Standard変更前と後の違いが正面からのHead画像だけですが〝見える化〟されています。

なお、Part 2ではMC/MCPのStandard変更について詳しく取り上げる予定にしています。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年10月15日 (火)

19日(土)MC/SB/NFセミナーPart2に向けに復習②Breed Introductionを比較

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9月14日(土)開催のPart 1では、TICA公式HPに掲載されているBreed Introductionの和訳に基づき、3つの猫種の基本的な違いを外観しました。(※和訳は一部英語併記のアクト式和訳で提供しました)
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年10月14日 (月)

19日(土)MC/SB/NFセミナーPart2に向けに復習①CATEGORY/DIVISION/COLORの違い

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19日(土)19:00~からTICA Japan Members’ Training & Development Acatdemy(略称:TICA Japan TDA)主催で「MC/SB/NF Breeds Seminar~比較を通じてさらに深く〝識る〟~」Part 2を開きますが、5日後に迫っていることもあり、Part 1の復習をしたいと思います。

Part 1に参加されたみなさんは文字通り「復習」を、もし参加されなかった方で「Part 2はどうしようかしら?」「Part 1は参加できなかったけれど、参加してみようかしら?」と思っているみなさんには「こんなことをやったのね…」ということを分かっていただければと思います。

Part 1は冒頭、5分類の「CATEGORY」の違いを勉強しました。

MC/MCPは「Category I(Established Breeds)」ですが、SBとNFは「Category Ⅱ(Natural Breeds)」に属します。

また、この3つの猫種はCATEGORY/DIVISION/COLORも微妙に異なり、それらを確認しました。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年10月13日 (日)

Standardの学び方講座(基礎)⑯個別項目数が少ない順に見ると…

きのうは個別項目数が最少の猫種を確認しましたが、きょうは少ない順に並べてみました。(※猫種のコードの後の数字は最大配点~最小配点です)

【10項目しかない猫種】
DSK       15~4
RB         20~2

【11項目しかない猫種】
OC          20~5
SX          25~5

【12項目しかない猫種】
DR          25~5
EM          20~4
MC/MCP 15~1
TV         20~3

【13項目しかない猫種】
AB/SO   10~5
KB/KBL 15~3
NF       20~4
PD       20~2
TH       15~2

いま、TICA Japan Members’ Training & Development Acatdemy(略称:TICA Japan TDA)では「MC/SB/NF Breeds Seminar~比較を通じてさらに深く〝識る〟~」を開催していますが、この3 Breedsだけでみても違いがあります

MC/MCPは12項目(配点幅15~1点)、NFは13項目(配点幅20~4点)で少ない部類に入るのに対し、SBは20項目(配点幅12~2点)で多い部類に入ります。

Standard上の配点構造からも審査においての違いが出て来るであろうことが分かります。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年10月12日 (土)

Standardの学び方講座(基礎)⑮個別項目数が最少なのはRBとDSK

先日、紹介した個別項目数の多い猫種を思い出していただきたいのですが、最多はTOで22項目ありました。

以下、LP/LPSで21項目、HB・SF/SFL/SCS/SCL・SB・SNで20項目もありました。

これらに比べると、きょう紹介する猫種はStandard上の個別項目数が半分程度なわけです。

繁殖に当たってBreederが注意する点、審査に当たってJudgeが注目する点も圧倒的に少ないということになります。

ただ、同じ最少の個別項目数であっても、配点の割り当てや配点の幅はRBとDSKで大きく異なります。

RBで配点の高い順に項目を並べると、

Color . . . . .20
Texture . . .20
Shape . . . .15
Torso . . . . 15
Eyes . . . . . 10

となり、上位5項目の合計で80点に達するわけです。

一方、DSKはと言うと、

COAT . . . . .20 points
Torso . . . . .15
Shape . . . . 10

となっており、2ケタ配点は3項目(項目数ランキングからはCOATを外しています)しかなく、9~6点の配点が7項目に及びます。

全Breedsを俯瞰(鳥瞰)しても、RBは配点上の特殊性が見て取れると言えるでしょう。

いいRBが出てくると圧倒的に強い…と、何となく感じているメンバーも多いかと思いますが、Standardの配点上もそうなる要因があることが分かるかと思います。

Rb-dsk
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

全国の9月30日~10月6日の感染報告者数は1医療機関当たり3.07人でした。前の週に比べ14.2%減りました。

東京都の9月30日~10月6日の感染報告者数は1医療機関当た2.45人で前の週に比べ19.4%減りました。

2024年10月11日 (金)

Standardの学び方講座(基礎)⑭〝Judge泣かせ〟の類い希な猫種「BI」

比較的、配点が割り振られた項目数が多く、加えて配点のメリハリがほとんどない、いわば〝Judge泣かせ〟の猫種がBIかもしれません。

個別配点項目は18もある一方、最高点は10点、最低点は5点と開きが少なく、しかもその間の配点はなく、10点と5点だけなわけです。

10点はPatternとColorの2項目だけ。残り16項目は全て5点です。

こうなると、「BIにおいてStandard上、大切なのは何(どこ)になりますか?」と聞いた時に、「PatternとColorです」と答えたとしても、合わせて20点に過ぎず、HEAD、BODY、COATの配点も35点、25点、30点と「バランス重視」タイプになっています。(※OTHERの項目にはBalanceが入っており5点が配点)

HEADとBODYにおける合わせて12の項目は全て5点ずつの配点であり、これら12項目を等しく審査しなければなりません。

これだけメリハリのない配点構造となっている猫種はBI以外にはないことは覚えておいてほしいと思います。
Bi
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

大阪府の9月30日~10月6日の感染報告者数は1医療機関当たり1.93で前の週と同じでした。

名古屋市の9月30日~10月6日の感染報告者数は1医療機関当たり3.40で前の週に比べ1.7%減りました。

福岡市の9月30日~10月6日の感染報告者数は医療機関当たり1.37人で前の週に比べ26.3%減りました。

北海道の9月30日~10月6日の感染報告者数は1医療機関当たり4.22人で前の週に比べ3.0%減りました。

2024年10月10日 (木)

【クラーク要注意】HHPの名前について:エントリーの可否判断に影響します

Entry Clerk、Master Clerk、Ring Clerk全員にお知らせです。

すでにご存知のTICA Asia East Regionメンバーもいるかと思いますが、FBにおいてHHPの名前についての注意喚起の投稿がありましたので、このブログを通じて情報共有しておきます。

HHP(以下、HHP Kitten含む)の名前の冒頭に、キャッテリーネームが付いている猫はエントリーできません。

これはShow Rule 211.4.1に書いてある「Household pet entries shall omit information as to sire, dam, and breeder」に則ったものと考えられ、キャッテリーネームも「information as to sire, dam, and breeder」のひとつとの解釈のようです。

これまで見過ごされてきたかもしれませんが、FBに投稿されたことから、今後はTICA本部においてもチェックが入るものと思われます。

ちなみに第一義的には、Entry Clerkがエントリーの入った段階でチェックすべきものと言えます。

Entry Clerkのチェックをすり抜けてしまった場合は、Ring Clerkが気付かねばならず、Ring Clerkも気付かない場合、Master Clerkが気付かなければないということになります。

チャンピオンシップ(キャッツ・アルター問わず)で出したことのある猫をHHPで出すケースもあるかもしれませんが、このままではエントリーできないということになります。(※これまでは出来ていて、TICA本部からも何の連絡もなかったかもしれませんが…)

こうした猫をHHPとする場合、HHPとして再登録しなければなりませんが、その際にキャッテリーネームを外す必要があります。

※「Standardの学び方講座(基礎)」は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年10月 9日 (水)

【Special Board 動議④】なぜ今?唐突な印象否めず…その背景事情は?

関心のないTICA Asia East Regionメンバーにあれこれ言っても仕方ないですし、関心がない以上、裏事情や背景説明をしても無意味かもしれませんが、それでもTICAメンバーとしての「知る権利」を尊重し、明らかにすべきは明らかにしておきたいと思います。

今回紹介した3つの改正案が「なぜ今?」「どうして突然?」提案されたか(撤回されはしましたが…)、疑問を持つメンバーがいるかもしれません。

私もそうしたひとりです。

ここから先は提案者に直接、質したわけではないので推測に過ぎませんが、状況的に以下の事実があったことを忘れてはなりません。

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①現在、リコールを巡る手続きやルールを巡り、「嘆願(Petition)」を出す動きがあります。

②もし通常の定期Board Meetingに、今回の3つの改正案を諮ろうとすれば、来年1月のWinter Board Meetingで取り上げられ、そうなると仮に可決されても、By-Lawに関する2つの提案は来年冬の一般メンバー投票にかけられ、可決したとしても発効は2026年5月1日からというスケジュールになります。

③しかし、今回の手続きを経てBoardで可決すれば、この冬の一般メンバー投票にかけられ、可決すれば来年5月1日から有効とすることができます。
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そうなると、「こんなルール改正案の出し方はルール違反ではないの?」という疑問が出てくるかもしれませんが、下記に示すようにBy-Lawで定めている手続きに則ったものとなっています。

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ただし、そうは言ってもTICA Board Memebrとして「道義的にどうなの?」という疑問は残るでしょう。

きのう紹介したDirectorの投稿からもそうしたニュアンスが伝わってきます。

今回は提案者が撤回したために事なきを得ましたが、一般メンバー投票にかけられることになった際、一般メンバーは投票に当たってこうした背景事情も念頭に賛否を判断しなければならないという教訓としてもらえればと思います。

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※「Standardの学び方講座(基礎)」は休みました。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年10月 8日 (火)

【Special Board 動議③】Asia East Region Directorの情報発信は適切か?

TICA Asia East Regionメンバーの多くが、ショーでの勝ち負けを最重視し、自分の猫のタイトルやアワードにしか関心がないであろうことは、現在のTICA Asia East Region公式サイトやAsia East Region Directorの情報発信の内容を見れば自ずとうかがえます。

しかし、それでいいのでしょうか。

TICAのBoard Memeberの中には心あるDirectorもいて、今回のSpecial Board 動議を巡り警鐘を鳴らす投稿をしていましたので紹介しておきます。(※その甲斐あってか、提案は撤回されています)

投稿は英語でされていますので、抜粋して意訳をお届けするわけですが、次のように書いていました。

【Regionメンバーと提案を共有し意見を聞くことの重要性】

「By-Lawsは私たちの最も重要なルールであるため、投票する前にこれらの提案をみなさんと共有し、みなさんの意見を聞くことが重要だと考えています」--。

私も同じ考えですが、Asia East Region Directorは全く違うようです。

彼女がどのような判断をしたであろうか、提案が撤回されたので分かりませんが、Regionメンバーとこの提案を共有することなく、Regionメンバーの意見を広く聞くことなく票を投じることなっていたらとても恐ろしいと思わざるを得ません。

【ルール改正の手続き上の問題と懸念】

本論に入ってこのDirectorは、手続き上の問題と懸念を表明します。

「By-Lawsは協会の最も重要なルールであり、そのため予定されているMeetingのプロセスに従うことが重要」「組織として物事を〝即興で〟行うことが得策ではない」--。

投稿したDirectorによると、「これまでも十分に検討されていないルール変更がいくつかあり、事後に修正が必要だった」と書いています。

これらについては私も全く同感であり、熟議を通じて判断することがなおざりになってはならないと考えています。

【この提案の隠された意図は?〝メンバー軽視〟ではないか?】

「嘆願(Petition)」するに当たってのハードルについて、このDirectorは「116.1 で定められている水準は既に十分高い」と指摘し、この提案は「メンバー軽視である(this is a disrespect to our members)」とまで言い切っていますが、私もそう思います。

10日までにどのような賛否の票が集まるか分かりませんが、私には健全な民主主義を支えるためのルール改正ではないように思えてなりません。

このDirectorは「メンバーが〝主権者〟であるメンバー主導の組織のあり方に反している。この提案が発する〝メッセージ〟は『嘆願するのをできるだけ困難にしましょう』ということ」とも書いていましたが、私も全く同感です。

ほとんどのAsia East Regionメンバーは無関心かもしれませんが、もし提案が撤回されずに可決していたならなら〝ツケ〟は様々な形で、真綿で首を締めるようにTICA Asia East Regionを蝕み、民主主義の健全性を奪っていったであろうと思いました。

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※「Standardの学び方講座(基礎)」は休みました。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年10月 7日 (月)

【Special Board 動議②】Standing Rule 1016.1のルール改正について

TICA Boardにおいて、Standing Rule 1016.1のルール改正(BALLOT NUMBER: BB24-08)が提案されましたが、提案者が撤回したため、10月10日を締め切りとした投票は行われませんが、提案自体が重要な問題を孕んでおり、きのうに続き取り上げます。

【1016.11の改正理由】
1979年の100ドルの価値は現在350ドルであり、CPI(消費者物価指数)に応じて料金を引き上げる必要がある。TICAにおいてはインフレ率を考慮していないために追加のコストが発生している。

【1016.1の改正内容】
1016.1 The filing fee shall be $100 $350 as of December 31, 2024, and shall increase on January 1 of each calendar year based on the yearly Consumer Price Index (CPI) as set by the United States Federal Reserve.

◆ポイント解説◆

TICA Asia East Regionメンバーにおいては、TICAに「嘆願(Petition)」の制度があることを知らない人も多いかもしれませんが、一応、整えられています。

その提出料を現在の100ドルから今年末に350ドルに引き上げ、その後も毎年1月1日にCPI(消費者物価指数)に応じた引き上げを実施するとしています。

先のBy-Law 115.3と116.1のルール改正と合わせると、よりその意図や企図がはっきりするかと思いますが、表向きは確かに合理的な根拠に基づきますが、その裏の狙いは料金引き上げを通じて「嘆願(Petition)」を出させない(出しにくくする)ように映ります。

なお、この改正案は撤回されましたが、もし投票にかけられて可決すると、Standing Ruleに関することであり、即時発効となります。(※一般メンバー投票にはかけられません)

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※「Standardの学び方講座(基礎)」は休みました。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年10月 6日 (日)

【Special Board 動議①】By-Law 115.3と116.1のルール改正について

TICA Boardにおいて、By-Law 115.3のルール改正(BALLOT NUMBER: BB24-06)と116.1のルール改正(BALLOT NUMBER: BB24-07)が提案され、10月10日を締め切りとして投票が行われる予定でしたが、提案者が撤回しました。

しかし、撤回したから何もなかったことにはなりませんし、TICAメンバーとしても「撤回されたんだから知る必要ないわ」という類いのものではありません。

撤回はされましたが、このルール改正案の問題点を指摘しておきたいと思います。

【115.3と116.1の改正理由】
TICA会員数は急激に増えており、それに伴ってリコールの要件(署名数と料金)を厳密な数値ではなく、Regionメンバーの割合として示す方が合理的である。なおそれは第16条に対して提案されている修正で使われているのと同じ計算方式であり一貫性がある。

【115.3の改正内容】
By-Law 115.3 Signatures and Fee. For recall of the President or and Vice President, the petition must be signed by at least ten percent of the membership in good standing in each region from at least 50 percent of the currently existing regions shall contain a minimum of 250 signatures; for Regional Director, signatures of 150 or one-half of the members of the Region; for Breed Committee, signatures of 50 or one-half of the members of the Breed/Breed Group Section. In every case, it shall be accompanied by the appropriate fee as specified in the Standing Rules.
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【116.1の改正内容】
By-Law 116.1 Petition. Notwithstanding anything else in these By-Laws, upon a petition signed by at least ten percent of the membership in good standing in each region from at least 50 percent of the currently existing regions 100 members in good standing from a minimum of three regions and compesed of the greater of six members or 10 percent of the membership of each of the three regions, accompanied by a filing fee as specified in the Standing Rules, any amendments of the By-Laws, Show Rules, or Registration Rules of the Association, and any matters concerning the business affairs, government and policy of the Association, shall be submitted to the membership for a mail vote.
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◆ポイント解説◆

現在、TICA会長と副会長のリコールの「嘆願(Petition)」は、ここに定めてあるように最低250人の署名が必要となっていますが、これを各Regionにおいて10%以上のメンバーの署名を少なくとも半数のRegionにおいて得なければならなように改めるというものです。

TICA Asia East Regionメンバーにおいて、その背景としてどのような動きがあるか知らないメンバーが多いかとは思いますが、現在と改正案を比べれば分かるように、ハードルが上がるであろうことは間違いありません。

要は現状よりもハードルを上げ、TICA会長と副会長のリコールの「嘆願(Petition)」を出させない(出しにくくする)ような変更案ということになります。

ボードで可決した場合(今回は既に撤回されましたが…)、いずれも年内に行われる一般メンバー投票にかけられます。

※「Standardの学び方講座(基礎)」は休みました。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年10月 5日 (土)

【重要】TICA全体に広がっている?差別・依怙贔屓・出来レースの〝腐敗〟

TICAの欧州のAllbreed Judgeが「Open Letter to the TICA Community」と題し、以下をFBに投稿しましたので、(機械翻訳でもだいたい意味は分かりますが)意訳を交え、アクト式和訳で紹介します。

TICA Asia East RegionだけがPENALIZE対象を見逃し見過ごし、BESTにするような酷い惨状になっているのかと思っていましたが、その〝病巣〟はTICA全体に広がっているようです。
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TICAコミュニティへの公開書簡

TICAのAllbreed Judgeとして、私は私たち趣味の世界で増大している懸念(growing concern)に対処せざるを得ないと感じています。

この懸念は、私たちの審査の品位・品格・高潔さ(integrity)だけでなく、キャットショーに参加することの意味、つまり猫の美しさ、健康、そしてStandardにおける優秀さ(beauty, health, and standard of excellence)を称賛することの本質をも脅かすものです。

この書簡で述べることは、単なる私の個人的な意見ではなく、出陳者、ブリーダー、そしてJudge仲間からも同様に聞かれる感想です。

ここ数年、私は政治的審査(political judging)としか言いようのないものが憂慮すべきほど増加している(alarming increase)のを目の当たりにしてきました。

出陳される猫の質(quality of the cats being presented)ではなく、その猫の飼い主が誰であるか、そのコミュニティ内における交友関係、あるいはショーマネージャーから将来的にJudgeに招かれるか否かといった可能性によって審査結果が影響を受けている(Decisions are being influenced)のです。

この傾向は今に始まったことではなく、あるRegionや国では他のRegionよりも政治的な審査が行われてきました。 しかし、その頻度や程度は、ここ最近かつてないレベル(unprecedented levels)に達しています。

ここ数ヶ月だけでも、私はこの傾向の非常に明白な例をいくつか目撃しました。 良くて平凡(mediocre at best)、場合によってはほとんどその猫種とわからないような猫が(Judgeによっては)常に上位入賞を果たしているのです。

このような上位入賞は、猫の長所を反映したものではなく、外部からの何らかの影響に基づくものです。私たちの愛する猫種の最高水準を維持する(uphold the highest standards of our beloved breeds)ことを目的としたリングには相応しくありません。

こうした審査における品位・品格・高潔さ(integrity)の低下はJudge全体の信用を落とし、公平性と客観性を持って判断しようと努めている私たちJudgeを失望させるものです。

また、時間と情熱、費用を費やし、猫の品質(quality)に対する公正な評価(fair assessment)を期待し、誠意をもって猫をエントリーしている出陳者の意気も削がれることになります。

ショーへの参加者が減少し、猫のエントリーが減少しているのは、ショーにかかる費用が高騰しているためだと多くの人が言います。

しかし私は、審査における誠実さの欠如が、より大きな要因となっていると考えています。

出陳者が審査プロセスの公平性を信じられなくなれば、参加する気も失せる。 なぜ、不正や偏見(rigged or biased)を感じさせるものにお金をかけ続けるでしょうか?

私たちのコミュニティは、猫に対する共通の愛情と、それぞれのBreedのStandardを守り、健康で幸せな猫を促進し、支援的で包括的な環境を醸成するというコミットメントの上に成り立っています。

私はJudge仲間や愛猫家の趣味の世界全体に対して、私たちがどのような方向に向かおうとしているのかを省みることを強く求めます。

もし〝政治〟が私たちの審査リングを支配することを許せば、私たちの組織の根幹を破壊し(destroying the very foundation of our organization)、TICAが掲げる価値観をまだ信じている人たちを遠ざける危険性があります。

この書簡が、Judgeの信頼と誠実さ、尊敬を回復するための行動への呼びかけとなることを願っています。

私たちの判断は、誰がリードを握っているかではなく、リングで見る猫の長所のみに基づいてなされるべきものであることを忘れてはなりません。
Let us remember that our decisions should be based solely on the merits of the cats we see in the ring, not on who is holding the leash.
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ちなみに上記は実名を入れて投稿されています。

※「Standardの学び方講座(基礎)」は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

全国の9月23~29日の感染報告者数は1医療機関当たり3.58人でした。前の週に比べ17.7%減りました。

東京都の9月23~29日の感染報告者数は1医療機関当た3.04人で前の週に比べ22.8%減りました。

2024年10月 4日 (金)

Standardの学び方講座(基礎)⑬配点が割り振られた項目数が多い猫種

きのうはStandardにおいてポイントが割り振られた項目数が最も多い猫種としてTOを紹介しましたが、それに続く多さを特徴とする猫種がどのくらい思い浮かぶでしょうか?

18項目以上ある猫種を多い順に並べると次のようになります。(※カッコ内は配点の最大と最小)

【22項目ある猫種】
TO                          11~1点

【21項目ある猫種】
LP/LPS                  15~2点

【20項目ある猫種】
HB                          10~2点
SF/SFL/SCS/SCL  15~1点
SB                          12~2点
SN                          10~2点

【19項目ある猫種】
SR/SRL                  15~1点

【18項目ある猫種】
BI                          10~5点
SE                          20~1点

配点が割り振られた項目数が多ければ多いほど、審査項目も増えるわけですから大変であることは想像に難くありませんが、配点のメリハリが付いていれば比較的審査はしやすいかもしれません。

例としてSF/SFL/SCS/SCLとSEを挙げますが、前者は配点の幅が15~1点、後者は20~1点と結構、幅があるものの、配点はメリハリがあって分かりやすいと言えるでしょう。
Sf
Se
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

大阪府の9月23~29日の感染報告者数は1医療機関当たり1.93で前の週に比べ25.2%減りました。

名古屋市の9月23~29日の感染報告者数は1医療機関当たり3.46で前の週に比べ19.7%減りました。

福岡市の9月23~29日の感染報告者数は医療機関当たり1.86人で前の週に比べ18.1%減りました。

北海道の9月23~29日の感染報告者数は1医療機関当たり4.35人で前の週に比べ11.2%減りました。

2024年10月 3日 (木)

Standardの学び方講座(基礎)⑫TOと、RB & DSKの配点項目数の違い

Judgeは除いて、TICA Asia East Regionメンバーの中で次の問いに答えられる人がどれだけいるでしょうか?

◆第1問◆TICAの全BreedのStandardにおいて、ポイントが割り振られている個別項目数が最も多いのはどの猫種?

◆第2問◆逆にポイントが割り振られている個別項目数が最も少ないのはどの猫種?

Judgeにとってみれば朝飯前の超簡単な問いかもしれませんが、Clerkやベテランブリーダーにおいて両方正解するのはかなり難しいかもしれません。

しかし、素人判断で比べて見ても、Standardにおけるその詳細な記述は措くとして、これらの猫種が同じように審査を受けるのであれば、有利/不利があっても当然ではないかしら…と思うのではないでしょうか。

ちなみに問1の正解はTONKINESE(TO)で22項目あり、問2の正解はRUSSIAN BLUE (RB)とDONSKOY(DSK)で、TOの半分以下の10項目しかありません。

だからと言って審査時間に2倍以上の開きがあるわけではありませんから、TOは難しい審査となることは想像に難くありません。

また、同じ10項目ながら、RBとDSKを比べると、RBの方はColorとTextureが各20点、このほかTorsoとHEAD Shapeが各15点、Eyesが10点で、これら5項目で80点にもなるわけです。

もうひとつのDSKは配点ウエイトがばらけていて、RBに比べると審査が大変であろうことがうかがえます。

TOについては、配点が細かいと分類できるであろう1~3点の項目がChin、Muzzule、Nose、Neck、Liges、Feet、Tail、COAT Length、Texture、Condition、Balanceと11項目にも及びます。

一方で、配点ウエイトが高い項目もTorsoの11点を最高に、ProfileとMusclature、Body、Points・Nose Leather・Paw Pads、Eye Colorの5項目が8点で続きます。

なかなか難しい猫種であることが実に良く分かります。
To
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年10月 2日 (水)

Standardの学び方講座(基礎)⑪Standardsを俯瞰(鳥瞰)すること

Judgeにとっては「釈迦に説法」であっても、Clerkの資格を持っていたり、TICAにおいてショーキャットブリーダーを名乗ったりするのであれば、TICAのStandarsを俯瞰(あるいは鳥瞰)しなければ(できなければ)ならないでしょう。

【〝名ばかりClerk〟ならない為に必要な俯瞰(鳥瞰)能力】

そうしたことができない(しない/しようとしない)メンバーは、仮にClerkの資格を持っていても、〝名ばかり〟Clerkで終わりますし、Judgeを目指すことなど遠く及ばないと言えます。

また、長年ブリーディングしているベテランブリーダーがいたとしても、TICAのStandarsを俯瞰(あるいは鳥瞰)しなければ(できなければ)、単なる〝繁殖屋〟に過ぎません。

というわけで、今回はTICAのStandardsにおける個別項目数と、その配点の大きさ/小ささのギャップに的を絞って考えたいと思います。


【〝繁殖屋〟で終わらず真のショーキャットブリーダー目指す】

なぜ、こんな分析をするかと言えば、個別項目数が少なければ少ないほど、ブリーディングする際の注意点も少なくなり、Judgeにおいては審査しやすくなると言えます。

個別項目数が多い猫種と、少ない猫種を比べれば、その時点である程度の有利/不利も見て取れるでしょう。

配点の大きい項目と小さい項目があれば、メリハリのある審査も可能ですが、個別項目数が多く、配点の差もそれほど多くないとなると審査も難しくなるのは当然です。

【Judgeを目指すに当たっても欠かせない俯瞰(鳥瞰)能力】

さて、みなさんはStandardsにおける審査項目数が多い猫種、少ない猫種をすぐに思い浮かべることができるでしょうか?

個別項目別の配点ランキングは見て来ましたから、CRのTextureにおける26点を筆頭に、点数の大きい項目は俯瞰(鳥瞰)できたかと思います。

さらに一歩進め、配点ギャップという視点も加え、次回以降、Standardsの学び方を押さえていきたいと思います。
Standard_20240926122201
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年10月 1日 (火)

Standardの学び方講座(基礎)⑩個別項目別の配点ランキングⅡ(15~10点)

きのうのランキングと若干、重なる部分もありますが、きょうは個別項目の配点が15~10点のものが含まれる猫種をまとめ、ランキング形式で紹介します。

【15 Points】
BG/BGL
Pattern. . . . . . . . . .  . . . 15

SR/SRL
Shape & Profile . . . . . . .15

CX
Coat . . . . . . . . . . . . . . . .14
Color . . . . . . . . . . . . . . . 15

DSK
Torso . . . .  . . . . . . . . . . 15

KB/KBL
Tail . . . . . . . . . . . . . . . . 15

LP/LPS
Texture . . . . . . . . . . . . . 15

NB
Length. . . . . . . . . . . . . . .15
Pattern/Color . . . . . . . . .15

TH
Shape . . . . . . . . . . . . . . . 15
Torso . . . . . . . . . . . . . . . .15
Texture and length. . . . . 15

MC/MCP
Boning & Musculature. . . 15
Length & Texture . . . . . . 12

【12 Points】
ABT/ABS
Texture/Length. . . . . . . . 12

BS/BL
Length . . . . . . . . . . . . . . .12
Texture . . . . . . . . . . . . . . 12

BU/BO
Musculature . . . . . . . . .. . 12

KM
Length/Texture. . . . . . . . 12

LY
Texture (Density) . . . . . . 12
Color/Pattern. . . . . . . . . .12
Mask . . . . . . . . . . . . . . . . 12

MK/MKL
Eyes . . . . . . . . . . . . . . . . .12

MX/CY
Torso . . . . . . . . . . . . . . . . 10
Legs and Feet . . . . . . . . .  10
Tail(less) . . . . . . . . . . . . . . 8
Boning/Musculature. . . .  12

SI/BA/OS/OL
Eyes . . . . . . . . . . . . . . . . .12

SB
Shape . . . . . . . . . . . . . . .  12
Muzzle . . . . . . . . . . . . . . . 10
Torso . . . . . . . . . . . . . . . . 10

TA
Ears . . . . . . . . . . . . . . . . . 12

【11 Points】
PB/PBL
Torso . . . . . . . . . . . . . . . . 11

TO
Torso . . . . . . . . . . . . . . . . 11

【10 Points】
AS/AW
Musculature . . . . . . . . . . .10

AUM
Torso. . . . . . . . . . . . . . . . 10

BM/BML
Eyes . . . . . . . . . . . . . . . . 10
Torso . . . . . . . . . . . . . . . 10

CU
Torso. . . . . . . . . . . . . . . . 10

HB
Torso . . . . . . . . . . . . . . .  10
Boning . . . . . . . . . . . . . . .10
Muzzle . . . . . . . . . . . . . . .   8
Profile . . . . . . . . . . . . . . .  8

RD
Boning . . . . . . . . . . . . . . 10

SN
Torso . . . . . . . . . . . . . . . 10
Breed-code
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