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2024年10月

2024年10月 9日 (水)

【Special Board 動議④】なぜ今?唐突な印象否めず…その背景事情は?

関心のないTICA Asia East Regionメンバーにあれこれ言っても仕方ないですし、関心がない以上、裏事情や背景説明をしても無意味かもしれませんが、それでもTICAメンバーとしての「知る権利」を尊重し、明らかにすべきは明らかにしておきたいと思います。

今回紹介した3つの改正案が「なぜ今?」「どうして突然?」提案されたか(撤回されはしましたが…)、疑問を持つメンバーがいるかもしれません。

私もそうしたひとりです。

ここから先は提案者に直接、質したわけではないので推測に過ぎませんが、状況的に以下の事実があったことを忘れてはなりません。

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①現在、リコールを巡る手続きやルールを巡り、「嘆願(Petition)」を出す動きがあります。

②もし通常の定期Board Meetingに、今回の3つの改正案を諮ろうとすれば、来年1月のWinter Board Meetingで取り上げられ、そうなると仮に可決されても、By-Lawに関する2つの提案は来年冬の一般メンバー投票にかけられ、可決したとしても発効は2026年5月1日からというスケジュールになります。

③しかし、今回の手続きを経てBoardで可決すれば、この冬の一般メンバー投票にかけられ、可決すれば来年5月1日から有効とすることができます。
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そうなると、「こんなルール改正案の出し方はルール違反ではないの?」という疑問が出てくるかもしれませんが、下記に示すようにBy-Lawで定めている手続きに則ったものとなっています。

Bylaw-11022
ただし、そうは言ってもTICA Board Memebrとして「道義的にどうなの?」という疑問は残るでしょう。

きのう紹介したDirectorの投稿からもそうしたニュアンスが伝わってきます。

今回は提案者が撤回したために事なきを得ましたが、一般メンバー投票にかけられることになった際、一般メンバーは投票に当たってこうした背景事情も念頭に賛否を判断しなければならないという教訓としてもらえればと思います。

Upcoming-board-meeting
※「Standardの学び方講座(基礎)」は休みました。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年10月 8日 (火)

【Special Board 動議③】Asia East Region Directorの情報発信は適切か?

TICA Asia East Regionメンバーの多くが、ショーでの勝ち負けを最重視し、自分の猫のタイトルやアワードにしか関心がないであろうことは、現在のTICA Asia East Region公式サイトやAsia East Region Directorの情報発信の内容を見れば自ずとうかがえます。

しかし、それでいいのでしょうか。

TICAのBoard Memeberの中には心あるDirectorもいて、今回のSpecial Board 動議を巡り警鐘を鳴らす投稿をしていましたので紹介しておきます。(※その甲斐あってか、提案は撤回されています)

投稿は英語でされていますので、抜粋して意訳をお届けするわけですが、次のように書いていました。

【Regionメンバーと提案を共有し意見を聞くことの重要性】

「By-Lawsは私たちの最も重要なルールであるため、投票する前にこれらの提案をみなさんと共有し、みなさんの意見を聞くことが重要だと考えています」--。

私も同じ考えですが、Asia East Region Directorは全く違うようです。

彼女がどのような判断をしたであろうか、提案が撤回されたので分かりませんが、Regionメンバーとこの提案を共有することなく、Regionメンバーの意見を広く聞くことなく票を投じることなっていたらとても恐ろしいと思わざるを得ません。

【ルール改正の手続き上の問題と懸念】

本論に入ってこのDirectorは、手続き上の問題と懸念を表明します。

「By-Lawsは協会の最も重要なルールであり、そのため予定されているMeetingのプロセスに従うことが重要」「組織として物事を〝即興で〟行うことが得策ではない」--。

投稿したDirectorによると、「これまでも十分に検討されていないルール変更がいくつかあり、事後に修正が必要だった」と書いています。

これらについては私も全く同感であり、熟議を通じて判断することがなおざりになってはならないと考えています。

【この提案の隠された意図は?〝メンバー軽視〟ではないか?】

「嘆願(Petition)」するに当たってのハードルについて、このDirectorは「116.1 で定められている水準は既に十分高い」と指摘し、この提案は「メンバー軽視である(this is a disrespect to our members)」とまで言い切っていますが、私もそう思います。

10日までにどのような賛否の票が集まるか分かりませんが、私には健全な民主主義を支えるためのルール改正ではないように思えてなりません。

このDirectorは「メンバーが〝主権者〟であるメンバー主導の組織のあり方に反している。この提案が発する〝メッセージ〟は『嘆願するのをできるだけ困難にしましょう』ということ」とも書いていましたが、私も全く同感です。

ほとんどのAsia East Regionメンバーは無関心かもしれませんが、もし提案が撤回されずに可決していたならなら〝ツケ〟は様々な形で、真綿で首を締めるようにTICA Asia East Regionを蝕み、民主主義の健全性を奪っていったであろうと思いました。

Bylaw-1151
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2024年10月 7日 (月)

【Special Board 動議②】Standing Rule 1016.1のルール改正について

TICA Boardにおいて、Standing Rule 1016.1のルール改正(BALLOT NUMBER: BB24-08)が提案されましたが、提案者が撤回したため、10月10日を締め切りとした投票は行われませんが、提案自体が重要な問題を孕んでおり、きのうに続き取り上げます。

【1016.11の改正理由】
1979年の100ドルの価値は現在350ドルであり、CPI(消費者物価指数)に応じて料金を引き上げる必要がある。TICAにおいてはインフレ率を考慮していないために追加のコストが発生している。

【1016.1の改正内容】
1016.1 The filing fee shall be $100 $350 as of December 31, 2024, and shall increase on January 1 of each calendar year based on the yearly Consumer Price Index (CPI) as set by the United States Federal Reserve.

◆ポイント解説◆

TICA Asia East Regionメンバーにおいては、TICAに「嘆願(Petition)」の制度があることを知らない人も多いかもしれませんが、一応、整えられています。

その提出料を現在の100ドルから今年末に350ドルに引き上げ、その後も毎年1月1日にCPI(消費者物価指数)に応じた引き上げを実施するとしています。

先のBy-Law 115.3と116.1のルール改正と合わせると、よりその意図や企図がはっきりするかと思いますが、表向きは確かに合理的な根拠に基づきますが、その裏の狙いは料金引き上げを通じて「嘆願(Petition)」を出させない(出しにくくする)ように映ります。

なお、この改正案は撤回されましたが、もし投票にかけられて可決すると、Standing Ruleに関することであり、即時発効となります。(※一般メンバー投票にはかけられません)

Bb2408
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2024年10月 6日 (日)

【Special Board 動議①】By-Law 115.3と116.1のルール改正について

TICA Boardにおいて、By-Law 115.3のルール改正(BALLOT NUMBER: BB24-06)と116.1のルール改正(BALLOT NUMBER: BB24-07)が提案され、10月10日を締め切りとして投票が行われる予定でしたが、提案者が撤回しました。

しかし、撤回したから何もなかったことにはなりませんし、TICAメンバーとしても「撤回されたんだから知る必要ないわ」という類いのものではありません。

撤回はされましたが、このルール改正案の問題点を指摘しておきたいと思います。

【115.3と116.1の改正理由】
TICA会員数は急激に増えており、それに伴ってリコールの要件(署名数と料金)を厳密な数値ではなく、Regionメンバーの割合として示す方が合理的である。なおそれは第16条に対して提案されている修正で使われているのと同じ計算方式であり一貫性がある。

【115.3の改正内容】
By-Law 115.3 Signatures and Fee. For recall of the President or and Vice President, the petition must be signed by at least ten percent of the membership in good standing in each region from at least 50 percent of the currently existing regions shall contain a minimum of 250 signatures; for Regional Director, signatures of 150 or one-half of the members of the Region; for Breed Committee, signatures of 50 or one-half of the members of the Breed/Breed Group Section. In every case, it shall be accompanied by the appropriate fee as specified in the Standing Rules.
Bb2406
【116.1の改正内容】
By-Law 116.1 Petition. Notwithstanding anything else in these By-Laws, upon a petition signed by at least ten percent of the membership in good standing in each region from at least 50 percent of the currently existing regions 100 members in good standing from a minimum of three regions and compesed of the greater of six members or 10 percent of the membership of each of the three regions, accompanied by a filing fee as specified in the Standing Rules, any amendments of the By-Laws, Show Rules, or Registration Rules of the Association, and any matters concerning the business affairs, government and policy of the Association, shall be submitted to the membership for a mail vote.
Bb2407
◆ポイント解説◆

現在、TICA会長と副会長のリコールの「嘆願(Petition)」は、ここに定めてあるように最低250人の署名が必要となっていますが、これを各Regionにおいて10%以上のメンバーの署名を少なくとも半数のRegionにおいて得なければならなように改めるというものです。

TICA Asia East Regionメンバーにおいて、その背景としてどのような動きがあるか知らないメンバーが多いかとは思いますが、現在と改正案を比べれば分かるように、ハードルが上がるであろうことは間違いありません。

要は現状よりもハードルを上げ、TICA会長と副会長のリコールの「嘆願(Petition)」を出させない(出しにくくする)ような変更案ということになります。

ボードで可決した場合(今回は既に撤回されましたが…)、いずれも年内に行われる一般メンバー投票にかけられます。

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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年10月 5日 (土)

【重要】TICA全体に広がっている?差別・依怙贔屓・出来レースの〝腐敗〟

TICAの欧州のAllbreed Judgeが「Open Letter to the TICA Community」と題し、以下をFBに投稿しましたので、(機械翻訳でもだいたい意味は分かりますが)意訳を交え、アクト式和訳で紹介します。

TICA Asia East RegionだけがPENALIZE対象を見逃し見過ごし、BESTにするような酷い惨状になっているのかと思っていましたが、その〝病巣〟はTICA全体に広がっているようです。
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TICAコミュニティへの公開書簡

TICAのAllbreed Judgeとして、私は私たち趣味の世界で増大している懸念(growing concern)に対処せざるを得ないと感じています。

この懸念は、私たちの審査の品位・品格・高潔さ(integrity)だけでなく、キャットショーに参加することの意味、つまり猫の美しさ、健康、そしてStandardにおける優秀さ(beauty, health, and standard of excellence)を称賛することの本質をも脅かすものです。

この書簡で述べることは、単なる私の個人的な意見ではなく、出陳者、ブリーダー、そしてJudge仲間からも同様に聞かれる感想です。

ここ数年、私は政治的審査(political judging)としか言いようのないものが憂慮すべきほど増加している(alarming increase)のを目の当たりにしてきました。

出陳される猫の質(quality of the cats being presented)ではなく、その猫の飼い主が誰であるか、そのコミュニティ内における交友関係、あるいはショーマネージャーから将来的にJudgeに招かれるか否かといった可能性によって審査結果が影響を受けている(Decisions are being influenced)のです。

この傾向は今に始まったことではなく、あるRegionや国では他のRegionよりも政治的な審査が行われてきました。 しかし、その頻度や程度は、ここ最近かつてないレベル(unprecedented levels)に達しています。

ここ数ヶ月だけでも、私はこの傾向の非常に明白な例をいくつか目撃しました。 良くて平凡(mediocre at best)、場合によってはほとんどその猫種とわからないような猫が(Judgeによっては)常に上位入賞を果たしているのです。

このような上位入賞は、猫の長所を反映したものではなく、外部からの何らかの影響に基づくものです。私たちの愛する猫種の最高水準を維持する(uphold the highest standards of our beloved breeds)ことを目的としたリングには相応しくありません。

こうした審査における品位・品格・高潔さ(integrity)の低下はJudge全体の信用を落とし、公平性と客観性を持って判断しようと努めている私たちJudgeを失望させるものです。

また、時間と情熱、費用を費やし、猫の品質(quality)に対する公正な評価(fair assessment)を期待し、誠意をもって猫をエントリーしている出陳者の意気も削がれることになります。

ショーへの参加者が減少し、猫のエントリーが減少しているのは、ショーにかかる費用が高騰しているためだと多くの人が言います。

しかし私は、審査における誠実さの欠如が、より大きな要因となっていると考えています。

出陳者が審査プロセスの公平性を信じられなくなれば、参加する気も失せる。 なぜ、不正や偏見(rigged or biased)を感じさせるものにお金をかけ続けるでしょうか?

私たちのコミュニティは、猫に対する共通の愛情と、それぞれのBreedのStandardを守り、健康で幸せな猫を促進し、支援的で包括的な環境を醸成するというコミットメントの上に成り立っています。

私はJudge仲間や愛猫家の趣味の世界全体に対して、私たちがどのような方向に向かおうとしているのかを省みることを強く求めます。

もし〝政治〟が私たちの審査リングを支配することを許せば、私たちの組織の根幹を破壊し(destroying the very foundation of our organization)、TICAが掲げる価値観をまだ信じている人たちを遠ざける危険性があります。

この書簡が、Judgeの信頼と誠実さ、尊敬を回復するための行動への呼びかけとなることを願っています。

私たちの判断は、誰がリードを握っているかではなく、リングで見る猫の長所のみに基づいてなされるべきものであることを忘れてはなりません。
Let us remember that our decisions should be based solely on the merits of the cats we see in the ring, not on who is holding the leash.
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ちなみに上記は実名を入れて投稿されています。

※「Standardの学び方講座(基礎)」は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

全国の9月23~29日の感染報告者数は1医療機関当たり3.58人でした。前の週に比べ17.7%減りました。

東京都の9月23~29日の感染報告者数は1医療機関当た3.04人で前の週に比べ22.8%減りました。

2024年10月 4日 (金)

Standardの学び方講座(基礎)⑬配点が割り振られた項目数が多い猫種

きのうはStandardにおいてポイントが割り振られた項目数が最も多い猫種としてTOを紹介しましたが、それに続く多さを特徴とする猫種がどのくらい思い浮かぶでしょうか?

18項目以上ある猫種を多い順に並べると次のようになります。(※カッコ内は配点の最大と最小)

【22項目ある猫種】
TO                          11~1点

【21項目ある猫種】
LP/LPS                  15~2点

【20項目ある猫種】
HB                          10~2点
SF/SFL/SCS/SCL  15~1点
SB                          12~2点
SN                          10~2点

【19項目ある猫種】
SR/SRL                  15~1点

【18項目ある猫種】
BI                          10~5点
SE                          20~1点

配点が割り振られた項目数が多ければ多いほど、審査項目も増えるわけですから大変であることは想像に難くありませんが、配点のメリハリが付いていれば比較的審査はしやすいかもしれません。

例としてSF/SFL/SCS/SCLとSEを挙げますが、前者は配点の幅が15~1点、後者は20~1点と結構、幅があるものの、配点はメリハリがあって分かりやすいと言えるでしょう。
Sf
Se
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

大阪府の9月23~29日の感染報告者数は1医療機関当たり1.93で前の週に比べ25.2%減りました。

名古屋市の9月23~29日の感染報告者数は1医療機関当たり3.46で前の週に比べ19.7%減りました。

福岡市の9月23~29日の感染報告者数は医療機関当たり1.86人で前の週に比べ18.1%減りました。

北海道の9月23~29日の感染報告者数は1医療機関当たり4.35人で前の週に比べ11.2%減りました。

2024年10月 3日 (木)

Standardの学び方講座(基礎)⑫TOと、RB & DSKの配点項目数の違い

Judgeは除いて、TICA Asia East Regionメンバーの中で次の問いに答えられる人がどれだけいるでしょうか?

◆第1問◆TICAの全BreedのStandardにおいて、ポイントが割り振られている個別項目数が最も多いのはどの猫種?

◆第2問◆逆にポイントが割り振られている個別項目数が最も少ないのはどの猫種?

Judgeにとってみれば朝飯前の超簡単な問いかもしれませんが、Clerkやベテランブリーダーにおいて両方正解するのはかなり難しいかもしれません。

しかし、素人判断で比べて見ても、Standardにおけるその詳細な記述は措くとして、これらの猫種が同じように審査を受けるのであれば、有利/不利があっても当然ではないかしら…と思うのではないでしょうか。

ちなみに問1の正解はTONKINESE(TO)で22項目あり、問2の正解はRUSSIAN BLUE (RB)とDONSKOY(DSK)で、TOの半分以下の10項目しかありません。

だからと言って審査時間に2倍以上の開きがあるわけではありませんから、TOは難しい審査となることは想像に難くありません。

また、同じ10項目ながら、RBとDSKを比べると、RBの方はColorとTextureが各20点、このほかTorsoとHEAD Shapeが各15点、Eyesが10点で、これら5項目で80点にもなるわけです。

もうひとつのDSKは配点ウエイトがばらけていて、RBに比べると審査が大変であろうことがうかがえます。

TOについては、配点が細かいと分類できるであろう1~3点の項目がChin、Muzzule、Nose、Neck、Liges、Feet、Tail、COAT Length、Texture、Condition、Balanceと11項目にも及びます。

一方で、配点ウエイトが高い項目もTorsoの11点を最高に、ProfileとMusclature、Body、Points・Nose Leather・Paw Pads、Eye Colorの5項目が8点で続きます。

なかなか難しい猫種であることが実に良く分かります。
To
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2024年10月 2日 (水)

Standardの学び方講座(基礎)⑪Standardsを俯瞰(鳥瞰)すること

Judgeにとっては「釈迦に説法」であっても、Clerkの資格を持っていたり、TICAにおいてショーキャットブリーダーを名乗ったりするのであれば、TICAのStandarsを俯瞰(あるいは鳥瞰)しなければ(できなければ)ならないでしょう。

【〝名ばかりClerk〟ならない為に必要な俯瞰(鳥瞰)能力】

そうしたことができない(しない/しようとしない)メンバーは、仮にClerkの資格を持っていても、〝名ばかり〟Clerkで終わりますし、Judgeを目指すことなど遠く及ばないと言えます。

また、長年ブリーディングしているベテランブリーダーがいたとしても、TICAのStandarsを俯瞰(あるいは鳥瞰)しなければ(できなければ)、単なる〝繁殖屋〟に過ぎません。

というわけで、今回はTICAのStandardsにおける個別項目数と、その配点の大きさ/小ささのギャップに的を絞って考えたいと思います。


【〝繁殖屋〟で終わらず真のショーキャットブリーダー目指す】

なぜ、こんな分析をするかと言えば、個別項目数が少なければ少ないほど、ブリーディングする際の注意点も少なくなり、Judgeにおいては審査しやすくなると言えます。

個別項目数が多い猫種と、少ない猫種を比べれば、その時点である程度の有利/不利も見て取れるでしょう。

配点の大きい項目と小さい項目があれば、メリハリのある審査も可能ですが、個別項目数が多く、配点の差もそれほど多くないとなると審査も難しくなるのは当然です。

【Judgeを目指すに当たっても欠かせない俯瞰(鳥瞰)能力】

さて、みなさんはStandardsにおける審査項目数が多い猫種、少ない猫種をすぐに思い浮かべることができるでしょうか?

個別項目別の配点ランキングは見て来ましたから、CRのTextureにおける26点を筆頭に、点数の大きい項目は俯瞰(鳥瞰)できたかと思います。

さらに一歩進め、配点ギャップという視点も加え、次回以降、Standardsの学び方を押さえていきたいと思います。
Standard_20240926122201
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2024年10月 1日 (火)

Standardの学び方講座(基礎)⑩個別項目別の配点ランキングⅡ(15~10点)

きのうのランキングと若干、重なる部分もありますが、きょうは個別項目の配点が15~10点のものが含まれる猫種をまとめ、ランキング形式で紹介します。

【15 Points】
BG/BGL
Pattern. . . . . . . . . .  . . . 15

SR/SRL
Shape & Profile . . . . . . .15

CX
Coat . . . . . . . . . . . . . . . .14
Color . . . . . . . . . . . . . . . 15

DSK
Torso . . . .  . . . . . . . . . . 15

KB/KBL
Tail . . . . . . . . . . . . . . . . 15

LP/LPS
Texture . . . . . . . . . . . . . 15

NB
Length. . . . . . . . . . . . . . .15
Pattern/Color . . . . . . . . .15

TH
Shape . . . . . . . . . . . . . . . 15
Torso . . . . . . . . . . . . . . . .15
Texture and length. . . . . 15

MC/MCP
Boning & Musculature. . . 15
Length & Texture . . . . . . 12

【12 Points】
ABT/ABS
Texture/Length. . . . . . . . 12

BS/BL
Length . . . . . . . . . . . . . . .12
Texture . . . . . . . . . . . . . . 12

BU/BO
Musculature . . . . . . . . .. . 12

KM
Length/Texture. . . . . . . . 12

LY
Texture (Density) . . . . . . 12
Color/Pattern. . . . . . . . . .12
Mask . . . . . . . . . . . . . . . . 12

MK/MKL
Eyes . . . . . . . . . . . . . . . . .12

MX/CY
Torso . . . . . . . . . . . . . . . . 10
Legs and Feet . . . . . . . . .  10
Tail(less) . . . . . . . . . . . . . . 8
Boning/Musculature. . . .  12

SI/BA/OS/OL
Eyes . . . . . . . . . . . . . . . . .12

SB
Shape . . . . . . . . . . . . . . .  12
Muzzle . . . . . . . . . . . . . . . 10
Torso . . . . . . . . . . . . . . . . 10

TA
Ears . . . . . . . . . . . . . . . . . 12

【11 Points】
PB/PBL
Torso . . . . . . . . . . . . . . . . 11

TO
Torso . . . . . . . . . . . . . . . . 11

【10 Points】
AS/AW
Musculature . . . . . . . . . . .10

AUM
Torso. . . . . . . . . . . . . . . . 10

BM/BML
Eyes . . . . . . . . . . . . . . . . 10
Torso . . . . . . . . . . . . . . . 10

CU
Torso. . . . . . . . . . . . . . . . 10

HB
Torso . . . . . . . . . . . . . . .  10
Boning . . . . . . . . . . . . . . .10
Muzzle . . . . . . . . . . . . . . .   8
Profile . . . . . . . . . . . . . . .  8

RD
Boning . . . . . . . . . . . . . . 10

SN
Torso . . . . . . . . . . . . . . . 10
Breed-code
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