Standardの学び方講座(基礎)②バランス重視?HEAD重視?
いくつかの猫を取り上げ、きのうの第1原則と第2原則に基づき、学び方を考えていきましょう。
例えば、私がブリーディングしているAB/SOと、BG/BGLは、きのうの第1原則の第1段階からいうと同じ部類に入ります。
答えから先に証せば、「HEAD」「BODY」「COAT/COLOR/PATTEN」のバランス重視型であると言えるからです。
AB/SO
「HEAD」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35点
「BODY」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35点
「COAT/COLOR/PATTEN」・・・30点
BG/BGL
「HEAD」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35点
「BODY」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・30点
「COAT/COLOR/PATTEN」・・・35点
3つの項目の配点差はいずれも5点しかなく、最も大きくて35点、小さくて30点です。
ではSGはどうでしょうか。
SG
「HEAD」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・40点
「BODY」・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・25点
「COAT/COLOR/PATTEN」・・・35点
「HEAD」への配点が配点上限となる40点であり、「COAT」との配点差は5点ながら「BODY」との配点差は15点もあり、HEAD重視型(HEAD/COAT重視型という言い方も可能)ということが分かります。
つまり、BGブリーダーに対し、「Standard上、何が重要ですか?」と聞いた場合、「まずはHEAD、BODY、COATのバランスが重要ですね」と答えるのが王道の〝模範解答〟となります。
一方、SGブリーダーであれば、「やはりまずはHEADタイプが大切です」ということになるでしょう。(「まずはHEAD、次いでCOATが大切です」という言い方も可能)
その上で、個別の項目に言及していくことになるわけですが、もしいきなり個別項目に言及するブリーダーがいたなら、Standardの学び方の基本においてどうなのかな…と思われても仕方ないということになります。
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。
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