Standardの学び方講座(基礎)⑥個別項目に対する最大配点はCRの26点
Judgeにおいては釈迦に説法かと思いますが、Standardの個別項目は意外に配点幅が大きく、逆に言うとそれだけ猫種ごとの違いが浮き彫りになります。
【最高はCRのTextureに対する26点】
現状のStandardにおいて、個別項目への配点が最も大きいのはCRのTextureに対する26点であり、最低は猫種によって1点という配点もありますから、なんと26倍の開きがあるということになります。
CRのTextureに対する26点に次いで高いのは次の2つの猫種です。
DR
Texture . . . . . . . 25点
SX
Coat . . . . . . . . . 25点
SXについてひと言付け加えると、COAT/PATTEN/COLORに対する配点が30点で、この内訳としてCoatに25点、Colorニ5点となっています。(「COAT」と「Coat」という表記の違いに注意してください)
【CRは全体として典型的な「バランス重視」タイプ】
CRをさらに詳しく見ていくと、まずCRは「HEAD」「BODY」「COAT」の配点が29点/29点/32点(このほかOTHERとして10点)ですから、「バランス重視」タイプの典型と言えるかと思います。
しかし、個別項目で見るとTextureが26点で突出し、その他の項目で2ケタの配点はなく(Textureの26点に次ぐ配点はTorsoの8点ですから3倍以上の差がある)、このブリードを語る上でも審査する上でも、表現は比較的容易かと思います。
ちなみに「HEAD」の内訳はEarsが最も高い8点であり、やはり特徴が良く出た配点と言えそうです。
【CRにおいてStandard上、大切なポイントを聞かれたら】
もし、CRブリーダーに「Standard出何が大切になりますか?」と聞いたとしたなら、「なんと言ってもCOAT Textureですね。TICAの全Breedsを通じて最も高い配点ですから…」となるでしょう。
ただ、それで終わらず、「とは言え、HEAD、BODY、COATの配点を見ても分かるように全体としてバランスも大切です。そのことはOTHERの中にBalanceという項目があり、5点が配点されていることからも分かります」と付け加えるのが〝模範解答〟となりそうです。
HEADのEars(6点)、BODYのTorso(8点)、Boning(8点)、Musculature(7点)への言及があってもいいかもしれません。
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。
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