「猫」と米大統領選を巡る新たな動き㊤「移民が猫を食べる」??
先週は、米大統領選と「猫」を巡り大きな動きがありました。
【ハイチからの移民が地元住民の「猫を食べている」??】
そのひとつは、米共和党のトランプ大統領候補とヴァンス副大統領候補が、オハイオ州に新たに流入しているハイチからの移民が「地元住民の猫や犬を食べている」というデマや陰謀論を拡散したことが大きく取り上げたことです。
市当局も「根拠のない風説だ」と否定し、米大統領選討論会の司会者も「地元の担当者に確認したが、そのような報告はない」とファクトチェックの結果を明らかにしています。
陰でひそひそこんな噂話が静かに広がっているというのではなく、公の場で大きく語られている点に日本国民としては恐ろしさを感じずにはいられません。
【猫界は民主党支持が多い?共和党支持が多い??】
キャットショー界は趣味の場であり、政治や宗教などと無縁なはずであり、「猫」をはじめペットを巻き込んでほしくはありません。
米国のTICAメンバーの間で、民主党支持が多いか共和党支持が多いか分かりませんが、移民政策を巡る政策論争に「猫」が利用されたことに誰もがいい思いはしていないでしょう。
特にレスキューに力を入れているメンバーの心情を穏やかではないはずです。
【デマや陰謀論に〝同調〟する人々にも大きな責任】
この話に限ったことではありませんが、必ずデマや陰謀論に〝同調〟したり〝加担〟したりする人がいるのも大きな問題です。
トランプ氏支持を表明しているイーロン・マスク氏がXに、「どうやら、ペットの猫が食べられているようだ」と同調するコメントを書き込んでいるとの報道もあります。
事実と、噂や虚偽やデマをしっかり区別できない人が増えれば増えるほど民主主義は損なわれ、組織や団体の健全さは失われるわけですが、それはTICA Asia East Regionという小さな小さな組織もまた同じであることを全Regionメンバーが胸に刻まねばならないと言えます。
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。
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