Standardの学び方講座(基礎)①2つの原則を常に念頭に置いて学ぶ
TICA Japan Members' Training & Development Acatdemy (TICA Japan TDA)のBreed Seminarを通じて感じることのひとつに、もしかするとTICA Asia East Regionメンバーの多くがStandardの理解の仕方をよくわかっていないのでは?ということがあります。
もちろん、Judgeやショーキャットブリーダーにおいてそんなことはないと思いますが、よくよく考えると長いTICA Asiaの歴史を振り返っても、今回のような「Standardの理解の仕方」をテーマとした勉強会も資料もなかったような気がします。
というわけでアクトのブログを通じて「Standardの理解の仕方講座」を始めたいと思います。
◆第1原則◆Standardの配点は2段階に分けて理解する
どの猫種のStandardも同じ構成になっており、(なぜならStandardの作成に当たっては一定のルール/ガイドラインがあるからです)、第1段階として「HEAD」「BODY」「COAT/COLOR/PATTEN」(※猫種によってはOTHERもあります)の3に分かれ、その配点の特徴を掴む必要があります。
この理解が足りないと、Standardに基づかない、あるいは基づいているようで実は基づいていない、変なこだわりが生じたりバイアスがかかったStandard解釈に陥ったりしてしまいます。
TICAにおいてそれなりのショーキャットブリーダーを目指すのであれば、この第1原則は外せません。
その次として「HEAD」「BODY」「COAT/COLOR/PATTEN」のそれぞれにおける個別項目を見ていくことになります。
◆第2原則◆Standardは俯瞰し各Breedを比較しながら理解する
Standardを勉強するというと、自分がブリーディングしている猫種ののStandardだけ熱心に読もうとするかもしれませんが、それだけでは足りませんし、真の理解には到達しません。
TICA Japan TDAのBreed Seminarに参加されたメンバーならお分かりかと思いますが、他の猫種のStandardと比較することで自分の猫種の特徴や特色が理解しやすくなるわけです。
ここで言う比較とは、①Stabndardで使われるWording(表現や文言)と②配点--の2つがあることも忘れてはなりません。
上記の第1原則、第2原則にはそれぞれ付随するポイントがありますが、それらは具体的事例とともに次回以降、確認していきます。
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【注目ニュース】※随時更新しています。
◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。
◆全国の9月9~15日の感染報告者数は1医療機関当たり5.28人でした。前の週に比べ19.6%減りました。
◆東京都の9月9~15日の感染報告者数は1医療機関当た4.41人で前の週に比べ8.1%減りました。
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