TICA Annual Board Meeting ルール改正案ポイント解説⑫Tabby猫への「Locket」の〝上乗せ定義〟削除
Delete UCD 74.4.1 & Amend Glossary of Terms (Locket) - Yawata
BG/BGLにおいてPENALIZE対象である「Locket」が審査において見逃されてしまっていた(あるいは見て見ぬふりをされてしまった)問題を巡り、私はひとつのルール改正案(Tabby猫への「Locket」の〝上乗せ定義〟の削除案)を提出しました。
このルール改正案の狙いと目的は次の4つです。
①特定のRegionにおいて多数のJudgeが見逃し、どれだけ丁寧に説明や解説を尽くしても理解されないということであれば、もはや審査に問題があるというより、「Locket」の定義の方に問題があると言わざるを得ず、そうであるなら特定のRegionにおいて多数のJudgeが見逃すような「Locket」の定義は削除するほかない。
②特定のRegionにおいて多数のJudgeが見逃し、特定のRegionのBG/BGLがPENAIZE対象の「Locket」を持っていてもBESTや2nd BESTを獲得し、Award Ranking上位に入るなら、他のRegionとの審査やRankingとの公平性が保てず、そうであるなら特定のRegionにおいて多数のJudgeが見逃すような「Locket」の定義は削除するほかない。
③TICAを代表する猫種であるBG/BGLにおいて、特定のRegionの特定のBGだけ、PENALIZE対象の「Locket」が見逃されてしまう(あるいは見て見ぬふりをされてしまう)のであれば、審査における差別や依怙贔屓、〝出来レース〟疑惑を深めるだけであって、そうであるなら特定のRegionにおいて多数のJudgeが見逃すような「Locket」の定義は削除するほかない。
④TICAの様々な資料を調べても、Tabby猫だけに対する「Locket」の〝上乗せ定義〟の理論的(あるいは遺伝学的)裏付け根拠が見付からず、そうであるならTabby猫だけに対する「Locket」の〝上乗せ定義〟部分は削除するほかない。
TICA Asia East RegionにおいてはRegion DirectorであるJudge自身が頑ななまでにルール通りに「Locket」として認めようとせず、好成績を与え続けてきたことから、他のRegionのDirector全員が反対したとしても、TICA Asia East Region Directorだけは賛成するかと思います。
一方、もし削除せず、今後もその通りにTabby猫だけに対する「Locket」の〝上乗せ定義〟を維持するのであれば、TICA Asia East Region Directorをはじめ、ルールに忠実に則って厳格に審査することが求められると言えるでしょう。
※この改正案は否決されました。
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【注目ニュース】※随時更新しています。
◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。
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