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2024年8月

2024年8月31日 (土)

TICA Annual Board Meeting ルール改正案ポイント解説⑯出陳者によるSNS等への投稿の倫理規定

◆Add Show Rule 210.14 (Exhibitors use of Social Media)- Yawata

TICA Asia East Regionのどれだけのメンバーが知っているかどうか分かりませんが、TICAではBoard MemberとJudge、TICA本部職員を対象に「Social Media Policy Code of Conduct」が定められていますが、出陳者に対してはこうした規定がありません。(※TICA公式HP > Resources > Our Publications > Rules & Regulations > Social Media Policy)

出陳者同士、メンバー同士、あるいは出陳者とJudgeにおいて、SNS等への投稿を巡るトラブルが絶えないのも事実であり、そうしたトラブルを少しでも減らせれば…ということで、出陳者も「Social Media Policy Code of Conduct」を参酌すべきであるというルールの追加を提案しました。

ただ、それ以前の前提として私が強調しておきたいのは、「バッシング」だとか、「誹謗中傷」だとか、「名誉毀損」だとか騒ぐ前に、何を以てしてそう言えるのか、しっかりとした合理的な裏付け根拠を示す必要があるということです。

事実か否かが最も重要ですが、それ以外にも悪質性があるのか、悪意や害意が見られるのか、建設的な批判と非難を混同していないか--など様々な分析と検証が欠かせないのに、そうした努力を全く怠って騒ぎ立てるケースが目立ちます。

ちなみに今回の提案を巡っては、Rules Committee Memberから対案も出されており、Regionメンバーのみなさんにはこうした動きもあることを知ってもらえればと思います。

私の追加提案やRules Committee Memberから対案が毛決すれば全て解決するものでは決してありませんが、一歩一歩対応策を進めながら、TICAメンバー全員の理解の浸透を図っていくしかないだろうと私は考えています。
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Tica-social-media-policy
※この改正案は否決されました。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

全国の8月19~25日の感染報告者数は1医療機関当たり8.80人でした。前の週に比べ3.5%増えています。

東京都の8月19~25日の感染報告者数は1医療機関当た4.79人で前の週に比べ32.0%増えています。

2024年8月30日 (金)

TICA Annual Board Meeting ルール改正案ポイント解説⑮「控えケージ」の置き方について

◆Add Show Rule 26.3 (Benching) - Yawata

TICA Asia時代のことになりますが、東日本橋のショー会場で、私を除くすべての出陳者にはテーブルや展示台が使われたのに対し、私だけ〝積み木崩し〟さながらに展示台の脚を重ねた上に「控えケージ」が置かれるというあからさまな〝差別〟を受けました。(※「差別」する明確な意図があったかどうかは不明です)

エントリークラークの〝仕業〟であり、ショーマネージャーに言って事なきを得ましたが、こうしたことも断じてあってはならないことでしょう。

確かにTICAのルールにおいて「控えケージ」の置き方を規定するルールはありませんから、このエントリークラークにしてみれば「どんな台に控えケージを置こうが自由だし、ルールに反していない」ということなのかもしれませんが、猫に対する安全・安心を蔑ろにしているとしか思えない発想です。

と言うことで、今回、「控えケージ」の置き方についての規定を提案することにしました。

諸外国・地域のTICAショーにおいてはあまりに当たり前で当然のことであり、ルール化する必要ないと思われても仕方ありませんが、実際に日本のTICAショーにおいてあったことであり、今後、絶対あり得ないとは言い切れません。

ベンチングにおいて出陳者を差別しようというのはとんでもないことですが、それ以上に、猫の安全・安心を脅かすようなことを平気ですることは愛猫家、そしてTICAメンバーとしてもってのほかであるということを強調しておきます。
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※この改正案は否決されました。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

大阪府の8月19~25日の感染報告者数は1医療機関当たり5.29人で前の週に比べ15.58%増えています。

名古屋市の8月19~25日の感染報告者数は1医療機関当たり8.79で前の週に比べ3.0%増えています。

福岡市の8月19~25日の感染報告者数は医療機関当たり6.16人で前の週に比べ3.1%減りました。

北海道の8月19~25日の感染報告者数は1医療機関当たり11.40人で前の週に比べ18.0%増えています。

2024年8月29日 (木)

TICA Annual Board Meeting ルール改正案ポイント解説⑭クラブ員名簿の管理徹底

◆Add Bylaw 121.4 (Members’ Information) - Yawata

国・地域によって個人情報の取り扱い規定は異なるかもしれませんが、法規制のあり方がどうであろうと、TICA公認クラブとしてクラブ員の個人情報の管理はしっかりすべきでしょう。

TICA Asia時代には日本においてクラブ員名簿がプロテストの共同申立人名簿として〝流用〟された疑いが濃厚な事件も起きました。

当人の知らない間に自分の名前が、あるメンバーに対する「プロテスト」の共同申立人リストに載っている--なんてことは本来、絶対あってはならないことですが、「プロテスト」の文書や共同申立人名簿が公表されることはないので、載せられた本人は気付く可能性がほとんどありません。

クラブ員名簿を意図的に〝流用〟した側はそうした事情も知っていてやったとしか思えず、私には悪質極まりないと思えてしまいます。

そうしたことが平気で起きてしまう一因は、TICAにおいてクラブ員の個人情報の管理を各クラブが徹底しなければならない旨のルールが定められていないことにあると考えました。

杜撰でいい加減な個人情報の管理は、一部の日本のクラブだけにとどまるのかもしれませんが、たとえこのルールの追加案が可決しなくてもクラブ員名簿の〝流用〟や〝悪用〟は断じてあってはならないことを全てのクTICAクラブ代表者/幹部が肝に銘じてほしいと思っています。
Bylaw1214
※この改正案は否決されました。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年8月28日 (水)

TICA Annual Board Meeting ルール改正案ポイント解説⑬「PENALIZE」の明確な定義付け

Add Show Rule 21.59 (Define “penalize”) - Yawata

TICAにおける猫の審査で「PENALIZE」と「Panalty」の区別が付かないのでしょうか?

「PENALIZE」も「Panalty」もTICAの審査においては大した問題ではなく、見過ごそうと見て見ぬふりをしようと構わないのでしょうか?

それともJudgeの裁量に任されているのだから、ガタガタ文句を言うな!ということなのでしょうか?

少なくとも、TICA Asia East Regionにおいては、昨ショー年度、BG/BGのStandardでPENALIZE対象である「Locket」が審査において見逃されてしまった(あるいは見て見ぬふりをされた)問題が持ち上がりました。

最終的にTICA BG Breed Committeeが「Locket」であるとの判断を下し、一応の〝決着〟を見ましたが、これを機にブリーダー/オーナーが「Locket」の定義を理解したのか、「Locket」を見逃した(見て見ぬふりをした)全てのJudgeが反省し、二度と同じミスを犯さないと言えるか--不透明なままになっています。

TICA Asia East Regionではかねて、特定のJudgeや特定のブリーダーを巡り、審査での差別や依怙贔屓、〝出来レース〟疑惑が囁かれているわけですが、私はそうした疑惑がいつまで経っても払拭されず、放置されたままになっているひとつの要因として、TICAのルールにおいて「PENALIZE」の定義がはっきり定めていないことがあるのではないかと思いました。

そこで今回、「TICA Standard Guideline Packet」で使われている「PENALIZE」を巡る文章を借りてくる形で「PENALIZE」の定義を試みることにしたわけです。

この新たなルール案のポイントは、Standardに記載のある「PENALIZE」と、審査上の「Panalty」を明確に区別すること、さらに「PENALIZE」対象のある猫はファイナル表彰に相応しくないことを明文化した点にあります。(※「Panalty」は従来通りですから、「PENALIZE」対象以外で何らかの「Penalty」があってもファイナル表彰は可能です)

どうしてStandardにある「PENALIZE」の定義が長年にわたり抜け落ちているのか不思議でなりませんが、「PENALIZE」対象のある猫がファイナル表彰に相応しくないという規定を別にしても、「PENALIZE」の定義をはっきりさせ、いわゆる「Penalty」と区別できるようにしなければ、審査の透明性と公平性・公正性は高まらないと思っています。
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※この改正案は否決されました。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年8月27日 (火)

TICA Annual Board Meeting ルール改正案ポイント解説⑫Tabby猫への「Locket」の〝上乗せ定義〟削除

Delete UCD 74.4.1 & Amend Glossary of Terms (Locket) - Yawata

BG/BGLにおいてPENALIZE対象である「Locket」が審査において見逃されてしまっていた(あるいは見て見ぬふりをされてしまった)問題を巡り、私はひとつのルール改正案(Tabby猫への「Locket」の〝上乗せ定義〟の削除案)を提出しました。

このルール改正案の狙いと目的は次の4つです。

①特定のRegionにおいて多数のJudgeが見逃し、どれだけ丁寧に説明や解説を尽くしても理解されないということであれば、もはや審査に問題があるというより、「Locket」の定義の方に問題があると言わざるを得ず、そうであるなら特定のRegionにおいて多数のJudgeが見逃すような「Locket」の定義は削除するほかない。

②特定のRegionにおいて多数のJudgeが見逃し、特定のRegionのBG/BGLがPENAIZE対象の「Locket」を持っていてもBESTや2nd BESTを獲得し、Award Ranking上位に入るなら、他のRegionとの審査やRankingとの公平性が保てず、そうであるなら特定のRegionにおいて多数のJudgeが見逃すような「Locket」の定義は削除するほかない。

③TICAを代表する猫種であるBG/BGLにおいて、特定のRegionの特定のBGだけ、PENALIZE対象の「Locket」が見逃されてしまう(あるいは見て見ぬふりをされてしまう)のであれば、審査における差別や依怙贔屓、〝出来レース〟疑惑を深めるだけであって、そうであるなら特定のRegionにおいて多数のJudgeが見逃すような「Locket」の定義は削除するほかない。

④TICAの様々な資料を調べても、Tabby猫だけに対する「Locket」の〝上乗せ定義〟の理論的(あるいは遺伝学的)裏付け根拠が見付からず、そうであるならTabby猫だけに対する「Locket」の〝上乗せ定義〟部分は削除するほかない。

TICA Asia East RegionにおいてはRegion DirectorであるJudge自身が頑ななまでにルール通りに「Locket」として認めようとせず、好成績を与え続けてきたことから、他のRegionのDirector全員が反対したとしても、TICA Asia East Region Directorだけは賛成するかと思います。

一方、もし削除せず、今後もその通りにTabby猫だけに対する「Locket」の〝上乗せ定義〟を維持するのであれば、TICA Asia East Region Directorをはじめ、ルールに忠実に則って厳格に審査することが求められると言えるでしょう。
Locketpg
※この改正案は否決されました。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年8月26日 (月)

TICA Annual Board Meeting ルール改正案ポイント解説⑪Menter Program & Manual

◆Amend TICA Mentor Program Manual (Update) – Ferreyra/McDaniel

きのうに続いて言葉の意味から入りますが、「Menter(メンター)」と聞いて「良く知ってますよ」というTICA Asia East Regionメンバーがどれだけいるでしょうか。

「メンタリング」というように動詞でも使いますが、「Menter(メンター)」とは「信頼の置ける相談相手」や「良き指導者」「助言者」を意味し、動詞で使えば「メンターが指導する…」というようになります。

2009年に作成され、2021年に一度改正され、今回、改めて改正案が提出されています。

Regionメンバーのうち何人がこのProgramというか、Manualを読んだことがあるか分かりませんが、TICA Asia時代を振り返り、そしてここ1~2年のRegionで起きている様々なトラブルや問題を改めて見つめ直すとき、TICA Japanにおいても「Menter(メンター)」の仕組みがしっかり浸透していれば…と思わざるを得ません。

TICA Japanではそもそも「Menter(メンター)」のなり手がいない…ということなのかもしれませんが、自分自身に対し強烈な反省と自戒を込めて考えると、もっともっと早い段階でこの仕組みを取り上げ、TICA Japanにおいてその重要性と必要性をRegionメンバーに説いておかねばならなかったという後悔が募ります。

ベテランの域に達するブリーダーでさえ、お粗末で恥ずかしいShowingをしてしまっているわけですから、もっともっと早い段階でTICA StandardsやUCD、Rulesを叩き込むべくメンタリングしておかなければならなかったと言えます。

ちなみに、「米TICA本部公式ホームページに載っていないのでは?」というRegionメンバーのために補足しておくと、「TICA Mentor Program Manual」というお題が付いているものの、TOP > Resources > Our Publications > Programsと辿っても出てきません。

TOP > Owners & Breeders > Mentorship Programのところにありますので、Judge、クラブ代表、ベテランを自認するブリーダーは今回の改正案と併せ、ぜひ読んでいただきたいと思います。
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※この改正案は撤回されました。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年8月25日 (日)

TICA Annual Board Meeting ルール改正案ポイント解説⑩猫における「Gender」とは?

◆Add Bylaw 119.7 (Use of “Gender”) - Yawata

「Gender(ジェンダー)」と言っても「何それ?」とポカンとするTICA Asia East Regionメンバーが多いかもしれません。

いわゆる「Sex(セックス)」が生物学的な性差を意味するのに対し、「Gender(ジェンダー)」は社会的・文化的な性差(社会的・文化的・歴史的に押し付けられてきた性差)を意味します。

TICAのRulesの表記や文言において「Gender Neutral」の立場から、生物学的性差を意味する「He」や「She」、「his」や「her」などを使うことを止め、「They」や「their」に置き換えてきたことは記憶に新しいかと思います。

では、ヒトに「Sex」と「Gender」の2つの性差が存在するとして、猫にも「Sex」と「Gender」の2つの性差が存在するでしょうか?

私は存在しないと思うのですが,実はTICA Standardsにおいて「Gender」という言葉が使われているのです。
Mc-mcp
TICAにおいて、猫にも「Gender」があり、猫における「Gender」の定義がしっかりあれば構いませんが、私が調べた限り見当たりません。

これでは、恰もTICAは猫において(あるいは動物においてと言ってもいいかもしれませんが)、社会的・文化的な性差である「Gender」が存在するかのようで、それなりの知識を持つ人たちからは嘲笑されてもおかしくないのです。

そこで私は今回、ルール改正(追加)として、猫に対しては「Gender」という言葉・文言を使わないようにするルールを提案したというわけです。

もし、猫にも社会的・文化的な性差である「Gender」が存在するというRegionメンバーがいれば、ぜひ「どうしてそう言えるのか?」教えていただきたいと思います。
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※この改正案は否決されました。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年8月24日 (土)

TICA Annual Board Meeting ルール改正案ポイント解説⑨ショー会場内は全面禁煙

◆Add Show Rule 22.7, amend 215.7 and CP 53.7 (Smoking) – Yawata/Rules

愛煙メンバーからは反発を招きそうですが、それはさておき、ルール改正案の提出のひとつのあり方の象徴例として紹介しておきます。

見ての通り、私とRules Committeeの共同提案の形になっていますが、一般メンバーからの小さな改正案であったとしても、必要に応じてTICA Rules Committeeが手伝ってくれるというケースですので、TICA Asia East Regionメンバーのみなさんにおいても臆することなく、ルール改正が必要だと思えば積極的に提案してもらいたいと思います。

改正内容自体は特段、難しいものではなく、もはやこの時代において詳しい説明をする必要はないと思いますが、ショー会場(ホール)内は(会場施設の規定にかかわらず)自主的に禁煙にしようというものです。

「Vaping」は電子タバコのことであり、いわゆる紙巻きタバコも電子式タバコも禁止するものとなり、このルール改正案が可決すればその後、今冬の一般メンバー投票にかけられ、可決すれば成立します。

当然、Clerkも関係しますので、一般メンバー投票も通れば、自動的にClerking Program 53.7も改正の運びとなります。

日本ではショー会場として使う場所が自治体施設であることもあり、ほとんどが施設利用規約で禁煙となっているかと思いますが、そうであろうとなかろうと、人と猫の健康面での安全・安心を考えれば、遅ればせながらのルール改正と言えるかと思います。
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※この改正案は否決されました。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

全国の8月12~18日の感染報告者数は1医療機関当たり8.50人でした。前の週に比べ18.9%減りました。3週連続で減りました。

東京都の8月12~18日の感染報告者数は1医療機関当た3.63人で前の週に比べ33.9%減りました。

2024年8月23日 (金)

「Standard重視」vs「Standard軽視でも明るく楽しく」~キャットショー業界の潮流を俯瞰して見えてくるもの

ここ最近のキャットショー業界を俯瞰してみると、ひとつの大きな流れが見えてくるかと思います。

TICAから分岐するような形でLCWWが発足し、日本でもキャットショーが開かれるようになりました。

国内では新たなドメスティックな団体ができ、9月にショーを開くようです。

【Standardに忠実に基づくショーはもはや時代遅れ?】

私から見て共通するのは、猫の遺伝学を基本に、またそれぞれの猫種において多くのBreederが知恵を寄せ合いながら長年にわたり築き上げてきたStandardに基づいて審査するショーではない--という点であり、どちらかというとエンターテイメントに軸足を置き、「明るく楽しく華やかな」ショーを志向しているように映ります。

なぜ、こんなことを綴っているかというと、先のTICAにおける〝漏れなくファイナル〟の対象クラス拡大のルール改正案がこうした傾向に追随しようとしているかのように見えることであり、〝漏れなくファイナル〟の対象クラス拡大を主張している共同提案者のひとりが、奇しくも「明るく楽しい」ショーを旗印に掲げるTICA Asia East Region Directorであるからに他なりません。

27日から始まるTICA Annual Board Meetingでどのような議論が交わされ、どのような結果になるのか分かりませんが、もし、今回の〝漏れなくファイナル〟の対象クラス拡大が可決するようであれな、TICAもStandardに忠実に基づく審査のショーとは一線を画していくのかもしれません。

【出陳者を増やすための方策の方向性の違い】

私と現TICA Asia East Region Directorは、出陳者を増やすための方策の方向性が大きく異なります。

私の主張は、差別や依怙贔屓、〝出来レース〟疑惑を一掃すべく、Standardに則った審査を徹底することで、ショーの公平性・公正性・平等性を高めるということです。

これに対して現TICA Asia East Region Directorは、とにかく「明るく楽しい」ショーであればいいかのようであり、その延長線上で今回のルール改正の共同提案も考えれば合点がいきます。

【Standard重視の審査はなし崩し的に壊されている…】

StandardにおいてPENALIZEが定められていても、見て見ぬふりをしたり、無視したりしているわけですから、TICA Asia East RegionではStandard重視による公平・公正・平等な審査はなし崩し的に壊されようとしており、さらに〝漏れなくファイナル〟の対象クラス拡大でそうした傾向は強まることでしょう。

政治の世界で言えば、まるで〝ばらまき政策〟のようなもので、それで仮に一時的にエントリー数が増えても、将来的なTICAの健全な発展にはつながらないと私は思っています。

TICAが新興団体並みにレベルを下げていけば、まともなブリーダーやオーナーはますます減り、最後は新興のエンターテイメント猫団体と変わらぬようになっていくだろうと憂慮しています。
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※「TICA Annual Board Meeting ルール改正案ポイント解説」は休みました。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

大阪府の8月12~18日の感染報告者数は1医療機関当たり4.58人で前の週に比べ39.8%減りました。

名古屋市の8月12~18日の感染報告者数は1医療機関当たり8.53で前の週に比べ21.7%減りました。

福岡市の8月12~18日の感染報告者数は医療機関当たり6.39人で前の週に比べ17.9%減りました。

北海道の8月12~18日の感染報告者数は1医療機関当たり9.79人で前の週に比べ27.0%増えています。

2024年8月22日 (木)

TICA Annual Board Meeting ルール改正案ポイント解説⑧ルール改正案を出す際の立場と自覚

◆Amend Show Rule 212.3 (Number of Finals) - Elkins/Knapp/Tasaki

きょうは、この改正案そのものについてではなく、改正案を出すにあたっての提案者の立場と自覚について、改めて指摘しておきたいと思います。

15日のブログで私は「ちなみに後者の改正案は3人の共同提出となっており、そのうちの1人はAsia East Region Directorです。(※苗字だけが記載され、個人として提案したのか、RDとして提案したのか不明です)」と書きました。

TICAのRegion Directorであり、TICA Board Memberであるなら、仮に個人として(いちTICAメンバーとして)改正案を提出(あるいは共同提出)するにしても、自らの地位や立場をしっかり自覚し、恥ずかしくない改正案を出すべきでしょう。

「個人名で提出しているんだから、どんな改正案を出しても自由でしょう」という言い分もあるかもしれませんが、少なくともTICAのRegion Directorであり、TICA Board Memberであるのであれば、その名に恥じない内容の改正案を提出すべきだということです。

それはBoardにおいて、その改正案が可決されるか否決されるかとは全く関係がありません。

改正案のプラス面とマイナス面を比較衡量し、本当にTICAの健全な発展に寄与できるのかどうか--

そもそも改正案のマイナス面を隠すことなく、プラス面/マイナス面を包み隠さず詳らかに明らかにしているのかどうか--

上記2つは断じて曖昧にしてはいけない〝一線〟であると言えます。

今回の改正案が、懇意にする特定の一部Regionメンバーからの要望をうけたものであればなおさらです。

「ひとりのTICAメンバーとして(個人として)共同提案者になったに過ぎない」としても、その共同提案者を多くのTICA Asia East RegionメンバーがTICAのRegion Directorであり、TICA Board Memberであると認識している以上、共同提案者となった理由や改正案の趣旨についてそれなりにRegionメンバーへの説明責任があることは免れないでしょう。

特に、TICA Asia East Region全体、クラブ全体、Judge全体、出陳者全体に影響を与えるわけですからなおさらのなおさらのことです。
Agenda
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2024年8月21日 (水)

TICA Annual Board Meeting ルール改正案ポイント解説⑦〝ファイナル〟の恣意性が増す問題㊦クラブ側の負担は増す?

◆Amend Show Rule 212.3 (Number of Finals) - Elkins/Knapp/Tasaki

この改正案が通れば、クラブもショーコミッティー、ショーマネジメントも大変になります。

何が大変って、出陳者はどのクラスにおいても常にABリングのカウントが気にかかり、エントリークラークに「今のカウントはどうなっていますか?」と問い合わせることになるかもしれません。(※もちろんABリングでカウントが10頭前後のショーに限られますが…)

改正案では、「At the discretion of the judge(ジャッジの自由裁量で)」「カウント10頭以下に関してはカウント数だけファイナル表彰」できる--となっていることから、クラブ側がJudgeを招待する際に、「そうしますよね」と陰に陽に〝圧力〟をかけかねません。

そうなれば「discretion of the judge(ジャッジの自由裁量)」は形骸化して、意味を為さなくなります。

主催クラブ側にとって、仮にABリングのカウントが7~8頭であれば、「〝漏れなくファイナル〟だからエントリーしてよ」というPRに使える利点はありますが、逆にコンプラ意識に欠けるクラブやクラブ代表だとルール違反を承知で、「このクラスはもうABリングでカウントが10頭になったから、このクラスのエントリーは締め切ります!」なんて言い出しかねません。(※TICAのルール上、特定のクラスだけ差別してエントリーを締め切ることはできません)

出陳者がルールに疎ければ、主催クラブ代表から「そのクラスはエントリーを締め切りました」なんて言われ、「そうですか」と引き下がったり、〝根きね入り〟したりするかもしれませんし、エントリークラークが〝グル〟になって平然とルール違反を犯すかもしれません。

いずれにしても、このルール改正案が通れば、TICA全体だけでなく、クラブにおいても、出陳者においても、大きな問題を広げることは間違いないでしょう。

こうした〝恣意性〟の問題がTICA Asia East Region(特に日本)において顕著であることは、 TICA Asia East Region Directorが一番良く分かっているはずです。

その人物が共同提案者になっているわけですから、たとえこれらが穿った見方だとしても、強ち一方的に「勝手に臆測で判断しないでよ!」なんて非難することはできないでしょう。
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2024年8月20日 (火)

TICA Annual Board Meeting ルール改正案ポイント解説⑥ルールを〝悪用〟される恐れも

◆Amend Show Rule 212.3 (Number of Finals) - Elkins/Knapp/Tasaki

このブログではここまで〝恣意性〟という穏やかな言葉を使ってきましたが、この改正案がそのまま通れば〝悪用〟されるケースが出てくるかもしれません。(※ちなみにこの改正案がBoardで可決しても、その後、今冬に一般メンバー投票があり、それを通らなければ成立しません)

ファイナル表彰のチャンスが増えるということは、Award Rankingにも影響を与えます。

「At the discretion of the judge(ジャッジの自由裁量で)」「カウント10頭以下に関してはカウント数だけファイナル表彰」できる--なんていうことになれば、自分のクラブ員の猫や懇意にしているブリーダーの猫だけファイナルインさせ、ライバルの猫はファイナルインさせないことで、Award Pointを〝恣意的〟に操作することも可能になるわけです。

これをルールの〝悪用〟と言わずして、何を悪用というのでしょう。

ルールが〝悪用〟される恐れがある以上、このルール改正案には重大な欠陥があると言わざるを得ません。

したがって、「Judgeは〝漏れなくファイナル〟にしなければならない(するものとする)」から「Judgeは〝漏れなくファイナル〟にすることができる」に変わる--という部分は修正動議を提出し、削除する(=「shall」から「may」に変更しない)という手もあって然るべきでしょう。

こうした重大な改正案が、たとえTICA Asia East Region Directorとしてではなく、個人として共同提案者になって提出したとしても、Regionメンバーに対する説明責任を免れるものではありません。

なぜこのようなルール改正案を提出するに至ったのか、どのような経緯を経てこのような内容の改正案になり、最終的に共同提案者となったのか、(たとえ個人としての言動であったとしても)、TICA Asia East Regionメンバーの理解と納得を得られるよう努めるのが、正しい組織のトップとしてのあり方でしょう。

私のようないち個人、いちTICAメンバー、いち弱小クラブ代表が改正案を提出するのと訳が違うという自覚がRegion Directorには欠かせません。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年8月19日 (月)

TICA Annual Board Meeting ルール改正案ポイント解説⑤〝ファイナル〟の恣意性が増す問題㊥〝依怙贔屓〟を助長しかねない

◆Amend Show Rule 212.3 (Number of Finals) - Elkins/Knapp/Tasaki

きのうのケースの続きで例えば全てのクラスのABリングにおいて、仮にエントリーがそれぞれ10頭ずつだったとして、午前4リング、午後4リングのオルタネイティブショーで全てABリングだと仮定しましょう。

改正案が通れば、あるJudgeは全て〝漏れなくファイナル〟表彰する一方、別のJudgeはこれまで通りトップ5(※仮にカウント6~10頭の場合も最低5頭はファイナル表彰しなければならないという前提で考えて…)しか表彰しなかったら--

それで、この改正案の提案理由に挙げられていた「Consistency(一貫性)」を確保できると言えるでしょうか。

私は強い疑問と違和感を抱かずにはいられません。

改正案に盛り込まれた「At the discretion of the judge(ジャッジの自由裁量で)」というのは実に便利な文言で、Judgeにとっては都合の良いフレーズかもしれませんが、「性善説」が徹底的に貫かれていなければ有効に機能しません。

Judgeの「自由裁量」で「できる(may)」ということになれば、そこに「恣意性」が入り込むのは避けられず、その「恣意性」を意図的に利用するJudgeが皆無とは言えないというのが私の憂慮する点でもあるのです。

あるJudgeは自分のクラブ員の猫をファイナルに入れるために〝漏れなくファイナル〟枠を拡大するかもしれませんし、別のJudgeはクラブ員のライバルの猫を〝蹴落とす〟ために、そのライバル猫が〝漏れなくファイナル〟枠を敢えて使わないかもしれません。

ただでさえ、TICA Asia East Region(特に日本)では審査の依怙贔屓や差別、〝出来レース〟疑惑が根強くあり、この改正案の特に「Judgeは〝漏れなくファイナル〟にしなければならない(するものとする)」から「Judgeは〝漏れなくファイナル〟にすることができる」--への変更は、重大な悪影響をもたらすとしか思えません。

もちろん一方で、審査の依怙贔屓や差別、〝出来レース〟をさらに浸透させようという狙いであれば、これほど都合の良いルール改正はないと言えます。

私は、TICAにおけるルール改正案はあくまでTICAの健全な発展に寄与するものでなければならず、TICAに対する信用と信頼を貶めかねないような改正案を出してはならないだろうと考えています。

少なくともこの改正案、(特に「shall」を「may」に変更する改正は)、出陳者の歓心を煽るポピュリズム的な改正案であり、結果としてJudgeにおける審査の恣意性を増すことになってTICAにおける審査の公平性・公正性・平等性を毀損するものと捉えています。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年8月18日 (日)

TICA Annual Board Meeting ルール改正案ポイント解説④〝ファイナル〟の恣意性が増す問題㊤本当にそうなるか事前に分からない

◆Amend Show Rule 212.3 (Number of Finals) - Elkins/Knapp/Tasaki

2番目の改正案(3者による共同提案)の最大の問題は、15日のブログでも触れましたが、「Judgeは〝漏れなくファイナル〟にしなければならない(するものとする)」から、「Judgeは〝漏れなくファイナル〟にすることができる」に変わる--という点にあります。

アルターでもキャッツでもキツンでも構いませんが、仮にエントリーがそれぞれのクラスにおいて10頭ずつだったとし、午前4リング、午後4リングのオルタネイティブショーで全てABリングだと仮定しましょう。

まず、第1の大きな問題は、出陳者において必ずしも〝漏れなくファイナル〟になるかどうか、当日まで全く分からないという点です。

この改正案の通りなら、当日、蓋を開けてみたら全てのジャッジが〝漏れなくファイナル〟にしなかった--なんてこともあり得るわけです。

また、212.3.1に限って文理解釈すれば、「カウント10頭以下に関してはカウント数だけファイナル表彰」できるということであり、逆に「カウント数だけファイナル表彰」しなくても構わないということになれば、極端な話、カウント10頭でBESTだけしかファイナル表彰しなくてもルール違反にはならないということになります。

もちろん事前にショーフライヤーに、Judgeごとに「私はカウントに応じて必ず〝漏れなくファイナル〟にします」なんてことを公表すれば、出陳者も「それならエントリーするわ!」ということになるかもしれませんが、Judgeの倫理上、そうした事前の〝宣言〟がルールに抵触しないと言えるのか疑問です。

このようにショー前に〝宣言〟していても、当日、「実際に審査してみたら気が変わりました…」なんてことも十分にあり得ます。

そうなったら出陳者とJudge、主催クラブでひと悶着起きることも容易に想像できるでしょう。

※ルール改正案を文理解釈する限り、212.3においてカウント5頭までは〝漏れなくファイナル〟にしなければならない(shall)とか、カウント6~10頭の場合に最低トップ5はファイナル表彰し、それ以上のフィアナル表彰についてはJudgeの自由裁量でファイナル表彰するかどうか決められる(may)--とはなっていません。
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2024年8月17日 (土)

TICA Annual Board Meeting ルール改正案ポイント解説③〝漏れなくファイナル〟対象拡大の理由

きょうは〝漏れなくファイナル〟対象クラス拡大のほうの改正案の提案理由を検証します。

◆Amend Show Rule 212.3 (Number of Finals) - Elkins/Knapp/Tasaki

理由は箇条書きで8つ挙げられていますが、それぞれが独立した個別の理由というわけではありません。

きのう紹介した提案と比べながら考えてほしいのですが、この提案もきのうの提案と別の意味ながら「Consistency(一貫性)」を主張しています。

それは全てのクラスにおいて、ABリングはカウントが10頭以下なら〝漏れなくファイナル〟にする--というものです。(※現状、キツンとキャッツのABリングだけ違います)

一方、きのうの提案者の主張と相反する理由も挙げられています。

それはエントリーが増える(あるいは増える可能性がある)というものであり、きのうの提案者は「欧州ではABリングのアルターにおいてエントリーは増えなかった」と主張しています。

ショーやクラブの収益増加が見込まれる(Increased revenues for shows/clubs)としていますが、これは疑問です。

今はロゼットの代わりにシールを提供するケースが増えていますが、仮にロゼットとした場合、〝漏れなくファイナル〟のクラスが増える以上、ロゼットの数も多く必要になります。表彰する時間もそれなりに増えるでしょう。

提案理由として、もっと精緻な論理の積み上げが求められると言わざるを得ません。

エントリー数が増えるかどうか、ショーやクラブの収益増加が見込まれるかどうか--実はこの改正案は自らの提案内容によって、それらの可能性を不確実なものとしています。

共同提案者3人がそれらを認識しつつ、敢えてこうしたのを提出したのかどうか分かりませんが、どこに問題があるのかは明日以降、論じていきたいと思います。
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

全国の8月5~11日の感染報告者数は1医療機関当たり10.48人でした。前の週に比べ21.1%減りました。2週連続で減りました。

東京都の8月5~11日の感染報告者数は1医療機関当た5.49人で前の週に比べ24.3%減りました。

2024年8月16日 (金)

TICA Annual Board Meeting ルール改正案ポイント解説②〝漏れなくファイナル〟対象縮小の理由

きょうからそれぞれの改正案の「提案理由」を検証します。

◆Amend 212.3 (Restore final awards to 2015 status) – Wood

まず対象クラスの縮小(以前の状態に戻す)案のほうは以下の理由を挙げています。

そもそも〝漏れなくファイナル〟の対象クラスをABアルターに広げた背景に、エントリー数を増やすためというものがあったが、ABアルターにおいて「this has not happened(そうはならなかった)」としています。

次に欧州のTICAショーではこの変更が「caused dissatisfaction(不満を引き起こした)」としています。

欧州では総じてアルター出陳者が少ないとのことで、ABアルタークラスのカウント10頭以下の〝漏れなくファイナル〟について「 “participation” awards(参加賞)」的に受け取る向きが出ているとのことです。

TICAのショーの魅力のひとつとして、(HHPは例外としても)その他のクラスは平等に扱われていたのに、ABアルターだけ〝漏れなくファイナル〟にすることはその原則を崩すものであり、元に戻す時期に来たと主張しています。

さて、ここから私見ですが、ABアルターのエントリー数が増えたのか減ったのか、誰がみても分かる「証拠」が提示されてないのは残念です。

TICA全体としてどうだったのか、Regionごとにどうだったのか--詳細な分析が欠かせないはずです。

Asia East Regionも欧州同様、アルタークラスの出陳数はキャッツに比べて少ないと言えるかと思いますが、この提案者が述べるような不満や受け止め方の傾向は同じように見て取れるでしょうか。(加えて、この提案者は「caused dissatisfaction in Europe」と書いていますが、「Europe」はRegionも異なれば国も異なり、果たしてひとくちで括れるのでしょうか)

世界的な(あるいはRegionごとの)アルター出陳者の意見や感想を把握する必要もあるように思いますが、果たしてしたのでしょうか。

明日はもう1つの提案理由を取り上げますが、提案理由の合理的裏付け根拠についてしっかり考える必要があるように思えてなりません。
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

大阪府の8月5~11日の感染報告者数は1医療機関当たり7.61人で前の週に比べ40.6%減りました。

名古屋市の8月5~11日の感染報告者数は1医療機関当たり10.90で前の週に比べ38.5%減りました。

福岡市の8月5~11日の感染報告者数は医療機関当たり7.78人で前の週に比べ54.7%減りました。

北海道の8月5~11日の感染報告者数は1医療機関当たり7.74人で前の週に比べ10.1%増えています。

2024年8月15日 (木)

TICA Annual Board Meeting ルール改正案ポイント解説①〝漏れなくファイナル〟対象クラス縮小?拡大?

TICA Annual Board Meetingが8月27~30日、米ヴァージニア州ハンプトンで開催されることになっており、ルール改正案が公表されています。

今回も主なルール改正案のポイント解説をしていきたいと思います。

◎可決◎Amend 212.3 (Restore final awards to 2015 status) – Wood
◎可決◎Amend Show Rule 212.3 (Number of Finals) - Elkins/Knapp/Tasaki

まずはみなさんの関心が高いと思われる〝漏れなくファイナル〟に関するルールの改正案を取り上げます。

実は奇しくも、同じルールを対象に、1つは対象クラスを絞る改正案、もう1つは広げる改正案と、真逆の提案が出ています。

現在のルールでは、HHPとHHPキツン、そしてABアルターの3つのクラスで、カウントが10頭以下であれば〝漏れなくファイナル〟となっているわけですが、前者はABアルタークラスを対象から外し(いわば元に戻す)、後者はABキツンとABチャンピオンシップに対象を広げるというものです。

ちなみに後者の改正案は3人の共同提出となっており、そのうちの1人はAsia East Region Directorです。(※苗字だけが記載され、個人として提案したのか、RDとして提案したのか不明です)

さらに、後者の改正案の大きな特徴は、単に対象クラスを広げるだけではなく、ルールの文言において重要な役割を担う助動詞を「shall」(=must)~から「may」(=can)に変更するというものです。

これにより、もしこの後者の改正案が通れば、現状の212.3のルールの適用は「Judgeは〝漏れなくファイナル〟にしなければならない(するものとする)」から、「Judgeは〝漏れなくファイナル〟にすることができる」に変わることになります。

明日から、それぞれの提案の是非を考える上でのポイントを詳しく考えていきたいと思っています。
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年8月14日 (水)

「パリ五輪」を振り返り「猫界」を憂う…

「パリオリンピック」(以下「パリ五輪」)が終わりましたが、みなさんはどういう視点で観て、何を感じたでしょうか。

今回の「パリ五輪」も実にいろいろなことが起きましたが、猫界に引き付けて考えると次のようなことが印象に残りました。

【柔道:小川直也氏「柔道も同じ〝ムラ化〟してる」…】

まさに柔道はいろいろな〝騒動〟が次から次へと起きました、

これに対してバルセロナ五輪95キロ超級銀メダルの〝元暴走王〟小川直也さんがスポーツ紙で総括し、こんなことを言っていたのです。

「臭いものにはフタをしろの体質がまだ残っている。もう少しオープンにして、世間に対して『こういうルールなんだから』と言わないと。柔道を世間に認知してもらって、人気がほしいと願うのであれば、積極的に説明していかないとな」「オレがプロレス界にいたころ、よく『ムラ社会』って表現をしていたけど、柔道も同じ〝ムラ化〟してる」--。

猫界も同じ課題を突き付けられていると思いました。

【AS:井村雅代氏「初めて見たという方が見てもそう思える」】

AS指導者である井村さんの次のコメントは「パリ五輪」が始まる直前の報道からのものですが、猫界としても妙に納得できるのではないでしょうか。

「ASの本質はスポーツと芸術性だが、競技的な価値を上げるため、強い人が金、銀、銅を手にしてほしい。プロだけでなく、初めて見たという方が見ても、そう思える結果になってほしい」--。

キャットショーも似たような要素があり、Standardに沿った強い猫がBEST、2nd BEST、3rd BESTになるべきであって、間違ってもPENALAIZE対象の猫がランキング上位に入ってきてはならないでしょう。

そしてやはり、初めてキャットショーを訪れた人が見ても「なるほど素晴らしい猫が表彰されているのね…」と思える結果になって然るべきではないでしょうか。

【やり投げ:「この言い方はどうか」と何度も何度も…】

金メダルに輝いた北口榛花選手とセケラック・コーチのやり取りの裏側を紹介した記事の中に次にような文章がありました。

「セケラック・コーチに、感情的にならずにどう意向を伝えればいいか。言い方を間違えれば『俺はいらないということか』と決別の可能性もあった。ドイツ語が堪能な足立氏の力も借り、このメニューはこういう理由だからできない、と説明できるようにした。『この言い方はどうか』と何度も、何度も意見を出し合った」--。

言い方、伝え方の難しさが実によく分かるエピソーですが、猫界においてもJudgeの猫に対するコメントはこのぐらいの慎重さと真剣さが求められている言えるだろうと思いました。

【レスリング:「ルールを貫く以外に選択肢がない」…】

体重超過」による失格を巡っては、失格になった選手がスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴していることから、どのような結果になるか分かりませんが、世界レスリング連盟(UWW)のネナド・ラロビッチ会長のコメントはずっしりと響きました。

「私たちはルールを貫く以外に選択肢がない」--。

猫の審査も同じでしょう。

「Standardを貫く以外に選択肢がない」。しかし、本当にこう信念を持って言えるJudgeがどれだけいることか…。

※いずれのコメントや談話もそれぞれのスポーツの文脈と切り離して使っているとの誹りは免れないかもしれませんが、意図的に悪意や害意を以て捻じ曲げるものではないことを強調しておきます。
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2024年8月13日 (火)

9月と10月に「MC/SB/NFブリードセミナー」を開催へ

すでにTICA Asia East Region公式サイトには掲載してありますが、TICA JAPAN Members’ Training & Development Acatdemy(TICA Japan TDA)では、9月と10月の2回に分け、「MC/SB/NFブリードセミナー」を開催する予定にしています。

今回のセミナーのテーマは2つあり、1つはMC/MCPのStandard変更の再確認、もう1つは3つの猫種を比べることで、それぞれの猫種の特色を「識る」ということになります。

特に後者については、これまで単独のBreed Seminarや、あったとしても2つの猫種を比べるぐらいだったと思います。

TICA Japan TDAでは、Standardsを比較しながら学ぶことに重点を置いており、その猫種のBreederやOwnerでなくても学びやすいように工夫しています。

代表的な長毛種ということもあり、短毛種のみなさんもこれを機に深く識っていただければと思います。
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2024年8月12日 (月)

「Clerking School」で使う模疑問題の無料作成代行も

TICA JAPAN Members’ Training & Development Acatdemy(TICA Japan TDA)ではクラブ等を対象に「Clerking School」開催に伴うコンサルティングを始めます。

Clerking Program 51.5において、「Clerking School」開催に関するルールが定めらており、これに基づいたカリキュラムの組み立てや参考資料等の作成を無料でお手伝いします。

必要に応じてShow RulesやClerking Program、UCD等の翻訳資料も提供します。

学校も塾もそうですが、「どこで」「誰に」「何を」習うか--が重要であることは小さな趣味の世界も同じです。

クラブの要望に応じて参加対象のレベルに応じたカリキュラムのご提案、資料の作成を引き受けますので、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
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2024年8月11日 (日)

「Clerking School」開催に伴う無料コンサルティング始めます

TICA JAPAN Members’ Training & Development Acatdemy(TICA Japan TDA)ではクラブ等を対象に「Clerking School」開催に伴うコンサルティングを始めます。

Clerking Program 51.5において、「Clerking School」開催に関するルールが定めらており、これに基づいたカリキュラムの組み立てや参考資料等の作成を無料でお手伝いします。

必要に応じてShow RulesやClerking Program、UCD等の翻訳資料も提供します。

学校も塾もそうですが、「どこで」「誰に」「何を」習うか--が重要であることは小さな趣味の世界も同じです。

クラブの要望に応じて参加対象のレベルに応じたカリキュラムのご提案、資料の作成を引き受けますので、お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。
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2024年8月10日 (土)

本日19:00~「Clerking School」Part 2開催、夕方まで参加申込受け付けています

本日19:00~、TICA JAPAN Members’ Training & Development Acatdemy(TICA Japan TDA)主催で「Clerking School」Part 2を開催します。

参加費は無料、Part 1に参加されなかったメンバーの方も学べる内容にしており、Clerkに限るとか、TICAメンバーに限るといった制限もありません。

17:00ぐらいまで参加申込を受け付けていますので、きょうの予定が変わって時間の都合が付くようでしたら見るだけでも聞くだけでも構いませんので、のぞいてみてください。

これまでにない「学び」と「気づき」の世界を垣間見られるかと思います。
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全国の7月29~8月4日の感染報告者数は1医療機関当たり13.29人でした。前の週に比べ8.8%減りました。13週ぶりに減りました。

東京都の7月29~8月4日の感染報告者数は1医療機関当た7.26人で前の週に比べ20.5%減りました。

2024年8月 9日 (金)

「Clerking School」Part 2、カリキュラムのご案内㊦カタログ&ジャッジシート間違い探し

「実践演習Ⅳ」と「Ⅴ」について、若干、詳しくご紹介しておきます。

カタログはEntry Clerkが作成しますから、カタログの間違いは基本的にEntry Clerkの責任になります。

ですが、当日、ショー会場に着いてカタログをチェックし、間違いがないかどうか確認するのもクラークの仕事のひとつと言えます。

なぜなら、間違いのないカタログに基づいて審査が進んでこそ、円滑な審査と言えるからです。

今回の「実践演習Ⅳ」ではおそらくJudgeでないと間違い探しができないかと思いますが、Clerking Programに書いてある〝建前〟としては間違い探しができて当然となっています。

ビギナーや中堅のClerkにおいては、「こうした点まで理解していなかればならないのね…」といった認識を持ってもらえるだけでも構いません。

一方、ジャッジシートのチェックは、実際上は自分が記載したクラーク用カタログと照らし合わせることになります。

しかし、単に照らし合わせて齟齬が生じているかどうか確認するだけでなく、ジャッジシート上のメカニカルチェックもできなければなりません。

その辺のスキルを学ぶきっかけづくりにしていただければと思っています。
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大阪府の7月29日~8月4日の感染報告者数は1医療機関当たり12.82人で前の週に比べ12.6%減りました。

名古屋市の7月29日~8月4日の感染報告者数は1医療機関当たり17.71で前の週に比べ17.4%減りました。

福岡市の7月29日~8月4日の感染報告者数は医療機関当たり17.18人で前の週に比べ19.2%減りました。

北海道の7月29日~8月4日の感染報告者数は1医療機関当たり7.03人で前の週に比べ18.2%増えています。

2024年8月 8日 (木)

「Clerking School」Part 2、カリキュラムのご案内㊤「実践演習」問題をさらに充実

8月10日(土)に開催するTICA JAPAN Members’ Training & Development Acatdemy(TICA Japan TDA)主催の「Clerking School」Part 2について、カリキュラムの概要を紹介します。

Part 1に続いて「実践演習ⅠA」の穴埋め問題と「ⅠB」の選択肢から選ぶ問題を行ったあと、「実践演習Ⅱ」としてカラートランスファーの実務を「実践演習」を通じながら講師の方に解説していただきます。

また「実践演習Ⅲ」の「あなたがクラークだったなら、その時どうする?」という記述式問題は、前回Part 1では1つだけしかしませんでしたが、引き続き具体的ケースを想定して適切な対応・対処のあり方を学べるようにします。

Part 2実施に当たっては、事前に「実践演習Ⅳ」と「Ⅴ」に関する資料をお送りしており、カタログとジャッジシートの間違い探しにトライしていただくことを考えています。

なお、この「Ⅳ」と「Ⅴ」は時間の関係でできなければ、後日、答え合わせをできるようにしたいと思っています。

Part 1に参加されなかったメンバーの方も学べる内容になっていますので、もし時間の都合がつけば参加してみてください。
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2024年8月 7日 (水)

Clerking School「実践演習Ⅲ」の解答:ジャッジシートに見慣れない記号が記載されていた場合

TICA Show RulesやStandards、Clerking Program等において、様々な略号や記号、コードが使われます。

ジャッジシートやカタログ(マスターカタログやリングカタログ)において使われる記号はBreed Codeを除いて下記にあるように原則として4種類しかありません。
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もし、これら4つ以外の略号や記号等がジャッジシートに書いてあったなら、クラークはJudgeに確認する必要があります。

間違っても右から左にジャッジシートに書いてある略号や記号を転記してはなりません。

なお、略号や記号以外に簡単な文章を記入する場合がありますが、それは2種類しかありません。
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2024年8月 6日 (火)

Clerking School「実践演習Ⅲ」の設問から①ジャッジシートに見慣れない記号が記載されていたら

7月20日(土)のTICA JAPAN Members’ Training & Development Acatdemy(TICA Japan TDA)主催の「Clerking School」では、時間の関係で「実践演習Ⅲ」(あなたならどうする?シリーズ)は「Q1」しかできませんでした。

「実践演習Ⅱ」及び「実践演習Ⅲ」Q2以降は8月10日(土)のSchoolで取り上げる予定にしています。

Part 1に参加されなかったメンバーの方も含め、「あなたならどうする?シリーズ」の設問がどのようなものか分かるよう、とりあえず「Q1」を紹介しておきますので考えてみてください。
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※正解は明日のブログで紹介します。
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2024年8月 5日 (月)

Clerking School「実践演習ⅠB」の設問から⑤アブセント(AB)にする場合の規定は?

TICA Japanのショーだけの〝ローカルルール〟もあり、ClerkはTICAのRulesやProgramで定められているルールと、そうでないいわゆる〝ローカルルール〟の区別ができなくてはなりません。

ショーが始まり、何回コールしても出陳者が猫をリングに連れて来ない場合、どういう時に「アブセント(AB)」にするかもそうしたケースに含まれます。

マスタークラークから予め「AB」の連絡が各リングに入っていれば問題ありませんが、そうでない場合も往々にしてあります。

アブセント(AB)にするからにはそれなりの合理的根拠が必要となり、「3回コールしても猫を連れて来ないならアブセントにする」というのも、一般的な常識に基づいた相当の合理的根拠を整えるためでもあると言えるでしょう。
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※正解は明日のブログで紹介します。
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2024年8月 4日 (日)

いざという時に実力を発揮するためにも対応力と応用力を磨く

はっきり言ってTICAのRulesを知らなくてもTICAのショーに参加できますし、Stnadardsを知らなくてもブリーディングをして子猫の販売もできます。

同様に、Clerking Programに書いてある要件を満たさず、RulesやStandards、UCD等に疎くても、それなりにClerkはできてしまいます。

「それなら学ぶ必要はないわね…」ということになりますが、本当にそうかどうかよくよく考えてみてほしいと思います。

〝名ばかりClerk〟や〝それなりClerk〟と、真の実力を持ったClerkの違いが明らかになるのは、咄嗟の出来事やトラブルにおいてであり、対応力や応用力に欠ける〝名ばかりClerk〟や〝それなりClerk〟だと大失敗を犯して大恥をかくことになりかねません。

「何年、Clerkをやっているんですか?」とか「それで本当にTICAの正式なClerkの資格を持っているんですか?」と言われたり思われたりしないためにも、いざという時に備えて知識とスキルを磨いておかねばならないというわけです。

そのためにはどうすればいいか?--と考えた末に組んだのが今回の「実践演習」であり、TICA Asia時代も含め、実際に起きた様々なケースから演習問題を作ってあります。

Clerk以外のTICA Asia East Regionメンバーのみなさんにも設問を通じて役立つ内容になっています。
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※「『Clerking School』の設問から」は休みました。

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2024年8月 3日 (土)

Clerkとしての実力を自らに厳しく問うことの大切さ

TICAのClerkに限ったことではありませんが、どんな職業や地位に就いていたとしても、「本当に実力があるのかどうか」自らに問い続けることが大切です。

今回のClerk資格更新テストは全員が満点(100%)でクリアしたと思いますが、それで有頂天になることほど愚かしいことはありません。

TICA JAPAN Members’ Training & Development Acatdemy(TICA Japan TDA)で「Clerking School」を企画したのも、Clerkとしての真の実力を自らに問うた時、「これではいけない…」と思ったからに他なりません。

知識もスキルも極めたClerkは別として、今回のSchoolを通じて「まだまだ学ぶことが多い」と思ってもらえたら、たとえ全てを習得できなくても今後の大きな〝収穫〟になることは間違いないのです。

いざという時に知識の浅さとスキルの拙さを露呈して恥ずかしい思いをするのではなく、見事な対応力と応用力を発揮できるようにしていただければと思います。
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※「『Clerking School』の設問から」は休みました。

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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

全国の7月22~28日の感染報告者数は1医療機関当たり14.58人でした。前の週に比べ7.0%増えています。12週連続で増えています。

東京都の7月22~28日の感染報告者数は1医療機関当た9.13人で前の週に比べ7.4%増えています。

2024年8月 2日 (金)

〝誤審ピック〟がキーワードトレンドに! キャットショーは??

パリ五輪を巡っては、誤審に次ぐ誤審から、〝誤審ピック〟とまで言われるようになり、キーワードのトレンド上位に入ってきているそうです。

しかし、猫界に〝毒されて〟しまっているのか、〝鈍感〟になってしまっているのか、猫界の〝誤審〟に比べれば…と思ってしまいます。

猫界の場合、〝誤審〟というにはあまりにオブラートに包んだ言い方であり、実のところは依怙贔屓や差別、〝出来レース〟の結果ですから、パリ五輪の〝誤審〟とは質的に大きな違いがあることも確かで、〝誤審〟を正すにあたっての難しさも格段の違いがあることでしょう。

7月20日(土)のTICA JAPAN Members’ Training & Development Acatdemy(TICA Japan TDA)主催の「Clerking School」も大きなテーマとしてはTICAのRulesやStandards、UCD等をしっかり理解し、安全・安心で〝誤審〟なき公平・公正・平等な猫の審査を願ってのことに他なりません。

かつてはJudgeとClerkが〝グル〟になって…なんてこともありました。

〝誤審〟なき五輪を願うのと同様、〝誤審〟なきTICAショーの実現に向け、JudgeもClerkも「学び」と「気づき」を大切にしてほしいと願ってやみません。
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※「『Clerking School』の設問から」は休みました。

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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

大阪府の7月22~28日の感染報告者数は1医療機関当たり14.66人で前の週に比べ15.3%増えています。

名古屋市の7月22~28日の感染報告者数は1医療機関当たり21.44人で前の週に比べ17.4%増えています。

福岡市の7月22~28日の感染報告者数は医療機関当たり21.27人で前の週に比べ9.5%減りました。

北海道の7月22~28日の感染報告者数は1医療機関当たり5.95人で前の週に比べ11.4%増えています。

2024年8月 1日 (木)

Clerking School「実践演習ⅠB」の設問から④ファイナル表彰の頭数は?

キャットカウントによってファイナル表彰される猫の数が変わるのに加え、何年か前からはクラスによって、さらには「AB」か「SP」かによってもファイナル表彰される猫の数が変わるようになりました。

その確認をする設問であり、ビギナー・中堅Clerkにおいてはしっかり覚えておきたいところです。
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※正解は翌日のブログで紹介します。
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

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