現状で満足していると慢心を生み、そして…
猫界に限らず、どんな世界のことでも、現状に満足していると次第に慢心を生み、恥ずかしい〝大失態〟を犯してしまうもので、それはクラークも同じです。
【日本のTICAショーでクラークが出来ていると言っても…】
特に日本のTICAショーの場合、欧米の大きなショーと比べるとエントリー数はかなり少なく、その分、クラークは時間的にも作業的にもかなり恵まれていると言えます。
そうした現状に満足してベテランクラークを気取っていると心の中に慢心が広がり、いざという時のトラブルに対処できなかったり、間違った対応をして後で恥をかくことになりかねません。
「井の中の蛙」であるという自覚が欠かせず、そうした自覚があってこそ、常に「学ぶ」姿勢がうまれるというものです。
【世界のどこのTICAショーでも通用するクラークを目指して】
本当は、日本のクラークのみなさんには、ぜひとも海外のショーでもクラークをして経験を積んでほしいと思っているのですが、そう簡単なことでないことも分かります。
ですから、現状に胡座をかくことなく、「世界は広い」ことを自覚し、常に「世界のどこのTICAショーでクラークをしたとしても通用するようにしなければならない」自らに言い聞かせ、「学び」続けることが必要になります。
世界で通用するTICAのクラークであるためには、ルールやマニュアル、スタンダードを熟知し、精通していることが欠かせないのは当然です。
【クラークとして将来にわたり大きなレベルの差が生まれる】
TICA Japan Members' Training & Development Acatdemy (TICA Japan TDA)は7月と8月に「Clerking School」を開催しますが、その内容は世界で通用するTICAのクラークの育成を目指してのものとなります。
これまでTICA Asia East Regionのクラークがどのようなイメージを描いているか分かりませんが、今回のSchoolはクラークの世界の奥深さを垣間見るきっかけにもなることかと思います。
このSchoolに参加したメンバーとしないメンバーで、将来にわたり大きなレベルの差が生まれることは間違いないだろうと思っています。
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【注目ニュース】※随時更新しています。
◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。
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