不合理/不当/理不尽な〝圧力〟に屈しないために…㊤
TICA JAPAN Members’ Training & Development Acatdemy(TICA Japan TDA)では、Breed SeminarやClerking Schoolを積極的に開催していますが、その狙いはその時々のテーマだけではなく、TICA Asia East Regionメンバーが、陰に陽にかかってくる不合理/不当/理不尽な〝圧力〟に屈しない、そして泣き寝入りしたいというところにもあります。
【猫種によって成長度合いが異なるのであれば当然…】
先日、開催した「SR/SRL Breed Seminar」に参加したメンバーはお分かりかと思いますが、この猫種は成長/成熟が緩やかであり、特にコートに関してはStandardにおいて「2歳くらいまで発達し続ける」「子猫と成猫は主にヘッドとボディタイプで判断する必要がある」と書いてあるわけです。
ですから、仮に1歳前後でショーに出して、そのショー年度に「SGCや」「RW」といったタイトル/称号を得たブリーダー/オーナーが、「次年度は『IW』を目指して頑張ろう」と思っても不思議ではない…どころか、当然です。
しかし、Standardを知らないと「もう『SGC』や『RW』を獲ったんだから、次年度は引くものよ…」なんていう不合理/不当/理不尽な〝圧力〟をかけかねないわけです。
【「LA」というTICAのタイトル/称号の仕組みを否定?】
TICAには「LA」という称号もあり、この称号を得るには生まれ月に恵まれた場合の最短で2年度、そうでないと通常、3年度にわたりショーを走り続けなければなりません。
「『RW』を獲ったんだから、次年度は引くものよ…」というような発言は、TICAのタイトル/称号の仕組みを否定しているとも言えるわけです。
単年度で良い成績を収めたら「次年度は引く」…なんてことがまかり通るなら、TICAにおいて「LA」という称号は必要ないということになります。
【TICAにおいて資格を持つということの意味と重責】
なぜ、Judgeという資格があるか、Clerkという資格があるかを考えるとき、その前提としてRulesやStandardsの精通している(あるいはそれなりに理解している)ことが課せられていることが分かります。
もし、クラークの資格を持つメンバーが「『RW』を獲ったんだから、次年度は引くものよ…」なんて口にしたなら言語道断でしょう。
クラークの資格を持つということは、こういう不合理/不当/理不尽な〝圧力〟をなくためであり、不合理/不当/理不尽な〝圧力〟に泣き寝入りするメンバーを減らすためでもあるのです。
====================================
【注目ニュース】※随時更新しています。
◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。
« Clerk更新テスト、とりあえず何か書いて送っておけばいい? | トップページ | 不合理/不当/理不尽な〝圧力〟に屈しないために…㊦ »