尾木ママこと、尾木直樹氏が委員長を務めた「旭川市の中2いじめ」再調査委員会の調査結果は、いじめを認定することの困難さを改めてまざまざと見せ付けたのではないでしょうか。
今回、7つの行為をいじめと認定し、初めて「いじめが自殺の主たる原因だった可能性が高い」と結論付けました。
【小さな趣味の世界だからこそいじめは皆無であるべき】
いじめを受けていた当時、中2の女子生徒が凍死して亡くなるという悲惨な事件でさえ、容易に「いじめ」が認定されなかったわけですから、小さな趣味の世界で起こる出来事など簡単に闇から闇へ葬られても仕方ないのかもしれません。
しかし、小さな趣味の世界であるからこそ、いじめや嫌がらせを根絶すべく力を合わせるべきであって、それなくして「明るく楽しい」Regionもショーもあり得ないことを全員が肝に銘じるべきだと思っています。
ひとりひとりがいじめや嫌がらせに敏感になり、加害者にも傍観者にもならないという強い意識を持つ必要があります。
【本当にいじめ・嫌がらせを憎み根絶しようとしているか?】
いじめに対するトップの関心が薄ければ、それは組織全員に伝播しますし、八方美人で風見鶏的な態度もまた、組織全体の精神風土をそのようなものにしてしまいます。
実際のところいじめ・嫌がらせの類いがなくならなかったことは、現TICA Asia East Region Director就任直後にもいじめ問題が持ち上がったことからも明らかです。
もし、現Directorが本気でいじめ問題に取り組み、本当に心からいじめ・嫌がらせを憎むのであれば、「所信表明」で謳ったように「新たなの試みに挑戦し、アジアイーストリジョンに貢献し」たことでしょう。
少なくとも、私がTICA Japan Members’ Bullying & Harassment Countermeasures Promotion Program(略称BHCPP)を立ち上げる必要もなかったわけです。
https://bhcpp.amebaownd.com/
【今そこにある「出陳拒否」の〝嵐〟が再び巻き起こる危機】
TICA Asia時代に吹き荒れた「出陳拒否」の〝嵐〟は収まったかに見えましたが、最近になってあるクラブ主宰者は「また『出陳拒否』する」と公然と息巻いていましたから、反省も悔恨もないことは確かであり、機を見て再び「出陳拒否」の〝暴挙〟に出ることでしょう。
現Region Directorは再びこうしたメンバーの尻馬に乗っていじめ・嫌がらせの旗振り役を買って出るのか、次は傍観するのか、それともいじめ・嫌がらせ一掃に動くのか--。
「明るく楽しいアジアイーストリジョンを目指す」ために「出陳拒否」は欠かせないのか、それとも「出陳拒否」は断じてあってはならないのか、現Region Directorがどのような態度を示すのかか注視したいと思います。
====================================
【注目ニュース】※随時更新しています。
◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。
◆大阪府の6月24~30日の感染報告者数は1医療機関当たり4.33人で前の週に比べ31.6%増えています。
◆名古屋の6月24~30日の感染報告者数は1医療機関当たり6.29人で前の週に比べ21.0%増えています。
◆福岡市の6月24~30日の感染報告者数は医療機関当たり8.08人で前の週に比べ45.6%増えています。
◆北海道の6月24~30日の感染報告者数は1医療機関当たり4.87人で前の週に比べ1.2%減りました。