TICA Asia East Directorの〝通信簿〟⑤役立つStandardの和訳のあり方は?
現TICA Asia East Region DirectorがStandardを〝軽視〟している疑念(少なくともRegion公式サイトで変更の「お知らせ」すら載せない)は、SR/SRLのStandard変更後の和訳を「Printed by TICA Asia East Region」として広く情報提供せず、Judgeにだけ配ったことからも見て取れるでしょう。
【印刷しただけで内容については〝知らぬ存ぜぬ〟?】
「Printed by TICA Asia East Region」とすることで、「印刷しただけですから、和訳が適切で正しいかどうか知りませんよ」と言わんばかりであり、無責任極まりないと言わざるを得ません。
おそらく「印刷しただけ」だから、現Directorとしては和訳が適切で正しいかどうか精査などしなかったのではないでしょうか。
こうしたことを長年しているから、前シーズンのようなBGの「Locket」を判断できないJudgeが〝多発〟し、世界にその恥をさらしてしまうとしか私には思えません。(※疑問を持つJudgeさんがいたからこそ自浄作用を働かせられることができて良かったですが…)
【〝違いが分かる〟Judgeだけに向けた和訳??】
今回の「Printed by TICA Asia East Region」の和訳は、どうやらStandard変更を受けてのようですが、配点の変更は分かるものの、これまでの記載内容と比べて何がどう変更されたかは分かりません。(変更後だけについて和訳してあるようです)
変更前のStandardが一字一句、頭に入っていることを前提にしているのかもしれませんが、本当にこれで役立つ和訳と言えるのか私は大いなる疑問を感じています。
どこがどう変わって、その意義はどこにあるのか--を分からずして「Standardを理解した」とか「Standardに書いてあることを正しく解釈できる」と胸を張れるのでしょうか?
【和訳が〝完璧〟なら役立つ面はあると言えますが…】
翻訳者自身はかなり英語に自信を持っているのかもしれませんが、例えば「Balance」(配点は1ポイント)のところに書いてある「Good proportions」を「比例が良いこと」と訳されても、全く意味が分かりません。(※そもそも「比例」が「良い」とか「悪い」とか普通言わず、日本語能力にも疑問符が付きます)
もう少し英語力が試される部分で言えば、「Color」の項目に出てくる「Clear, intense colors preferred」の和訳はお世辞にも「さすが英語ができるわね」とは言い難いでしょう。
「Printed by TICA Asia East Region」版は「クリアではっきりとした色が好ましい」となっていて「intense」を「はっきりと」と和訳していますが、これでは審査の際に悪影響を及ぼしかねないお粗末な和訳と言わざるを得ません。
辞書を引けばそれこそ〝はっきり〟しますが、「intense」は「はっきりと」よりずっと強い語感を持ち、ある辞書には「(感知できるものの程度が)強烈な、激しい、非常に強い」と書いてあります。
こうしたStandardの和訳に基づいて審査されるSR/SRLは可哀想ですし、審査の公正性や公平性にも疑問を生じかねないと憂慮せざるを得ません。
※参考和訳(赤字は変更に伴う追加/取り消し線は削除/青いマーカーは特徴を際立たせるための重要な変更部分、緑のマーカーはPS Breed Groupとの違いを強調するための変更部分で、いずれもSR/SRL Breed Committee Chairによる)
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【注目ニュース】※随時更新しています。
◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。
◆大阪府の6月10~16日の感染報告者数は1医療機関当たり3.10人で前の週に比べ30.3%増えています。
◆名古屋の6月10~16日の感染報告者数は1医療機関当たり4.26人で前の週に比べ6.0%減りました。
◆福岡市の6月10~16日の感染報告者数は医療機関当たり5.33人で前の週に比べ12.7%増えています。
◆北海道の6月10~16日の感染報告者数は1医療機関当たり6.25人で前の週に比べ6.3%減りました。
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