「漠然と30ラウンドのサンドバッグ打ちをしても強くはならない」・・・
猫界で昨夜の試合をご覧になったメンバーがどのくらいいるか分かりませんが、井上尚弥選手の言葉やその後の報道から多くのことを「学ぶ」ことができます。
【「漠然と」続けていても良い猫は創れない/成長しない】
日刊スポーツに寄せた独占手記で、井上選手は「漠然と30ラウンドのサンドバッグ打ちをしても強くはならないと思っています」と語っていましたが、猫界も同じことが言えるでしょう。
「漠然とブリーディングしていても…」
「漠然と3万リング、30万リングで審査していても…」
Standardに沿った良い猫は創出できないし、Standardに忠実に則った審査はできないということなのだと思います。
【審査してもらって「良かった」と出陳者が思える審査を】
試合後に報じられた、THE ANSWER編集部の記事も、猫界に身を置く私たちにとって大いに教訓になる内容でした。
井上選手は「プロとして見せるべきものがある。絶対に『見てよかったな』と思ってもらえる試合をしたい」と言っていることが紹介されていましたが、キャットショーも同じでしょう。
猫界に置き換えれば、Judgeとして(審査を通じて)見せるべきものがあり、高いエントリー料を払って参加している出陳者が「絶対に『エントリーしてよかったな』と思ってもらえる」審査をすべきことは当然でしょう。
【Judgeなら「審査で魅せ」「審査の価値を高める」ことに熱心に】
記事ではこんなことも書いてありました。
「モンスターがデビューから心に決めているのは一つ。『ボクシングで魅せる』
「競技の価値を高めたいからこそ」--。
TICAのJudgeなら「審査で魅せる」、「TICAのショーの価値を高めたい」=「TICAのショーにおける審査の価値を高めたい」と思うべきであり、そう思って真摯に誠実、かつ真剣に取り組んでいれば、〝ミスジャッジ〟は起きないでしょうし、仮に起きてしまったとしてもすぐに修正し改めるはずです。
※「猫界の出来事から人生訓を学ぶ」「Online SR/SRLセミナー」は休みました。
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【注目ニュース】※随時更新しています。
◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。
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