Online SR/SRL セミナー⑥「Ears」「Eyes」の定義もより詳細に
Ears、Eyesともそれぞれ配点は5点で変わりませんが、定義は従来より詳細になりました。
【Earsは基部が広く、HEADの輪郭にフィットする】
Ears: Medium-sized, rounded with pointed tip, broad at the base, and set well apart and fitting into (without distorting) the contours of the rounded head.
(和訳)中くらいの大きさで、先端は丸みを帯び、基部は幅広く、(耳と耳の)間隔は十分に広く、丸みを帯びたHEADの輪郭に(歪むことなく)フィットする。
加えられのは①耳の基部は広く、②丸みのを帯びたHEADの輪郭に(HEADの輪郭を歪めることなく)フィットする--の2点。
カッコ内として「without distorting」という言葉が挿入されましたが、こうした言い回しはTICAのChampionshipの猫種のStandardsでは初めてとなります。
要は、ぱっと見た際にHEADの輪郭を損なうような違和感を抱く耳であってはならないということになると思います。
【HEADにおけるEarsの位置付けはPS/ESに近い】
SR/SRLの「PERMISIBLE OUTCROSSES」では、PS/ESのEarsが「Small and round tipped, not unduly open base. Set wide apart, fitting into contour of head」となっており、これに近いと言えるでしょう。
ただし、Ear Shapeは、SR/SRLがMedium-sizedなのに対し、PS/ESはSmall、耳の先はSR/SRLがpointed tipsなのに対し、PS/HI/ESはround tipsと異なります。
きさ的にはAS(Medium)、BS/BL(Small to medium)と同類です。
【EYE Shapeは「Round」→「Rounded」に変更】
Eyes: Large, and round rounded and well open, set well apart with no tendency towards oval or almond shape.
(和訳)大きく、丸みを帯び、よく開いており、楕円形やアーモンド形のように見える傾向はなく、(目と目の)間隔は十分に離れている。
EYE Shapeは「Round(丸い)」から「Rounded(丸みを帯びた)」に変更されました。
ちなみにEYE Shapeが「Round(丸い)」のはBS/BL、BU/BO、MS、MNT/MNL、PS/HI/ES、SF/SFL/SCS/SCL、SE。(※「Almost Round」はBG、LY、MC/MCP、RB、SB)
「Rounded(丸みを帯びた)」EYE ShapeはAS、CX、EM、KT(fully rounded)、MX/CYです。
Standardsにおいて「with no tendency towards~」という言い回しは今回が初めてであり、わずかでも「Oval」や「Almond」っぽい感じがしてはならないことを意味していると言えるでしょう。
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は2023年5月8日(月)が最後となり、その後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。