Toyger(TG)ブリードセミナーParrt 2フォローアップ講座㊦
18日(土)に開催したToyger(TG)ブリードセミナー(Part 2)の「CATalk」タイムではTICA Asia East Region全体を巡ることも話題になり、結果として1時間余り意見交換がされました。
私だけだったかもしれませんが、そこで出た話題は今の日本全体を覆う課題とオーバーラップしているような気がしてなりません。
【北野武さんが発した「今の日本は入れ替え時」という言葉】
宝塚歌劇団で起きた問題を念頭に置いた発言のようでしたが、北野武さんは「今の日本は入れ替え時というか、新しいエンターテインメントの形ができつつある」と語ったと報道されました。
TICA JapanもTICA Asia時代からの「根深く残る」問題が続いており、反省も後悔もなくそうした体制や風習、習慣を維持しようというメンバーが多くいることは否めません。
そうして考えれば、今のTICA Japanも「入れ替え時というか、新しいキャットショー界の形」を作っていかなければならないでしょう。
【畑山隆則さん、「延長線上でやる時代じゃない」】
プロボクシング界に目を向けると、元世界2階級王者の畑山隆則さんの言葉がTICA Japanの状況を巡る問題とオーバーラップします。
井上尚弥選手のような〝モンスター〟が誕生する背景に関連した発言ですが、「僕らのように中学、高校でケンカが強かったから、その延長線上でやっていた時代じゃないし、中学、高校くらいからやるようじゃ遅い」と指摘したと伝えられています。
記事はこうした畑山さんの発言を「スポーツとしての英才教育が競技レベルを引き上げたと指摘した」と評していました。
TICA JapanのJudgeの多くは有力ブリーダーの「延長線上」でJudgeになっており、Judgeとしての〝英才教育〟を若い頃からしっかり叩き込まれてなったわけではありません。(※「延長線上」でJudgeになってもその後、自らに〝英才教育〟を課し、学び続けるJudgeもいます)
TICA Japan Members' Training & Development Acatdemy (TICA Japan TDA)はJudgeとしての「資質」「能力」「スキル」を自ら学び、磨き、プロボクシング界における井上尚弥選手のようなJudgeを作り上げるための〝教材〟を整えることにあります。(※「超一流」という意味であり、「モンスター」を育てるという意味合いではありません)
【魔裟斗さんの嘆き、「格闘技をスポーツに持っていって…」】
格闘技界では最近、魔裟斗さんの発言が話題となりました。
「今の日本の格闘技は、不良が輝く時代になっちゃっていて。ヤンキーとかそういう人たちが表舞台に出て、格闘技の質を下げている」
「格闘技をスポーツに持っていって、格闘技の裾野を広げたのにさ」
「流行っているように見えちゃうけど、実際は超縮小だよね。正統派の方が裾野は広がるんじゃないですか」--。
キャットショーも、単なる趣味の世界のショーにとどまり、依怙贔屓や情実審査が幅を利かせていては質を下げる一方で、未来を閉ざすでしょう。
スポーツ並みに審査の正当性と透明性を上げる正統派のJudgeが増えることが欠かせないことは言うまでもありません。
※「TICA Standards 分析」は休みました。
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◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日(月)が最後となり、今後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。
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