2024年2月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29    

リンク

« 2023年10月 | トップページ | 2023年12月 »

2023年11月

2023年11月30日 (木)

TICA Standards 分析57 Importance of ”BALANCE”(5)AS/AW BI

きょうから「BALANCE」への配点が5点の猫種に入ります。

5点の配点ながらAS/AWはかなり「BALANCE」が強調された書き方をしています。

そのことは「balance and proportion are to be considered of greater consequence」「No part of the cat should look out of balance with any other part.」が象徴しており、特に後段の一番がその重要性を明確化していると言えるでしょう。

MC/MCPのところでも書きましたが、「PENALIZE」の対象に「Balance」が含まれているのもAS/AWの特徴であり、先の後段の文章がそのまま使われています。

BIも短い記載ながら「BALANCE」が重視された猫種であることが分かります。

「well-balanced cat」の後に敢えて「not extreme in any way」と書いてあり、GENELRAL DESCRIPTIONにおいても「The Birman is to be healthy, muscular, and in good balance」と記載しています。
As-aw-bi
====================================

【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日(月)が最後となり、今後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2023年11月29日 (水)

【分析】TICA会長/副会長選挙、ルール改正案投票から

昨日お伝えした2023年TICA一般メンバー投票の結果を分析してみました。

【TICA会長はそれぞれの候補の上積み票の差で明暗】

TICA会長選挙は、現会長と現副会長の一騎打ちとなりましたが、現会長が前回より42.4%(227票)上積みし、762票を獲得して当選しました。

現副会長は、前回副会長選挙で549票を獲得していましたから、今回会長選挙で得た627票は14.2%(78票)増にとどまったことになります。

現会長は新たな副会長候補とタッグを組んで選挙活動したわけですが、副会長候補が889票を得たのに対し、現会長は762票だったことから、支持率的には副会長候補の方が高かったことになります。

ちなみに有効投票数は会長選挙が1392票(前回比5.9%増)、副会長選挙が1360票(同4.9%増)と微増でした。(副会長選挙には投票したけれど、会長選挙は投票しなかったメンバーが32人いたことになります)

【ルール改正案は賛成率が80%を切るものも…】

ルール改正案への賛成率は以下の通りです。

Proposal 1:90.6%

Proposal 2:90.0%

Proposal 3:85.1%

Proposal 4:79.0%

このうち、Proposal 4はShow Rule 29.3.4の削除に関するものであり、日本における来シーズンのショーにも直接的に関係してきますので、主なショーコミッティーメンバーは忘れないようにしてもらいたいと思います。

【Breed Committee Member投票で思うこと…】

ここのところ、TICA Japan TDAで、Svannah(SV)とToyger(TG)のブリードセミナーを催したこともあり、気になったわけですが、SVのメンバーが定員7人であるのに対し、TGは3人であり、それだけの差があることに改めて残念に思いました。

しかもTGのBreed Committee Memberへの投票数は9票、9票、8票であり、このセクションのブリーダー9人しか投票しなかったことが見て取れます。

あれだけ素晴らしいStandardを作り上げながら、その後の発展が足踏みしている現状を憂えてしまいます。

一方、Bengal(BG)はというと定員7人に対して10人が立候補し、最多得票者が112票、7番目の人で77票を得ています。

ちなみに全Breedを通じて、最も得票の多かったのはMAINE COON/MAINE COON POLYDACTYL(MC/MCP)の最多得票者の152票です。

※「TICA Standard 分析」は休みました。

====================================

【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日(月)が最後となり、今後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2023年11月28日 (火)

【発表】TICA会長/副会長選挙、ルール改正投票など

2023年のTICA会長/副会長選挙とルール改正案のTICAメンバー投票の結果は以下の通りです。(ブリードコミッティーメンバーの投票結果はこちらをご覧ください)

ルール改正案は全て可決しました。
2023_20231128095401
※「TICA Standard 分析」は休みました。

====================================

【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日(月)が最後となり、今後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2023年11月27日 (月)

TICA Standards 分析56 Importance of ”BALANCE”(4)AC/ACL

MC/MCPと並んで「BALANCE」に10点を配しているのがAC/ACLですが、こちらは単に「well-balanced(良くバランスの取れた)」という英語を使っています。

また、MC/MCPにおいては項目立てとして「BALANCE」は設けてありますが、「BALANCE」の項目の詳細説明はせず、Stanadard全体に「Balance」の重要性を分散させているのに対し、AC/ACLでは「BALANCE」の項目立てのもとで詳細な記載をしています。

AC/ACLにおける「BALANCE」が意味するものはこの項目の冒頭に書いてある「Proportionate in all physical aspects with a graceful, slender appearance」であることも分かります。

もうひとつ「BALANCE」の構成要素に加えるなら「fit」ということであり、それがその後に続く「The combination of the long body, legs and tail, with neck, head and ears, should look like they fit together and give an impression of gentle motion」であり、長いボディ、脚、尾、首、ヘッド、耳のコンビネーションが重要性を持ちます。
Ac00
====================================

【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日(月)が最後となり、今後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2023年11月26日 (日)

TICA Standards 分析55 Importance of ”BALANCE”(3)MC/MCP③

全猫種のStandardを見渡しても、「PENALIZE」「WITHHOLD ALL AWARDS (WW)」「DISQUALIFICATIONS (DQ)」の全てで「Balance」が出てくるのはMC/MCPだけです。

MC/MCP以外で唯一、「PENALIZE」の対象として「Balance」が含まれるのはAS/AWだけであり、「No part of the cat should look out of balance with any other part」と記載されています。

これら3つの項目の対象部位は「Tail」「EYEs」「Muzzle」ですが、特に「Tail」と「Muzzle」は直接的に「Balance」について言及されています。

先のToyger(TG)ブリードセミナーでも話が出ましたが、「PENALAIZE」はその項目の一部または全部を減点であり、「Tail」だけが対象ですから最大6点の減点ということになります。

ただし、「Tail」が「PENALIZE」で規定する「Too short to balance body length」を超えて、「Tail length significantly out of balance with body」とまでなると「DQ」になりますから、この点も押さえておく必要があります。
Mc3_20231122110401
====================================

【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日(月)が最後となり、今後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2023年11月25日 (土)

TICA Standards 分析54 Importance of ”BALANCE”(2)MC/MCP②

MC/MCPにおける「BALANCE」の記載をまとめようと思ってパワポで作っても、1ページには収まらず、3ページにわたったことからも、その分量というか重視の度合いが他の猫種より飛び抜けていることが分かるかと思います。

きのうの続きになりますが、「OTHER」という項目立ての中で「Balance」を記載するBreed Groupは結構あって、AC/ACLのほか、AS/AW、BI、CR、HB、LP/LPS、MX/CY、PS/HI/ES、SF/SFL/SCS/SCL、SR/SRL、SB、SN、TO、TAがそうなっています。

ただし、配点はMC/MCPとAC/ACLが10点であるのに対し、それ以外は全て5点以下となっており、MC/MCPとAC/ACLにおいてはどれだけ「BALANCE」が重視されているか分かるというものです。

MC/MCPを巡り「BALANCE」の重要性を端的に表した部分は「Overall balance and proportion is essential to the Maine Coon and no one feature should dominate the appearance of the cat」のところでしょう。(※きのうの画像を参照)

「balance and proportion is essential」(Preface)、「Breed is considered “large” in size, but balance and proportion are of equal importance」(Torso)、「balance is critical」(Profile)と、重要性を強調する様々な形容詞を当てているところも見逃してはなりません。
Mc2_20231122110101
====================================

【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日(月)が最後となり、今後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

全国の11月13~19日の感染報告者数は1医療機関当たり1.95人でした。前の週に比べ3.0%減り、5月に「5類移行」してから最少となりました。

東京都の11月13~19日の感染報告者数は1医療機関当たり1.17人でした。前の週に比べ2.5%減りました。

大阪府の11月13~19日の感染報告者数は1医療機関当たり1.41人でした。前の週に比べ3.7%増えています。

名古屋市の11月13~19日の感染報告者数は1医療機関当たり2.17人で、前の週に比べ15.2%減りました。

福岡市の11月13~19日の感染報告者数は1医療機関当たり1.49人でした。前の週に比べ13.7%増えています。 

北海道の11月13~19日の感染報告者数は1医療機関当たり5.98人でした。前の週に比べ1.9%増えています。

2023年11月24日 (金)

TICA Standards 分析53 Importance of ”BALANCE”(1)MC/MCP①

猫を審査するJudgeでも、猫を繁殖するブリーダーでも、極論すれば人として「バランス感覚」は極めて重要であり、これが崩れると大きな欠点になりかねません。

TICA Standardsにおいても「Balance」は大切であり、猫種によっては「Balance」をとても重視しています。

今回の「TICA Standards Analysis」は、どのような猫種においてどのような形で「Balance」を重視しているか、ランキング形式で勉強していきます。

「Balance」への配点が最も大きいのは51 Breed Groupsで、MC/MCPとAC/ACLの2 Groupで、中でもMC/MCPはその内容と記載量において他の猫種を圧倒しています。

Standardの中で「Balance」という単語が最も多く使われているのはMC/MCPであり、なんと11カ所も出てきます。

ちなみにMC/MCPのStnadardは最近、改訂されたわけですが、改訂前は「Balance」という単語が2カ所しかなかったことからも、このBreed Committeeが「Balance」を強く意識して改訂作業を進めたことが見て取れます。

今回の改訂では「HEAD」「BODY」「COAT/COLOR/PATTERN」という代表的な3項目と並んで「BALANCE」が新設されたのも大きな特徴となっています。(※AC/ACLは「OTHER」という項目を立てた上で「Balance」としています)
Mc1_20231122105501
====================================

【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日(月)が最後となり、今後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2023年11月23日 (木)

きょう14:59(日本時間)投票締切! TICA会長・副会長選挙など

きのうもお伝えしましたが、TICA会長・副会長選挙、Breed Committeeメンバー選挙、ルール改正案の投票の締切は日本時間きょうの14:59です。

通信障害等のトラブルがあるかもしれませんので、まだ投票を終えられていないメンバーのみなさんは早めに投票していただければと思います。

なお、自分が本当に投票できたかどうかはもう一度、投票サイトに移動すると「You successfully completed your vote for this election on 日時」と表示され、確認できます。
Vote1_20231121100301
※「TICA Standards 分析」は休みました。

====================================

【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日(月)が最後となり、今後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2023年11月22日 (水)

TICA会長選挙など、日本時間明日23日(祝)14:59締切です!

TICA会長・副会長選挙、Breed Committeeメンバー選挙、ルール改正案の投票の締切は日本時間明日23日(祝)14:59です。

まだ投票を終えられていないメンバーのみなさんはぜひ投票してください。

なお、会長/副会長選挙で「Write-in」投票されるメンバーは、単に名前を記載するだけではなく、必ず□にチェックを入れることも忘れないでください
Vote1_20231121100301
※「TICA Standards 分析」は休みました。

====================================

【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日(月)が最後となり、今後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2023年11月21日 (火)

Toyger(TG)ブリードセミナーParrt 2フォローアップ講座㊦

18日(土)に開催したToyger(TG)ブリードセミナー(Part 2)の「CATalk」タイムではTICA Asia East Region全体を巡ることも話題になり、結果として1時間余り意見交換がされました。

私だけだったかもしれませんが、そこで出た話題は今の日本全体を覆う課題とオーバーラップしているような気がしてなりません。

【北野武さんが発した「今の日本は入れ替え時」という言葉】

宝塚歌劇団で起きた問題を念頭に置いた発言のようでしたが、北野武さんは「今の日本は入れ替え時というか、新しいエンターテインメントの形ができつつある」と語ったと報道されました。

TICA JapanもTICA Asia時代からの「根深く残る」問題が続いており、反省も後悔もなくそうした体制や風習、習慣を維持しようというメンバーが多くいることは否めません。

そうして考えれば、今のTICA Japanも「入れ替え時というか、新しいキャットショー界の形」を作っていかなければならないでしょう。

【畑山隆則さん、「延長線上でやる時代じゃない」】

プロボクシング界に目を向けると、元世界2階級王者の畑山隆則さんの言葉がTICA Japanの状況を巡る問題とオーバーラップします。

井上尚弥選手のような〝モンスター〟が誕生する背景に関連した発言ですが、「僕らのように中学、高校でケンカが強かったから、その延長線上でやっていた時代じゃないし、中学、高校くらいからやるようじゃ遅い」と指摘したと伝えられています。

記事はこうした畑山さんの発言を「スポーツとしての英才教育が競技レベルを引き上げたと指摘した」と評していました。

TICA JapanのJudgeの多くは有力ブリーダーの「延長線上」でJudgeになっており、Judgeとしての〝英才教育〟を若い頃からしっかり叩き込まれてなったわけではありません。(※「延長線上」でJudgeになってもその後、自らに〝英才教育〟を課し、学び続けるJudgeもいます

TICA Japan Members' Training & Development Acatdemy (TICA Japan TDA)はJudgeとしての「資質」「能力」「スキル」を自ら学び、磨き、プロボクシング界における井上尚弥選手のようなJudgeを作り上げるための〝教材〟を整えることにあります。(※「超一流」という意味であり、「モンスター」を育てるという意味合いではありません)

【魔裟斗さんの嘆き、「格闘技をスポーツに持っていって…」】

格闘技界では最近、魔裟斗さんの発言が話題となりました。

「今の日本の格闘技は、不良が輝く時代になっちゃっていて。ヤンキーとかそういう人たちが表舞台に出て、格闘技の質を下げている」

「格闘技をスポーツに持っていって、格闘技の裾野を広げたのにさ」

「流行っているように見えちゃうけど、実際は超縮小だよね。正統派の方が裾野は広がるんじゃないですか」--。

キャットショーも、単なる趣味の世界のショーにとどまり、依怙贔屓や情実審査が幅を利かせていては質を下げる一方で、未来を閉ざすでしょう。

スポーツ並みに審査の正当性と透明性を上げる正統派のJudgeが増えることが欠かせないことは言うまでもありません。

※「TICA Standards 分析」は休みました。

====================================

【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日(月)が最後となり、今後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2023年11月20日 (月)

Toyger(TG)ブリードセミナーParrt 2フォローアップ講座㊥

きのうに続き、Toyger(TG)ブリードセミナー(Part 2)で出た話題についてフォローアップ情報をアップします。

【「Locket」の定義をしっかり理解しているか?】

20~30年来のベテランブリーダーでも「Locket」の定義を理解していないように見えるメンバーがいます。

「Locket」の定義はUCDに掲載されているわけですが、2種類あり、特にTabby Divisionにおける「Locket」を知らないメンバーが多いような気がします。(※Tabby Divisionの猫の繁殖をしていないブリーダーなら知らなくても仕方ないかもしれませんが…)

喉元の下に広がる白い部分が「first necklace」より下に広がっている場合はそれも「Locket」であり、「first necklace」が切れていようと切れていまいと関係ありません。

なお、ここで使われる「Necklace」という単語ですが、もしかすると「切れていたら『Necklace』ではないでしょう」と言うメンバーがいるかもしれませんが、TICA UCDは「Necklace」の定義もしており、「broken」であっても「unbroken」であっても「Necklace」と定義しています。

【「Modified」が意味することは?その語源を理解する】

TICAのStandardsでは多くの猫種において「Modified」という単語が使われています。

一昨日のTGセミナーでは「Modified tabby markings」「Modified mackerel tabby」「Modified dorsal」が出てきましたが、全猫種のStandardsを見渡すとこの他にも「Modified wedge」のように多くのバラエティが見られます。

「modified」自体は「修正/変更された」を意味しますが、その背景としては「改良するために部分的に修正/変更された」という意味合いを持ちます。

もともとの「Modify」自体が「(改良するために部分的に)修正/変更する」という意味ですから、英語のこうした言葉が持つ背景も理解しなければならないということになります。

【最も「Musculature」な猫種はどれ?】

一昨日のTGセミナーでは「Musculature」も話題のひとつとして講師の方からも指摘がありました。

TGは「Musculature: Very muscular and athletic looking, especially in young males」、BGは「Musculature: Very muscular, especially in the males, one of the most distinguishing features」となっていますが、配点はいずれも6点に過ぎません。

これに対してBU/BOは「Musculature: Firmly muscled. Surprising weight for its size」となっており、配点はTGやBGの2倍の12点で、全猫種中、最高点が配分されています。

これに「Boning」を加えてみると配点はTGで13点、BGで12点、BU/BOは20点となり、BU/BOにおいては100点満点中、2割が「Musculature」と「Boning」に当てられているのです。

Judgeもブリーダーも、それぞれの項目における記載内容と配点の両方をよく考えなければならないことが分かります。

※「TICA Standards 分析」は休みました。

====================================

【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日(月)が最後となり、今後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2023年11月19日 (日)

Toyger(TG)ブリードセミナーParrt 2フォローアップ講座㊤

TICA Japan Members' Training & Development Acatdemy (TICA Japan TDA)が昨夜開催したToyger(TG)ブリードセミナー(Part 2)で出た話題について、フォローアップとして参考情報をアップしておきます。

【TGとBGのTextureの違いについて】

昨夜のセミナーではTGとBGのTextureの違いが話題になりましたが、Standard上、以下の点が異なります。

まず配点ですが、TGは「Length/Texture」として5点となっており、一方、BGは「Texture」として10点ですので2倍の開きがあります。

また、TGにおける「Texture」定義は「Texture/Density」として記載され「Fur is thick, luxurious and unusually soft, plush but resilient」となっていますが、BGは「Texture」として「Dense and luxurious, close-lying, unusually soft and silky to the touch」となっており、違いがあります。

【「PENALIZE」におけるLocketsの扱いについて】

まず、TGでは「PENALIZE」の記載の中に「Lockets」と入っているだけですが、BGでは「distinct locket」となっています。

昨夜、お示しした資料で「distinct」を「目立った」と訳しましたが、「distinct」にはこの他にも様々な意味があり、以下のようにも訳せます。

そうして考えれば、TGとBGの「Locket」の扱いの違いがより理解できるかと思います。

・明らかなロケット
・明確なロケット
・はっきり分かるロケット
・はっきり区別できるロケット
・否定のしようがないロケット
・議論の余地がないロケット

また、BGにおけるColorの配点は10点ですから、「distinct locket」が認められた場合、1~10点の範囲で減点となります。(※減点幅はJudgeの自由裁量)

一方、TGにおいてColorの配点は15点ですから、「Lockets」が認められた場合、1~15点の範囲で減点となります。(同)

なお、「PENALIZE」の定義や扱いを巡っては11月12~14日のToyger(TG)ブリードセミナーParrt 1フォローアップ講座②~④でも解説していますので参考にしてください。

【Cat Showの審査・評価における性差の違いについて】

こちらも11月11日のToyger(TG)ブリードセミナーParrt 1フォローアップ講座①でも簡単に触れましたが、猫種によって下記のような違いがあります。

あくまで一例ですが参考にしてください。

RBではStandard本文において「Size: Males proportionally larger than females」と書いてあるだけです。

しかし、昨夜もアクトクラブ員が触れたように、AS/AWだとStandardの序文、本文、GENERAL DESCRIPTIONの3カ所にわたって次のような記載があります。

------------------------------------
American breeds of medium to large size with the female being smaller in size.


BODY:Torso: Medium in length, rectangular in shape rather than slender but well rounded and in proportion, broad chest, especially in males, allowance is to be made for females being proportionally smaller than males.


OTHER:Balance: While the breed is considered medium to large in size, balance and proportion are to be considered of greater consequence. No part of the cat should look out of balance with any other part. Allowance is to be made for smaller size in females.


GENERAL DESCRIPTION: The American Shorthair and American Wirehair are medium-to-large in size. The body should be well-knit and powerful with well-developed chest and hindquarters, especially in the males. Females are of proportionally smaller size and allowance must be made.
------------------------------------

また、MC/MCPもStandardの本文とALLOWANCESにおいて手厚く説明しており、次のようになっています。

------------------------------------
Neck:Medium long, substantially thicker in mature males as compared to adolescent males and/or females.

BODY:Torso:Large, substantial, muscular, and rectangular. Females generally smaller than males.

Boning & Musculature:Substantial boning adequate to support structure and size of the cat. Firm musculature, without flab. Allowance for females and immaturity.

ALLOWANCES:Standard favors the male. Allowance must be given for significant size difference between male and female.
------------------------------------

JudgeはStandardsに基づいて忠実に審査・評価していることを前提にすれば、Standardsにおける猫種ごとの性差に関する記載内容の違いによって結果に違いが出ることは十分にあり得るということになります。

※「TICA Standards 分析:EAR Size」は休みました。

====================================

【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日(月)が最後となり、今後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2023年11月18日 (土)

きょうTGブリードセミナー(Part 2)夕方まで参加申込み受け付けます

本日19:00~、TICA Japan Members' Training & Development Acatdemy (TICA Japan TDA)主催でToyger(TG)ブリードセミナー(Part 2)を開催します。

参加費は無料、夕方まで参加申込みを受け付けていますので、もし時間の都合がつくようでしたらご連絡いただければと思います。
1118tgg
※「TICA Standards 分析」は休みました。

====================================

【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日(月)が最後となり、今後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

全国の11月6~12日の感染報告者数は1医療機関当たり2.01人でした。前の週に比べ17.6%減り、5月に「5類移行」してから最少となりました。

2023年11月17日 (金)

明日19:00~TGブリードセミナー(Part 2)を開催!!

TICA Japan Members' Training & Development Acatdemy (TICA Japan TDA)主催で明日19:00からToyger(TG)ブリードセミナー(Part 2)を開催します。

明日はTGのStanadard上の特別な記載や言い回し等について深く学ぶほか、Bengal(BG)やSavannah(SV)のスタンダードと比較しながら、TGの特徴を浮き彫りにしていきます。

Part 1に参加できなかった方でも参加OKです。
1118tgf
※「TICA Standards 分析」は休みました。

====================================

【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日(月)が最後となり、今後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

東京都の11月6~12日の感染報告者数は1医療機関当たり1.20人でした。前の週に比べ17.8%減りました。

大阪府の11月6~12日の感染報告者数は1医療機関当たり1.36人でした。前の週に比べ11.7%減りました。

名古屋市の11月6~12日の感染報告者数は1医療機関当たり2.56人で、前の週に比べ25.6%減りました。

福岡市の11月6~12日の感染報告者数は1医療機関当たり1.31人でした。前の週に比べ26.4%減りました。 

北海道の11月6~12日の感染報告者数は1医療機関当たり5.87人でした。前の週に比べ9.8%減りました。

2023年11月16日 (木)

TICA Standards 分析52EAR Size(6)Small & Others

耳が小さめの猫種は限られ、BG/BGL、SCS/SCL、MNT/MNL、CX、BS/BL、TGの6 Breed Groupだけです。

このうち「Small preferred」と定めているのはTGだけで、「Small to Medium」がCX、BS/BL、「Medium to Small」がBG/BGL、SCS/SCL、MNT/MNLです。

幅のある規定の場合、基本的にはその範囲であればいいわけですが、「Small to Medium」は「Small」を基本として「Medium」まで、逆に「Medium to Small」は「Medium」を基本として「Small」までをという理解になります。

このうちMNT/MNLは丁寧に説明が補われており、「Medium with preference given to slightly smaller ears but not extreme」としている点は押さえておきたいところです。

なお、耳の大きさをそれほど問わない猫種もいて、SF/SFLは「Size of ear is not as important as ear set and fold」と、そのことが明記されています。
Ear-small-others
====================================

【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日(月)が最後となり、今後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2023年11月15日 (水)

TICA Standards 分析51EAR Size(5)Medium

「Medium」と定めているのは8つのBreed Groupです。

おおむね冒頭に「Medium」が出てきますが、BI、TO、MX/CYでは記載順が後回しになっていますから、大きさよりも重要なことがあると理解していいでしょう。

BIでは「The ears are almost as wide at the base as they are tall. They should be open at the base」の部分、TOでは「Slightly longer than wide. Broad base with oval tips」の部分、MX/CYは「Rather wide at base, tapering to rounded tip」の部分がそれに当たるかと思います。

配点との関連で言うと、同じ「Medium」でもHG/HGSが10点と最も高く、次がMX/CYの6点、残りは5~4点となっています。

なお、「Medium」が含まれる別バージョンの規定として、SNにおける「Medium-broad at the base」、PB/PBLにおける「Medium height」があります。
Ear-medium_20231107090501
====================================

【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日(月)が最後となり、今後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2023年11月14日 (火)

Toyger(TG)ブリードセミナーParrt 1フォローアップ講座④

TICA Japan Members' Training & Development Acatdemy (TICA Japan TDA)が11月5日(日)に行ったToyger(TG)ブリードセミナーでは「PENALIZE」の関連でBengal(BG)に関する質問も出ましたので取り上げます。

【TGとBGの「PENALIZE」を復習すると…】

TG PENALIZE: Classic alignment of mackerel stripes on body (strongly suggesting a bulls eye or curved lines). Substantially darker markings on points. A dorsal stripe. Traditional tabby face markings ONLY. No glitter. Narrow nose leather. Excessive size or unmuscled bulk. Lockets.

BG PENALIZE: Spots on body running together vertically forming a mackerel tabby pattern on spotted cats; circular bulls-eye pattern on marbled cats; substantially darker point color (as compared to color of body markings) in Seal Sepia, Seal Mink, or Seal Lynx Point cats EXCEPT in the case of any Charcoal Sepia, Charcoal Mink or Charcoal Lynx Point cats. Any distinct locket on the neck, chest, abdomen or any other area.

今回のフォローアップ講座で紹介しましたが、StandardにおけるPENALIZEは「その猫種で見られる深刻な欠陥/欠点(serious fault)」であることを忘れてはなりません。

【BGにおける「vertically forming a mackerel tabby pattern」】

参加者からの質問はSpotted BGにおける「Spots on body running together vertically forming a mackerel tabby pattern on spotted cats」が「PENALIZE」であるにもかかわらず、これをLocket同様にしっかりチェックしていないのではないか?というものでした。

BGのStanadardにおいてSpotted BGの「PATTERN」は「Spots shall be random or aligned horizontally」と規定されていますから、「Spots on body running together vertically forming a mackerel tabby pattern」は、「PENALIZE」に記載されている以上、「深刻な欠陥/欠点(serious fault)」であるということになるわけです。

ここまで見てきたように、「PENALIZE」に記載されているのであれば、JudgeはLockets同様、「Spots on body running together vertically forming a mackerel tabby pattern on spotted cats」もしっかりチェックしなければならないということになります。

【減点幅はJudgeの自由裁量に任されていることとの兼ね合い】

一方で、フォローアップ講座②でも指摘しましたが、「PENALIZE」を含め減点対象については「ポイントの一部または全部が減点され」、何点減点するか、全部減点するかはJudgeの自由裁量に任されています。

BGにおいて、「Spots on body running together vertically forming a mackerel tabby pattern on spotted cats」の減点幅が小さく、Locketの減点幅が大きいということもJudgeにとってあり得るということです。

ただ、そうは言ってもBGの「PENALIZE」に「Spots on body running together vertically forming a mackerel tabby pattern on spotted cats」が含まれている以上、「PENALIZE」対象を持つBGがBOBになったりファイナル表彰されるのはいかがなものか?という違和感は合理的であるとも言えるでしょう。
1118tge
※「TICA Standards 分析:EAR Size」は休みました。

====================================

【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日(月)が最後となり、今後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2023年11月13日 (月)

Toyger(TG)ブリードセミナーParrt 1フォローアップ講座③

きのうの話題をもう少し具体的に深めてみたいと思います。

【「PENALIZE」対象のある猫がBOBになり得るか】

Show Rule 21.58は厳密な意味で「PENALIZE」に限定したものではありませんが、「PENALIZE」も含まれることに鑑みれば、理論上、あり得るということになります。

「PENALIZE」に引っかかる部分だけが0点であっても、その他全ての部分が完璧であれば、どれもこれも完璧とまでは言えない猫に100点満点のポイントにおいて勝つこともあり得ます。

「PENALIZE」に該当する部分を0点にするのではなく「一部を減点」とし、減点幅が小さければBOBになれる可能性は0点の時より高まることは間違いありません。

【「PENALIZE」対象のある猫でもファイナルに残れるか】

前段の延長線上で考えれば、理論上、ファイナルに残ることもあり得ます。

ただし、こうなってくると「TICA Standard Guidelines」の「PENALIZE」の趣旨が立ちはだかるであろうことは容易に想像できます。

きのう紹介したところを思い出していただきたいのですが、「PENALIZE」は「その猫種で見られる深刻な欠陥/欠点(serious fault)」であり、そのような欠陥/欠点(serious fault)を持つ猫をファイナル表彰していいか(あるいはファイナル表彰できるか)という問題です。(※ショーはあくまで相対評価です)

【ファイナルに残す場合に欠かせない説明責任】

時折、Locketを持つBGがファイナルに残ったり、以前はLocketのあるBGがSPリングながらベストを獲ったりしていましたが、そうした場合、なぜ「PENALIZE」対象の猫をファイナルに入れるのか、そしてその順位なのか、Judgeはしっかりと「説明責任」を果たす必要があるでしょう。

しかし、それもこれも出陳者が自分の猫種以外の猫のStanadardを理解していなければなりません。

Locketのことを知らない/気付かないBGブリーダーでは「なんで?」と思わないでしょうし、ましてBGのStandardを良く知らない他の猫種のブリーダー/オーナーなら、Locketを持つ「PENALIZE」対象のBGがファイナルに残っていても何の違和感もいだかないだろうからです
1118tgd
※「TICA Standards 分析:EAR Size」は休みました。

====================================

【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日(月)が最後となり、今後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2023年11月12日 (日)

Toyger(TG)ブリードセミナーParrt 1フォローアップ講座②

きょうのテーマはStandardsにおける「PENALIZE」についてです。

出陳者はまず、以下のことを理解し、その上で様々な疑問をJudgeに聞いたり確かめたりするといいでしょう。

【Show Ruleにおける審査の際の「PENALIZE」(減点)の定義】

Show Rule 21.58は次のように規定しています。
------------------------------------
21.58 Penalty - The deduction of a portion, or all, of the points allotted in the standard for failure of the exhibit to conform to the standard in one or more respects. There may be only one 1st, 2nd, 3rd, 4th and 5th Best of Color in a color class. However, a judge is not required to hang all five color ribbons.
(和訳)21.58 ペナルティ - 出陳(猫)がひとつ以上の点でスタンダードに適合しなかった場合、スタンダードにおいて割り当てられたポイントの一部または全部が減点される。1つのカラークラスには1位、2位、3位、4位及び5位のベスト・オブ・カラーがそれぞれ1つだけ存在するが、ジャッジは5色のリボン全てを吊るす必要はない。
------------------------------------

ここで重要なのは「ポイントの一部または全部が減点される」というところであり、何点減点するか、全部減点するかはJudgeの自由裁量に任されています。(※TICAのルールにおいてJudgeの自由裁量に任されているとの記載はありませんが、文理解釈上、自明であるといえるかと思います)

【Standardsにおける「PENALIZE」の意味を理解する必要】

しかし、Standardsにおける「PENALIZE」を本当の意味で理解するためには、「TICA Standard Guidelines」を紐解く必要があります。

「TICA Standard Guidelines」には「PENALIZE」を設定するにあたっての注意事項として次のように書いてあります。
------------------------------------
Penalize: Do not use this section to state the opposite of feature’s description. Use this for serious faults that are currently being seen in the breed to indicate that the cat should not get a final. This will help eliminate the fault in the breed. To allow quick, easy reference, do not list all penalties in one long paragraph. Instead list the feature, then the penalty.
(和訳)ペナルティ: このセクションを、機能の説明と反対のことを述べることには使わない。現在、その猫種で見られる深刻な欠陥/欠点(serious fault)に対してこれセクションを使い、その猫が最終的に獲得すべきではないことを示すものとする。これは猫種の欠陥・欠点(fault)を取り除くのに役立つ。素早く簡単に参照できるようにするため、全ての減点対象(penalties)を1つの長い段落にまとめず、代わりに特徴を列挙し、次にペナルティを列挙する。
------------------------------------

ここで見落としてならないのは「その猫種で見られる深刻な欠陥/欠点(serious fault)に対してこれセクションを使い…」という部分です。

Judgeも出陳者(ブリーダー/オーナー)もこれらの点をしっかり押さえ、その上で自分なりの主張を組み立てていかなければ、建設的な議論にはなりません。
1118tgc
※「TICA Standards 分析:EAR Size」は休みました。

====================================

【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日(月)が最後となり、今後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2023年11月11日 (土)

Toyger(TG)ブリードセミナーParrt 1フォローアップ講座①

TICA Japan Members' Training & Development Acatdemy (TICA Japan TDA)主催で11月5日(日)に行ったToyger(TG)ブリードセミナーで出た質問や意見等についてフォローアップし、次回Part 2(11月18日)につなげたいと思います。

【Toygerにおける「Glitter」の日本語訳は?】

TGにおいて「Glitter」は必須(※GlitterがなければPENALIZEの対象になります)であり、5日(日)のセミナーでも説明がありましたが、StandardにおいてCOATの中に「Texture/Density」と並んでわざわざ「Glitter」という項目を立てているわけですから、重要であるとの基本認識が欠かせません。

最適な和訳があればいいのですが、ないのでカタカナ表記で「グリッター」としますが、COATの「光沢」とは違いますので注意してください。

そのことは「光沢」の英訳を調べてみても「Glitter」が出て来ないことからも分かります。

「Glitter」には確かに「光を反射してキラキラ輝く」という意味がありますが、「複数あるいは多数の反射された光の点が集まって輝く」という背景を持ちます。

身近なファッションの例で言えば、スパンコールで装飾された衣装やバッグ等に対して「光沢があって綺麗ですね」と表現しないのと同じです。(※英語も同様に、Spangles on the model’s dress glittered under the spotlightsいった具合に使います)

【ShowにおいてMale/Neuterの方が有利?】

TGに限ったことではありませんが、Male/Neuterの方が有利か否かという疑問は誰しも持つかと思います。

しかし、基本を踏まえるという大原則からスタートすれば、Male/Neuterの方が有利であることはないということになります。

TICAのStandardを詳細に読めば、多くの猫種においてどこかに(冒頭の前文、本文、GENERAL DESCRIPTION、ALLOWANCES)のどこかに、Male/Neuterの方が一方的に有利にならないような配慮の記載がされており、TGで言えば「ALLOWANCES」のところに「Females may be somewhat smaller and less muscular than males and may exhibit no head ruff」と書いてあるわけです。

ですから、FemaleやSpayにおいて大きさや筋肉質の面で劣るという理由でMale/Neuterの方が有利になることはなく、もしこの「ALLOWANCES」を無視した審査が行われたのであれば(その疑いがあるのであれば)、出陳者(ブリーダー/オーナー)はしっかりと声を上げる(確認する)べきということになります。

【裏付け根拠のない主張や噂に惑わされないために】

もしかすると、メンバーの誰かが「Male/Neuterの方が有利なようにできているのよ」とか「FemaleやSpayは不利だから出すのはやめなさい」と物知り顔で言うかもしれません。

実際問題としてそういう傾向が全くないとは言いませんが、TICAのStandardを良く読めば、(猫種によって書き方や記載場所は異なりますが)、Male/NeuterとFemale/Spayで審査上の不当な差別が起きないよう配慮されていることが分かります。

裏付け根拠のない主張や噂に惑わされないためにも、出陳者はTICAのRulesや自分の猫種以外も含めてStandardsを勉強し〝知的武装〟をしなければならないのです。
1118tgb
※「TICA Standards 分析:EAR Size」は休みました。

====================================

【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日(月)が最後となり、今後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

全国の10月30~11月5日の感染報告者数は1医療機関当たり2.44人でした。前の週に比べ14.7%減り、5月に「5類移行」してから最少となりました。

2023年11月10日 (金)

TICA Standards 分析㊿EAR Size(4)Medium+

「Medium」がそもそも「中ぐらい」という抽象的で曖昧な英語ですから、「Medium」を巡るStandard上の表現や言い回しも多くあります。

「Medium」からそれを上回る幅を持たせた表現をまとめたのがきょうのBreed Groupです。

BM/BMLやLP/LPSの「Medium to Large」、EMの「Medium to Medium Large」はまだ分かりやすいほうだと思いますが、ABT/ABSの「Medium to Moderately Large」、THの「Medium to Slightly Large」は実に微妙な言い回しと言えるでしょう。
Ear-medium
====================================

【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日(月)が最後となり、今後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

東京都の10月30日~11月5日の感染報告者数は1医療機関当たり1.46人でした。前の週に比べ20.7%減りました。

大阪府の10月30日~11月5日の感染報告者数は1医療機関当たり1.54人でした。前の週に比べ15.4%減りました。

名古屋市の10月30日~11月5日の感染報告者数は1医療機関当たり3.44人で、前の週に比べ0.6%減りました。

福岡市の10月30日~11月5日の感染報告者数は1医療機関当たり1.78人でした。前の週に比べ5.3%増えています。 

北海道の10月30日~11月5日の感染報告者数は1医療機関当たり6.51人でした。前の週に比べ8.1%減りました。

2023年11月 9日 (木)

TICA Standards 分析㊾EAR Size(3)Other Large

EAR Size(1)とも関連しますが、「Large」の前に付く副詞の続きになります。

TICAのStandardでは「Rather」「Moderately」「Slightly」の3種類があり、「Rather large」はRBだけ、「Moderately large」はAUMとTVだけ、「Slightly large」はKMだけです。

「Moderately」は「適度な/ある程度な」であって、「しかしそれほどではない」という意味合いを含みます。

「Rather」は「Very」の控えめな表現として「やや/ある程度」という意味であり、「Moderately」よりも高い程度/強度となることを覚えておきたいところです。

ちなみにRBではEYEsのところでも「Rather large」という表現を使っており、RB Breed Committeeのこだわりが表れていると言えるかもしれません。
Ear-large_20231107085601
====================================

【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日(月)が最後となり、今後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2023年11月 8日 (水)

TICA Standards 分析㊽EAR Size(2)Large

単純に「Large」としているBreed Groupは最も多く、15に及びます。

このうち14のBreed Groupは冒頭に「Large」(※JB/JBL含む)が来ていますが、CUだけは「Tall」が先に来て、その後に「Large」が続く点に注意したいところです。

配点はTAの10点からSGやNBの5点まで幅がありますので、その点も押さえておきましょう。
Ear-laerge
====================================

【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日(月)が最後となり、今後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2023年11月 7日 (火)

TICA Standards 分析㊼EAR Size(1)Large+

20回にわたりEARsへの配点を見てきましたが、きょうからEAR Size分類を掲載します。

TICAの猫種ごとのStandardを仔細に見ていくと、ひとくちに「Large(大きい)」と言っても細かく分かれていることが分かります。

Judgeであれば〝いまさら感〟があるかもしれませんが、これからJudgeを目指すメンバーは違いをしっかり把握して審査に臨んでもらいたいと思います。

Standardの記載上、最もERAsが大きいのはSI/BA/OS/OLとSEの2つのBreed Groupであり、「Strikingly large」と定められています。

ここで注意したいのは同じ「Strikingly large」だからと言って配点も同じではないという点です。

EARs配点ランキングの復習になりますが、SEが12点であるの対し、SI/BA/OS/OLは7点と5点の開きがあります。

また、SEは冒頭に「Strikingly large」が来ているのに対し、SI/BA/OS/OLは「Wide at base」が先に来て、その後に「strikingly large」と続く点に留意したいところです。

「Large」にはその前に様々な副詞が付きますが、通常の大きさを上回る程度を示す副詞の違いは10月11日(水)のブログで書いた通りですので、こちらも復習してもらえればと思います。
Ear-large_20231107084501
====================================

【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日(月)が最後となり、今後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2023年11月 6日 (月)

Toyger(TG)ブリードセミナー、次回Part 2は11月18日(土)です。

昨夜、TICA Japan Members' Training & Development Acatdemy (TICA Japan TDA)主催でToyger(TG)ブリードセミナーを開催しました。

Part 1はTGのStandardを中心に、ToygerのStandardだけに使われている特別な表現や言い回しを確認しつつ、〝デザイナー・キャット〟として創出され確立を目指しているToygerの特徴を学びました。

20:30までの予定でしたが、21時近くまで活発な意見交換をありがとうございました。

次回Part 2は11月18日(土)を予定しています。

ご都合により昨夜のセミナーに参加できず、第2回に参加ご希望の方には第1回の資料等をお送りすることも可能ですので、ご連絡いただければ幸いです。
1118tg
※「TICA Standards 分析:EYE Color」は休みました。

====================================

【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日(月)が最後となり、今後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

全国の10月23~29日の感染報告者数は1医療機関当たり2.86人でした。前の週に比べ12.0%減りました。

2023年11月 5日 (日)

きょう19:00~TGブリードセミナー(Part 1)、夕方まで参加申込み受け付けます

本日19:00~、TICA Japan Members' Training & Development Acatdemy (TICA Japan TDA)主催でToyger(TG)ブリードセミナー(Part 1)を開催します。

参加費は無料夕方まで参加申込みを受け付けていますので、もし時間の都合がつくようでしたらご連絡いただければと思います。
Tg5
※「TICA Standards 分析:EARs」は休みました。

====================================

【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日(月)が最後となり、今後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2023年11月 4日 (土)

明日5日19:00~、TICA Japan TDA主催で「Toygerブリードセミナー」

TICA Japan Members' Training & Development Acatdemy (TICA Japan TDA)主催で11月5日(日)と18日(土)にToyger(TG)ブリードセミナーを開催します.

明日は主にTGに焦点を絞って、Standardをはじめこの猫種の特徴の解説に重点を置く予定です。

18日(土)は明日のセミナーを踏まえ、TGのStanadard上の特別な記載や言い回し等について深く学ぶほか、Bengal(BG)やSavannah(SV)との違いを勉強することにしています。
Tg04
※「TICA Standards 分析」は休みました。
====================================

【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日(月)が最後となり、今後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

全国の10月23~29日の感染報告者数は11月6日(月)に発表予定です。

2023年11月 3日 (金)

5日のToyger(TG)ブリードセミナーで紹介する資料について

TICA Japan Members' Training & Development Acatdemy (TICA Japan TDA)主催で11月5日(日)と18日(土)にToyger(TG)ブリードセミナーを開催しますが、まずは5日(日)にスライドでお示しする予定の資料タイトルを事前にご紹介します。

①TICA Toyger Breed Introductionの日本語版(アクト式和訳)

②TICAショーへのToygerのエントリー数推移のグラフ(Savannahのエントリー数の推移と比較)

③Toyger/Bengal/Savannahの創出から現在に至るまでの歴史の比較

④TICA Toyger Standardの日本語版(アクト式和訳)

⑤TICA Toyger Breed Seminar資料の日本語版(アクト式和訳)

⑥Toygerのヘッドマーキングとパターン資料の日本語版(アクト式和訳)

なお、上記①と⑤については、参加申込されたみなさんに事前にお配りしますので、可能であればプリントアウトして当日、それも参照しながら参加していただければと思います。
Tg3
※「TICA Standards 分析:EARs」は休みました。

====================================

【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日(月)が最後となり、今後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

東京都の10月23~29日の感染報告者数は1医療機関当たり1.84人でした。前の週に比べ12.8%減りました。

大阪府の10月23~29日の感染報告者数は1医療機関当たり1.82人でした。前の週に比べ28.1%減りました。

名古屋市の10月23~29日の感染報告者数は1医療機関当たり3.46人で、前の週に比べ14.1%減りました。

福岡市の10月23~29日の感染報告者数は1医療機関当たり1.69人でした。前の週に比べ33.2%減りました。 

北海道の10月23~29日の感染報告者数は1医療機関当たり7.08人でした。前の週に比べ4.3%増えています。

2023年11月 2日 (木)

TICA Standards 分析㊻EARs(20)ABT/ABS TO SN

最後は配点が4点と最も少ないBreed Groupです。

ABT/ABSはきのうも紹介したように、OC、AUM、AC/ACL同様、「moderately large」の耳の大きさの部類に入ります。(Medium to moderately large)

また、SVのところで触れましたが、「Ocelli」を持つ数少ないBreed Groupです。SV、ABT/ABSとも「Ocelli」はdesiableであり、SVのほうは「pronounced ocelli are desirable」となっている点がABT/ABSとは少し違います。

SGで使われている「Pricked slight forward」はSGとHBだけに出てくる表現で、「pricked ears」は「立ち気味の耳」を表します。

SIとASから創出されたSNですが、耳の大きさや高さに関する定義はありません。

「Medium-broad at the base; continuation of the modified wedge, slightly rounded tips, in proportion to body」となっており、ある意味、「これでいいのかしら…」と思ってしまいます。
Ears-4-pointd
====================================

【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日(月)が最後となり、今後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

2023年11月 1日 (水)

TICA Standards 分析㊺EARs(19)SG NB TV

きのう取り上げたSR/SRLと、SGも対照的で、かつ微妙な定性的表現のオンパレードとなっています。

「a narrow or shallow base is undesirable」と敢えて記されているほか、ear furnishingsに関し、「Definite light colored」と定めているのもSGの特徴です。

「Deep cup」という言い回しはSGだけであり、これも特徴のひとつになっています。

NBもSR/SRL同様、極めてシンプルで「Large and pointed」と分かりやすい説明ですが、SR/SRLにように全ての項目においてこのようにシンプルというわけではありません。

「Moderately large」はOCのところで出てきましたが、TVも「Moderately large to large」となっており、このほか「Moderately large」のERAsを持つのはAUM、AC/ACL(ただし、その後にin proportion to headと続く)、ABT/ABS(Medium to moderately large)です。
Ears-5-points-6
====================================

【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日(月)が最後となり、今後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

« 2023年10月 | トップページ | 2023年12月 »

無料ブログはココログ