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2023年8月19日 (土)

「神事」も動物虐待? イワシの「密」にも批判?

日本でも2015年に〝動物虐待〟まがいのTICAショーがあり、主催クラブが処分を受けたわけですが、あれから8年余り経ち、動物愛護精神はますます高まりを見せているようです。

【伝統行事「上げ馬神事」も動物虐待に当たると批判】

三重県桑名市の多度大社で毎年5月に行われる伝統行事「上げ馬神事」を実際に観に行ったことはないのですが、三重県教委が馬を威嚇しないよう求める勧告を多度大社に出したということですから、それなりの理由と根拠はあったのであろうと思います。

報道によれば「勧告」は3つあり、①動物愛護の精神に従い、馬を威嚇する行為を根絶すること、②人馬共にけがをしないよう徹底した安全管理の下で行うこと、③神事の実施主体を明確にし、文化財としての在り方を改めて検討すること--求めたそうです。

私も知りませんでしたが、「勧告」は2011年以来、2度目とのことで、教育長は会見で「馬にとって過酷な状況なのは間違いない。今のままのやり方では社会の考えに沿っていないので、しっかりと改善を図るべきだ」と話したそうです。

【約3000匹のイワシが泳ぐ水槽にも「イワシが密だ」】

そうかと思うと、今度は千葉県九十九里町の名物ともなっている約3000匹が泳ぐ水槽に対しても「密だ」との批判が出ていることがニュースになっていました。

動物の権利擁護団体の代表理事がコメントしていて、「捕食者(外敵)がやってきて、集団で逃げる時にこのくらいの密度」とのことで、イワシにとって「過剰な状態が続いている」として「動物にとって厳しい状況である」との認識を示していました。

「展示廃止」を求める声に対して九十九里町の担当者は「正直驚いている」と困惑気味でしたが、まさに正直な感想かもしれません。

【キャットショーだけ無縁で例外と考えないほうがいい…】

2015年に〝動物虐待〟まがいのTICAショーは例外的に異常だったとは言え、キャットショーだけ「動物虐待」批判とは無縁で例外だと短絡的に考えないほうがいいと私は思っています。

審査ケージの大きさ、控えケージの大きさに規定はありませんが、どこからどんな批判や非難が舞い込んでこようが、「これだけのゆとりあるスペースを確保しています」と言えるぐらいであるべきではないでしょうか。

ショーの進行に合わせて何時間でも延長するのではなく、ショー開催時間は猫の健康(精神的にも肉体的にも)を配慮した時間をあらかじめ設定し、それを厳格に守るようにする必要があるかもしれません。

いずれにしても時代の要請に無頓着であってはならず、猫を犠牲にした上に「明るく楽しい」ショーなどあり得ないことを自らの心にしっかり叩き込むことが必要でしょう。

※「Savannah(SV)セミナーおさらい」は休みました。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日(月)が最後となり、今後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

全国の8月7~13日の感染報告者数は1医療機関当たり14.16人でした。前の週に比べ10.4%減りました。

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