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2023年6月22日 (木)

Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑨クラークの「パフォーマンス」

TICA Clerking Manual「INTRODUCTION」第3段落の真ん中の文章も、Clerking Schoolでは省いてしまうか、右から左に流してしまうところかもしれません。

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Clerks may answer questions from spectators and novice exhibitors, but at no time can the clerk's performance suffer.
(和訳)クラークは見学者や初めての出陳者からの質問に答えることは構わないが、決してクラークのパフォーマンスを損なってはならない。
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【ルールそのものの意味を理解するだけで終わらない】

なぜ、読み飛ばしたり読み流してしまうかといえば、文章そのものの意味と、その文章が意味するところを区別せず、そのものの意味だけを理解するだけで終わってしまうからです。

これまでのTICA Asia Region(現TICA Asia East Region)の勉強会は、この文書の和訳をなぞって終わりでした。

しかし、この文章が何を意味しているかまで解釈を拡張して理解するのが本当の「学ぶ」ということであり、「勉強会」のレベルを決めます。

【知識と能力、実力を兼ね備えれば無限の可能性が広がる】

何が言いたいかというと、「クラークのパフォーマンスを損なわない」のであれば、いくらでも「クラークは見学者や初めての出陳者からの質問に答える」ことができることになり、いわば可能性は無限に広がるということです。

知識と能力、実力を兼ね備えたクラークなら、見学者や出陳者の質問にしっかり、そして丁寧に答えることができ、逆にそうでないとなにひとつ答えられないということになりかねません。

正式な資格を持ち、毎年の更新テストを通ることはあくまで最低限あって、下を見ればきりがなく、これらを以て「クラークとしてパーフェクト」などと思い込んでいると躓き恥ずかしい思いをすることになります。

【努力して「知識」を積み上げ、「能力」を磨き続ける必要性】

確かにクラークが見学者や出陳者からの質問に気を取られてしまうと、クラークの仕事が疎かになったり、ジャッジに不必要な心配をさせかねません。

気を取られないようにするためには、豊富な知識と経験に基づき、見学者や出陳者からの質問に短時間で的確に答える必要があり、そうすることでリング全体の雰囲気に変な違和感や緊張感を与えることはなく、猫も安心することができるでしょう。

「クラークのパフォーマンス」と口で言うのは簡単ですが、真の意味で「パーフェクト」なパフォーマンスを発揮するためには、それなりの努力を傾けて知識を蓄積し、能力を磨く必要があるというわけです。
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日(月)が最後となり、今後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

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