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2023年6月20日 (火)

Clerking School基礎講座:Clerkの実務を学ぶ前に⑦責任逃れはできない

TICA Clerking Manual「INTRODUCTION」第2段落はClerkの自覚として極めて重要です。

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A clerk must be accurate and neat because wins awarded by the Judge and recorded by the clerk are the official show records. Initialing of a Judge's slip by the Head Ring Clerk is certification of accuracy. If there are errors in the posted results, they are the clerk's errors, even if the errors originated elsewhere.
(和訳)クラークは正確できちんとして(身だしなみも含めて)いなければならない。なぜならジャッジによって与えられ、クラークによって記録された成績が公式なショーの記録になるからである。ヘッド・リング・クラークがジャッジ・スリップに記載したイニシャル(サイン)が正確さの証明となる。もし実際の審査結果(掛けられたリボン等)に誤りがあり、それが何か他の理由に起因するにしても、それらはクラークのミスである。
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【「責任逃れ」が許されない規定を理解する必要】

中島みゆきの曲に「誰のせいでもない雨が」というのがありますが、この「INTRODUCTION」におけるClerkに対する責任規定も「誰のせいでもない」、Clerkであるあなた自身に責任があるということを明記しています。

何度かClerkをやっていると、Head Ring Clerkは何の気もなくルーティーンのように渡されたジャッジ・スリップに下にサインをしてMaster Clerkに回し、そのサインが「certification of accuracy」であることを忘れがちになります。

Master Clerkも、それぞれのスリップのサインがHead Ring Clerkによる「certification of accuracy」であることを気にせず、単にサインがあることを確認するだけに終わってしまいがちになりますが、それではいつか大きなミスやトラブルを招きかねないことは最近起きた事例を振り返れば分かるでしょう。

【MasterとHead Ring Clerkの適度な緊張関係が重要】

ジャッジ・スリップに間違いがあるにもかかわらず、そこにHead Ring Clerkのサインがあったなら、そのHead Ring Clerkは「certification of accuracy」を怠ったことになります。

ベテランMaster Clerkであるなら、Head Ring Clerkに対して厳しく指摘し直させるべきですが、馴れ合いでなあなあの関係だとTICA Clerking Manualは骨抜きになり機能しません。

お互いにルールに疎かったり無知であったりすることで共感し合ってしようものなら適度な緊張関係を維持するのは極めて困難になります。

【「even if the errors originated elsewhere」でもClerkに全責任】

この段落の最後の文章「If there are errors in the posted results, they are the clerk's errors, even if the errors originated elsewhere」は強調し過ぎることはないぐらいです。

TICA Asia East Regionで最近起きたマークド・カタログを巡るミスとトラブルは、要因分析すればいくらでも理由らしき事情は見つかります。

しかし、どこにどんな理由があろうと(見いだすことができようと)、「they are the clerk's errors, even if the errors originated elsewhere」であり、全責任はHead Ring ClerkとMaster Clerkにあるのです。
2clerking-manual-1_20230620150901
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【注目ニュース】※随時更新しています。

◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日(月)が最後となり、今後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。

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