「何度、扉が閉ざされても、私は前進しました」…
韓ドラならぬ印ドラをAmazonプライムで観ました。(※ネタばれあり)
「ダハード ~叫び~ 」は女性警部補を主人公にした犯罪捜査ドラマで、犯人がサイコパスということもあり、米「クリミナル・マインド」的な作りとなっています。(※インド映画特有の歌や踊りは出て来ません)
【「何度、扉が閉ざされても、私は前進しました」…】
タイトルにも掲げたこの言葉は主人公の女性警部補アンジャリ・バーティが語ったものです。
インドで女性警察官がどれくらいいるのか分かりませんが、先進国に比べれば少ないのではないでしょうか。
しかもそれだけではなく、彼女は下層カースト出身であり、その〝出自〟を隠すため、名前を「メグワル」(皮革や製靴、機織りを正業とする〝メグバル〟あるいは〝メグワル〟カーストいう人たちが存在し、名前でカーストの階層が分かるそうです)から「バーティ」に改名した過去を持つという設定であることが、この言葉が持つ「覚悟」を端的に言い表していると言えるでしょう。
【犯人逮捕による一件落着で終わらない奥深いテーマ性】
犯人は、下層カースト出身の女性を狙い30人近くも暴行・殺害した、いわゆるサイコパス(職業は文学を教える教師、結婚して子どももいる)で、主人公は見事、逮捕にこぎ着けます。
しかし、最終話で牢屋に入れられた犯人がこの主人公に次のように言い放ちました。
「警官がそんなに偉いのか。制服じゃ出自は隠せない。誰もが素性を知っているぞ」--。
【敢えて下層カーストの名前に戻す主人公の決断と覚悟】
ドラマの最後で主人公が向かったのは名前を変更するための役所。そこで彼女は再び元の名前に戻ることを決意しました。
12年間役所勤めをしているという役人も「『バーティ』から『メグワル』へに改名は初めてです」と驚きました。
それがどれだけ重い決断であり覚悟であったか、私の想像を遙かに超えたものであったろうと思います。
小さな趣味の世界も、いじめや嫌がらせ、依怙贔屓や差別などいろいろなことがあるかと思いますが、「何度、扉が閉ざされても」「前進」することの大切さを学び、身に付けてもらえればと願ってやみません。
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【注目ニュース】※随時更新しています。
◆新型コロナウイルス感染症の「5類移行」に伴い、これまでの「全数把握」による毎日の感染者数の発表は5月8日(月)が最後となり、今後は全国5000の医療機関からの報告をもとに公表する「定点把握」に変わりました。
◆東京都の19~25日の感染報告者数は1医療機関当たり6.22人でした。前の週に比べ6.3%増えています。
◆大阪府の19~25日の感染報告者数は1医療機関当たり5.16人でした。前の週に比べ13.4%増えています。
◆名古屋市の19~25日の感染報告者数は1医療機関当たり7.94人で、前の週に比べ9.2%増えています。
◆福岡市の19~25日の感染報告者数は1医療機関当たり7.47人でした。前の週に比べ4.7%減りました。
◆北海道の19~25日の感染報告者数は1医療機関当たり5.23人でした。前の週に比べ8.4%減りました。