未だ送られて来ない正しい「マスターカタログ」
あるショーでのカラートランスファーを巡る一連の出来事について、17日に送られて来た「訂正」版から1週間経ちますが、未だ正しい記載のマークドカタログは送られて来ません。
もしかしてだけど〜♪♪ではないですが、このまま〝知らん顔〟をするつもりでしょうか?
【訂正前と訂正後のマークドカタログを見ると…】
まずは訂正前と訂正後のマークドカタログがどのようなものであったかを振り返ってみましょう。
■訂正前の間違ったマークドカタログ■
■訂正版のマークドカタログ■
【訂正後でもなお問題が残る3つ理由と根拠】
では何が問題であって、今なお何が問題として残っているかと言うと…
①TICA Show Rules及びTICA Clerking Manualで定めた通りに記載していない
※Show Rules 216.6において「the judge shall mark his judge's book "wrong class-not judged"」、Clerking Manual 54.2.3.4.4において「The judge must mark his judge's book "wrong class-not judged"」と規定
②「Wrong class」であること(ルール/マニュアルの趣旨や目的、狙いを理解していない)
上記ルール/マニュアルでは「wrong class」と書くと定めており、「wrong color」と書くと定めていません。
つまり、単に「color」の間違いではなく、「class」違いであることの明記をルール/マニュアルは求めており、ルール/マニュアルの趣旨や目的、狙いに鑑みれば「wrong color」と書くのは間違っているということになります。
なぜなら、通常の一般審査においてJudgeが「wrong color」(いわゆる「ミスカラー」)と判断して黄色(カタログ上は「4」と記載)や白のリボン(同「5」と記載)を付けたり、5頭いても敢えてリボンを付けなかったりする(同「ー」と記載)ことがあり、「wrong color」と記載してしまうと、そうした場合と同じなのか違うのか、カタログ上、区別が付かないということになるからです。
③「not judged」であること(ルール/マニュアルの趣旨や目的、狙いを理解していない
上記ルール/マニュアルでは「not Judged」と書くと定めています。
これは審査したかしないかがキャットカウントに含むか含まれないかの判断基準になるから書かなければならない(助動詞shallやmustを使っている)からであって、勝手に省いてはなりません。
今回のケースも最初にTICA本部に送ったマークドカタログがルール/マニュアルに基づかない間違った記載になっていたことから、TICA本部が確認の問い合わせをすることになったわけです。
ですが、訂正版でこれらの間違いが解消したかと言えば解消していません。
他のマスタークラークが、この訂正版が正しい記載の仕方だと思い込んで同じ記載をしてしまったら、また同じ間違いを犯し、トラブルの原因を作ることになります。
【正しいマークドカタログの記載の参考例】
では、正しいマークドカタログの記載はどうあるべきだったでしょうか?
上記①〜③を踏まえた私の考える正しいマークドカタログの記載は以下の通りです。
これを最初から送っておけばTICA本部が確認の問い合わせをして来ることなどなかったと思います。
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【注目ニュース】※随時更新しています。
◆日本全国で23日、新たに8523人の感染が確認されました。前週比22.5%増えています。
◆東京都で23日、新たに1138人の感染が確認されました。前週比27.7%増えています。
◆埼玉県で23日、新たに440人の感染が確認されました。前週比25.0%増えています。
◆神奈川県で23日、新たに613人の感染が確認されました。前週比28.5%増えています。
◆千葉県で23日、新たに409人の感染が確認されました。前週比4.1%増えています。
◆大阪府で23日、新たに640人の感染が確認されました。前週比21.0%増えています。
◆愛知県で23日、新たに379人の感染が確認されました。前週比19.6%増えています。
◆福岡県で23日、新たに267人(うち福岡市99人、北九州市42人)の感染が確認されました。前週比12.7%増えています。
◆北海道で23日、新たに507人(うち札幌市117人)の感染が確認されました。前週比50.9%増えています。
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