「変わらない」「変えようと思うな」「夢など抱くな」
「今まで言われた中で一番絶望した言葉があります。『世の中は変わらない。だから何かを変えようなどとは思うな。夢など抱くな。死ぬまでただ生きろ』と。そんな言葉を聞かずに済む世の中を望みます」ーー。
今から13年前の韓ドラ時代劇ですから、仮に観ていたとしても内容を忘れてしまった人が多いかもしれません。
「チュノ〜推奴〜」で、イ・ダヘさん演じる奴婢オンニョン(後に両班の身分を買ってキム・ヘウォンと改名)が発した言葉です。
【この一番絶望した言葉を言われ続けた10年間】
韓ドラ時代劇と現代の日本の小さな趣味の世界が全く同じであることを「当然よね」と思うか、驚愕するかは人によって違うかもしれません。
しかし、私やアクトクラブ員、そしてアクトがこの10年間言われ続けてきたことは全く同じでした。
「TICA Asiaは変わらない。だから何かを変えようなどとは思うな。夢など抱くな。ただ猫を出していればいい」ーー。
私の活動はまさに「こんな酷い言葉を聞かずに済むTICA Asiaを望みます」のひと言に尽きます。
【まるで「両班」と「奴婢」の身分差別があるよう】
物語の時代は「両班」と「奴婢」の厳然たる身分制度があったわけですが、現在の猫界にそのような身分制度や身分差別はないはずです。
それでも同じような言葉が通用するということは、陰に陽にこうした差別意識を引き摺っているメンバーがいることを示しているのでしょう。
そうでなければ、「TICA Asiaは変わらない。だから何かを変えようなどとは思うな。夢など抱くな。死ぬまでただ猫を出せ」なんていうメンバーがいるわけがないのです。
【「世の中を変える」という理想を抱き果敢に挑んだ人々】
この韓ドラ時代劇をどのような物語と捉えるかは人によって違うかもしれませんが、チャン・ヒョクさん演じる主人公イ・テギル(両班の家で生まれるも没落し、逃げた奴婢を捕まえて連れ戻す推奴師となる)が身分制度のない平等な世を望み、オ・ジホさん演じるもう1人の主人公のソン・テハ将軍(無実の罪で奴婢に身を落とす)も世の変革を目指しており、冒頭のオンニョンの言葉も合わせ読めば、不条理な世の中を変えようと試みた人々の物語と見ることができます。
もちろん、どんなに情熱と決意があろうと、たった2~3人で世の中が変わるはずもありませんが、それでも歴史という長い時間軸で見れば、身分制度は廃止されたわけです。
「世の中を変える」という理想を抱き果敢に挑んだ人々を「なんと愚かな…」と冷笑する声があることは分かっていますが、小さな趣味の世界ぐらいは健全な姿に変わってほしいものです。
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