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2023年1月20日 (金)

こんな訳し方で「言語の壁」を乗り越えられる?②

なぜ「he/she」や「his/her」を、「they」や「their」に改めねばならないのでしょうか--。

欧米のTICAメンバー、あるいは韓国のTICAメンバーなら常識であっても、日本のTICAメンバーにおいてはある程度の解説が必要だと私は思っています。

【日本のTICAメンバーは「LGBTQI+」への配慮を自覚?】

「he/she」「his/her」は性やジェンダーに縛られた言葉であり、「LGBTQI+」が排除されてしまっているからです。

そこで「they」や「their」という性やジェンダーに縛られず、幅広い概念を意味する言葉に置き換える必要性が出てきました。

ここで次に問題になってくるのは「LGBTQI+」とは何かということですが、TICA Board MemberであるならRegionメンバーにしっかりした解説をできなければならず、単に「全訳」することより、こちらの方が重要でしょう。

【「LGBT」から今や「LGBTQI+」と認識する時代に入ってきた】

もしかすると、Regionメンバーの間でも「LGBT」までは知っている人がいるかもしれません。

「L」はLesbian、「G」はGay、「B」はBisexual、「T」はTransgenderの頭文字ですが、それに「Q」=Questioning、「I」=Intersexが加わり、さらにその他を示す「+」が付け加えられました。

ちなみに「Q」は自身の性自認(自分の抱く性)・性指向(好きになる性)が決まっていない(あるいは敢えて決めていない)セクシュアリティであり、「I」は一般的な「男性」「女性」どちらとも決めることができない身体構造を持つ人であり、この後に「A」=Asexual(他者に対して性的欲求や恋愛感情を抱かない無性愛者)を加えることもあります。

【小さな趣味の世界であってもトップなら知っておくべき】

日本においては小さな趣味の世界であっても、TICAは国際的な団体であり、世界の様々な社会的・文化的潮流と無縁ではなく、少なくともBoard Memberであるならそれなりの知識を常識として持ち併せていなければなりません。

「言語の壁」を乗り越えるためには、いかに乗り越えるかという思考判断が伴わなければ意味はなく、そうした思考判断に欠けていると「全訳」すればそれで終わり…みたいな感覚に陥ってしまうわけです。

「言語の違いによる情報格差」は単に翻訳の問題ではなく、「情報」をしっかり説明し解説する努力をしているかどうかにかかっていることがよく分かるかと思います。

※TICA Asia East Region公式サイトの「2023/Jan Meeting Agenda」全訳はこちら

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【注目ニュース】※随時更新しています。

日本全国で19日、新たに9万5953人の感染が確認されました。前週比47.6%減りました。

東京都で19日、新たに7719人の感染が確認されました。前週比42.5%減りました。

埼玉県で19日、新たに4447人の感染が確認されました。前週比40.9%減りました。

神奈川県で19日、新たに5634人の感染が確認されました。前週比39.7%減りました。

千葉県で19日新たに4057人の感染が確認されました。前週比41.4%減りました。

大阪府で19日、新たに6230人の感染が確認されました。前週比45.6%減りました。

愛知県で19日、新たに8573人の感染が確認されました。前週比46.1%減りました。

福岡県で19日、新たに4398人(うち福岡市1016人、北九州市850人)の感染が確認されました。前週比60.7%減りました。

北海道で19日、新たに2190(うち札幌市人)の感染が確認されました。前週比48.3%減りました。

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