こんな訳し方で「言語の壁」を乗り越えられる?⑨
TICA Asia East Region公式サイトの「2023/Jan Meeting Agenda」全訳で、Burmilla Group (BM/BML) Standard Changeの翻訳が「Burmilla Group(BM/BML)の規格変更について」となっていました。
【「Standards」をなぜ敢えて「規格」と訳す?理由は?】
テレビを「受像機」、コンピューターを「電子計算機」と言ったり書いたりするRegionメンバーはいないでしょう。
そうであるなら「Standards」は「スタンダード」であって、敢えて「規格」と訳すことはないと思うのですが、「再登板」してきた新DirectorのT氏は違うようです。
猫も「商品」であり、その概念の延長として「品種」があるとするなら、あくまで「商品」の「規格」であるという考え方も成り立つのかもしれませんが、私はそうした考え方には与しません。
【サイト掲載前に読まなかった?違和感を抱かない?】
「Standard」は直訳すれば「(到達すべき水準としての)規格、基準、標準」ですから、和訳自体が全くの間違いというわけではありません。
しかし、TICA Board Memberとして、そしてTICA Asia East Region Directorとして、敢えて「規格」という日本語を当て、それをRegion公式サイトに載せる理由や意図が私には全く理解できないのです。
冒頭の改正案の件名の後に続いて「Standardの変更」という訳も載せているわけですから、「規格」なんて漢字を敢えて使わず、「Standardの変更」あるいは「スタンダードの変更」で表記を統一すれば良かっただけの話でしょう。
Region公式サイトにアップする前に新DirectorのT氏は翻訳物を読まなかったのでしょうか。事前チェックの際に「規格」となっていても何の違和感も抱かなかったのでしょうか。
【猫界「Standards」の最適和訳は極めて難しい】
はっきり言って猫種ごとに定めた「Standards」の内容を最適な日本語に訳すことは極めて困難です。
というのも、別の機会に詳述するつもりでいますが、TICAにおいて「Standards」とは何か、要は「Standards」の定義がそもそもはっきりしてないということも挙げられます。
ただ、いずれにしても猫を愛する気持ちがあり、愛猫団体メンバーとしての自覚と誇りがあるなら、モノ扱いにつながる日本語を使わないし、それを堂々とRegion公式サイトに載せるようなことはしないでしょう。
※TICA Asia East Region公式サイトの「2023/Jan Meeting Agenda」全訳はこちら
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◆日本全国で30日、新たに2万0818人の感染が確認されました。前週比33.2%減りました。
◆東京都で30日、新たに1818人の感染が確認されました。前週比32.8%減りました。
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◆千葉県で30日、新たに894人の感染が確認されました。前週比34.9%減りました。1000人を下回るのは昨年11月7日以来です。
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◆福岡県で30日、新たに698人(うち福岡市107人、北九州市243人)の感染が確認されました。前週比32.6%減りました。1000人を下回るのは昨年11月21日以来です。
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