TICA AE RD選挙、〝元職〟立候補者「実績」を問う⑤「感情」で動き「根拠」で動かぬ人
すぐ感情的になる人、感情で動く人、自分の感情を優先する人--。
どこの世界にもこういう人がいて、こういうトップや上司がいると組織は常に混乱し、組織全体として健全な発展は望めません。
【「正当な理由」と「合理的根拠」を考えないで主張だけする】
TICA Asia Region Directorを2011~13年に務めた〝元職〟立候補者は「所信表明」で、あるルール変更の主張に関し、「私はジャッジとして、クラブオーナーとしてその主張に共感しました」と書きました。
おそらくこの人の中では「共感」という感情こそ重要であり、その主張に「正当な理由」があるかどうか、「合理的裏付け根拠」があるかどうかはあまり関係ないのかもしれません。
どんなルール改正案もそうですが、「正当な理由」と「合理的根拠」を理解しなければ改正案の提案書は起案できず、「正当な理由」と「合理的根拠」がなければBoardに諮られることなく、Rules Committeeの段階ではねられてしまうのが落ちでしょう。
【抜け落ちているRegion Directorとして受け止める視点】
「ジャッジとして、クラブオーナーとしてその主張に共感」することは自由ですが、今回、Director選挙の「所信表明」なのですから、Board Member/Region Directorとしての立場で書かなければならなかったはずです。
「ジャッジとして、クラブオーナーとしてその主張に共感」できても、Board Member/Region Directorとしてどう受け止めるべきなのかが問われるのであって、その視点が全く抜け落ちています。
2011~13年の時もそうでしたが、この人の中では今なお、Board Member/Region Directorとしての認識が醸成されていないことが良く分かります。
【「皆様が望むのであれば」するが「望まない」ならしない?】
TICA Asia Region Directorを2011~13年に務めた〝元職〟立候補者は「所信表明」で、「TICA会員の皆様が望むのであれば、ルール変更として提言するつもりでいます」と書いていますが、これもBoard Member/Region Directorとして認識に欠ける証左です。
Board Member/Region Directorの役割と職責に鑑みれば、「TICA会員の皆様が望まなくても」しなければならないことが出てきますし、「TICA会員の皆様が望んでも」しないという決断をしなければならないこともあります。
結局、「共感」という名の〝しがらみ〟に自ら身を沈めて雁字搦めになって何もできず、「火中の栗を拾う」こともしなければ、批判や非難を一身に受けつつ矢面に立って果敢に決断をすることもできないということが良く分かる「所信表明」だと言えるでしょう。
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【注目ニュース】※随時更新しています。
◆世界保健機関(WHO)の集計によると、10月31日~11月6日の週間感染者数で日本が世界最多の40万1639人(前週比42%増)となりました。2位が韓国(29万人)、3位が米国(26万人)、以下、ドイツ(22万人)、中国(21万人)と続きます。
◆日本全国で10日、新たに7万8263人の感染が確認されました。前週比15.7%増えています。
◆東京都で10日、新たに7969人の感染が確認されました。前週比19.2%増えています。
◆埼玉県で10日、新たに3823人の感染が確認されました。前週比19.6%増えています。
◆神奈川県で10日、新たに5190人の感染が確認されました。前週比32.2%増えています。
◆千葉県で10日、新たに2487人の感染が確認されました。前週比12.1%増えています。
◆大阪府で10日、新たに3780人の感染が確認されました。前週比0.03%減りました。
◆愛知県で10日、新たに4235人の感染が確認されました。前週比4.9%増ています。
◆福岡県で10日、新たに2141人(うち福岡市797人、北九州市317人)の感染が確認されました。前週比26.8%増えています。
◆北海道で10日、新たに8457人(うち札幌市3334人)の感染が確認されました。前週比15.8%増えています。
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