TICA投票の締切は日本時間11月21日(月)午後2時59分です。
【重要】米TICA本部がアップしている「2021 Membership Ballot Proposals」において掲載されている「Pros(プラス面)」「Cons(マイナス面)」は、必ずしも正当な理由と合理的根拠を記載したものであるとは言えないものも含まれている点に注意が必要です。

◆Proposal 1 - Amend By-Law 13.2.3(Membership Classes)
TICA会員の種類のうち「International Family」メンバーをなくすという改正案です。
詳細は下記ブログを参考にしていただければ幸いです。
・2022年1月23日 (日)【TICA】2022 Winter Board Meeting ルール改正案④
2022 Winter Board Meetingでは全会一致で可決しており、この改正案に対するマイナス面の意見は米TICA本部の「Ballot Proposals」に掲載されていません。
(なお、この改正案と関連したStanding Rule 103.3.1(「TICA TREND」の冊子郵送を希望せずオンラインで読む場合に会費を割り引く)改正案は賛成多数で可決済みです)
私はこの改正案に賛成します。
◆Proposal 2 - By-Law 15.5 (Production Companies)
By-Law 15.5の記載に残る旧い経緯(1994年)を関する部分を削除する改正案です。
この改正案に対するマイナス面の意見として「歴史的経緯が削除されてしまう」という記載がありますが、ByーLawの規定自体から削除されても、この改正案はAgenda(議案)やMinutes(議事録)に残るので、完全にTICAの記録から削除されてしまうものではありません。
2022 Annual Board Meetingでは賛成多数(1人のDirectorが反対)で可決しています。
私はこの改正案に賛成します。
◆Proposal 3 - By-Law 14.1、114.2、114.6(Gender Neutrality)
世界的な「ジェンダー平等」を目指す動きに合わせ、By-Lawにおける文言も「ジェンダー平等」に沿ったものに変更する改正案です。
詳細は下記ブログを参考にしていただければ幸いです。
・2022年8月 4日 (木) TICA Directorは「Gender Neutral」の旗振り役になれる人でなければ…
・2022年10月26日 (水) Director選挙、「公約」フォローアップ④「ジェンダー平等(Gender Neutrality)」を実現
この改正案に対するマイナス面の意見として米TICA本部の「Ballot Proposals」には、そもそも法令やルールのような文章や文言を解釈する場合は「ジェンダー平等」であることが前提にある、との記載がありますが、私は「ジェンダー平等」を意識したルールであることを明確にするためにも文言も「ジェンダー平等」に配慮した表現に変えるのは良いことだと思っています。
2022 Annual Board Meetingでは「異議なし」で可決しています。
私はこの改正案に賛成します。
◆Proposal 4 - Show Rules 24.3、24.4/Standing Rule 1026(Bad Debts)
出陳料等のも未納(不払い)への対応に関するルールの改正案で、その目的は次の3点です。
①当該ルールには米国中心の郵便サービスを巡る言及が残っており、現在、大部分のやり取りが電子メールであることに鑑み、文言を直す。
②現行ルールでは、出陳者に対する未納(不払い)に対する支払い期限を規定していないため、新たに規定する。
③TICAとしてクラブと出陳者の双方を大切にするルールにする。
詳細は下記ブログを参考にしていただければ幸いです。
・2022年8月23日 (火) TICA Annual Board Meeting ルール改正案ポイント解説②出陳料等の未納(不払い)対応
・2022年8月24日 (水) TICA Annual Board Meeting ルール改正案ポイント解説③続・出陳料等の未納(不払い)対応
この改正案に対するマイナス面の意見として米TICA本部の「Ballot Proposals」には、「返金の支払い期限をルールとして明記することで、クラブ側に資金繰りの問題が発生する恐れが出てくる。TICAの『クラブ憲章』に記載された全役員が特定のあるショーの運営や財務に積極的に関わるとは限らず、Standing Ruleの規定はTICA公認クラブの役員になることを躊躇させるかもしれない」と書いてあります。
ただ、大規模なショーにおいて直前に予期せぬ出来事により中止になる場合は別として、実際問題としてクラブ側に重大な資金繰りの問題が発生するとは考えられませんし、この改正によって「TICA公認クラブの役員になることを躊躇させる」とも思えません。
「恐れ」や「可能性」があったとしても、それが大きいか小さいかを判断する必要があり、この場合は極めて小さいとみていいかと思っています。
2022 Annual Board Meetingでは全会一致で可決しています。
私はこの改正案に賛成します。
◆Proposal 5- Show Rules 25.4、29.5.1 etc. (Gender Neutrality)
上記Proposal 3 と基本的に同じ理由により、By-Lawsの改正と合わせての改正案となります。
ちなみにBoard Governance PolicyとClerking ManualはByーLaws、Show Rulesに先立ち、文言は変更されています。
2022 Annual Board Meetingでは「異議なし」で可決しています。
私はこの改正案に賛成します。
◆Proposal 6- Registration Rule 33.10.3.5(Transfer New Breed Fee)
新しい猫種がAdvanced New Breed(ANB)に昇格する場合の料金はRegistration Ruleにおいて現在、50ドルと定められています。
ただ、TICAのルール全体の体系としてこうした料金設定はStanding Ruleの中で定めるとしており、Registration Rule 33.10.3.5(Transfer New Breed Fee)だけ例外的に残ってしまっていました。
これを他の料金体系同様、Standing Ruleの中で定めるとする改正案となります。
2022 Annual Board Meetingでは「異議なし」で可決しています。
私はこの改正案に賛成します。
◆Proposal 7 ー Registration Rule 34.3.1(New Color)
今回の改正案(追加案)は①新しいPatternやColorーに関するルールを明確化する②Judge、ブリーダー、出陳者がChampionship Classに出るようになる前にNew Traitsをっしっかり学べるようにする--というものです。
一方、この改正案に対するマイナス面の意見として米TICA本部の「Ballot Proposals」には「他のColorとしてショーに出陳されてきた猫がNew Colorとして再分類された場合、New Traitsのプロセスが正常に完了するまでChampionship Classでの(出陳資格)、TitleやRW/IWの資格を失うことになる」とありますが、それはある意味、仕方ないことであり、上記①と②の目的及びプラス面に鑑みれば改正(追加)の意味合いは大きいと思います。
詳細は下記ブログを参考にしていただければ幸いです。
・2022年8月25日 (木) TICA Annual Board Meeting ルール改正案ポイント解説④ニューカラーの手続き
2022 Annual Board Meetingでは全会一致で可決しています。
私はこの改正案に賛成します。
※「Director選挙、「公約」フォローアップ」は休みました。
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