正しい日本語で文脈を踏まえ常識の範囲で分かりやすく
TICA Annual Board Meeting、TICA Asia East Regional Showと続くなか、AE Region公式サイトにて「ディレクター選」の「お知らせ」を掲載し、その手続き的根拠となるルールの翻訳をリンクを張って紹介することは、きのうも書いた通り、とてもいいことであり、その努力は評価されるべきものではあると私も思います。
ただ、それはその和訳が文脈を踏まえた正しい日本語で、常識の範囲で分かりやすくなっていてこそであり、そうでないとせっかくの努力も報われないおそれが出てきます。
その象徴は「TICA会員の投票し資格・投票に関して」(原文ママ)の文書の冒頭の「113.1 Qualification to Vote」のところに見て取れます。
ベテランのTICA会員であればいざ知らず、新しくTICAメンバーになった人や新たに猫界に入ってきた人にとっては「瑕疵のない会員」? その「瑕疵」なる言葉の意味するところが「一般的に備わっていて当然の機能が備わっていないこと」ってどういうこと??--と首を捻ってしまうことでしょう。
どうしてこういう問題が起きてしまうのでしょうか。
私なりにいくつか考えてみました。
①どれが一番適切に和訳するか機械翻訳の選択を間違えている
仮に機械翻訳に頼らざるを得ないとしても、今や機械翻訳が数多くある中で、どれが一番適切な和訳をするか調べず、一番まともな機械翻訳を選択していないのではないかという問題です。
頑なに一つの翻訳エンジンに頼り切ると今回のような問題が起きやすいことは今や常識です。
Asia East Region Directorが使っている機械翻訳はどれだか分かっていますが、TICAのルールの翻訳に最適と言えるかどうか--。
機械翻訳の選び方を間違えている可能性は否定できません。
②機械翻訳の和訳をよく吟味しないで鵜呑みにし過ぎている
これまでも同じようなミスを繰り返していると思われるのが、機械翻訳の和訳が相応しいかどうかよくよく考えず、鵜呑みにし過ぎているのではないかという点です。
Asia East Region Directorが使った機械翻訳は「a member in good standing」を「瑕疵のない会員」と和訳したようですが、この文脈では明らかに不適切でしょう。
「good standing」の意味を改めて調べれば分かりますが、「be in good standing」の形で「〔会費・学費などを〕納入済みである」という意味があります。
ネット検索で英和辞典を引けば、簡単に「member in good standing 」=「《a ~》会費を納入済みの会員」と出てきますから、機械翻訳を鵜呑みにしないで自分で確かめるという習慣が身に付いていれば、今回のような〝誤訳〟あるいはRegionメンバーが首を傾げてしまうような常識外れの和訳は防げた可能性が高いと言えます。
※TICA AE RDは「誰でも同じ」→「居ても居なくても同じ」?は休みました。
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