歴代TICA Asia Directorによる名誉毀損/ハラスメント訴訟:最高裁上告の理由⑱
◆スプレンダーの得点だけでは逆転できなかった①
東京地裁民事50部による1審「判決」は「本件ショーにおいて高順位となる見込みが低い猫が多数出陳され、このことがスプレンダーが通常のキャットショーにおけるよりも多くの得点を獲得することにつながり、サンダンスキッドの得点を逆転した」(東京地裁判決16頁16~19行目)と判示し、東京高裁第12民事部もこの判断を維持しました。
【裁判所の判示は出陳者と猫に対する〝侮辱〟で許されない】
この判示には2つの重大な問題があります。
1つは「高順位となる見込みが低い猫が多数出陳され」たという事実認定に関する部分であり、これまで詳述してきたように事実無根もいいところなわけです。
それにもかかわらず、「このことが」として「スプレンダーが通常のキャットショーにおけるよりも多くの得点を獲得することにつながり…」としたことは司法に対する国民の信頼を大きく損う、大間違いの判示と言えます。
キャットカウントが大きかったことは事実ですが、そのことを「高順位となる見込みが低い猫が多数出陳され…」と言い換えて決め付けることは、キャットショーに疎いと言うことでは済まされず、出陳者と参加した猫自体に対して極めて失礼な〝物言い〟であり、断じて許されません。
【逆転要因は2つあり、どちらかだけでは逆転不可能だった】
2つ目は、「サンダンスキッドの得点を逆転した」要因についてです。
裁判所は「スプレンダーが通常のキャットショーにおけるよりも多くの得点を獲得することにつながり…」と、あたかもアクトショーの得点だけで逆転したかのように判示しましたが、この点もこれまで何度も取り上げてきたように事実と異なります。
同じ週末にサンダンスキッドは米国オクラホマ州のショーに参加していたわけですから、サンダンスキッドも高得点を獲得していれば逆転されることはあり得ませんでした。
【ショーに疎いが故に8点差が意味することを分からず?】
TICAメンバーであったり、ちょっとショーで猫を走らせた経験があれば、Awardポイントにおける8点差が意味するところは分かるはずです。
自分の猫とライバルの猫のファイナル順位が1つ違えば11点の差が付き、8点差ということはサンダンスキッドの最後のショーのどれかひとつのリングで順位が1つ上がるだけで逆転されなくて済んだ(=3点差で首位をキープ)ことを意味します。
スプレンダーは全て「ベスト」でしたから、それ以上、ポイントの伸びは不可能でしたが、サンダンスキッドの成績は芳しくなく、さらに上乗せが可能だったのに低得点にとどまったからスプレンダーに逆転を許したのでした。
(続く)
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