Show Rule 26.1.2の「文理解釈」と「論理解釈」㊦
TICA Asia East Region公式サイトの「重要なお知らせ」に敢えて記載したということは、おそらく出陳者からShow Rule 26.1.2に関連した問い合わせがあったのでしょう。
もしそれに対するAsia East Region Directorとしての公式〝回答〟が「重要なお知らせ」の注記であったなら困ったものと言わざるを得ません。
【解釈次第で出陳者に理不尽な不利益を強いることになる】
なぜなら今回のように、ルールの独善的あるいは恣意的な解釈次第で、出陳者に理不尽な不利益を強いることになりかねないからです。
① シングルケージの2倍の広さのWケージ(あるいはマイケージ)に成猫2頭を入れようと出陳者が思っていても、Asia East Region Directorの〝解釈〟だと「1個のケージ」ということになって「成猫は1匹まで」しか入れられないということになってしまうからです。
② 同様にWケージ(あるいはマイケージ)に子猫3頭を入れようと出陳者が思っていても、Asia East Region Directorの〝解釈〟だと「1個のケージ」ということになって「子猫は2匹まで」しか入れられないということになってしまうからです。
【ショーマネージャーはなぜ異議を唱えなかったか?】
今回のRegion Showのショーコミッティーを見ると、エントリークラークはAsia East Region Directorが務め、ショーマネージャーはRegion Director経験者で次期Director選挙に立候補しているT氏が就いています。
肩書だけから見れば、これ以上ない〝布陣〟であって、ルールの解釈によって出陳者に理不尽な不利益を強いることなど絶対にあり得ません。
しかし、現実はこのブログで書いている通りであり、次期Director選挙を控え、TICA Asia East Regionが抱える〝お寒い状況〟を2人揃ってタイミング良くさらけ出したということになります。
【ルールに疎いメンバーが運営するとこうなる典型例】
ショーマネージャーとエントリークラークのやり取りは知る由もなく、もしかしたらショーマネージャーが問い合わせを受け、それをエントリークラークに伝え、エントリークラークが解釈が正しいかどうか確認せず掲載した可能性もないとは言い切れません。
ですが、いずれにしても2人が26.1.2によって矛盾が生じることに気付かず(あるいは気付いても矛盾が生じることに疑問を持たず)、出陳者に理不尽な不利益を強いる〝文理解釈〟を優先したことは間違いありません。
私が願うTICA Asia East Regionの運営はTICAのルールに精通したメンバーが、他のメンバーや出陳者に理不尽な不利益を強いるようなルール〝解釈〟をしないということに尽きると言っても過言ではありません。
(参考)紫色の四角で囲った部分が問題のルールの和訳と注記です。
※「2019年のAE Region Director選挙を振り返る」「TICA Annual Board Meetingルール改正案ポイント解説」は休みました。
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