歴代Asia Director O氏による「附帯控訴」を検証する㊼
◆6◆ルール違反が「枚挙にいとまがない」は事実か虚偽か②
附帯控訴人で、TICAアジアディレクターを通算3期9年間務めたO氏側は、附帯控訴状において「附帯控訴人によるルール違反が枚挙にいとまがないとの事実が真実か否かであるところ、原判決の摘示した違反行為は2つに過ぎないものである。 2つだけではルール違反が枚挙にいとまがないと言える程に多数の規則違反があったとは到底いえないため、ルール違反が枚挙にいとまがないとの事実は虚偽であるし、附帯被控訴人が真実であると信じたことについて相当の理由もない」と主張しました。
【O氏側は準備書面でも尋問でも「ルール違反ではない」と反論せず】
しかし、不思議なのは、O氏側が裁判において準備書面でも本人尋問でも、私たちが提出した「乙29号証」のルール違反の数々について、「ルール違反ではない」あるいは「ルール違反とは言えない」などと、ひとつひとつ丁寧に反論しなかったことです。
O氏側が主張するように「ルール違反が枚挙にいとまがないと言える程に多数の規則違反があったとは到底いえない」と言うなら、裁判の中でしっかり反論しておくべきだったのではないでしょうか。
裁判所が判決の中で、具体例として「2つ」だけ取り上げたからと言って、「乙29号証」で指摘した40前後に及ぶルール違反がなかったことにはならないはずです。
【ルール違反があったと信じることの「相当の理由」はある】
O氏側は、私が「枚挙にいとまがない」と書いたルール違反の数々について、私が「真実であると信じたことについて相当の理由もない」と主張しています。
ですが、「乙第29号証」を見ても分かるように、私はこれだけのルール違反を確認したわけです。
数々のルール違反があったことは事実であり、真実であると信じたことについて相当の理由のあったことが分かっていただけると思います。
【ルール違反の〝常態化〟はTICAの信用と評判を落とす】
それにしても震撼してしまうのは、これだけのルール違反が行われたのが、TICAアジアディレクターを通算3期9年間務めた人物がオーナーのクラブであったことです。
発足して間もないとか、TICAのJudgeもライセンスクラークもおらず、TICA Region Directorを輩出したこともないクラブであったなら、いくつかのルール違反があっても仕方ないかもしれませんが、TICAアジア最大規模を謳うクラブでこのような違反の数々が行われたことは由々しき事態ですし、TICAの看板に泥を塗り、TICAの信用と評判を落とすことにつながります。
「枚挙にいとまがない」ほどのルール違反は論外であり、次のTICA Asia East Region Directorにはルールを熟知し、違反が起きないように気配りでできるメンバーでなければならないのは言うまでもありません。
(続く)
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