新たな団体「LCWW」の行動規範を考える④
9日(木)からの続きになりますが、新しい団体「LCWW」の「Code-of-Conduct(行動規範)」から何を学べるかを考えます。
【猫特有の遺伝病検査を行動規範で規定】
前後しますが、For Breeder “Friends”の4番目もこの団体の特色を表しているかもしれません。
④ I will actively test and keep record of any breed specific genetic problems (HCM, PKD, etc.)
日本の「改正動物愛護法」でもここまでの規定(※検査記録を保存しておくことも含めて)をしていませんから、日本のブリーダーにとってはより厳しいものと言えそうです。
【猫の譲渡先も厳しく行動規範で規定】
ブリーダーにとってのオーナーの規定も盛り込んでいます。
⑧ All kittens or cats will be matched with the best possible owners and I will aim to keep contact once per year
「the best possible owners」の「the best」が具体的に何を指すのかは不明ながら、こう書いてある以上、ブリーダーにおいてはどういった意味において「the best」と言えるのか、説明できなければなりません。
また、1年に1回連絡を取り合うようにするというところも「aim to keep contact」となっていますが、〝売り専〟ブリーダーにとっては重い負担となりそうです。
【「ensure the environment is perfect」も厳しい?】
For Breeder “Friends”の9番目もなかなか厳しい要求水準ではないでしょうか。
⑨ I will interview all prospective owners and ensure the environment is perfect
オーナーの「the environment」が「perfect」であることを「ensure」するというものですが、ブリーダー同士であれば可能でも、一般オーナーに対しては厳しいように感じます。
対面で話を聞いて判断するだけではなく、実際に飼育環境を確認し、「perfect」であることを「ensure」するのは容易ではないように感じます。
(続く)
※「歴代Asia Director O氏による『附帯控訴』を検証する」は休みました。
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【注目ニュース】※随時更新しています。
◆日本全国で13日、新たに7956人の感染が確認されました。前週比12.6%減りました。
◆東京都で13日、新たに960人の感染が確認されました。前週比5.2%減りました。
◆埼玉県で13日、新たに436人の感染が確認されました。前週比12.1%増えています。
◆神奈川県で13日、新たに599人の感染が確認されました。前週比19.7%減りました。
◆千葉県で13日、新たに250人の感染が確認されました。前週比6.4%減りました。
◆大阪府で13日、新たに424人の感染が確認されました。前週比8.0%減りました。
◆愛知県で13日、新たに332人の感染が確認されました。前週比20.0%減りました。
◆福岡県で13日、新たに417人(うち福岡市80人、北九州市45人)の感染が確認されました。前週比32.5%減りました。
◆北海道で13日、新たに536人(うち札幌市263人)の感染が確認されました。前週比17.4%減りました。
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