歴代Asia Director O氏による「附帯控訴」を検証する㉛
◆3◆〝動物虐待〟まがいのショーは虚偽?〝虐待〟になりようがない?⑳
附帯控訴人でTICA歴代アジアディレクターのO氏は附帯控訴状で、「附帯控訴人が動物虐待したとは言えない」「虐待になりようがない」「附帯控訴人がE○○ショーにおいて動物虐待又はそれに準じる行為を行ったとの事実は虚偽である」などと主張したわけですが、百歩譲って〝動物虐待〟まがいでなかったとしても、「動物愛護」の精神に欠けたキャットショーを開催した非は免れないでしょう。
【TICAという国際団体の「動物愛護」精神のレベル】
TICAという国際団体のメンバーであるなら、一般の人よりも高い「動物愛護」精神を持つことが求められるのは当然であり、一般の人にとっては〝動物虐待〟まがいとはみなされない行為でも、TICAメンバーであれば〝動物虐待〟まがいの行為として自らを厳しく律する必要があるのも当然でしょう。
O氏自身が直接、手を下したわけではないにしても、そうしたショーを主催したクラブオーナーであることは間違いなく、O氏の主張は殺したり傷付けたりしていないから「動物虐待」にはならないし、〝動物虐待〟まがいの行為にも当たらないと言っているかのようであり、TICAのメンバーとしては恥ずかしい限りです。
高い意識を持って猫と向き合い、接しているなら、高さ23cm×幅43cm×奥行33cmの小さな小動物用キャリーにショーの開催時間中、成猫のベンガルを押し込めたままにしておくことを容認(あるいは黙認)することはなかったはずですし、水もごはんも与えず、猫トイレも準備していないなどということを〝放置〟しておくことなどなかったはずです。
【動物愛護団体からのキャットショー自体に対する厳しい目】
日本はもともと「動物愛護」の精神面で先進国に後れを取る傾向があり、TICA Asia East Regionメンバーにおいても、もしかすると世界の先端的な動物愛護団体がキャットショーに厳しい目を向けていることに無関心/無頓着かもしれません。
しかし、2015年4月25~26日の静岡市でのショーの状況を、今なお「虐待になりようがない」などと主張することは時代遅れもいいところであり、世間からは嘲笑の的となるばかりか、バッシングされかねない危険をはらみます。
本来ならTICA Board Memberを通算3期9年も務め、TICAのAllbreed JudgeでもあるO氏が率先して「動物愛護」精神を説き、その意識の向上を促すべきでしたが、全く真逆であったことは恥ずべきであるとともに悲しいのひと言に尽きます。
【「動物愛護」精神を涵養できる人物こそ次期Directorに】
TICA Asia East Regionでは今年、Director選挙が実施されますが、少なくとも〝動物虐待〟まがいのショーに関わったり、「動物愛護」精神に欠ける人物であったりしてはなりません。
また、O氏の息のかかった人物で、いつまた〝動物虐待〟まがいのショーを開くか分からないようなメンバーであってもならないでしょう。
高いレベルでの「動物愛護」精神を持ち、メンバーの「動物愛護」意識を啓発・涵養できるような人物を次のDirectorにしなければ、ますます世間の信用を失い、衰退していってしまうと懸念せざるを得ません。
(続く)
====================================
【注目ニュース】※随時更新しています。
◆日本全国で21日、新たに4万7131人の感染が確認されました。前週比14.7%減りました。
◆東京都で21日、新たに6713人の感染が確認されました。前週比21.4%減りました。
◆埼玉県で21日、新たに2987人の感染が確認されました。前週比22.7%減りました。
◆神奈川県で21日、新たに2783人の感染が確認されました。前週比25.6%減りました。
◆千葉県で21日、新たに2072人の感染が確認されました。前週比30.4%減りました。
◆大阪府で21日、新たに3565人の感染が確認されました。前週比17.3%減りました。
◆愛知県で21日、新たに2494人の感染が確認されました。前週比15.0%減りました。
◆福岡県で21日、新たに2494人(うち福岡市850人、北九州市538人)の感染が確認されました。前週比9.4%減りました。
◆北海道で21日、新たに3132人(うち札幌市1503人)の感染が確認されました。前週比13.2%増えています。
« 歴代Asia Director O氏による「附帯控訴」を検証する㉚ | トップページ | TICA、2022/23年度も引き続き全Regionで「Isolated」へ »