歴代Asia Director O氏による「附帯控訴」を検証する㉒
◆3◆〝動物虐待〟まがいのショーは虚偽?〝虐待〟になりようがない?⑩
附帯控訴人でTICA歴代アジアディレクターのO氏が附帯控訴状において繰り広げた、ベンガル成猫をずっと押し込めておいた小さなキャリーに関する主張の検証を続けます。
【「動物虐待たる側面があるわけではない」???】
O氏は附帯控訴状において「かかるゲージ(原文ママ、正しくはケージ)に入れることが虐待になるのであれば、甲第51号証又は甲第52号証のようなキヤリーケースに入れて猫を持ち運びながら旅行することも一律に虐待になってしまい、あまりに不当な結論となる」と主張し、続けて「したがって、規定に反するゲージの使用があったといえども、そのことのみをもって動物虐待たる側面があるわけではなく、附帯控訴人がE○○ショーにおいて動物虐待又はそれに準じる行為を行ったとの事実は虚偽である」と主張しました。
しかし、このO氏の主張に「そうね…」「そうよね…」と頷くTICA Asia East Regionメンバーがどれだけいるでしょうか。
O氏がオーナーのクラブ員なら「そうね…」「そうよね…」「その通りよね…」と一様に同調するとでも言うのでしょうか。
【いくつもの争点/議論のすり替えがここでも】
附帯控訴人でTICA歴代アジアディレクターのO氏は、「規定に反するゲージの使用があったといえども、そのことのみをもって動物虐待たる側面があるわけではな」い、と書いていますが、これも争点/議論のすり替えです。
私が問題視しているのは「高さ23cm×幅43cm×奥行33cm」の大きさの小動物用のキャリーの「使用」自体ではなく、2日間のショーの開催時間中、ベンガルの成猫をずっと閉じ込めておいた行為が問題であり、〝動物虐待〟まがいの行為ではないかと指摘しているのです。
いわば人間の「使い方」と猫にとっての「使われ方」を私は問題視しており、そこに「動物虐待たる側面がある」わけですが、O氏側は言葉を巧みに選ぶことで〝言い逃れ〟〝責任逃れ〟をしようとしているわけです。
【「使用」状況が問題であり〝動物虐待〟まがいであった】
附帯控訴状に書いてある「使用があったといえども、そのことのみをもって動物虐待たる側面があるわけではな」い…ことは当然であり、私も認めるところです。
ショー会場における控えケージから審査ケージまでの移動、旅行の際の電車やバスでの移動などで短時間、「使用」する場合は、そのことのみをもって動物虐待たる側面があるわけではな」いのです。
猫界とは無縁の一般人ならいざ知らず、TICA Boardメンバーを通算3期9年も務め、TICAのAllbreed Judgeである人物がこのような主張を司法の場で繰り広げていいはずがなく、TICAの看板に泥を塗り、貶めかねないと大きな懸念を感じます。
(続く)
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