歴代Asia Director O氏による「附帯控訴」を検証する㉞
◆4◆謝罪したにもかかわらず「『出陳拒否』は正当」と言い張る?①
附帯控訴人でTICAアジアディレクターを通算3期9年間務めたO氏がオーナーのクラブが3回ものショーで「出陳拒否」を繰り返した問題を巡り、東京地裁(民事50部)は判決で以下のように判示しました。
「原告は、E○○が主宰するキャットショーにおいて、平成26年以降、複数回にわたり、△△(アクトクラブ員)という特定の会員による出陳を拒否しているところ、原告が出陳拒否について謝罪する内容の裁判上の和解をしていること、同出陳拒否の違法性が争点になった複数の訴訟の判決の中にこれを違法と判断したものがあることなどからすると、被告の表明する、当該出陳拒否は組織的ないじめに当たるとの論評や、出陳拒否の違法性を争点とする別件訴訟における原告の対応は不当であるとの論評が前提としている事実は、重要な部分において真実である」(※原告はO氏、被告は私です)
【O氏側、裁判所判断が「妥当でない」「出陳拒否は正当」と主張】
これに対し、附帯控訴人で歴代TICAアジアディレクターであったO氏は附帯控訴状において、裁判所の判示は「妥当ではない」とし、「附帯控訴人の出陳拒否が正当なものである」と主張しました。
O氏の主張は明日以降、詳細に検証するにしても、普通のTICA Asia East Regionメンバーの感覚からすれば、「謝罪して解決金を支払っているのに、それでも『出陳拒否』が正当なものであったとはどういう理屈なのかしら?」と首を傾げるところだと思います。
もちろんO氏の取り巻きや、〝情実審査〟〝依怙贔屓〟といった恩恵を陰に陽に受けてきたクラブ員らにとってみれば、自分の頭で善悪の判断を考えることなく、O氏同様、今なお「出陳拒否は正当なものであった」と信じていることかと思います。
【「出陳拒否」が正当なら、なぜ続けなかったか?】
ですが、もし本当に「出陳拒否」が正当なものであったなら、なぜO氏はアクトクラブ員らに「深謝する」と謝罪した上に解決金の支払いにまで応じたのでしょうか。
本当に「出陳拒否」が正当なものであったなら、なぜO氏がオーナーのクラブは中途半端な形で「出陳拒否」をやめたのでしょうか。
「出陳拒否」が「正当なものであった」と言うのであれば、米TICA本部やBoard、TICA会長(当時)がなんと言おうと、なぜ「出陳拒否」を貫き通さなかったのでしょうか。
【「出陳拒否」が正当ならもっと他のクラブに広がったはず…】
附帯控訴人で歴代TICAアジアディレクターであったO氏の主張が本当に正しくて、正当性を持ち得るものであったとしたなら、おそらく当時のTICA Asia Regionの大多数のクラブに「出陳拒否」が広がっていたはずです。
しかし、実際はO氏がオーナーのクラブ以外には、その〝仲間〟のクラブ2つまでしか「出陳拒否」は広がりませんでした。
泣き寝入りしたり、同調圧力に屈したりしたTICAメンバーや当時のTICA Asia Regionのクラブにおいても、心の内では「出陳拒否」に正当性を見いだせないことが分かっていたと思うのですが、思考停止に陥って善悪の判断すら付かず、単に右往左往していただけだったのでしょうか…。
(続く)
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