歴代Asia Director O氏による「附帯控訴」を検証する㉝
◆3◆〝動物虐待〟まがいのショーは虚偽?〝虐待〟になりようがない?㉒
きょうのテーマも裁判で争点となることはありませんでしたが、まっとうなTICAメンバーであれば、ある意味、当然のことであり、TICA Asia Region(現TICA Asia East Region)においても厳格に遵守されるべきことでした。
【誰の猫であるかをJudgeに知らしめることはルール違反】
TICA Show Ruleを改めて読み返すまでもなく、猫の審査は誰の猫であるか分からないことを前提に審査するのが大原則です。
しかし、2015年4月25~26日の静岡市でのショーでは、25頭に及ぶベンガルの成猫が、小さな小動物用キャリーに押し込められたまま審査リング内に運ばれ、リングによっては審査ケージの中にまで入れられ、その小さな小動物用キャリーには猫の出陳番号と名前のラベルが貼ってありました。
こんなことをするのは一人しかおらず、これでは誰のどの猫かJudgeには一目瞭然であったことは論をまちません。
【全てのリングで行われ全てのJudgeに責任があった】
TICAのJudgeであるからには当然、TICAのルールに精通/熟知していなければならず、このような行為が行われていれば「ルール違反である」と出陳者に注意しなければなりませんが、このショーで審査した7人のJudgeから注意喚起が行われることはありませんでした。
TICA Asia Region(現TICA Asia East Region)においてルール無視が常態化していたか、このショーに限って全Judgeが〝グル〟になってルール違反に見て無ぬふりをし知らぬ存ぜぬを貫いたか、あるいは個人差こそあれ全員がルールに疎くてルール違反に気付かなかった--ことなどが考えられます。
もし、誰かひとりでも違反を指摘し、ルールを遵守させていれば〝動物虐待〟まがいの行為も行われなかったでしょう。
【主催クラブ/ショーコミッティー/クラークにも責任】
審査エリア内のこと、特に審査に直接関わる事柄については第一義的にJudgeに全責任があるわけですが、当然ながらクラーク/主催クラブ/ショーコミッティーメンバーが気付かなくても許されるわけではありません。
本来なら気付いて指摘や注意喚起をして正すべき関係者全員が何もしなかったことは極めて由々しき問題であったと言わざるを得ません。
どうしてこのような事態が放置されたのか--。ルール無視の組織風土が隅々まで蔓延ったと見るべきか、関係者全員がある目的のために〝グル〟になってルール違反に目をつぶったか…。
〝動物虐待〟まがいの行為はその手段であったことは、口に出さずとも関係者全員が知っていたことでした。
(続く)
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