無関心と傍観、使命感のない組織の中で㊤
TICA Asia East Regionメンバーに韓流ファンがいて「韓ドラ」に高い関心を持ってはいても、「未成年裁判」(Netflix)を観たメンバーは少ないかもしれません。
ちなみにこのドラマはNetflixのグローバル視聴時間ランキング(2月28日〜3月6日)で非英語圏シリーズの1位を記録しています。
【教え学ばせないことの末路】
何度も犯罪を犯す少年の判を担当する主人公の女性判事(右陪席)が、部長判事に対し、こう詰め寄ります。
「5年前、彼らは初めて法廷に立った。
部長が教えるべきでした。
家庭も学校も誰も反省させなかった。
せめて裁判所だけでも彼らを叱り、教えるべきでした。
それが我々の役割です」ーー。
小さな趣味の世界も同じであり、ルール違反やいじめ・嫌がらせに対し、誰かが加害者側をしっかり叱り、反省させ、教えなければ、「いくらでもプロテストしてください」などと、ショー会場でマイクを握って豪語するような人間が現れてしまうわけです。
【無関心と傍観、使命感のない組織の中で】
主人公の女性判事(右陪席)は続けます。
「彼ら(犯罪を繰り返す少年たち)は学んだ。
法は被害者の味方じゃない。
何だ楽勝だな。
たった3分で審判は終わる」ーー。
小さな趣味の世界も同じで、どんなに立派に見える「ルール」を整えてみても、その「ルール」はいじめや嫌がらせに遭ったメンバーの味方ではなく、どれだけのルール違反を重ねようが罰せられるわけでもなく、依怙贔屓や情実審査を繰り返すメンバーにおいて「(TICAのBoardなんて)楽勝だな」と思わせて来たように私の目には映ります。
【無関心なメンバーはみな〝加害者〟である】
場面は変わり、裁判を終え、法廷を後にしたもう1人の男性判事(左陪席)が女性判事(右陪席)こう問い掛けます。
「なぜ彼らはここまで落ちたんでしょう?」
それに対し、女性判事(右陪席)が語ります。
「子供を1人育てるには1つの村が必要だという。
逆に言えば、村じゅうが無関心なら1人の子供がダメになる。
皆が加害者よ」ーー。
使命感なく、傍観と無関心を恥じることないメンバーがいる限り、そしてそうしたメンバーが何らかの地位に就き〝実権〟を握ってしまう限り、その社会・団体・組織の健全さは決して取り戻せないのです。
※「歴代Asia Director O氏による『附帯控訴』を検証する」は休みました。
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【注目ニュース】※随時更新しています。
◆日本国内の新型コロナの感染者が18日、累計で600万人を超えました。一方、重症者数は991人と1000人を下回りました。
◆日本全国で18日、新たに4万9210人の感染が確認されました。前週比11.9%減りました。
◆東京都で18日、新たに7825人の感染が確認されました。前週比7.5%減りました。
◆埼玉県で18日、新たに4329人の感染が確認されました。前週比9.7%減りました。
◆神奈川県で18日、新たに5088人の感染が確認されました。前週比9.4%減りました。
◆千葉県で18日、新たに3048人の感染が確認されました。前週比8.9%減りました。
◆大阪府で18日、新たに3865人の感染が確認されました。前週比22.1%減りました。
◆愛知県で18日、新たに2601人の感染が確認されました。前週比16.1%減りました。
◆福岡県で18日、新たに2145人(うち福岡市609人、北九州市375人)の感染が確認されました。前週比19.6%減りました。
◆北海道で18日、新たに1714人(うち札幌市821人)の感染が確認されました。前週比4.3%増えました。
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