無関心と傍観、使命感のない組織の中で㊦
使命感など皆無で、無関心を装って傍観を貫く人としてのあり方は、その人物の「知識」と全く関係がないことは、今さら指摘するまでもありません。
【「知識」があることと「判断力」は全く別】
しかし、本人も周囲もそれなりの「知識」があることで、あたかも使命感があって適宜適切に判断できるであろうと思い込んだり、勘違いしたりすることが往々にしてあります。
それは猫の世界で言えば、Standardを完璧に理解し、その表現や言い回し等においても理屈では適切に解釈できたとしても、公平・公正・平等に審査できるとは限らないことからも分かるでしょう。
逆にStandardの「知識」が豊富な分、それらを都合良く捏ねくり回して、あたかも正しい審査結果であるかのように装う危険すらあることは、Standardを良く学んでいる一般メンバーであれば思い当たることがあるかと思います。
【適切な「判断力」は「使命感」と「責任感」によって育まれる】
「判断力」が問われる--というのは、地位や職責が重くなればなるほど重要になり、厳しく問われます。
ですが、「判断力」を鍛え、磨いてこなければ養われるはずもなく、「使命感」や「責任感」というエネルギーの〝源〟がなければ「判断力」が健全に育まれることはありません。
真の「使命感」と「責任感」が本当にあれば、間違ったことに対してはっきりと声を上げ、行動に移しているはずですから、無関心を装い傍観を貫く「事なかれ主義」の人は自ら「使命感」と「責任感」の無さを露呈しているということになります。
【〝火中の栗〟を拾うことなく身を投じることもない】
使命感なく、無関心を装って傍観者を貫き、「自己弁護」と「自己保身」に終始する人は、決して「火中の栗を拾う」こともなければ「火中に身を投じる」こともありません。
しかし、社会・組織・団体を健全に運営するためには、運営に携わる中枢メンバーが体を張って「火中に身を投じ」「火中の栗を拾」わねばならず、その覚悟を持ってしっかり声を上げねば実現しません。
どれだけの専門知識を蓄えようが、「使命感」と「責任感」に裏打ちされた「判断力」がなければ、「知識」の正しい使い道などなく、組織内において〝閑居して不善を為す〟だけと言えるかもしれません。
※「歴代Asia Director O氏による『附帯控訴』を検証する」は休みました。
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◆埼玉県で20日、新たに3323人の感染が確認されました。前週比19.5%減りました。
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◆福岡県で20日、新たに1762人(うち福岡市405人、北九州市326人)の感染が確認されました。前週比17.3%減りました。
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